奥州連合
奥州連合(おうしゅうれんごう、Oshu Union)は、東北地方8国家の経済・社会・政治・安全保障・文化での地域協力組織である。本部はイーハトーブの一関市。
- 略称は「OU」または「連合」。
- 本部:一関市
- 公用語:加盟8か国の公用語が等しく扱われる。そのため連合の公式文書は以下の言語に翻訳される。
- 日本語・津軽語・南部語・下北語・仙台語・北海道語・福島語・南予語・アイヌ語・エスペラント語・秋田弁・山形弁・庄内弁
インターネットのドメイン:.ou(各国のドメインも使用可)
構成国家編集
歴史編集
- 宮城県知事が「奥羽独立」を旗印に軍事蜂起。東北地方各地で民衆が軍事蜂起を歓迎。
- 宮城県知事が東北の陸海空の軍事統帥権および制空権を掌握。
- 東北海自、宗谷海峡と津軽海峡を封鎖。
- 日本国首相が宮城県知事以外の東北各県知事との裏交渉を開始。青森県と秋田県には一国二制度の関税および税制導入、岩手県知事には「東北州」の州都を盛岡にすること、福島県知事には県庁所在地を郡山市に移転し、福島県を首都圏に編入すること、山形県知事には上越新幹線のフル規格での庄内延伸を密約。
- 日本海と太平洋双方から日本国海自の護衛艦が北上。メガフロートを三沢沖と男鹿半島沖に構築。北海道共和国が東北に宣戦布告。
- 北海道共和国軍が渡島半島南部に集結。東北陸自と津軽海峡を挟んで対峙させた(東北封鎖)。
- 南東北で局地戦が発生。関東から福島県浜通りと中通りに陸上自衛隊が進軍。東北陸自は峠道である白河の関では戦線を膠着させたものの、浜通りではいわきで敗戦を重ね、広野・差塩まで撤退。
- 東北陸自が福島第一・第二原発を占領。焦土作戦への不安から日本国自衛隊が進軍を停止。
- 東北空自、三沢の第3航空団を庄内空港に移動。東北海自も酒田と大船渡に移動させ、北東北の陸自は横手盆地と北上盆地に集結させた。
- 日本自衛隊との間の停戦交渉が不調となったため、宮城県知事が東北独立の断念を発表。
- 仙台市長が米政府に接近。自由貿易協定を世界各国と締結する代わりに仙台広域圏の独立を要求、承認される。日本国政府は、仙台広域圏の独立止む無しとの結論に至り、仙台伊達共和国が独立。
2008年編集
- 仙台独立の結果、首都圏編入の密約を反故にされた郡山市で福島独立を求めるデモが発生。群集が新福島県庁と陸上自衛隊郡山駐屯地を取り囲む。
- 福島県が独立を宣言。福島連邦共和国となる。その際福島連邦政府は旧福島県全域の領有を宣言し、仙台伊達に対して県北の領土割譲を迫ったが、交渉は決裂。両国は戦争状態に(1年戦争in福島)。
- 福島独立と同時に矢祭独立国が独立。
- 1年戦争のドサクサに紛れ、福島連邦勿来関自治区が突如独立を宣言。いわき国(勿来関国)となる。
- 福島に続いて岩手県が「理想郷」の樹立を目指して独立、イーハトーブとなる。
- 岩手に続き秋田県が独立、秋田人民共和国となる。
- 社会的問題が発生したために除外されていた藤里町が独立、藤里公国となる。
2009年編集
- 県都を含む村山地方を失い、政治的・経済的混乱に陥っていた山形県が独立、山形民国となる。
- 7月、山形独立により、日本国においてさくらんぼの価格が上昇。
- 日本国の飛び地となった青森県で独立を求めるデモが発生。群集が三沢基地・大湊基地を取り囲み、青森ベイブリッジおよび青森環状バイパスで座り込みを行う。それに同調する青森県知事が独立を宣言、青森津軽及び南部国となる。
- 仙台伊達共和国と福島共和国との間で講和条約が締結される。同時に仙台・福島経済連合が発足。
- 越後民主主義人民共和国の提唱により、越後・福島・秋田・仙台伊達の間で奥羽越穀物共同体発足。
