中央競馬の競走

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GI

中央競馬の競走/GI

GII

日経新春杯
  1. 中央競馬で毎年最初に行われるGII。
  2. 1954年に「日本経済新春杯」の名称で創設。現在のレース名になったのは1979年から。
  3. オールドファンにとってはやはりテンポイントか…。
アメリカジョッキーズクラブカップ
  1. 関東開催では新年初のGII。1960年にニューヨークジョッキーズクラブから優勝杯を提供されたことで創設された。
  2. 1966年と1970年~1979年は東京競馬場での施行、1960年~1965年・1967年~1969年と1980年以降は中山競馬場での施行となり今に至る。
  3. このレースを一年の初戦として勝利、その後GI馬になった馬も少なくない。(1998年のメジロブライト、2007年のマツリダゴッホ、2011年のトーセンジョーダン、2012年のルーラーシップなど)
東海ステークス
  1. GIIIのウインターステークスとして1984年に中京競馬場のダート2200mで創設。1990年に距離が100m延びダート2300mでのレースに。
    • 1997年のGII昇格を機にレース名を「東海ウインターステークス」に改称。この年から東海テレビが優勝杯を提供(2012年除く)。
    • 1999年は中京競馬場の改修工事の影響で小倉競馬場のダート2400mで開催された。
  2. 2000年に開催時期が12月から5月に変更。更に同時期に行われていたダートのオープン特別の「東海ステークス」と統合され、現在のレース名に。
  3. 2010年から2012年までは中京競馬場の改修工事の影響で京都競馬場のダート1900mで開催された。
    • 2013年の競馬番組改正で平安ステークス(京都)と開催時期が入れ替わり、現在の1月開催に。
京都記念
  1. 1942年に創設。1983年までは春と秋に2回開催されていた。
    • 1984年に秋の競走が廃止され春の競走に一本化。
  2. 1994年に距離が200m短縮され2200mでの開催に。負担重量も同時にハンデ戦から別定戦に変更された。
  3. ドバイシリーズまで1か月ほどの間隔があるため、このレースをドバイGIの前哨戦として使う有力馬も多い。
中山記念
  1. 1936年に創設。当初は芝3200mの長距離レースで春秋の2回開催だった。
    • 1952年に秋開催のみとなり、1957年に今と同じ芝1800mのレースに、その後1979年からは2月末~3月頭の開催となった。
  2. 現在は大阪杯のトライアルとなっており、1着馬に優先出走権が与えられる。
  3. 1800mという長すぎず短すぎずな距離からマイルGIや中距離GIで実績を出した馬が一年の初戦に出走することも多い。
  4. また、ドバイや香港のGIへ向かう有力馬がステップとして使うことも多く、今まで勝ち馬からはヴィクトワールピサ・ジャスタウェイがドバイのGIを、ネオリアリズム・ウインブライトが香港のGIを制している。
チューリップ賞
  1. 「桜花賞指定オープン」として開催されていたオープン特別を1994年から重賞(GIII)に格上げ。2018年からはGIIに昇格。
  2. 1991年と1994年は中京競馬場(芝1700m)で、1995年は京都競馬場で開催された。
弥生賞ディープインパクト記念
  1. 1964年に弥生賞として創設。1984年に中山競馬場芝2000mの競争として設定され、皐月賞へのトライアルとなった。
    • そして2020年に三冠馬ディープインパクトの功績を称える競走として同馬が初めて重賞を勝利した弥生賞を「弥生賞ディープインパクト記念」という名称に改めた。
      • そしてここ5年の勝ち馬は全てディープインパクト産駒である。
  2. クラシックへのトライアル競走という位置づけだが、近年はホープフルSや朝日杯フューチュリティSから皐月賞へ直行する馬が結果を残しており、やや立ち位置が微妙になりつつある。
  3. スポーツ報知を発行している報知新聞社が正賞を提供している。
阪神スプリングジャンプ
  1. 1999年の障害レース改革に伴い、それまで行なわれていた阪神障害ステークス(春)をリニューアルして創設された。
    • その第1回はまだ障害レースのファンファーレが決まっておらず、平地重賞のファンファーレが使用された。
フィリーズレビュー
  1. 1967年に「阪神4歳牝馬特別」として創設。1983年からはレース名から「阪神」が取れ、報知杯4歳牝馬特別に改称。
    • 現在のレース名になったのは2001年から。
  2. 1991年と1994年は日程の関係上中京競馬場の芝1200mで、1995年は震災の影響で京都競馬場での振替開催となった。
    • 1995年は笠松所属のライデンリーダーが3馬身半差の完勝。無傷の11連勝目を中央重賞勝利で飾った。
  3. スポーツ報知を発行している報知新聞社が正賞を提供している。
金鯱賞
  1. 1965年に創設。開設から5年は砂コース1800mで行われていた。その後小倉での開催を経て芝コース1800mでの開催となり、1996年から芝2000mでの開催になった。
    • 1974年から1996年までは「東海テレビ杯 金鯱賞」という名称だった。1997年から東海テレビ杯は外れている。
  2. レース時期が大きく変わることが多く、当初は6月下旬~7月に行われていたが、1997年からは5月下旬の施行となり、宝塚記念のトライアルに。
    • 2012年に鳴尾記念と入れ替わる形となり12月上旬の施行に変更。有馬記念への前哨戦となった。
      • 2017年、GIとして昇格した大阪杯へのトライアルレース(1着馬に優先出走権)へ変更され、中日新聞杯と入れ替わる形となり3月中旬の施行になった。
        • そのため2016年、2017年と同レースを連覇したヤマカツエースは、2016年12月の金鯱賞を制し間に有馬記念を挟み、中3か月で行われた翌年の金鯱賞を制するという珍しい記録を出すこととなった。
  3. ちなみに2017年までは土曜日の開催となっていた。2018年に中山牝馬ステークスと入れ替わる形で日曜開催になった。
  4. サイレンススズカが1998年にこのレースで平地重賞としては唯一の大差勝ちを収めている。
スプリングステークス
  1. 1952年に創設された、皐月賞への重要なトライアルレースの一つ。
    • 基本的には中山か東京で開催されているが、2011年は震災の影響で阪神での開催となった。
  2. フジテレビが正賞を提供していることもあり、フジの競馬中継では副賞の「フジテレビ賞」をやたらと強調している。
    • 2010年にはフジテレビの競馬番組の企画で制作されたオリジナルファンファーレが演奏された。
  3. このレースの勝ち馬から三冠馬が2頭、二冠馬も4頭、その他にもキタサンブラックやタニノギムレットなどを輩出。
阪神大賞典
  1. 1953年に創設。それ以降は一時期を除き12月に開催されていた。
  2. 1987年から開催時期が3月に移動となり、同時に春の天皇賞の前哨戦として開催されるようになった。
  3. キーストンと山本正司(1967年)、ナリタブライアンvsマヤノトップガン(1996年)、オルフェーヴルの大逸走(2012年)、トウカイトリックの8年連続出走(2006年~2013年)など、競馬ファンの話題となるレースも多い。
日経賞
  1. 1953年に「日本経済賞」として創設。1979年から現在のレース名になった。
  2. 春の天皇賞への重要な前哨戦の一つなのだが…。
    • 1998年は障害帰りのテンジンショウグンが、2012年は大逃げを打ったネコパンチがそれぞれ大波乱を演出した。
      • 両方とも、騎乗していたのは同じ騎手(江田照男)だったりする。
ニュージーランドトロフィー
