大阪市交通局20系電車

20系編集

現在は全車中央線に集集結
  1. 路面電車以外では日本最初のVVVF制御車。
  2. 当初はGTO-VVVFだったが、近鉄けいはんな線の延伸に伴う最高速度アップ(70→95km/h)に対応するためIGBT-VVVFに換装した。噂によれば近鉄が費用負担したとか。
    • 10系と異なり車内は案内表示機と車椅子スペース設置を除きリニューアルされていない。
    • GTO-VVVFだった時代は制御装置のメーカーによって加減速の音が異なっていた。
      • 中でも2601Fは先行試作車のためか1両ごとに制御装置のメーカーが異なっていた。
      • 三菱・日立製は近鉄7000系にも採用され、こちらも当初は似たような音を出していた。それに対し東芝製は北大阪急行8000形のそれと似ていた。
        • というか近鉄7000系と北急8000形はこれをベースに開発された。車体は全然違うが。
    • VVVFの更新と同時に側面に行先表示器を設置した。大多数の車両は同時に側面の帯を現在のものに張り替えたが一部の車両は旧タイプの帯(ドア間のみにラインカラーがありそこに「○」に「コ」のマークが描かれている)のまま出場してきた。
      • 逆に更新前に側面方向幕の取り付けと帯の変更を行った編成もある。谷町線でも一時期新タイプの帯が見られた。
    • けいはんな線のスピードアップの為の改造だったので、近鉄側負担に乗じて全て中央線に転属させた上で改造した交通局はしたたかかと。
    • 20系とほぼ同様の制御装置を使っている近鉄7000系はソフトの改修だけで済ませた。この違いはどういうことなんだろう?
      • 近鉄7000系は最初から将来の急行運転や高速化も想定して設計されていたため。
    • そのIGBT-VVVFの音が阪神9300系に似ていると思うのは俺だけ?ただ20系は日立製、9300系は東芝製だけど。
      • IGBT-VVVFの音は京王の9000系や7000系VVVF換装車に似ていると思うけど。
  3. 現在は全編成中央線に所属しているが、一時期谷町線にも配置されていた。
    • 30番台の車両は元谷町線である。
    • それと入れ替わりに24系の一部が谷町線に転属し、22系の50・60番台となっている。
      • このように24系とトレードしたのは20系のVVVF制御装置が更新時期に来ていたため。
    • 中央線への転出と同時に↑の制御装置換装が行われた。
    • 谷町線所属時代も制御装置の設定を変更することで近鉄線の急勾配を走れたらしい。
    • 1989年製造の谷町線用30番台と中央線用2606・2607Fは車内の座席が柔らかくなり、方向幕に英文字が併記された。
      • それまでの車両は30系と同じく固い座席だったが、後に改良された。
      • 車内スピーカーの音質も良くなった。
  4. 東急車輛製の2637F~2639Fは他の編成と扉開閉時に発するドアエンジンの音が異なる。
    • 同様に10系の1117Fと1118Fも東急車輛製のためか同様にドアエンジンの音が異なる。
  5. 四つ橋線から新20系が1編成転用されてきたため、トップナンバーの2601Fが2014年8月で廃車。
    • VVVFインバータ制御装置は比較的新しいので新20系の更新に再利用されるかも。
  6. 近い将来中央線に新型車両を投入することが決まったので引退も近いかも。車内がリニューアルされていないことから考えても。
    • それに対して近鉄は同時期に製造された7000系をリニューアルしてまだまだ使い続ける。その差は・・・。
    • だが車内もリニューアル済みの御堂筋線10A系の方が先に廃車されているという現実…。
    • 2025年の万博までに400系と30000A系が投入されて20系は全廃されることが決まった。
      • 30000A系の導入に伴い2022年夏から廃車が始まったが元から中央線にいた初期車ではなく元谷町線の後期車が先に廃車される模様。
      • なおその30番台は221系や811系とほぼ同期という。
        • 何気に平成生まれ。京阪8000系とも同期。
      • 仮に万博がなかったら引退は数年遅れていたかも。
    • 2023年度内に引退決定。
      • 2024年3月で全車両引退。第1編成の2601Fが登場したのが1984年3月なのでちょうど40年で引退ということになる。
      • 2023年12月で2605F(1985年12月製造)が廃車され、これで大阪メトロの車両は全て平成以降の生まれとなった。
        • 厳密に言うと長堀鶴見緑地線70系の試作車4両が昭和生まれ。
