近鉄の車両

2012年9月8日 (土) 16:11時点における>中之島線による版 (→‎5800系)
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<近畿日本鉄道

近鉄の車両

こんな車両ばかり…
  1. アーバンライナーが走ろうとアーバンNEXTが走ろうと1985年以前の生まれの人間にとってはいつまでも近鉄といえばビスタカー
    • 当然「II世」ね。編成はこれまた当然AかB。
      • どうせ速度じゃ新幹線に勝てないんだから、客寄せパンダに「IV世」を製造すべきだと思われる。アーバンライナーは正直飽きの来るデザイン。
        • 実は21000系の設計の際にビスタカーⅣ世も検討されたが、今の電車は高速化しており2階建車両は高重心で安定性に難があり、また朝夕の通勤客向け運用の際乗降に時間がかかりダイヤを乱しやすいこと、さらに座席予約システムや編成運用の都合などから見送られた。
          • これが幸いしてバリアフリーへの対応も容易にできた。同時期に登場した小田急10000形がハイデッカー方式を採用したがために早期に引退に追い込まれたのとは対照的。
        • がニュービスタカーの代わりみたいです。
        • いっそ名姫、伊姫特急用に「アーバンライナーVISTA」を新造すればおk。
          • ビスタⅡ以来の連接車構成は確実?ってゆーか車両限界はどうなるのか。
    • ラビットカーを知っている人はかなりの近鉄マニア。
      • 2200系、2250系、800系、10000系…以下略
        • むしろアーバンライナーは飽きがこないデザインだと思う。登場後20年以上が経過しているのに古さを感じさせないのはさすが。まさに私鉄特急の王様と言いたい。
  2. シリーズ21車両と従来の車両とを併結している列車をよく見かける。そればかりか、VVVF車両と非VVVF車両とを併結している列車もよく見かける。
    こちらはシリーズ21
    • よく見かけると云うか、日常茶飯事です。快急にシリーズ21+抵抗制御車なのが近鉄クオリティ!(ブレーキ信号の読み替え装置を開発したので併結できるようになった。これ、近鉄が世界で初めて作ったらしい。)
      • 田原本線用3連ワンマン改造車2編成+シリーズ21の快速急行というのも存在する。
    • かつては、1050系、920系といった釣り掛け駆動の車体更新車と8000系などのカルダン駆動車の併結もあった。貫通幌経由で行き来すると、駆動装置の音の違いがはっきりと分かり、マニアにはたまらなかったらしい。
      • 1050系って、1450系の間違いじゃないの?1450系、900系(920系も)の世代の車両はすでにカルダン駆動になってますよ。
        • 今は廃車になった特急の部品を使ってるカルダン化され改番もされたけど1050系は2410系の釣り掛け版、920系は8400の釣り掛け版だった。
          • 1050系じゃなくて1000系だろ、名古屋線用の機器再用車
    • 別に、関東でも小田急とか東武とかがやっているので不思議ではない。
      • 小田急は最大でも2形式併結だが、ここでは5形式(2両×5編成)もの異形式併結がある。6両編成に至っては、2形式併結がデフォ。特急でも標準軌では3形式の異形式併結、狭軌の特急だと4形式の異形式併結が日常的にあるけど。
    • シリーズ21のVVVFには、ヒューン系(加速するとヒューンという日立製作所製)とウィーン系(出だしでウィーンと引っぱる三菱電機製)がある。
  3. 「楽」という用途不明の車両がある。
    • 団体専用の車両。かつての「あおぞら」号の後継。
