東海の寺院

2016年11月25日 (金) 23:13時点における>中仙道による版 (→‎岐阜)
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岐阜

正法寺

自称日本三大大仏
  1. 岐阜大仏で有名?
    • とりあえず、自称日本三大大仏の一つらしい。
      • 高岡もそんなこと言ってたような……
        • 牛久と福井と神戸もな。
      • そもそも、鎌倉や奈良のとは格の違いがでかすぎる……
    • これを見に行くためだけに、ここまで行くのはナンセンス。長良川沿いの街並みや稲葉山観光のついでにどうぞ。
    • 大仏の「高さ」では3番目らしい。自称は外してもいいかもよ。
    • 写真を見ればわかるが、他の大仏との違いは色と素材。普通は銅製で緑色だが、これは木製で金メッキされている。
    • 影の薄さは日本一かも。岐阜市民でも知らない人がいる。
  2. 意外や意外、黄檗宗の御寺だそうで。
    • 案外、黄檗宗って、あるもんなんだな。

華厳寺

  1. 関西以外にある西国三十三霊場。ちなみにここが唯一。
    • 但馬や若狭、丹波や伊賀には1つもないのに……
  2. 西国三十三霊場の33番目の札所。つまりここが最後。
    • 精進落しに鯉を食うのが西国三十三霊場参りの習わし。
  3. 現在、過去、未来の3種の御朱印がもらえる。
    • 間違うて1つだけもろうて帰る人も居るから気をつけや。
  4. かつては名鉄がふもと(参道の入口付近)まで乗り入れていた。駅はまだ残っている。

飛騨国分寺

  1. 大銀杏。それ以外に何があるか知らない人が多い。
    • この銀杏、葉が一気に落ちるとその年は大雪になると言われている。しかもどのタイミングで一気に落ちたかで危険度は変化し、特に緑色のまま落葉したときはかなり危険と言われる。
      • 昭和56年度、平成18年度の豪雪を当てた実績あり。
      • 秋になると東海地方民は気象庁の予報より当たるとこの銀杏に注目する。

静岡

妙法寺

  1. 地元では毘沙門さんとして名高い。

清見寺

  1. 売りはなんといっても名勝認定の庭園。
    • ここが寺の売りだということを寺側もよく分かっているのだろう。ここだけ拝観有料。
  2. 家康公縁の寺らしいよ。
    • 太原雪斎が住職を兼ねていたからこう言われている。実際まあ臨済寺が本宅でこっちを別荘がわりに使っていた感はあるようであるが。
      • 因みに太原雪斎の母方の興津氏はこの辺りが拠点の海賊だったとか。父方の庵原氏も興津から山に分け入った庵原の豪族だし、そういう意味で故郷の実家みたいな役割も果たしていたんだろうか。
  3. 東名高速のトンネルの名前にもなっている。
    • 清見オレンジの名前の由来の一つでもある。
      • ただ、清見寺が「せいけんじ」なのに対し清見オレンジは「きよみおれんじ」なんだよなあ。
      • それと、現在の主産地の地位を和歌山県など他県に奪われている始末。寺の責任ではないが。
      • って言われてもなあ…… それを名付けたのは農研機構の職員さんだし、そこの元職員がそういう由来だって話もしてるんだよなあ。3つ上書いた私に言われても困るというか……

臨済寺

  1. 松平竹千代公が幼少期を過ごされた場所として有名。公が学問に励んで居られた部屋もある。
    • その教育係が太原雪斎。坊主のくせして軍師として今川家の殺生を勧めていた御仁。
  2. 裏山の傾斜を利用した見事な禅宗庭園がある。

尊永寺

  1. 遠州随一の厄除観音。行基が開基の古い寺。
  2. 冬以外は四季折々の見事な自然。でも一番入りが多いのは当たり前だが冬(というか正月3が日)。
  3. 全体的に鎌倉期の建築様式が色濃く出ているが、仁王門は桃山期の建築。
  4. 名物は厄除けだんご。
    • 地元民曰く、 昔のほうが美味しかったらしい。

龍潭寺

  1. 井伊谷と呼ばれる浜名湖の奥の方にある地域の寺。
    • 後の彦根藩になる井伊氏の菩提寺だったらしい。
      • そのためか地方の田舎寺とは思えないほど、金と手間がかかってる。京都の有名寺院と余り遜色ないレベル。
  2. 小堀遠州作の庭が美しいと評判。
    • もっとも、小堀遠州の造った庭はどこもそんな感じだけど……