  1. 1983年に「ニュージーランドトロフィー4歳ステークス」として創設。
    • 当初はオークス・ダービーへの出走権のない外国産馬や、本賞金が足りずダービーへ出れなかった馬が出走する「残念ダービー」と呼ばれていた。
  2. 1996年のNHKマイルカップ新設に伴い、同競走へのトライアル競走として開催時期が6月上旬から4月下旬に移動。
    • 2000年からは開催場も東京から中山へ移動。2001年から現在のレース名になった。
      • ただし中山競馬場になってからの21年間で連覇はカレンブラックヒルのみ。東京開催の4年間で2頭(シーキングザパール・エルコンドルパサー)いたのに。
阪神牝馬ステークス
  1. 「阪神牝馬特別」として1958年に創設。2001年から現在のレース名になった。
  2. 2006年から開催時期が冬から春(桜花賞の前日)に移動となり、ヴィクトリアマイルの前哨戦として開催されるようになった。
フローラステークス
  1. 1966年に「サンケイスポーツ賞4歳牝馬特別」として創設。
    • 現在のレース名になったのは2001年から。
  2. 因みに2000年まで同名のレースが中山芝1200m(1996年のみ東京1400m)で行なわれていた。
    • その時はただのオープン特別であった。
マイラーズカップ
  1. 1970年に創設。1974年から読売新聞の大阪本社が正賞を提供しているため、競馬番組表での正式名称は「読売マイラーズカップ」となる。
  2. 1997年(第28回)には前日にデビューしたばかりの武幸四郎が騎乗したオースミタイクーンが勝利。
  3. 2011年までは主に阪神競馬場で開催されていたが、2012年からアンタレスステークスと開催週が入れ替わり京都競馬場での開催に。
青葉賞
  1. 1984年に「日本ダービー指定オープン競走」として4歳(現3歳)馬限定の特別競走として東京競馬場の芝2400mで行われていたが、1994年から重賞(GIII)に昇格。
    • 翌1995年からはダービートライアルに指定され、上位3頭まで日本ダービーへの優先出走権が与えられていた。
      • 2001年にはGIIに格上げ。2010年からダービー優先出走権は上位2頭までになった。
  2. 2020年現在、このレースをステップに日本ダービーを勝った馬は未だに存在しない(最高着順は2012年・フェノーメノのハナ差2着)。
  3. テレビ東京の社杯であるため、このレースを中継するときは必要以上に「テレビ東京杯」をアピールする。
  4. 一時期藤沢和雄厩舎の馬がこのレースを使うことが多かった。シンボリクリスエス・ゼンノロブロイでこのレースを連覇しており、次走のダービーでも2年連続で2着に入っている。
京都新聞杯
  1. 1953年に「京都盃」として創設。現在のレース名になったのは1971年から。
  2. 菊花賞の10月への開催時期繰り上げを受け、2000年から5月開催に移動。
    • これに伴い、同時期に開催されていた京都4歳特別は廃止となった。
    • 2000年だけGIIIだったのはなぜだろうか。
  3. 5月開催になってから当レース→ダービーと連勝したのはアグネスフライト(2000年)とキズナ(2013年)の2頭のみ。
京都ハイジャンプ
  1. 1999年の障害レース改革に伴い、それまで行なわれていた京都大障害(秋)をリニューアルして創設された。
    • その第1回は出走13頭中7頭が落馬…。
  2. 2009年に京都ジャンプステークスと開催時期が入れ替わり、11月から5月開催に移動となった。
目黒記念
  1. ダービーの次のレース。
    • になったのは2006年から(2011年は震災の影響でダービー前日に開催)。
  2. 第1回が1932年の上に年二回だった時期があるため、昭和時代に100回を突破していた。
  3. ステイゴールドが勝った重賞。
  4. 1996年までは冬(2月)に開催されていた。
札幌記念
  1. 夏競馬で最も格が高く、唯一のG2レース。
    • 数少ない定量戦である為か、このレースに出走する有力馬が多く、関係者からスーパーG2と呼ばれている。
  2. このレースが開催される日の札幌競馬場の来場者数は他の日と比べて圧倒的に多いのか、同時期に行われる北海道マラソン開催日と被らないように設定している。
    • 2013年は札幌競馬場改修の為、函館競馬場で開催。これにより中央競馬で唯一福島競馬場がG2以上の開催経験がない競馬場になってしまった…(小倉はかつてある)。
  3. ジャズ奏者マルタさんがサックスだけで生ファンファーレを演奏したレースがこれ。
    • 函館・札幌の重傷ファンファーレは他のファンファーレよりも難易度が高いのか、生演奏時には動画サイトでネタにされがちだが、今はある程度評価が高い。
  4. 北海道大学吹奏楽部のことはもう許してやれ。
  5. 1976年には同年の皐月賞を勝ったトウショウボーイとダービーを勝ったクライムカイザーが参戦。当日の札幌競馬場には6万人の競馬ファンが詰めかけた。
    • レースはスタートで立ち遅れたトウショウボーイが直線で懸命に追い込んだが、グレートセイカンにクビ差届かずの2着だった(クライムカイザーは3着)。
セントウルステークス
  1. 1987年に芝1400mのGIIIとして創設。
  2. スプリンターズSの開催時期移動(12月→9月or10月)もあり、2000年からは距離が芝1200mに短縮され、スプリンターズSのトライアルレースという扱いになった。
  3. 2006年からはGIIに格上げされ、更にサマースプリントシリーズの最終戦に組み込まれた。
  4. 大阪杯のGI昇格に伴い、2017年からは産経新聞の大阪本社が正賞を提供している。
  5. 1990年・1991年・2006年は阪神競馬場の改修工事の影響で、1994年は京都競馬場の改修工事の影響による日程の変更で、それぞれ中京競馬場で振替開催となった。
    • 1995年は阪神・淡路大震災の影響で阪神が使用不能になったため、京都で振替開催となった。
ローズステークス
  1. エリザベス女王杯へのトライアルレースとして1983年に創設。
  2. 1996年にエリザベス女王杯の古馬開放・秋華賞の新設の影響で開催時期が1ヶ月繰り上がった。
    • これに伴い、同時期に開催していたサファイヤステークスは廃止となった。
    • 開催場も京都競馬場から阪神競馬場に変わった。
  3. 1984年から関西テレビ放送が社杯を提供している。
セントライト記念
  1. 初代三冠馬のセントライトを記念して1947年に創設された重賞競走。
  2. 2011年までは「ラジオ日本賞セントライト記念」だった。朝日杯FSの阪神への移動もあり2014年から現在の「朝日杯セントライト記念」に。
  3. 1988年・2002年・2014年は中山競馬場の改修工事の影響で新潟競馬場での開催だった。
  4. 神戸新聞杯に比べると菊花賞には若干繋がりにくいレース。
    • グレード制導入以降、セントライト記念に出走した後に菊花賞を制した馬は僅か6頭しかいない。
      • 連覇となるとわずか2頭である。ただしその2頭はシンボリルドルフキタサンブラックだが。
オールカマー
  1. 1955年に創設。1986年から1994年までは「地方競馬招待競走」として行われ、この間には地方所属馬も2度このレースを勝利している。
    • 1986年のジュザブロー(愛知)と1991年のジョージモナーク(大井)の2頭。
    • 1995年に地方競馬招待を廃止し、グレードもGIIIからGIIに昇格。
  2. 基本的に中山競馬場で開催されるが、1980年までは東京競馬場で開催されることもあった。
    • 更に1988年・2002年・2014年は中山競馬場の改修工事の影響で新潟競馬場での振替開催となった。
  3. 出走頭数が少なめ。
  4. 産経新聞の東京本社が正賞を提供している。
神戸新聞杯