        • 最後に残った2606F・2632F・2633Fはすべて1989(平成元)年製造。つまりJR221系や京阪7000・8000系、近鉄1233系などと同世代。
          • ただこれらの車両はリニューアルも受け、今後も引き続き使われる予定。特に京阪7000系に関しては2024年にようやくリニューアルが始まり、20系と同様のVVVFの更新も行われた。そう考えると大阪メトロはJR西や関西大手私鉄と比べても車両置き換えのペースが早い。
          • 2633Fが2024年2月12日のイベント列車で引退。残る2編成も同年3月20日のイベント列車まで走ると思われたが、2月いっぱいで休車となり定期運用離脱。引退ヘッドマークも20日までと告知されていたのに…。
            • 3月1日から中央線でTASCの運用が開始されたことと関係しているようだ。

新20系編集

谷町線用22系
中央線用24系リニューアル車
  1. 言うまでもなく大阪市営地下鉄の主力車両。第3軌条式の全路線に配置されている。
    • 特に千日前線四つ橋線は全部この車両で統一されている。
    • 御堂筋線谷町線、四つ橋線、中央線、千日前線にそれぞれ専用で配置されている。
    • 1の位に路線番号を取って21~25系と区分されている。実際に車体に書かれる番号は5ケタで、旧20系を基準に千位と百位の間に路線番号が割り込んだ形。
    • 現在では中央線24系が四つ橋線と谷町線に転属し消滅
  2. 前照灯が前面の中央に2つ配置されている。何か豚の鼻にも見える。
    • 同時期に登場した相鉄8000・9000系やJR東日本251系にも見られる。当時の流行か?
      • 都営大江戸線の試作車もそう(ただし登場は上の物より数年早い)
  3. これまで大阪市交通局ではアルミ車体を標準としてきたが、この車両では軽量ステンレス車体が採用された。
    • そのためか見た目がJR205系と似ている。
      • 新20系の数が多すぎるためありがたみが薄いが、本家205系は関西では少数派で、私鉄でも南海の一部位しか導入例が無いため、何気にビード付き軽量ステンレス車体は関西ではレアな存在だったりする。
      • JR西日本の207系と223系1000番台をお忘れなく(223系2000番台以降はビードなしとなった)。
      • 京都市50系「やあ」
  4. 最近リニューアル工事が行われ、制御装置がIGBT-VVVFに変更された。
    • 千日前線用の25系だけ、マスコンがツーハンドルからワンハンドルに変えられている。
      • それはホームドアをつけた上、ワンマン化するため。
      • 御堂筋線にもワンハンドル車が登場した。
        • 谷町線にも登場したらしい。
    • 車内もバケットシート化やマップ式の案内表示機の取り付けなどが実施されている。
    • でも両数が多いために全車両リニューアルまでには相当な期間がかかりそう…。堺筋線用66系や長堀鶴見緑地線用70系もあるので。
    • 通常側面の車両番号は下の方に書かれているが、御堂筋線と千日前線所属車両はホームドア設置計画の関係でリニューアル後は側窓の上に変更されている。
    • 千日前線の25系以外もIGBT-VVVF化が進んでいる。
      • 中央線もGTOは消滅済み。
    • 改造車は30000系風に帯が追加され、よりスタイリッシュになった。
    • 2014年に中央線の24系にもリニューアル車が登場したが、何と車内にLCDがついた。
      • 中央線は勿論のこと、実はこれが近鉄線を走る車両では初の車内LCD装備車両(特急車を除く)。
      • 同時に車内の蛍光灯がLED化されたが、他の車両と比べて車内が青っぽく見えるですぐにわかる。
    • その後、中央線所属車両は更新が進み、原型を留めている車両は姿を消した。
    • 音は京王の7000系IGBT-VVVF変更車や9000系に似ている。
    • リニューアル状況は路線によりかなり差がある。2021年現在御堂筋・中央・千日前線はほぼ完了なのに対し谷町・四つ橋線は全然進んでおらず未更新車の方が多い。
      • 御堂筋・千日前線はワンマン化や可動式ホーム柵設置絡みで、中央線は元々の所属数が少なかったため。
      • 2020年で登場から30年を迎えたことや新系列(40000系)の計画などからしてリニューアルされない車両も出てきそう。
    • 御堂筋線用の21系は大型の車内LCDが付くなど気合いが入っているが、他の路線は旧来の小型LCDのまま…。
    • 案内表示がLEDの車両は今や絶滅危惧種とも言えるマップ式のものも装備している。