      • あおぞら号は、20100系以降は退役した特急車両(18200系→12200系)が就任している。「楽」は豪華版団体専用車。
      • あおぞらというネーミングはJR北海道の特急の名前に似ている。
    • 広く言えば、最後に製造されたビスタカー。
    • 「楽」の文字は榊莫山の筆
      • ところで、その人生きてるの?
        • 2010年10月3日に亡くなりました。
      • よかいち、よかいち
    • ちなみに系列名は20000系。
      • せっかくだから、これをビスタカーIV世にすればいい。
        • 確かに、団体列車にしか走らないのはもったいない。
          • 楽の座席は全席非リクライニングシート(固定クロスか転換クロス)なんですけど・・・
  4. 電笛の音が車のクラクションみたいな音で統一されている。
    • 地下で鳴らされるとかなりうるさい。
    • 車のみたいなのと電車らしいものの2つがあるようだが。電車らしいほうは非常用みたい。
    • 特急列車(ACE・アーバンライナー・伊勢志摩ライナー・さくらライナーのみ)と、シリーズ21は違う電笛を使用している。
      • ちなみに、空笛(電車らしいもの)は非常用のみではなく、トンネル進入時にも使われている。
        • 阪神本線に乗り入れるようになれば、岩屋や春日野道でも鳴らしそうだな。
      • 大阪線の大和朝倉~長谷寺間のトンネルは、空笛を鳴らす運転手もいれば、鳴らさない運転手もいる。
  5. スナックカーには現在スナックコーナーはない。
    • とっくの昔に死語になっている。
  6. 見た目はカルダン駆動車、中身が釣り掛け駆動車という車両が多かった。
    • その車両は本当に高性能化改造され、今でも現役(例:橿原・京都線920系→現・名古屋線1010系、名古屋線1000系)。
      • もっと古くは、名古屋線の6441系、大阪線のモ1421(モ2204復旧)というのもあった。
  7. 一本だけステンレスカーがある。
    • 3000系ですか?私はあれを「よろい電車」と呼んでます。
      • たった1編成・4連だけ製造してハイ、オシマイ。
      • もともと京都市営地下鉄烏丸線への直通用として製造されたが、地下鉄との直通を開始した頃にはもうVVVF車両の時代となり本系列での直通は叶わなかった。
        • 3000系以降近鉄にステンレス車両はいない。まぁ3000系自体が、近鉄におけるステンレス車の試作だったけど…。
          • 3000系で叶わぬ地下鉄乗り入れの夢は3200系(アルミ車体・VVVF制御)で叶った。
  8. シリーズ21は愛知・三重の路線では走っていないって聞いたけど本当?
    • マジな話。だって、名古屋線は別名「近鉄界の廣嶋支社」だものw
    • 上本町~鳥羽の間の急行・区快・快急では当然入るけど、名古屋線には決して入らない。代わりといってはなんだけど改造車のL/Cカーがたくさん。
    • 大阪線と山田線に入っているので、愛知は走ってないけど三重では走っている。
    • 試運転だけど名古屋線の塩浜までは入線したことある。
  9. 大阪線系の古い電車(2600系など)と奈良線系の古い電車(8000系など)は似たような形だがなぜか使い分けられている。
    • 近鉄の車両はどれも似たようなスタイルの車両ばかりで、さっぱり見分けが付かない。
      • 奈良線は裾絞り、大阪線は真っ直ぐ。全然雰囲気が違う。統一されたのはVVVF以降。
      • 大阪線と奈良線は車額の停車駅案内が違うから…。