  1. 菊花賞の西のトライアル。1999年までは京都新聞杯も菊花賞トライアルに位置づけられていたが、京都新聞杯の開催が5月に移ったことで関西での唯一の菊花賞トライアルとなった。
  2. 創設は1953年。当時のレース名は「神戸盃」。1972年に今の名称になった。
  3. クラシックで好成績を残した有力3歳馬は殆どがこのレースから始動しており、歴代の三冠馬も神戸新聞杯を快勝し本番の菊花賞へ向かっている。
    • また神戸新聞杯を制したが距離関係から菊花賞をパスし古馬相手のGIへ挑む馬も少なくない。
毎日王冠
  1. 1950年に創設。現在の時期の開催になったのは1981年から。
  2. 秋競馬を占う重要なレースの一つ。
  3. 1998年にはサイレンススズカ・エルコンドルパサー・グラスワンダーの3頭の夢の対決が実現。GIIにも関わらず東京競馬場に13万人の観衆が詰めかけた。
  4. 毎日王冠だけに、勝つと王冠が贈られる。
京都大賞典
  1. 1966年に「ハリウッドターフクラブ賞」として創設。現在のレース名になったのは1974年から。
  2. 上の毎日王冠と同じく、秋競馬を占う重要なレースの一つ。
    • ただ距離は2400mとやや長い(毎日王冠は1800m)ため、エリザベス女王杯やジャパンカップを目指す馬も出走してくる。
  3. かつては毎日王冠と同じ日曜日に開催されていたが、2010年代に入ってからは3連休の最終日に開催されることが多くなった。
府中牝馬ステークス
  1. 1953年に「東京牝馬特別」として創設。現在のレース名になったのは1992年から。
    • 1964年から1991年までは東京タイムズ(現在休刊)が冠を協賛していた。
  2. レース格は1984年から2010年までGIII、2011年からはGIIに格上げされている。
富士ステークス
  1. 1981年のジャパンカップ創設に伴い、同競走への出走馬と帯同馬向けに設定された芝1800mのオープン競走(レース名なし)が起源。1984年から現在のレース名に。
    • オープン競走の時代にはGI9勝をあげた名牝トリプティクが出走し、勝利したこともある。
  2. 1997年から距離が1400mに短縮され、スプリンターズSの前哨戦として位置付けられた。1998年から重賞(GIII)に昇格。
  3. 2000年のスプリンターズSの開催時期の移動(12月→9月or10月)もあり、本レースの開催時期も11月から10月に移動。
    • 距離も1600mに延長され、マイルCSの前哨戦に。
  4. 2020年からGIIに格上げされた。
スワンステークス
  1. 1958年に創設。1984年の競馬番組改革に伴い、開催時期を春から10月下旬に移動。
    • 距離も芝1600mから芝1400mに短縮され、マイルチャンピオンシップのトライアル競走として現在に至っている。
  2. 2000年から毎日放送が正賞を提供している。
    • それ以前の1965年から1983年までは関西テレビ放送が正賞を提供していたこともある。
アルゼンチン共和国杯
  1. 日本とアルゼンチンの友好の一環として1963年に「アルゼンチンジョッキークラブカップ」として創設。
    • 現在のレース名になったのは1975年から。
    • 1984年から開催時期が5月から11月に繰り下がった。
  2. 時期によってずいぶんと勝ち馬の印象が違ってくるレース。アドマイヤジュピタ以前(勝ち馬がその後にGIを制したのが1978年のカネミノブが最後だった)と以降(10年間でスクリーンヒーロー、トーセンジョーダン、ゴールドアクター、シュヴァルグラン、スワーヴリチャードがGI馬になった)でだいぶ違う。
京王杯2歳ステークス
  1. 中央競馬の2歳重賞では3番目に長い歴史を持つレース。
  2. 1965年に「京成杯3歳ステークス」として創設。1998年からレース名が「京王杯3歳ステークス」に変わり、2001年から現在のレース名になった。
デイリー杯2歳ステークス
  1. 3歳(現2歳)馬限定の重賞競走「デイリー杯2歳ステークス」として1966年に創設。現在のレース名になったのは2001年から。
  2. 基本的に京都競馬場で開催されているが、1994年と2020年は京都競馬場の改修工事の影響で阪神競馬場での開催となった(2021年も阪神で開催される予定)。
  3. デイリースポーツが優勝杯を提供している。
ステイヤーズステークス
  1. 1967年創設。1984年にGIIIとして格付けされ、1997年にGIIに格上げされた。
  2. 12月の中山競馬場の芝3600mで行われる、伝統の長距離重賞であり、内回りコースを2周回する一戦である。
    • かつて橋本広喜騎手が1週目の直線でスパートを掛けてしまうというミスをしたことがあった。
阪神カップ
  1. 短距離路線整備の一環として2006年に新設。
    • これに伴い、同時期に開催されていた阪神牝馬Sは4月・CBC賞は6月に移動となった。
  2. 定量戦のGIIはこのレースと札幌記念のみ。1着賞金も6500万円とかなり高額に設定されている。

GIII

中山金杯
  1. 下記の京都金杯と合わせて、中央競馬で一番最初に行われる重賞競走。
  2. 1952年に「金盃」として創設。1996年から東西の金杯を区別するため、現在のレース名に変わった。
  3. 日刊スポーツが正賞を提供している。
京都金杯
  1. 上記の中山金杯と合わせて、中央競馬で一番最初に行われる重賞競走。
  2. 1963年に「迎春賞」として創設。1996年から東西の金杯を区別するため、現在のレース名に変わった。
  3. 1999年までの距離は中山金杯と同じ芝2000mだったが、2000年から距離が400m短縮されて1600mでの開催になった。
  4. スポーツニッポンが正賞を提供している。
シンザン記念
  1. 三冠馬シンザンを記念するレースとして京都競馬場で1月の上旬に施行される3歳馬限定の重賞競走。1967年の新設以来芝1600mの条件は変わっていない。
  2. アーモンドアイ・ジェンティルドンナの2頭の三冠&GI7勝牝馬と牝馬二冠と有馬記念を制したダイワスカーレットや日本馬初の欧州GI制覇を成したシーキングザパールなど、名牝の登竜門となっていると言える。
  3. 日刊スポーツが正賞を提供している。
フェアリーステークス
  1. 1984年に「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス」として創設。現在のレース名になったのは1994年から。
  2. 2009年に12月開催から1月開催に移動となった(これに伴い2008年は休止)。
  3. 1991年から2007年までは芝1200mでの開催だった。
  4. フジテレビの青嶋達也アナウンサーが「外国産ずがば」と言ってしまったのはこのレース(2001年・サーガノヴェル)。
愛知杯
  1. 1963年に「愛知盃」として創設。現在のレース名になったのは1970年から。
  2. 1972年から2003年までは父内国産馬限定重賞として開催されていたが、古馬牝馬路線の拡充を目的に2004年から牝馬限定の重賞に衣替え。
  3. 2015年は開催時期移動(12月→1月)の影響でレース自体が休止された。
京成杯
  1. 1961年に創設。1998年までは芝1600mで開催されていたが、距離体系の見直しもあり1999年から同時期に開催していたジュニアカップと距離を交換し、芝2000mでの開催に変わった。
  2. 歴代の勝ち馬にはスピードシンボリ(1966年)・テスコガビー(1975年)・エイシンフラッシュ(2010年)などが名を連ねている。
根岸ステークス
  1. 1984年からオープン特別として施行されていたレースを1987年から重賞に格上げ。
    • 現在の1回東京の開催になったのは2001年から。
      • 現在ではフェブラリーステークスのステップレースの色合いが濃い。