  5. 旧OTS系はかっこいい。あれ、Bトレになったら絶対買う。
    • Bトレでもマイクロエースでもとっくの昔に出ましたよ
    • ちなみに旧OTS系だけ内装が寒色系。現在は谷町線で運用中。
      • 座席が水色だった時代は能勢電鉄3100系とそっくりの内装だった。因みに登場は同じ1997年だったりする。
    • 現在は座席のみ他車と同じオレンジ系に変更された。
    • OTS色が見れなくて悲しい。
    • 2008年に局内限定だった23~25系を差し置いてまさかの全国販売が実現。しかし沿線以外の知名度は皆無と言っていいこの車両の売れ行きは・・・
      • 実車が2本しか存在しなかったにも関わらず3本目のナンバーが収録されるという妙なエラーまであり、やっぱりネタ車だった。
  6. 御堂筋線の21616Fと21617Fは車内のLED駅名表示器が全ての扉の上にある(他の編成は千鳥配置)。
    • この旧OTS系もそうだったが、谷町線への転属時に千鳥配置に変更された。
      • これらは大阪市営地下鉄では初めてドアチャイムを採用したグループ。
      • 同時期に製造された谷町線の22618Fと22619Fでは当初はLED表示器は取り付けられず、後日千鳥配置で取り付けられた。
    • リニューアルで姿を消した。
  7. オリジナルのGTO-VVVF音は東急9000系や国鉄(JR東日本)207系900番台、JR四国7000系と同じ
    • 関西ではソフト変更前の近鉄1220・1230・6400系が同じ音だった。
  8. 同時期に登場した66系や70系とは異なり、登場時はドアブザーがなかった。
  9. 尾灯も運転台左右の縁ギリギリに付いている。上記3形式には無い特徴で、全国的にも特異なデザインと言える。
  10. 1990年製の1次車のみ前面の車両番号のフォントが大きい。
    • 2014年8月に初めて四つ橋線の23系1次車が中央線に転用され24系の50番台となったが、1次車の特徴でもある大きな前面のナンバーは改番後もそのまま残された。
      • 職員「だってそうした方がコスト安く済むやんか」
      • 本系列も時々他路線への転用が行われるが、その場合車番は50番台以降となる。30系と異なり編成の組み換えを伴う転用は行われない。
  11. 2016年の第3次リニューアル施工車から、内装がガラリと変貌した。
    • 特に御堂筋線用は床が赤いことから「サラミ」とか呼ばれている。
      • そんな「サラミ」も民営化後の2018年施工の21612Fからまたリニューアル内容が変更され、床はグレー基調になり、扉の化粧板も木目調タイプというオシャレなデザインに変わった。
        • ドア上部のLCDも30000系31604F以降と同じ横長のものに変わったが、メーカーが異なるためか表示内容が異なっている。
          • コイト製なんだけど、三菱電機のセサミクロに非常に似た雰囲気。
    • 中央線24系のリニューアル車は海遊館に因んでドアに魚の絵が描かれているが、よく見たら路線図になっている。
    • 千日前線の25系だけワンマン化の関係で早期にリニューアルが行われたため、内装変更車が存在しない。
      • それとともに車内案内表示機がLCDになった車両も存在しない。
        • 逆に中央線の24系はLCDのみ存在する。
  12. 96年後期から製造された車両からドアの形状が変わった。
    • 金属帯がなくなり、ドア窓も複層ガラスに変更。更に取っ手の位置も足元付近に。
    • 四つ橋線に6R化の際に増結された中間車もこれのため、生え抜きの編成は異彩を放っている。
    • それより前の95年製造のグループから床面が茶色とクリームのツートンから茶色1色に変わっている。但し上述の四つ橋線6R化の中間増結車は編成内の他車に合わされたため、94年製以前の編成に増結された車両では「複層ガラスのドア窓+ツートン床」を見ることができる。
  13. 10系・20系までの車両のような公営地下鉄臭さを全く感じさせない車両。
    • ある意味30000系よりも前面デザインが独創的。
    • 同じ年に登場したJR東の251系や相鉄8000系と同様に中央部に前照灯がある。当時の流行かも。
    • 車内の蛍光灯には在阪私鉄車両と同じくカバーが付き、座席は10・20系最終増備車よりもさらに座り心地が良くなった。側窓も本系列より1段下降窓となった。
    • 登場した1990年と言えば大阪の鶴見緑地で花博が開催されたので、それ故に気合が入っていたのだろう。同時期に登場した長堀鶴見緑地線用70系との共通点も目立つ。