        • つい最近まで、大阪・名古屋線系と奈良線系は連結器の取り付け位置や貫通路の渡り板の形状が違っていたので、そのままでは連結不可だった(要アダプター 特急車は大阪線仕様)
          • さすがに扱いにくいので、仕様統一したけど、最近になってまた連結器の取り付け位置を変更中。 今度は阪神にあわせるためだとか・・・・
      • 通勤車限定で、抑速制動の段数設定や、車いすスペースと優先座席が設定される向きが異なる。
    • 奈良線系の電車は動き出しは軽快だが高速で走るのは若干つらい、大阪線系の電車は動き出しは重そうでぎこちないが高速では余裕、と言った感じが有る。(旧型車での話。最近の電車はどっちも同じ。)
  10. 下1桁まで数字が入っている形式がある。
    • 6441系・1254系など
      • 6400系・1430系・1230系グループはカオスの神髄。
  11. 快速急行や急行がロングシートなのに、その前後の普通が転換クロスシートだったりする。
    • 乗車率を考えるとしゃーないわな。
    • この転換クロスの車両(5200系)は急行系統に使われるときは必ず宇治山田側につながれる。鶴橋・上本町の改札が大阪側(東側)なのでそちらの車両が混むからというのが理由。
  12. 青山町より遠く(伊勢方面)に行く急行はかならずトイレ付きが使われる。
    • 阪伊直通急行も今はロングシートが殆ど。L/Cカーや5200系は名古屋線が中心。大阪-伊勢といった所謂独占区間では「快適な列車に乗りたいのなら特急を使え」という横柄な態度になるのはどこも同じ。
    • しかし、トイレがある車両でも短距離運用では放火対策のためトイレは使用できない。
  13. 奈良線は新しい車両がよく来る。
    • 阪神乗り入れ対応車を揃える必要があるため
    • 一方で京都線はボロばっか
      • 名古屋線と比べれば…
        • なんば線開業以降はどちらとも比べ物にならなくなってしまった。
    • 元々別会社(奈良電気鉄道、伊勢電気鉄道)だった両路線と違い、近鉄の創業路線なので優遇されているのかも。
  14. 1230系(ロングシートのVVVF車)と5800系は阪神なんば線開通後、大阪・奈良・京都・伊勢志摩・名古屋・神戸(三宮)を股に掛けるすごい車両になった。おそらく私鉄車両としては日本一広範囲で運用されている車両だと思う。
    • 名古屋と神戸で同じ顔の車両が見られるのはすごい。
      • あくまでも「形式」としての話で、所属がちがうからそんな運用があるわけではない。
        • 最近は特急を乗り入れる動きもある・・・そうなると本当に・・・
        • 分類的には同じだけど、正しく言うと別形式なんですよね・・・
  15. 2011年現在、大手私鉄では唯一釣り掛け式駆動の車両を保有している。(内部・八王子線用260系)
    • 実は平成に入ってからも釣り掛け式の車両を製造したことがある。(現・三岐鉄道北勢線の270系)
      • 軽便線なのでしゃあないよ…。前者は冷房も載ってないし(載せられないし)。
        • 実は軽便線のカルダン車は実在した。しかしうまくいかず電装解除されてトレーラーとなった。ちなみにその車両は三岐鉄道に引き継がれて現存する。
        • 三岐鉄道は車内に冷房本体を設置して冷房化しました。
  16. 旅行会社「クラブツーリズム」専用の車両もある。
    • 種車は12200系の2両編成で、2011年12月23日にデビューした。愛称は「かぎろひ」
  17. 通勤車両は前面窓は大きいが、運転室との仕切りの窓は小さいものが多い。そのため座りながらのかぶりつきは難しい。