  2. 「根岸」は江戸時代末期に日本初の近代競馬場として横浜に開場した「根岸競馬場」から来ている。
シルクロードステークス
  1. 短距離重賞の拡充を目的に、それまでオープン特別として行われていた同名の競走を1996年に重賞へ昇格。
  2. 創設当初は4月開催だったが、高松宮記念の施行時期移動に伴いこのレースも2月開催になった。
    • 2011年から開催時期が一週繰り上がった。
東京新聞
  1. 1951年に「東京杯」として創設。現在のレース名になったのは1966年から。
    • 1984年から距離が400m短縮され、マイルの重賞として現在に至っている。
  2. 1995年(第45回)は降雪の影響でダートに振替となり、グレード外の「重賞」として開催された。
きさらぎ賞
  1. 1961年に創設。当初は中京競馬場の砂コース(ダートコースとは若干違う)で行われていた。
    • 京都競馬場での開催での開催になったのは1987年から。
    • 1990年と1994年は日程の関係上、阪神競馬場で振替開催となった。
  2. 「NHK賞」という副称が設定されている。
  3. 歴代の勝ち馬にはタニノムーティエ(1970年)・ヒカルイマイ(1971年)・キタノカチドキ(1974年)・ニホンピロウイナー(1983年)・スペシャルウィーク(1998年)・ネオユニヴァース(2003年)などが名を連ねている。
クイーンカップ
  1. 4歳(現3歳)牝馬限定の重賞として1966年に創設。
  2. 開催場は1981年以降(東京が改修工事だった2003年を除いて)東京競馬場で固定されている。
  3. 1969年からデイリースポーツが優勝杯を提供している。
共同通信杯
  1. 1967年に「東京4歳ステークス」として創設。現在のレース名になったのは2001年から。
  2. 一応「トキノミノル記念」という副称があるが、ほとんど使われていない。
  3. 過去3回、降雪の影響でダート開催になった年(1968年・1970年・1998年)がある。
    • 1998年の同レースはグレードなしの「重賞」という扱いだった。エルコンドルパサーが圧勝している。
  4. 近年はゴールドシップやイスラボニータ、ドゥラメンテ、ディーマジェスティなどがこのレースで勝利ないし好走し、本番の皐月賞を制している。
ダイヤモンドステークス
  1. 1951年に創設。当初は4月に開催されていた名残りで、4月の誕生石の「ダイヤモンド」がレース名に入っている。
  2. 1984年から冬の開催になり、更に1987年からは東京競馬場での開催に固定された。
    • 2003年は東京競馬場の改修工事に伴い中山競馬場で振替開催。
    • その翌年の2004年からは距離が3400mに延長され、JRAで行われる平地競走の中では2番目に距離が長いレースとなった。
小倉大賞典
  1. 1967年に創設。冬の小倉開催で行われる唯一の重賞競走。
  2. 1969年(第3回)のみ、レース名を「セントウルステークス」と変更して阪神競馬場で開催された。
  3. 1998年と1999年は小倉競馬場の改修工事に伴い、中京競馬場で4月に開催。
阪急杯
  1. 1957年に「宝塚杯」として創設。現在のレース名になったのは1960年から。
  2. 1996年までは主に6月に開催されていたが、短距離路線の整備に伴い2月から3月にかけての阪神開催に移動となった。
  3. 松永幹夫騎手の最後の重賞勝利となったのもこのレースだった(2006年・ブルーショットガン)。
オーシャンステークス
  1. 1996年に芝1800mのオープン特別として創設。翌1997年から開催時期が春に移動。
    • 1999年のみ準オープン(現:3勝クラス)に格下げされたが、翌2000年からは再びオープン特別に戻った。
  2. 中央競馬のスプリント重賞路線再整備に伴い、2006年からは重賞に昇格。高松宮記念のトライアル競走として現在に至っている。
    • 第1回の勝ち馬はオープン特別時代の2003年の勝利経験のある大井のネイティヴハートだった。
  3. ナックビーナスは2017年から2020年まで4年連続で出走し、4年連続で2着という珍しい記録を持っている。
  4. 夕刊フジが正賞を提供している。
ファルコンステークス
  1. 1987年に「中日スポーツ賞4歳ステークス」として創設。現在のレース名になったのは2001年から。
  2. 当初は夏(6月下旬~7月上旬)に開催されていたが、1996年に開催時期が約1ヶ月繰り上がり、同時に距離も1800mから1200mに短縮された。
    • 2006年には開催時期が3月に変更され、2012年からは距離が1400mに延長された。
  3. 基本的に中京競馬場で開催されるが、日程の関係上1993年は京都競馬場・2011年は阪神競馬場で振替開催となった。
毎日杯
  1. 1954年に創設。主に6月に開催されていたが、1971年から3月開催に開催時期が移動。
    • 距離も第1回から芝2000m(1971年のみ芝1900m)だったが、2007年から距離が200m短縮され芝1800mでの開催に。
  2. 歴代の勝ち馬にはオグリキャップ(1988年)・テイエムオペラオー(1999年)・クロフネ(2001年)・キングカメハメハ(2004年)・ディープスカイ(2008年)・キズナ(2013年)などが名を連ねている。
マーチステークス
  1. 中央競馬のダート路線整備に伴い1994年に創設。距離は第1回からダート1800mで行われている。
    • 但し2011年は東日本大震災の影響で阪神競馬場での振替開催となった。
  2. 因みに同名のオープン特別が1986年から1992年まで施行されていたが、芝コースで開催されていたこともあり前身の競走には指定されていない。
ダービー卿チャレンジトロフィー
  1. 1969年にイギリスからレスター・ピゴット他2人の騎手を招待し、東京競馬場と京都競馬場で「英国騎手招待競走」が計4競走行われた。
    • その際東京で行われた競走の一つに、第18代ダービー卿エドワード・ジョン・スタンリー伯爵からトロフィーの寄贈を受けたことを記念し、「ダービー卿チャレンジトロフィー」が創設された。
  2. 創設時は東京競馬場で11月に行われたが、1981年に中山競馬場へ変更。1990年からは施行時期が春の中山開催に繰り上げ。
    • 2011年のみ、東日本大震災の影響で阪神競馬場での振替開催となった。
  3. 当初の距離は芝1800mだったが、1984年から200m短縮されて芝1600mに。1990年には更に距離が短縮され芝1200mになったが、1996年から距離が芝1600mに戻った。
アーリントンカップ
  1. 1992年に阪神競馬場がアメリカのアーリントン国際競馬場(2000年からはアーリントンパーク競馬場)と姉妹提携を結んだのを機に、それまで存在していたペガサスステークスを「アーリントンカップ」に改称。
  2. 2017年までは1回阪神の開幕週に開催されていたが、2018年からは皐月賞の前日の開催に。
  3. 「ペガサスステークス」時代の勝ち馬にオグリキャップ。その後もダンツフレーム、タニノギムレット、ジャスタウェイ、レインボーラインとマイルが本職でない出世馬が多い。
    • もちろんシャダイカグラやミッキーアイル、コパノリチャードなどもいるが。
アンタレスステークス
  1. 中央競馬と地方競馬のダート重賞競走の整備の一環として1996年に創設。
    • 第1回は阪神競馬場で6月下旬(6月29日)に開催されたが、翌1997年からは開催時期が大幅に繰り上がり京都競馬場で5月上旬の開催に。
    • 2000年以降は4月下旬(開幕週)の開催になったが、2012年にマイラーズカップと開催時期・開催場を交換し阪神競馬場での開催に戻った。
福島牝馬ステークス
  1. 古馬牝馬路線の拡充を目的に2004年に新設された、春の福島開催で唯一行われる重賞競走。
