地方都市の比較

  1. 都市圏で見る限りは、先行政令指定都市である仙台市広島市までは都会。倉敷都市圏を合併した岡山市がそれに続く。岡山の次に、熊本新潟鹿児島などがある感じ。
    • 2035年までの人口増減率などから見ても、岡山市や岡山県は福岡市福岡県をしのぐ健闘ぶりを見せる。まさに大都会岡山。
      • 大手総合商社が撤退し、国の出先機関の多くを広島に置かれている中では、驚異的な数値。
        • 大手企業も多数岡山に本社を置いている。
        • それは岡山市に位置する岡山駅が、中国四国地方のターミナル駅であり、四国地方から東海道山陽新幹線に乗り継ぐポイントであるからではないか。
    • 他の地方都市に較べて、新幹線の開業(山陽新幹線)も早いし、のぞみも全部止まるので、地方都市no.1決定かな。
      • いや、静岡市浜松市が位置する静岡県は、他の地方都市のある都道府県を寄せ付けないほど人口密度が高い。
        • それを言えば、千葉市のある千葉県なんかだってそう。大都市圏の影響が強い都市は除外しなきゃ。
    • いや、そもそも日本の大都会と言えば、東京名古屋大阪だけであって、それ以外は田舎では。
      • しかし、仙台・広島とその他の後発政令指定都市や中核市では、都市の規模に差があることは事実。
        • 岡山や浜松、新潟、金沢のように先行政令指定都市ではなくても発展が進んでいるところもあるが。
  2. 後発政令指定都市では、新潟市の新潟バイパスはすごい。浜松市なども名古屋に近いこともあって、今後発展を続けそう。
    • 北陸の金沢vs新潟は、新潟県全体では今後は落ちていくものの、政令指定都市効果もあってか、今後も新潟市が力強く発展していく予定。新潟は金沢をしのぐ発展を続けていく。
      • 金沢は城下町として、新潟は港町として発展してきた歴史がある。
        • 新潟市は、北陸新幹線開業による2014年問題にも関わらず、よく健闘している。
          • 新潟県全体で新潟市を支えていくのかな。
    • いや、金沢市単独で見るのではなく、金沢都市圏全体で見ると、どうかな。
      • 同じ北陸の富山県も、富山高岡魚津などがグルになると、金沢・新潟をしのぎます。
        • 少なくとも、富山と魚津は別物だと思う。
      • その新潟と比較するときに、金沢市にその周辺を加えて論じるというのはいかがなものか。
  3. 伝統と文化では、加賀百万石の城下町である金沢の文化財はすごい。
    • 日本三名園である兼六園を有し、江戸時代には京・江戸・大阪などに次ぐ日本第四の都市として発展した。ちなみに、金沢以外の日本三名園の所在地は、岡山と水戸
      • 日本三名城の1つを有する熊本市もたいしたものだよ。
        • 同じ北陸の福井も文化財豊かなお土地柄。
    • 意外と知られていないことだが、金沢と岡山の対応関係はすごい。
      • 旧制ナンバースクール誘致、日本三名園、地元百貨店の存在など。他にもある。軍の拠点であったこと、文化が栄えていることなど。
        • 石川県と岡山県の話に変えれば、1県2医科大学がある点でも共通している。また、金沢市と実質的に同一の都市圏を形成している小松市は北陸地方最大の工業都市であり、岡山都市圏の二極の1つを形成している倉敷市は、大阪市に次ぐ西日本第二の工業都市である。
          • ちなみに、北陸工業地域の中核は、富山・高岡などの富山県である。
      • 金沢vs岡山は、歴史や伝統では金沢が有利であるが、産業・都会度などから見れば、岡山の方が有利ではないか。
        • 金沢を中核とする北陸経済圏では、富山や福井から金沢に人材が流れることが期待され、岡山を中核とする東瀬戸経済圏とその周辺である、福山高松から岡山に流れができていることが予想される。特に買い物なんかで。
          • 高松にも大きなデパートがあるし、高松市は四国地方の国の出先機関が集中する支店経済都市である。福井市の人は、金沢市に買い物に行くならば、京都市に流れるだろうし、福井には福井の伝統と文化がある。それぞれ本当に岡山や金沢に流れるだろうか。
          • 岡山に関しては、西に中国四国地方の中核である広島市があるので、福山市民もそちらに流れるのではないか。とすれば、意外と金沢の方が実力があったりして。