形式別

特急型

12200系

長らく近鉄特急の主力だった
  1. 近鉄特急史上最多の166両が製造された。ある意味近鉄特急を代表する存在。
    • ビスタカーとかアーバンライナーとか以外だったら必ずといっていいほどこれに当たる。
    • 製造両数は168両じゃなかったか?
  2. 初期車両は運転台の後ろにスナックコーナーがついていたが、増備車はスナックコーナーなしで登場した。
  3. リニューアルで車内が21000系並になった車両がいる。
  4. 1990年代の一時期試験塗装でブルーの部分が明るい色調になった編成がある。
  5. 15200系「あおぞら」と15400系「かぎろひ」はこの車両の改造。
    • 15200系は「あおぞらⅡ」を名乗っているが20100系が引退した後に18200系を改造した「あおぞらⅡ」があったので実際には「あおぞらⅢ」といえる。
  6. 洗面台がデッキに面している。

12400・12410・12600系

雨の大和西大寺駅に停車する12410系
  1. 通称「サニーカー」。
  2. 各系列とも似たり寄ったりの形態で、しかも各系列の数がすくないので見分けるのは困難。
    • 但し12400系のみは前面の行先表示機と標識灯・尾灯の形状が異なるので見分け可能。
  3. 12400系は当初12200系の増備車として計画された。
  4. 12410系は登場した時は3両編成だったが、しばらくして4連化された。
    • サ12560形は車両重心を下げるために床下に冷房装置を積んでいる。
  5. 比較的京都線でよく運用されている。

21000系

  1. アーバンライナーの主力車両。
  2. この車両がJR・私鉄の特急車両の設計に大きな影響を与えた。
  3. 当初は4両編成にもできるように中間に運転台付き車両が組み込まれていたが「アーバンライナー」があまりに好評なためその必要はなくなり、むしろ8両編成に増結されるくらいになった。
    • その中間に運転台が付いている車両が、6両から8両への中間増結車として活躍を果たしている。
  4. デラックスシート車は当初2両はあったが、「アーバンライナーnext」へのリニューアルに伴い1両になった。
  5. 計画段階では2階建て構造も検討されたがゆったりとした空間を提供するため結局採用されなかった。
    • しかしこれが近鉄=ビスタカーというイメージを変えることになった。
  6. この車両の登場時は現車が落成するまで徹底的に情報が伏せられた。完成予想図なども公開されなかった。

21020系

  1. 2代目アーバンライナー。通称アーバンライナーnext。
  2. VVVF音がどえらい音。
    • 22600系でも同じ音が聞ける。
  3. 21000系のリニューアルに伴う車両不足を補うために新造された車両のため、6連×2編成が製造されただけでその後の増備はない。
  4. 前面がどことなくE3系新幹線「こまち」に似ている。

30000系

ビスタEX
  1. ご存知ビスタカー。
  2. 1996年からリニューアルが行われ、新たに「ビスタEX」という愛称が与えられた。
    • 特に2階建て車両は2階部分が全て作り直された。リニューアル前は床が低くハイデッカーみたいな印象だったが現在は床がかさ上げされている。
  3. 大和八木以東では京伊+阪伊の併結特急でビスタカー同士の重連を見ることができる。
  4. 2階建て車両の1階部分はオマケみたいなもの。
    • リニューアル後はグループ専用席となっている。

通勤型

1000系

  1. かつては2200系の機器を流用した釣り掛け式駆動の車両だったが、後に800系や1480系などの主電動機と8000系の制御装置を流用してカルダン駆動に改造された。
    • 制御装置は8000系省エネ車と同じく回生ブレーキ付き界磁位相制御に変更された。但し抑速ブレーキはなかったため原則として大阪線には入線しなかった。
  2. Tc車(ク1100形)は全て1810系からの改造。
  3. 1001Fのサ1151-ク1101は大阪線に転用されて2430系と組んでいたことがある。
    • 本来1000系は名古屋線用で青山越えはできなかったがこの2両に限り青山越えを行なっていた。
  4. 1001Fと1002Fは4連、1003F~1008Fは当初2連であったがカルダン駆動化と同時に1810系と車両をトレードし3連となった。
    • 4連は当初トイレがなかったが後に取り付けられた。
  5. 1002Fは元1200系。当初から冷房付きであったため外観が異なっていた。

1010系

  1. ゾロ目ナンバー(1111号車)が存在する。
  2. 元々は920系と呼ばれ、京都線に所属していた。
    • 1000系と同じような旧型機器流用車だったが、旧ビスタカー10100系の機器を流用して高性能化された。
    • そのためVVVF車を除くと名古屋線車両では唯一車体幅が2800mmで裾が絞られている。
  3. 同じ車両が同じ場所で2回火を噴いてしまった。