    • 2011年(第8回)のみ、東日本大震災の影響で新潟競馬場での振替開催となっている。
  2. 前身というべきカブトヤマ記念は父内国産馬限定戦だった。
新潟大賞典
  1. 福島大賞典を新潟ステークスとして新潟で代替開催したのが大本。
  2. 現在の通常日程で秋開催に重賞が無いため、春はもとより新潟の三場開催では唯一の重賞競走。
  3. 2019年(第41回)は土日祝の3日間開催とそれに付随した重賞競走の開催日変更で、競馬で平成最後(4月29日)の重賞競走となった。
平安ステークス
  1. ダート重賞路線整備の一環として、1994年にそれまでオープン特別として行われていた同名の競走を距離延長のうえ重賞に昇格。
    • 第1回は日程の関係上、京都ではなく阪神での開催となった。
  2. 2013年から東海S(中京)と開催時期が入れ替わり、距離も100m延びてダート1900mでの重賞になった。
鳴尾記念
  1. 1951年に創設。当初は春と秋の2回開催だったが1954年から年1回の開催となった。
  2. 1984年のグレード制導入以降は3月開催(84年~86年)→12月開催(87年~96年)→6月開催(97年~99年)→12月開催(00年~11年)→6月開催(12年~)…と開催時期がかなり入れ替わっている。
    • 1997年に距離が2500mから2000mに短縮、2000年にはGIIからGIIIに格下げとなった。
  3. レース名の「鳴尾」は阪神競馬場の前身となった鳴尾競馬場が由来となっている。
函館スプリントステークス
  1. 短距離重賞の拡充を目的に「札幌スプリントステークス」として1994年に創設。
    • 現在のレース名になったのは1997年から。
  2. サマースプリントシリーズの第1戦でもある。
ユニコーンステークス
  1. 中央競馬のダート路線の整備に伴い1996年に創設。当初は中山競馬場のダート1800mで秋に開催されていた。
    • 1997年は日程の関係上、東京競馬場のダート1600mで開催された。
  2. 創設当初はこのレースと大井のスーパーダートダービー(廃止)、盛岡のダービーグランプリで4歳ダート三冠シリーズを形成していた。
  3. ダート路線の改編もあり2001年からは開催時期が6月に移動。開催場も中山から東京に変更された。
  4. 歴代の勝ち馬にはタイキシャトル(1997年)・ウイングアロー(1998年)・アグネスデジタル(2000年)・カネヒキリ(2004年)・ゴールドドリーム(2016年)などが名を連ねている。
ラジオNIKKEI
  1. 1952年に「中山4歳ステークス」として創設。当初は皐月賞の前哨戦として4月に開催されていた。
    • 数度の変遷(中山4歳S→日本短波賞→ラジオたんぱ賞)を経て、現在のレース名になったのは2006年から。
  2. ダービーの勝ち馬が出走できなかった名残からか、かつては「残念ダービー」と呼ばれていた。
  3. 3歳重賞としては極めて珍しいハンデ戦。
CBC賞
  1. 1965年に創設。1989年までは12月に開催されていたが、スプリンターズSのGI昇格に伴い1990年から開催時期が6月に移動。同時にGIIIからGIIに格上げされた。
  2. その後1996年に開催時期が11月に移動され、更にスプリンターズSの開催時期移動(12月開催→9月~10月開催)もあり、2000年からは再び12月開催に。
  3. 2006年から開催時期が再び6月に移動し、格付けもGIIからGIIIに格下げとなった。
    • 2012年からは6月下旬~7月上旬の開催で定着した。サマースプリントシリーズの第2戦でもある。
  4. 1969年までは砂コース(ダートコースとは少し違う)の1800mで開催されていた。
プロキオンステークス
  1. 中央競馬のダート重賞路線整備の一環として1996年に新設。当初は4月に開催されていた。
    • 夏季開催になったのは2000年から。
  2. 1996年から2011年までは阪神競馬場で開催されていたが、2012年からは開催場が中京競馬場に変更。
    • 但し2006年と2011年は日程の関係上、京都競馬場での振替開催となった。
    • 2021年は小倉競馬場のダート1700mで開催される予定。
函館2歳ステークス
  1. 1969年に創設。1997年に札幌と函館の開催順が入れ替わったことで、中央開催では一番早く行われる2歳重賞になった。
    • それ以前には6月末に門別で施行される「栄冠賞」というのが全国において一番早く行われる2歳重賞になっている。(門別では4月の年度開催スタートの時点で2歳戦が組まれている)
      • そのため門別で実戦を積んだ北海道所属馬がこのレースに登録してくることが多い。過去に2度北海道所属の馬が勝利している。
函館記念
  1. 函館競馬芝2000mの名物重賞で、サマー2000シリーズの第1戦。
  2. かつてフジテレビ系列の特番27時間テレビによって競馬中継が一レースのみになる中、この重賞が中継されることが多かった。
  3. みどりのマキバオーでは、カスケードとのマッチレースの後に出走したピーターIIが故障を発生したレース。翌年弟のアマゴワクチンが菊花賞と共に制覇し、兄の雪辱を晴らした。
中京記念
  1. 1953年に「中京開設記念」として創設。現在のレース名になったのは翌1954年から。
    • 当初はコース(ダートコースとは若干異なる)で開催されていた。
  2. 春開催の重賞として定着していたが、2012年から夏のマイル重賞にリニューアルされた。
  3. トヨタ自動車が正賞を提供している。
アイビスサマーダッシュ
  1. なんと言っても「直線1000m」。
  2. 新潟競馬場の改修にともない新たに作られた直線1000mの芝コースを使用した、日本で唯一の直線コースの重賞。
    • 余談だが、直線1000mコースを使用する特別・オープンのレース名にはすべて「速いもの」に関する言葉が使われている。
      • 例えば新潟の秋開催に行われる直線1000mのOP特別のレース名は「ルミエールオータムダッシュ」である。
      • なお、レース名の「アイビス」は新潟の県鳥トキの英語名。
  3. 創設当初は牝馬が勝つことが多いレースだったが、今ではそうでもなくなってきた。
  4. カルストンライトオの2002年に出したタイムは現在も芝1000mのJRAレコードタイム。
    • 時速に直すと約67km/hだが、当時その速度で最寄りの新新バイパスを走ると速度超過である(当時は速度制限が60km/h、2009年以降は70km/h)。
小倉記念
  1. 1965年に創設。小倉競馬場の重賞競走のなかでは最も古い歴史を持つ。
  2. メイショウカイドウが唯一このレースを連覇している。この馬は無類の小倉巧者であり、「玄界灘の風雲児」と称された。
エルムステークス
  1. 1996年のダート重賞路線の整備に伴い、前年まで函館競馬場で行われていたオープン特別の「シーサイドオープン」を重賞に昇格。
    • 翌1997年の函館と札幌の開催順の入れ替わりに合わせて開催場を札幌競馬場に移動。レース名も「エルムステークス」に変わった。
  2. 2009年は日程の関係上、新潟競馬場での開催となった。
関屋記念
  1. 新潟競馬場が関屋から豊栄町笹山に移転した1966年に創設された重賞競走。
    • 芝1600mでの開催となったのは1975年から。同時に夏の開催に固定となった。
    • 2012年からはサマーマイルシリーズの第2戦(2020年から第3戦)に組み込まれている。
  2. 日程の関係上、福島競馬場で代替開催になった年が過去3回ある(1988年・1995年・2000年)。
北九州記念
  1. 1966年に創設。テレビ西日本が1970年から冠を提供しているため、正式名称は「テレビ西日本賞 北九州記念」。
  2. 短距離路線の整備に伴い2006年から距離が1800mから1200mに短縮。同時にサマースプリントシリーズの第3戦(2012年から第4戦)に指定された。