            • いや、普段一般市民は遠くに買い物に行かないので。岡山都市圏と金沢都市圏を直接比較して、岡山の圧勝では。
          • 日本において文化と伝統のある土地というのは、大和、吉備、出雲、筑紫。吉備の最大領地は兵庫の加古川から広島の備後までの領域。出雲を攻めたりもし、大和とは協力関係にあったが、その力を疎まれて備前、備中、備後、美作に分割された。全国45位までの規模の古墳は全て吉備と大和のもの。吉備では弥生時代から大規模な製塩をしており、また真金吹く吉備と謳われたように製鉄技術も優れていた。瀬戸内海の白砂青松の景色は、これらの産業が大量の木材を消費したことに由来する。そしてその製鉄技術は備前刀という形で現代でも受け継がれており、あらゆる刀の流派の中でも備前刀が最も多く国宝指定されている。また一方で備前焼は須恵器から発達し、日本六古窯の一つ。
  4. 北陸地方の新潟・金沢・富山はよく比較されるが、福井はその中にはなかなか入れてもらえない。確かに、新潟vs金沢vs富山・高岡と均衡するのに、福井は越前市(旧武生など)と合わせても、その100万スケールの競争には対応できない。
    • 特に、金沢vs新潟、金沢vs富山は一部で熱く語られる。
      • しかし、金沢vs富山はどうか知らないが、金沢vs新潟の勝負はもう決着が着きつつあるのではないか。
        • 金沢市が市町村合併に失敗したのに対して、新潟市は本州日本海側最初の政令指定都市に2007年4月に移行した。このことに象徴されるように、この勝負、新潟の勝ちだ。
          • 実際に、新潟・燕・弥彦・新発田・五泉・聖籠を合わせた人口密度と、石川県全体の人口密度を比較すれば、都市としての集積度がどちらの方が上かは歴然としている。ちなみに、それくらいの差が新潟と岡山の間にもある。
            • ちなみに、岡山駅・新潟駅・金沢駅の1日当たりの利用者数の違いも歴然としている。特に、岡山は新幹線の本数が新潟に較べるとそれなりに多く、金沢に至っては、まだ新幹線さえ開業していない。
      • もっとも、金沢・新潟ともに、意識の高い人の中には、金沢・新潟互いに意識せずに、仙台市をライバル視している人がいる。岡山をライバル視しているのは、兼六園など文化に興味のある一部の人だけ。
        • 岡山も、金沢・新潟ではなく、広島の方を向いている。
  5. 広島と岡山を比較することがある。市役所筋の写真あたりを見て、岡山の方が都会であると思っても、実際に広島と岡山を見比べるとその差は歴然としている。
    • 広島は1市だけで都市圏160万弱であるのに対し、岡山都市圏150万の数値は岡山市と倉敷市の2核で構成されていて、中心部DIDなどを見ても実力の差は大きい。
    • 広島には、中四国地方最大の繁華街である紙屋町・八丁堀がある。
    • 広島と岡山には、軍の拠点であったこと、地元百貨店を有するなどの共通点がある。
  6. 岡山県や岡山市が福岡県や福岡県をしのぐというのは言い過ぎた。辞書で言葉の意味を調べて、誤りであることに気付いた。岡山県や岡山市は福岡県や福岡市に匹敵すると訂正する。
    • 2035年までの人口増減率などから見ても、岡山市や岡山県は福岡市・福岡県に匹敵する健闘ぶりを見せると訂正する。
  7. 2022年発表の基準地価では、札幌市の住宅地上昇率はなんと全国1位を誇った。全国トップ10も札幌市に隣接する自治体が占めた。
    • 一方で道内の他の中規模都市、旭川、函館、釧路、帯広などは店舗の撤退や人口流出など苦戦が続いている。
      • ただし北海道は人口密度が低く広くて移動が大変で、となりの中規模都市や札幌まで何時間もかかるので、内地の同規模の都市よりはあきらかに拠点性が高い。
  8. 最近は札仙広福につぐ規模の都市として新静岡熊という造語が少しずつ普及している。ごろが悪い、西日本に片寄っているという面はあるが、なんだかんだ妥当な評価だと思う。
    • 16球団構想の拡張球団もここにおくとおさまりがいいのではないか。ただし、商圏の近さを避けるために、熊本を鹿児島に、岡山を四国にしてもいいかもしれない。
    • さらにそれらにつぐ規模の都市として、宇金松鹿というくくりもできているが、まだあまりメジャーではない。
      • これらも16球団構想に呼応できそうな感じはギリギリするが、近隣の都市のバックアップがないときつそう。宇都宮は首都圏とアクセスがいいが。
      • 「松」の立ち位置を巡って、松山と高松が係争中。

関連項目編集