1220・1230系

名古屋から神戸まで股にかけている
  1. 台車・ワンマン仕様などの差で1230・1233・1252系・・・と形式が多岐に分かれるが今ひとつ理解できない。
  2. VVVF装置は日立製。
  3. 名古屋線所属車両にはワンマン運転のため運賃箱がついている車両もあるらしい。
    • しかもそれが大阪線に乗り入れたこともある。
  4. 東は名古屋・南は賢島・西は阪神三宮までが運用範囲に入る。ある意味すごい車両。
    • さらに京都にも乗り入れる。まさに関西の主要都市を全て網羅する存在。
  5. 1251F~1257Fは実は2代目。正確には旧1200系(後に1000系)に1251・1351号車が存在したので1251Fに関しては3代目。
    • 旧1250系は1420系に改番された。
  6. 1233系からは全線標準車体というが、どこがどう変わったのかよくわからない。
  7. 大阪・名古屋線系と奈良線系の双方に配置されているが、その間を転属した車両は今のところ存在しない。

1400系

  1. 大阪線用の界磁チョッパ車。
  2. 奈良線用の8810系とほぼ同時期に登場した。
    • 違いは車体幅が狭く(2740mm・8810系は2800mm)、断面が直線であることと制御装置のメーカーが三菱製であること。
  3. 最後の編成(1507F)にはトイレが付いている。
  4. 全編成が大阪線に所属しているが、運用の都合で名古屋に入ることがある。
    • 特に上述の1507F。

1420系

近鉄最初のVVVF車
  1. 直流1500V電化路線では初の新造VVVF車両。
  2. 1編成2両のみの稀少な存在。まあ試作車両だから仕方がないか・・・。
  3. 他のどの系列とも異なる独特のVVVF音が聞ける。
  4. 大阪線所属だが近鉄名古屋駅に乗り入れたこともあるらしい。
    • 年に4・5回ぐらい名古屋線にやってくる。
  5. 車体は他のVVVF車とは異なり鋼製。
  6. インバータ車ロゴが他形式と異なりプレート
  7. 登場当時は1250系だったが、1988年には1251系に、1990年には1420系と2回改番された。
  8. インバータ車では唯一近鉄マルーン単色を経験した。(1250系デビュー時)
  9. 2006年に休車となりしばらく高安検車区内に放置されたが、2008年に更新工事を受け無事に復帰。しかし、音が3200系に近くなった。

1422・1430・1620系

  1. ほぼ1220系などと同性能だがVVVFが三菱製。
    • 発車時に発する音が何かお経を読んでいるみたいにも聞こえる。
    • 最初は3200系と同じ音だったが、ソフト変更で現在の音になった。
  2. 1422・1430系が2両固定編成で1620系が4・6両編成。
  3. 1422系は当初1250系と呼ばれていたが、1230系列の増加により空き番が足りなくなり改番された。

1810系

  1. 平坦な名古屋線用として製造されたため、当初は1M2Tの3連を組んでいた。
  2. 一部に1000系から編入された車両がある一方、T車の一部は大阪線に転出して2430系に組み込まれている。
  3. 1822Fは現役車両では唯一側窓にガラス製のノブを使用している。

2000系

  1. 車体は2800系と変わらないが、実は旧ビスタカー10100系の生まれ変わり。
  2. 名古屋線用だが性能的には大阪線も走れる。
    • 実際に大阪線で運用されていたこともある。
  3. 1両だけトイレがついた車両がある。(ク2107)
    • そのおかげで名古屋線で車両不足が発生したら、ほかの3両編成と組んで3+3の急行が走ることがある。

2610系

大阪~伊勢間直通急行の主力
  1. 登場時はボックスシートであったが、シートピッチが恐ろしく狭かった。
    • 4扉にも関わらずオールクロスシートにしたため。そのシートピッチは国鉄113系よりも狭く、肘掛すらなかった。
    • そのためか更新時にロングシートに改造されている。但しトイレの前だけクロスシートが残されている。
      • 同じようなケースは国鉄キハ35系気動車にもあった。
      • トイレがあることが幸いして現在も大阪線や名古屋線の長距離急行の主力。
  2. 名古屋線所属車両の中にはL/Cカーに改造された車両がある。