  3. 1982年と1998年は小倉競馬場の改修工事に伴い、阪神競馬場での振替開催となった。
キーンランドカップ
  1. 1996年にオープン特別として創設。2002年からは1000万円以下の特別戦に降格されていたが、短距離路線の整備に伴い2006年から重賞に昇格。
    • 同時にサマースプリントシリーズの第4戦(2012年から第5戦)に指定された。
  2. レース名の「キーンランド」はアメリカ・ケンタッキー州にあるキーンランド競馬場から来ている。
札幌2歳ステークス
  1. 1966年に「北海道3歳ステークス」として創設。現在のレース名になったのは2001年から。
  2. 1996年までは中央開催で一番早く行われる2歳重賞だった。
    • 1997年に函館と札幌の開催順が入れ替わったことに伴い、開催時期も9月or10月に移動となった。同時に距離も1200mから1800mに延長された。
  3. 歴代の勝ち馬にはニシノフラワー(1991年)・ビワハイジ(1995年)・ジャングルポケット(2000年)・アドマイヤムーン(2005年)などが名を連ねている。
  4. 地元ホッカイドウ競馬の所属馬も過去2度(2001年・2003年)このレースを勝っている。
紫苑ステークス
  1. クイーンステークスの開催場の移動と古馬開放に伴い、秋華賞へのトライアル競走として2000年に新設。2016年から重賞(GIII)に昇格。
    • 当初の距離は芝1800mだったが、2007年からは距離が200m延び芝2000mでの開催となった。
  2. 2002年と2014年は中山競馬場の改修工事に伴い、新潟競馬場で振替開催となった。
阪神ジャンプステークス
  1. 1999年の障害レース改革に伴い、それまで行なわれていた阪神障害ステークス(秋)をリニューアルして創設された。
  2. 2006年(第8回)は阪神競馬場の改修工事に伴い、中京競馬場での振替開催となった。
  3. このレースを得意にしていたのはコウエイトライ。5戦して4勝(2006年~2008年、2010年)を挙げた。
シリウスステークス
  1. 1997年に創設。2000年までは12月に開催されていたが、JBCスプリントの新設に伴い2001年から開催時期を秋の阪神開催の最終週に移動。
    • 2006年は阪神競馬場の改修工事に伴い、中京競馬場のダート1700mでの振替開催となった。
    • 2007年からは距離も1400mから2000mに延長となった。
  2. 因みに同名のオープン特別(芝1200m)が1990年から1996年まで行われていた。
サウジアラビアロイヤルカップ
  1. 1984年にオープン特別の「いちょうステークス」として創設。2014年から重賞に昇格された。
    • 現在のレース名になったのはその翌年の2015年から。いちょうSから回次は引き継がれず、2015年の開催は「第1回サウジアラビアロイヤルカップ」として施行された。
  2. 歴代の勝ち馬(いちょうS含む)にはエアグルーヴ(1995年)・メジロドーベル(1996年)・イスラボニータ(2013年)・グランアレグリア(2018年)などが名を連ねている。
アルテミスステークス
  1. 関東における阪神JFの前哨戦として2012年に創設。「新設重賞」→「重賞」を経て2014年からGIIIに格付けされた。
  2. 歴代の勝ち馬からはGI馬が4頭出ている(2021年3月現在)。
ファンタジーステークス
  1. 牝馬重賞路線整備の一環として1996年に創設。
    • 2011年までは阪神3歳牝馬ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)への唯一の牝馬限定による前哨戦だった。
  2. 2020年11月現在、当レースと阪神JFを連勝したのはピースオブワールド(2002年)・ダノンファンタジー(2018年)・レシステンシア(2019年)の3頭。
  3. 第1回からKBS京都が正賞を提供している。
みやこステークス
  1. 1997年からダートのオープン特別として施行されていたトパーズステークスを2010年から重賞に昇格。
    • 同時にレース名も「みやこステークス」に変更され、ジャパンカップダート(現:チャンピオンズカップ)への前哨戦として位置付けられた。
  2. 2018年は京都競馬場でJBC3競走が開催されるため休止。
  3. 2020年は京都競馬場の長期改修工事の影響のため、阪神競馬場での振替開催となった。
武蔵野ステークス
  1. ダート重賞路線整備の一環として、1996年にそれまでオープン特別として行われていた同名の競走を距離延長のうえ重賞に昇格。
  2. 2000年からジャパンカップダート(現:チャンピオンズカップ)の前哨戦として秋の東京開催に移動。距離も1600mに戻った。
  3. 何と言ってもクロフネである。秋の天皇賞を除外されて臨んだこのレースで2着に9馬身差を付けた。
  4. 東京中日スポーツが正賞を提供している。
東京スポーツ杯2歳ステークス
  1. 「東京3歳ステークス」として1966年に創設。1996年に3歳重賞競走整備の一環として重賞(GIII)に格付けされた。
    • レース名は東京3歳ステークス(1966年‐1967年)→府中3歳ステークス(1968年‐1996年)→東京スポーツ杯3歳ステークス(1997年‐2000年)と変わり、2001年から現在のレース名になった。
  2. このレースの勝ち馬は翌年の牡馬クラシック路線で活躍することが多く、競馬ファンの間では「出世レース」として知られている。
  3. 2021年からはGIIに昇格される予定。
福島記念
  1. 秋の福島開催に行われる芝2000mの名物重賞。
  2. 競馬場の名を冠した第三場の記念重賞の中では唯一夏の主場開催とは異なる時期にやっている。
    • 以前はマイル戦になる前の中京記念も同じだった。
京都2歳ステークス
  1. 1959年に「京都3歳ステークス」として創設。現在のレース名になったのは2001年から。
    • 2歳重賞競走整備の一環として2014年から重賞(GIII)に格上げされた。
  2. オープン特別時代の勝ち馬にはナリタブライアン(1993年)・アドマイヤドン(2001年)・ヴィクトワールピサ(2009年)・エピファネイア(2012年)などが名を連ねている。
  3. 重賞に昇格した2014年からラジオNIKKEIが正賞を提供している。
京阪杯
  1. 一年間の京都開催の最後を飾る重賞競走。
  2. 1956年に「京都特別」の名称で創設。現在のレース名になったのは1961年から。
  3. 1984年から1996年までは宝塚記念の前哨戦として春に開催されていた。
    • このレースを勝ってから宝塚記念を勝った馬も2頭だけいる(カツラギエース・ダンツシアトル)。
  4. 芝1200mのスプリント戦になったのは2006年から。
  5. 京都競馬場のそばを通っている京阪電車の社杯なためか、入場時の曲には京阪の発車メロディなどを手掛けた向谷実氏の「A Promising Moment」が使われている。
  6. ジャパンカップと同日の開催であり、このレースはジャパンカップの後に京都の12レースとして行われており、一年の京都開催の最後のレースとなっている。
チャレンジカップ
  1. 1950年に「チャレンジカップ」の名称で創設。1953年には朝日新聞からの賞寄贈を受け「朝日チャレンジカップ」と改称。
    • それ以来ずーっとこのレース名だったが、2014年に朝日杯FSの阪神競馬場への移動の影響で「朝日」が取れ、レース名が「チャレンジカップ」に戻った。
  2. 開催時期は1969年から2011年まで9月の開催だったが、2012年から12月の開催に繰り下げとなった。
カペラステークス
  1. 2008年に新設されたダート短距離の重賞。
    • それまで1月に開催されていたガーネットステークスを12月に移動のうえ、レース名を変更して新たに創設された。