愛知

豊川稲荷

豊川稲荷
大量のキツネの像
  1. 稲荷寿司と
    • 豊川稲荷。コ~ンコン
    • 豊川駅&豊川稲荷駅前にもキツネのモニュメント。参道の店もキツネのオブジェに店名を書いている。
    • 境内にもキツネのモニュメント(霊狐塚)がいっぱいある。
  2. 正月に車で行くと、漏れなく迷う。さすがキツネさま。
  3. 実は豊川稲荷は神社ではない
    • 正式名称を円福山豊川閣妙厳寺といい、れっきとした曹洞宗の寺院である。
      • 初詣に並ぶ列は鎮守の荼吉尼天のために並ぶ。本来であれば本尊である千手観音への参るべきであることを知っている人は少ない。ちなみに、豊川稲荷の鳥居の横には寺を表す万字が刻まれている。
  4. 豊川稲荷の観光ボランティアの方々はすばらしい。地元民ながら教えいただいた事が多々あった<(_ _)>
  5. B-1グランプリで門前のいなり寿司が6位入賞した。
    • 今年(2011年)のB-1中日本大会は豊川が会場。
  6. イチローは正月にここへ来ているらしい。
    • しかも決まって1/2。
  7. 名鉄の駅名が「豊川稲荷駅」 である。
    • それに対してJRは「豊川駅」。名鉄の場合は列車の行先表示までが「豊川稲荷」である。
  8. 豊川稲荷の中には奉納されたのぼり旗がいっぱい。千本のぼりというそうで。
    • 伏見稲荷の鳥居といい、ああいうのを集めたがるのか?
    • 鹿児島県曽於市と書かれたのぼりがあった。そんなに全国的に著名な場所だっけ。
    • そして奥には狐の石像がやまほど。
  9. 門前に稲荷寿司のゲテ物を売る店も。パンの替わりに油揚げで具(レタス、みそカツ)を挟んだおきつねバーガーとか、稲荷寿司をひっくり返してみそカツを乗っけたやつとか。
    • おきつねバーガーは好みが分かれると思われるが、みそカツ稲荷はうまい。そしてみそカツと稲荷寿司を別々に食べるとさらにうまい。

笠覆寺

  1. 略して笠寺。観音を祀っているので笠寺観音。
  2. 名古屋市内で除夜の鐘を聞いたら、恐らくここが発信源。

日泰寺

  • 名古屋市千種区
  1. シャム(暹羅)の国王より贈られたお釈迦様の遺骨を祭る為に建てられた。当初の名前は「日暹寺(にっしゃじ)」。
    • 「日」は日本、「泰」はタイ王国。日本とタイの友好の証ともいえる。
    • 在日タイ人は勿論、駐日タイ大使もお参りに来る。
  2. どの宗派にも属さない超宗派の寺院。住職は各宗派の代表が3年ごとに交代する。
  3. 覚王山駅から神社までの道が綺麗に整備されていて、これだけでも楽しい人は楽しい。
  4. この辺りの地名を指す時→覚王山、神社自体を指す時→日泰寺。

桃巌寺

  • 名古屋市千種区
  1. 織田信長の父・信秀の菩提寺。
  2. ねむり辯天、直径1メートルの巨大な木魚で知られる。
  3. 名古屋大仏は昭和末期の建立。2006年に全身緑に塗られた。

大聖寺

  1. 通称犬山成田山
    • 名鉄グループが中心となって勧請し、トヨタはじめ名古屋財界がバックについて支援しまくっている。
      • 玉垣には名鉄グループを始めとした企業名がずらりと並ぶ。
  2. 鳴尾浜タイガースの選手の父親が坊さんをやっているらしく、ここ10年ほど年始に中日軍の必勝祈願をやってるらしい。
    • ちなみに、その坊さんは読売ファン……
  3. 交通安全祈願の寺ということになっているので、物流関係の参拝者が多い。
  4. 某元スケート選手も常連らしい。
  5. 寺なのに柏手を打っている人が妙に多い気がする。
  6. 境内のマンホールは中央に「成」の字が入ったオリジナルのもの。

大須観音

  • 名古屋市中区
  1. 正式には、北野山真福寺宝生院、という。
  2. コスプレの聖地となってしまった商店街が参道みたいなもの。
  3. からくり人形その1、宗春。
  4. 元々は羽島にあったのだが、鉄道ファンには逆に有名かも。
  5. やたらと鳩が多い。
    • 轟音を立てて一斉に飛び立つ様子はなかなかの迫力。

萬松寺

  • 名古屋市中区
  1. あまりに大須商店街に溶け込みすぎていて、外から見ると何かのネタで設置している鳥居でないのかと思ってしまう。
    • そりゃね、ハローキティとかの名古屋土産が目の前にあんなに売られていれば…。
  2. 万松寺ビルのせいで、かえって位置が分かりにくくなっている気がする。大津通うろうろしないように。
  3. からくり人形その2、信長。
    • こちらのほうが見ていて滑稽。
  4. 狸オヤジの名古屋城普請(天下普請)の際に加藤清正が本陣を置いた寺でもある…ここは曹洞宗系寺院なんだが加藤清正って法華信者なんだよなぁ…。