2800系

  1. 2610系のロングシート版。
    • とはいえ2610系がロングシート化され、逆に2800系の2811F・2813F・2815FがL/Cカーに改造されたため両系列の区別が曖昧になった。
  2. L/Cカーのほか2817Fにトイレがついているが、2817Fはトイレの位置がL/Cカーと逆になっている。
  3. 3両編成は全て名古屋線所属。

3000系

今は高安にいる
  1. 近鉄唯一のステンレスカー。
    • 東急車輌以外で初めて作られたオールステンレス車両。もちろん近畿車輛が独自の技術で製造を行った。
  2. 京都市営地下鉄烏丸線への乗り入れを前提に設計されたが、結局乗り入れは実現せず製造も1編成で終わった。
  3. 近鉄では新枢軸の技術を詰め込んだ車両だった。
    • 電機子チョッパ・電気指令式ブレーキ・デスク型の運転台・オールステンレス車体を採用。
  4. 角張った車体スタイルはその後の近鉄通勤車両に影響を与えたとみることができる。
  5. 一応奈良線に入線可能だそうだが、原則として京都・橿原線で運用されている。
  6. 2012年3月現在高安車庫で休車中。このまま引退か?
  7. 6月上旬にク3501を残して、3両が高安車庫にて解体された。
    • 1両だけ残ったが保存フラグか?
    • Wikipediaにこのことを書くと無条件に差し戻しされるらしい。

3200系

前面は個性的
  1. 京都市営地下鉄烏丸線乗り入れ用車両。
  2. 近鉄最初のVVVF量産車。
    • 初の量産車は南大阪線の6400系6401編成(Mi01)・6402編成(Mi02)なのだが…
  3. この車両以後アルミ車体が基本となり、1230・5800系などに引き継がれた。
  4. リニューアルの際LEDの車内案内装置がついた。
  5. 時々奈良線に入線することもある。
    • 時々どころか難波行などでよく見かける。地下鉄での運用の方が少ないんじゃないかと思うぐらいに。
  6. 他形式と比べて側面の赤の部分が多い。具体的に言えば側窓の上の塗り分け線が少し高くなっている。

5200系

名古屋線急行の主力
  1. 関西の特別料金不要で乗れる車両では最もグレードが高いと思う。
    • 3扉ながらオール転換クロスシートを装備している。JRの近郊型車両はドア付近が固定クロスシートになっているしオール転換クロスシートを採用していた京阪8000系も車端部がロングシート化されている。
  2. 大阪線よりも名古屋線所属車両の方が多い。
    • 名古屋線はJR東海の快速「みえ」との競合があるため。
    • 大阪線所属車両は急行よりも短距離の準急や普通に使用されていることが多い。宇治山田行き急行にロングシートに2610系が運用されているのを見ると思わず「逆だろ!」と叫んでしまう。
      • 明らかに特急誘導。
    • この電車をもとにJR西が221系を開発した。
      • 当の近鉄が増備してくれなかったので、JR西日本にコンセプトを売り込んだ結果である。

5800系

  1. 閑散時はクロス・混雑時はロングシートに転換できる画期的な車両。愛称はL/Cカー。
    • 今や似たような車両が東武やJR東日本にも登場している。
    • その割に外観は一般通勤車両と変わらない。
  2. 大阪・名古屋線用には奈良線用と異なりトイレが付いている。
  3. 阪神に乗り入れる時はロングシートにすることになっていたが、実際はクロスシートで乗り入れることもある。
  4. 実は1両だけ大阪線から奈良線に転用された車両がある。