  2. 2019年(第12回)は藤田菜七子騎手騎乗のコパノキッキングが勝利、JRA所属の女性騎手として初めての重賞勝利となった。

オープン競走

万葉ステークス
  1. 京都競馬の年明け最初の開催で行われるオープン特別。
    • 中央で行われる平地競走のうち3000mを超える競走は6つあるが、その中で唯一の重賞ではない競走。
  2. 名ステイヤー・トウカイトリックはこのレースに7回(2007年・2008年と2010年から2014年まで)出走して2回(2008年と2010年)勝っている。
    • 最後に出走した時は12歳になっていたが、それでも2着馬と0.2秒差の4着と好走。
紅梅ステークス
  1. 1968年に「紅梅賞」として創設。現在のレース名になったのは1989年から。
  2. 歴代の勝ち馬にはイットー(1974年)・マックスビューティ(1987年)・スティルインラブ(2003年)・スイープトウショウ(2004年)・シンハライト(2016年)などが名を連ねている。
若駒ステークス
  1. 1985年に「ジュニアステークス」として創設。現在のレース名になったのは1989年から。
  2. トウカイテイオー(1991年)やディープインパクト(2005年)など、このレースの勝ち馬から牡馬クラシック路線で活躍した馬も多い。
  3. 毎年少頭数のレースになりがちで、2011年を最後に出走頭数は一桁台が続いている。2012年と2017年は僅か5頭でのレースとなった。
エルフィンステークス
  1. 1983年に創設。距離は基本的に芝1600mで開催されるが、1996年は雪の影響でダート1400mで振替開催となった。
  2. 過去の勝ち馬には桜花賞やオークスを勝った馬が多数出ている。
    • 2011年のマルセリーナ(桜花賞)以降なかなか出世馬が現れなかったが、2020年に当レースを勝ったデアリングタクトが桜花賞・オークスと連勝し、63年ぶりの無敗の二冠牝馬に。
      • デアリングタクトはその後秋華賞も勝ち、史上初の無敗の牝馬三冠を達成した。
アネモネステークス
  1. 1991年、桜花賞への出走権拡大を目的に条件戦として行われていたアネモネ賞を格上げし「アネモネステークス」として創設。
  2. 代替開催を除き阪神競馬場・芝1400mで開催されていたが、2000年から若葉ステークスと開催場を入れ替え、中山競馬場・芝1600mでの開催となった。
  3. 2020年現在、このレースの勝ち馬から桜花賞の勝ち馬は未だに出ていない。
    • 但し1995年は2着に入ったワンダーパヒュームが、1996年は3着に入ったファイトガリバーが本番の桜花賞を制している。
若葉ステークス
  1. 1985年に「若葉賞」として400万円以下の特別戦からオープン特別に昇格。現在のレース名に変わったのは1989年から。
  2. 2000年からアネモネステークスと開催場を入れ替え、阪神競馬場・芝2000mでの開催となった。
  3. このレースの勝ち馬から皐月賞を勝った馬は3頭いる(トウカイテイオー・ジェニュイン・ヴィクトリーの3頭)。
名鉄杯
  1. 創設されたのは2002年。レース名の通りに名古屋鉄道からの寄贈賞となっており、中京競馬場の名物レースとなっている。
  2. このレース最大の見どころは重賞レースではないのにかかわらず、名鉄ブラスバンドによるミュージックホーンを元としたファンファーレが使用されいる。
    • さらに場内中継やグリーンチャンネル(とグリーンチャンネルの映像をそのまま流しているテレ東の中継)ではCGによるレース名表示が使われている。
      • GI以外でCGが使用されるのは同じく鉄道会社からの寄贈賞となっている京王杯スプリングCと京王杯2歳ステークスがある。
  3. 条件とコースと開催時期がたびたび変わっているレースであり、2020年は3月にダート1400mのOPで施行されたが、2017年~2019年は7月にダート1800mのOP(2019年のみリステッド)として施行。
    • 2013年~2016年は3月に芝の2200mで1000万条件(現在の2勝クラス)での施行という感じである。
忘れな草賞
  1. 1984年に創設された3歳牝馬限定のオープン特別競走。2019年からリステッド競走に指定された。
  2. 桜花賞に出る予定だったが賞金不足で除外された馬や、オークスへの賞金加算を目的に出走する馬が多く「残念桜花賞」と呼ばれている。
    • 過去、このレースの勝ち馬からオークスを勝った馬は5頭いる。
スイートピーステークス
  1. 1991年にそれまで500万円以下の特別戦として施行されていた「スイートピー賞」をオークス指定オープン特別に昇格。
  2. 2017年までは上位2着にオークスへの優先出走権が与えられていたが、2018年からは1着馬だけにオークスへの優先出走権が与えられることに。
  3. 2020年現在、当レースとオークスを連勝したのは2006年のカワカミプリンセスのみ。
プリンシパルステークス
  1. 1996年のNHK杯廃止とNHKマイルカップの新設に伴い、日本ダービーへのトライアルレースとして新たに創設された。
  2. 距離は2002年まで芝2200mだったが東京競馬場の改修工事で芝2200mの設定が出来なくなり、2003年から芝2000mで施行されている。
  3. 2019年はレースの直前に雹が降った影響で10R以降が打ち切りとなり、翌週に順延された。
  4. 2020年現在、このレースをステップにして日本ダービーを勝った馬は未だに存在しない(最高着順は1996年・ダンスインザダークの2着)。
    • ただ歴代の勝ち馬にはサイレンススズカ(1997年)・ルーラーシップ(2010年)・スピルバーグ(2012年)など、後にGIを勝った馬も存在する。
葵ステークス
  1. 1985年にオープン特別の「葵賞」として創設。現在のレース名になったのは1989年から。
  2. その後長らくオープン特別として開催されていたが、2018年に3歳短距離路線拡充の一環として重賞に昇格された。
  3. 歴代の勝ち馬にはオサイチジョージ(1989年)・ダイタクヘリオス(1990年)・ロードカナロア(2011年)などが名を連ねている。
米子ステークス
  1. ウインズ米子の開設を記念し2000年に創設。日程の関係上、2006年と2011年は京都競馬場で開催された。
  2. 2020年からサマーマイルシリーズの第1戦に組み込まれた。
札幌日経オープン
  1. 1973年に「札幌日経賞」として創設。現在のレース名になったのは1993年から。
    • 但し2007年のみ1000万円以下(現:2勝クラス)・芝1500mの札幌日経賞として施行された。
  2. 2000年以降、距離は芝2600mで固定となっている(但し上記の2007年は除く)。
  3. 歴代の勝ち馬にはシンコウラブリイ(1993年)・ホクトベガ(1994年)・ペルーサ(2015年)などが名を連ねている。
    • 因みにペルーサは当レースの勝利が5年3ヶ月8日ぶりの勝利となり、JRAの史上最長勝利間隔の新記録を更新した。
  4. 札幌日経賞時代の1985年にはスタート直後に落馬したギャロップダイナがそのまま馬群を追走、直線では1着馬のデリンジャーアモンに1馬身半差を付けてゴールするという珍事が起きた。
フェニックス賞
  1. 1968年に70万円以下の条件戦として創設。1970年からはオープン特別として施行されている。
    • 現在は小倉2歳ステークスへのステップレースの意味合いが強い。
  2. 一時期福永祐一騎手がこのレースを大得意にしており、2003年から2007年まで当レースを5連覇していた。
  3. 基本的には小倉競馬場で開催されるが、グレード制導入の1984年以降、1回だけ京都競馬場での開催になった年がある(1998年)。