興正寺

  • 名古屋市昭和区
  1. 名物、五重の塔。
  2. 八事の「山」と言われる所以。
    • 八事までこれのために路面電車が作られたほど。
    • 昔はここから東は何もなかったので、砦代わりに使われていたとのこと。
  3. ここと名古屋城が秘密の地下道で結ばれている…という都市伝説が戦前にあったらしい。
  4. 真言宗のお寺だがやたら喧嘩してばかり。
  5. 墓地のすぐ裏が中京大学に南山大学…。
  6. なんかもめてるらしい。土地を勝手に売ったとかでクビにされた住職が居座ってるので本山がプレハブを建てた。

三重

津観音寺

  1. 三観音の一つらしい。そんなん初めて聞いた。
  2. 太平洋戦争で空襲を受けるまでは色んな物が残っていたが……
    • 今は復元されたハリボテの五重塔や御本殿が皆様をお出迎え。
  3. 阿漕浦の漁民が拾い上げたものを祀ったのに始まるとか

専修寺

  • 津市
  1. 高田本山と言ったほうが通りがいい。
    • 近鉄の駅名にもなっているが、実際にはJRの一身田駅の方が近い。
  2. お七夜
  3. 「せんしゅうじ」ではなく「せんじゅじ」と読む。

大観音寺

  • 津市
  1. 高さ33メートルの純金大観音で知られるお寺。
    • それ以外にもカエルのオーケストラや、「西国三十三観音」「坂東三十三観音」「秩父三十四観音」を合わせて百観音巡り、マイクを持ったカラオケ観音など、全体的に造形過剰で、B級感にあふれている。
    • 設計は黒川紀章氏。先生仕事選んでください・・・。
  2. 三重テレビのCMで「近鉄榊原温泉口駅前」とアナウンスされているが実際は榊原温泉口駅の裏手に位置する。
  3. 手前にルーブル彫刻美術館がある。
    • 入館料1500円、寺のセット券で2000円とかなり高い。
    • 売りは本物から型を取ったミロのヴィーナス。

子安観音寺

  1. 正式には観音寺。でも子安観音寺が正式名だと思われている。
  2. 割りとスルーする人が多いが、仁王門が重文で不断桜が天然記念物。他は文化財的価値はおまへんで。
  3. 不断桜は散らないというわけではなく、あくまで花が咲く期間が他より長いというだけで、冬場はただの葉が残った樹木。
    • この不断桜の葉は伊勢形紙のヒントとなった物らしい。

龍光寺

  • 鈴鹿市
  1. 「りゅうこうじ」ではなく「りょうこうじ」と読む。
  2. 寝釈迦まつり。
  3. 住職は元・市長。

継松寺

  • 松阪市
  1. 岡寺と言った方が通じる。
  2. 年に3回、松阪駅前が賑わうイベントの一つ「初午大祭」はこのお寺の縁日。
  3. 初午に厄除けで参拝した際は厄と共に持ち物を一つ置いてゆく。そして帰る際は振り返ってはならない。

飯福田寺

  • 松阪市
  1. 伊勢にある役行者所縁の修験場。
    • 修験場にしては珍しく古来より女人にも開放されていたのがウリ。
  2. 寺裏併設の行場は、結構デンジャラス。距離の割に踏破に時間が掛かる。
  3. 通称・伊勢山上(いせさんじょう)。

神宮寺

  1. 平安期の鉱山開発のプロ、弘法大師が水銀鉱脈を見つけて掘り出していた地。
    • 空海所縁の冷泉がある。冷泉のご利益は知らん。
  2. 山門が威風堂々としている。
  3. 本尊の大師像は空海が自分で彫った物とか。芸が細いのう。
  4. 通称は丹生大師。

近長谷寺

  • 多気町
  1. 「きんちょうこくじ」と読む
  2. 上記の神宮寺と同じく山号は「丹生山」
  3. 奈良及び鎌倉の「長谷寺」とは無関係だがご本尊が十一面観音であるという共通点がある


金剛證寺

  1. 志摩半島の最高峰・朝熊山の頂上にある伊勢神宮の鬼門を守る古刹。
    • 秘仏のご本尊は式年遷宮の翌年に開帳される
    • 伊勢に参らば朝熊も掛けよ、朝熊掛けねば片参り
  2. 南勢地区では葬儀の後、宗旨宗派を問わずこの寺に参り塔婆を立てる。

松尾観音寺

  • 伊勢市
  1. 日本最古の厄除け観音

新大仏寺

  1. 伊賀大仏とやらがあるらしい。快慶作らしいよ。
  2. 重源上人が開基らしく、大仏も造って華々しくオープンした割には上人の死後すぐに廃寺となったとか。まさしく栄枯盛衰。
    • 後に藤堂高虎が寄進して再建したらしいがその間約350年。よくまあ大仏が残っていたもんだわと。