- 奥羽越穀物共同体、米価の値上げを発表。富山共和国で暴動が発生。
- 北海道共和国と青森、イーハトーブ、仙台伊達との間で水産物輸出国連合発足。
- 9~11月、青森独立により、日本国においてりんごの価格が上昇。
- いわき国軍が首都帝國の支援を受け、双葉町まで進軍。福島第一・第二原発を占領。
- 戦争のドサクサに紛れ、須賀川市が独立、須賀川民主共和国となる。
- 福島連邦といわき国との間で講和条約が締結される(浪江条約)。これにて1年戦争in福島終結。
- 浪江条約により白河市と西郷村が福島連邦から独立、白河関国となる。
- 首都帝國のとりなしによって八関市国連合が発足。白河関国といわき国が加入。
2010年編集
- 仙台伊達共和国、イーハトーブ、山形民国、福島連邦共和国の間で松川条約締結、奥州連合発足。
- その際、仙台伊達共和国の首都・仙台市とイーハトーブの首都・盛岡市が連合本部の座をめぐり対立。この両都市間の本部争いに決着を付けるべく、仙台と盛岡との中間地点にある一関市に本部が置かれることとなった。
2011年編集
- 必死のアプローチの結果、強大な軍事力を誇る青森津軽及び南部国の加入が実現。
- 秋田人民共和国、藤里公国が加入。
- 須賀川民主共和国が加入。
- 矢祭独立国、国民投票で加入を否決。
2021年編集
- 分裂日本統一連合に加盟。
機構編集
本部編集
- イーハトーブの一関市に設置されている。内閣はここに置かれており、奥州行政の中心地である。また連合の最高意思決定機関である奥州サミットもここで開催される。
- 本部所在地については当初仙台と盛岡の間で取り合いが起こり、結局両市の中間地点にある一関市が選ばれたという経緯を持つ。
奥州議会編集
- 仙台伊達共和国の山形市にある旧山形県庁(文翔館)を改修して使用している。
- 議員は加盟各国から人口約10万人当たり1議員を直接選挙により選出し、100人で構成される。一院制で任期は5年。また議院内閣制であるため解散もある。
- 政党は基本的に各国毎に作られ、現在は南東北4国(仙台伊達・山形・福島・須賀川)による連立政権が樹立されているが、最近では奥州規模の政党も誕生し、勢力を拡大しつつある。
奥州裁判所編集
- 青森津軽及び南部国の弘前市に置かれている。
奥州中央銀行編集
- 奥州単一通貨導入後の金融政策を担う中央銀行となる。本店所在地は福島連邦の郡山市となる予定。
経済・産業編集
- この地域の主力産業は農業であり、特に米は重要な輸出品である。奥羽越穀物共同体は2010年に発展的解消し、奥州8国および越後、北海道により米輸出国機構(通称OREC)が設立された。
- 工業については他地域に比べて立ち遅れが目立っていたが、現在仙台伊達共和国がトヨタ王国の支援を受けつつ工業化を推し進めている。他は半導体の生産が主となっている。
- EUをモデルに人・モノ・金の単一市場導入を目指している。実現すればヨーロッパ中堅国並みの一大経済圏が出来上がる。
- 人の移動に関してはすでに加盟各国間のビザ無し渡航が可能となっている。
- モノの移動に関しては「奥州自由貿易協定」が締結されている。
- 金に関しては奥州単一通貨の導入が計画されている。実現後は共通金融政策を行う奥州中央銀行が設立される。
軍事編集
- 奥州各国から派遣された多国籍軍である奥州連合軍が組織されている。奥州連合の指揮下にあり、仙台伊達共和国仙台都に本部が設置されている。現在は各国の軍隊が別に存在するが、将来は各軍を「奥州軍」として統合する計画である。
その他編集
- 小説「蒼茫の大地、滅ぶ」で想定された『奥州国』とは異なる成立および国家形態となっている。