6020系

  1. 南大阪線通勤車両の主力車両。全部で99両が製造された。
  2. 前期型と後期型では制御装置搭載車両とMG・CP搭載車両が逆になっている。
  3. 一部車両が養老鉄道に移籍した。
  4. 2012年、6051Fがラビットカー塗装に復刻された。
    • ただ6020系自体はラビットカー塗装で営業運転したことがない。

7000系

近鉄の通勤車両としては異色の存在
  1. 東大阪線(現けいはんな線)開業と同時に登場。
  2. 近鉄最初の第三軌条集電方式の車両。
  3. 塗装は他の近鉄通勤車両と全く異なる白地にオレンジとブルーの帯。
    • オレンジは生駒山から昇る朝日を、ブルーは大阪湾の海を表しているらしい。
    • この塗装が「アーバンライナー」の21000系に影響を与えたらしい。
  4. 鉄道車両では初めて通産省(現経産省)のグッドデザイン賞を受賞した。
  5. 同時期に登場した北大阪急行電鉄8000系と何かと比較される。
  6. 試作車両の4両は子会社の東大阪生駒電鉄(後に近鉄本体に吸収合併)により製造された。VVVF車両としての登場は近鉄1420系よりも僅かに早かった。
  7. リニューアルにより外観では7020系との区別がつきにくくなった。

7020系

  1. けいはんな線の学研奈良登美ヶ丘延伸に伴い登場。
  2. いわば「シリーズ21」のけいはんな線版。
    • 但し車体は鋼製。

8000系

かつての奈良線の主力
  1. 昭和の奈良線の主力車両
    • でも現在は奈良線が阪神直通主体になったことからむしろ京都・橿原線で主に運用されている。
  2. 通勤車では最大両数を誇った。(208両)
  3. 900系という形式を編入させる予定だったため、20番台から始まる。
    • だが、900系は編入されなかった。
  4. 先頭車と中間車を合わせると、1964年から1980年まで長い間製造された。
  5. 8069編成はアルミ車体試作車である。
    • ただし、2005年に廃車された。
  6. 8400系・8600系・8800系という派生形式がある。
  7. 界磁位相制御により回生ブレーキに改造された車両があり、4両編成の場合Mc-T-M-TcからTc-M-M-Tcに編成が変更されている。これに伴い番号もMcとTで交換されている。

8810系

  1. 番号だけを見ると8800系の増備車っぽいが実際には全くことなる。
    • 8800系が界磁位相制御、8810系が界磁チョッパ制御。
  2. この系列から車体デザインがやや角ばったものになった。
  3. 1400系の奈良線版。
  4. 性能は1400系と同一だが制御装置のメーカーが異なる。(1400系:三菱製 8810系:日立製)

9000系

  1. 8810系の2連バージョン。
  2. 当初は奈良線に配置されていたが現在は名古屋線に移籍している。

9200系

今は主に大阪線で活躍
  1. 当初は8810系の3連バージョンとして投入されたが後にT車を挿入し4連化された。
    • そのT車は1220系などと同じアルミ車体とされたため他の3両と車体形状が異なる。遠くから見てもすぐに判別できる。
      • 当初は9350形であったが9820系の登場に伴い9310形に変更。
      • 但し車内の蛍光灯カバーは廃車発生品を流用したため形状が異なる。
  2. 当初は奈良線配属だったものの一部が大阪線に移籍した。
    • 2012年現在9208Fだけが奈良線所属で他は大阪線。その代わり?8810系の8911Fが奈良線から大阪線に転属している。
    • トイレがないため長距離の急行には運用されないが、青山町までなら入線する。8810系の8911Fも同じ。

近畿日本鉄道
路線/奈良線系列(京都線/けいはんな線)
大阪線系列(山田線系列)・名古屋線系列
南大阪線系列勝手に新路線
車両形式別特急型大阪線・名古屋線用
奈良線・京都線用勝手に開発
列車種別特急(名阪)球団 偽モノの特徴