      • 少し前に登場した乗り入れ相手の北急8000形と近鉄7000系の影響も大きかったと思われる。
  14. 中央線の24系はリニューアル前のGTO-VVVFで近鉄けいはんな線の95km/h走行をしたことがある。
    • 制御装置のソフト変更で対応したらしい。
  15. 御堂筋・谷町・中央線用は側窓にカーテンがついているが、四つ橋・千日前線用は全線地下のためカーテンは省略されている。
    • 谷町線用にカーテンがついているのは八尾南駅付近が地上線だからだが、あまりにも短区間のためか次の30000系では省略された。
  16. 2021年になって中央線24系の24602Fが「Osaka Point」号となった。
    • 学研奈良登美ヶ丘寄り先頭車である24902号車はラッピングも行われたが、それと同時に前面の帯がOsaka Pointのイメージカラーである青紫色に変更され、「四つ橋線もどき」になってしまった。
  17. 各線はATCが導入されているが、この車両はATC現示速度が運転台に表示されない(制限速度変更時の電鈴などもなし)。このため信号現示で制限速度を読むことになる。
    • 千日前線を除き車内信号ではないため。
  18. 本系列から側面にも方向幕が付いた。
  19. 最終製造が1998年製造の御堂筋線21618F。従って全て20世紀生まれとなる。
    • この編成の特徴とは、製造銘板のメーカーが「日本車」になっているところ。関西では他に新幹線と289系くらいでしか見られない。
      • 他と異なり、白地に青文字である。
    • 気がついたら21618FもB修繕が完了していた。
  20. とうとう21系に死刑宣告が出た模様。
    • 但しこちらは全編成が更新済み。
      • 22系未更新車にも死刑宣告、22系未更新車を置き換えるのは中央線で要らない子になったサンマA。
        • 多分50番台。
          • 23系未更新車の一部が廃車される可能性あり。
            • 24系は谷町線と四つ橋線に転属し形式消滅、25系のみ情報無し
              • 千日前線は赤字だし置き換え遅そう
          • 元中央線の50番台にはリニューアル車が1両も存在しない。
            • 中央線時代に中間更新が行われた22651Fと22652Fがやってきたので、22-50の中間更新は今はいます。
              • 24系が2023年度中に引退予定、20系・24系の夢洲乗り入れは幻に終わる結果となった。
              • リニューアルは生え抜き車両に優先して行われているため、中央線に転出した20系と入れ替わりに谷町線に入った編成には行われず、このまま廃車の高3が高い。
      • 21607Fは21系では唯一路線図式の案内表示器が付いているが、ちゃっかり箕面萱野延伸にも対応した。
  21. 22系に警笛異音車がいる
    • 22615号と元OTSの22962号がそれ。
      • 前者はお亡くなりになった。
    • 目立って違う編成はこの2本だが細かい違いまで見れば新20系の警笛は様々な種類がある。
  22. 24系24656Fが四つ橋線へ出戻りし23606Fになり、24601Fが22651Fになりました。
    • 前面の番号が大きい1次車の中央線運用は短命に終わった。
    • 24602Fも22652Fとなったが、内装が中央線仕様のままなので異彩を放っている。
    • 谷町・四つ橋・中央線は全て6両のため、互いに車両が行き来している。御堂筋線と千日前線はそれぞれ10両と4両のため転属には編成替えなどの改造が必要なため車両の転属は行われていない。
    • 逆に谷町線の22606Fがリニューアルの上四つ橋線に転属し、23656Fとなった。
  23. 全部で572両が製造され、30系の総製造両数である363両を大きく上回る。
    • これはJR西の221系の474両をも上回り、関西の私鉄では最多両数を誇る。
  24. 2023年8月29日に谷町線の22655F(元24605F)が廃車、新20系で初の廃車になる。
    • 中央線からやってくる24系に押し出される形で未更新車が何本か廃車になるのと万博終了後の30000Aの転属で22系の未更新車は全滅しそう
  25. 本系列から側面にも方向幕が付いた。
    • 意外と20系までなかった。
      • 長堀鶴見緑地線の70系は小型のLED表示機が付いている(前面は方向幕)。
    • 少し前に登場した北急8000形にはあったが、近鉄7000系は当初なかった(リニューアル時にLEDで付いた)。