    • この時の勝ち馬は鹿児島県出身のコウエイロマン。その22年後の2020年に熊本県出身のヨカヨカが勝ち、九州産馬として22年ぶりの同レース勝利となった。
  4. この時期の2歳戦ということもあり、あまり出走頭数は多くならないことが多い。
    • 1984年のグレード制導入以降、最も頭数が多かったのは1997年と2004年の13頭。逆に最も頭数が少なかったのは1987年と1995年の6頭。
ひまわり賞
  1. 1988年に九州産3歳特別から名称変更し創設。1997年からは地方交流競走となった。
  2. 前身のレース名からお分かりの通り九州産のサラブレッド限定の競争となっており、2歳戦という設定から未勝利馬や未出走馬も登録してくることがある。
    • また、九州の有力馬主である「テイエム」や「カシノ」が多頭出ししてくることもある。
  3. 九州産限定の競走は他に佐賀競馬で行われているたんぽぽ賞・霧島賞があるが、ひまわり賞は唯一の芝レースとなっている。
野路菊ステークス
  1. 秋の阪神開催で行われる2つの2歳オープン特別のうちの一つ。
  2. 1965年に50万円以下の「野路菊賞」として創設。1984年からオープンに昇格し、1988年から現在のレース名に。
  3. 歴代の勝ち馬にはダンツフレーム(2000年)・メイショウサムソン(2005年)・ラブリーデイ(2012年)・ワグネリアン(2017年)などが名を連ねている。
  4. 若駒Sと同じくこちらも毎年少頭数のレースになりがちで、2008年を最後に出走頭数は一桁台が続いている。
    • 2019年と2020年は僅か5頭でのレースとなった。
ききょうステークス
  1. 秋の阪神開催で行われる2つの2歳オープン特別のうちの一つ。
  2. 1979年に「ききょう特別」として創設。1984年からオープンに昇格し、1988年から現在のレース名に。
  3. 歴代の勝ち馬にはヤマカツスズラン(1999年)・ダンツフレーム(2000年)・コスモサンビーム(2003年)・タワーオブロンドン(2017年)などが名を連ねている。
萩ステークス
  1. 1984年に創設。1996年から2001年までは開催を休止していたが、2002年に再開された。
  2. 距離は1984年から1993年までは芝1200m、1994年と1995年は芝1400m(1995年は牝馬限定戦)、2002年以降は芝1800mで開催されている。
  3. 歴代の勝ち馬にはスズカマンボ(2003年)・フサイチリシャール(2005年)・タイムフライヤー(2017年)・サートゥルナーリア(2018年)などが名を連ねている。
  4. このレースも少頭数のレースになりがちで、2012年を最後に出走頭数は一桁台が続いている。
    • 2015年は僅か5頭でのレースとなったが、その内の4頭(ブラックスピネル・スマートオーディン・レインボーライン・プロフェット)が重賞勝ち馬になっている。
キャピタルステークス
  1. ジャパンカップの週に行われるオープン特別。創設は1990年。
    • 1996年までは12月に開催されるスプリンターズステークスへのトライアル競走という位置付けだった。
  2. 1997年は富士ステークスと統合される形で開催されず。1998年から2000年までは1600万円以下(現:3勝クラス)の特別戦として施行されていた。
  3. その後日程の変更もあり2001年から再びオープン特別に昇格。
  4. 歴代の勝ち馬にはサクラバクシンオー(1992年・1993年)、ローエングリン(2002年)、オレハマッテルゼ(2005年)、キンシャサノキセキ(2007年)などが名を連ねている。
  5. 国際競走のため、外国馬の出走も可能となっている。実際に2001年にはドイツのプラウドウイングスが勝利を挙げた。
中京2歳ステークス
  1. 1960年に「中京3歳ステークス」として創設。現在のレース名になったのは2001年から。
    • 1999年は開催日程の変更に伴い小倉競馬場で「北九州3歳ステークス」として開催された。
  2. 歴代の勝ち馬にはメイショウサムソン(2005年)・ダイワスカーレット(2006年)・アドマイヤマーズ(2018年)などが名を連ねている。
  3. 2012年からは夏に開催されていたが、2020年は京都競馬場の改修工事による変則日程に伴い、再び冬開催となる予定。

その他の競走

大阪-ハンブルクカップ
  1. 1997年に前年まで同条件で施行されていた大阪城ステークスの距離(芝2500m)などを引き継いで新設された。
  2. レース名の「ハンブルク」は大阪市と姉妹都市提携をしているドイツ・ハンブルクから来ている。
  3. 歴代の勝ち馬にはヴィータローザ(2004年)・ファストタテヤマ(2007年)・ビートブラック(2011年)などがいる。
  4. 桜花賞当日か前日の芝長距離のオープン特別として定着していたが、2017年から距離が1400mに短縮。
    • 翌2018年からはオープン特別から1600万円以下(3勝クラス)に格下げとなってしまった。
    • ただ2021年からは芝長距離(芝2600m)のオープン特別に戻る予定。
阿寒湖特別
  1. 札幌競馬場で行われる2勝クラス(旧:1000万円以下)の特別戦。
    • 距離は1998年から2600mで固定されている。
    • 2012年・2013年・2018年は日程の関係上開催されなかった。
  2. ステイゴールドのおかげで有名になったレースでもある。
    • このレースで3勝目を挙げたステイゴールドはその後GI戦線で好走を続けたが勝ちには至らず、約3年後の2000年の目黒記念を勝利するまで「主な勝ち鞍:阿寒湖特別」と表記され続けた。
  3. ステイゴールド以外にもマンハッタンカフェ(2001年)・ファインモーション(2002年)が当レース勝利後にGIを勝つなど、縁起の良いレースでもある。
ドンカスターカップ
  1. 菊花賞のモデルとなったセントレジャーステークスが開催されるイギリスのドンカスター競馬場と京都競馬場が姉妹競馬場になったのを記念して、1989年に創設された。
  2. ほぼ毎年施行条件が変わっている珍しいレース。
    • 1989年から1994年までは芝2400mのオープン特別。
    • 1995年から1998年までは芝1200mの準オープン。
    • 1999年は芝1800mの準オープン。
    • 2000年は芝3000mの準オープン。
    • 2001年から2003年までは芝3000mのオープン特別。ここまでのレース名は「ドンカスターステークス」。
    • 2004年と2006年はダート1400mの1000万円以下。2005年のみ芝1800mの1000万円以下。この3年間は「ドンカスターカップ」。
    • 2007年は芝1800mの準オープン。この年から再び「ドンカスターステークス」に。
    • 2008年と2009年はダート1800mの準オープン。
    • 2010年から再びレース名が「ドンカスターカップ」になった。
      • この年以降は1000万円以下(現:2勝クラス)で定着。この年は芝2200m。
    • 2011年は芝2200mで、2013年・2015年・2017年は芝1600mで施行。
    • 2012年・2014年・2020年はダート1200m(2020年は阪神競馬場)で、2016年・2018年・2019年はダート1400mで施行された。
エリカ賞
  1. 1974年に200万円以下の特別競走として創設。1990年のみ阪神競馬場の改修工事の影響で京都競馬場で振替開催となった。
  2. 歴代の勝ち馬からGIの勝利馬を多数輩出していることから、競馬ファンの間では出世レースとして知られている。
  3. 2015年から2017年までは開催が休止されていたが、2018年に復活。
ファイナルステークス
  1. 12月最終週の阪神の最終12レースで行われる文字通りの1年の最後を飾る一戦。現在は3勝クラスのレースとなっている。
    • ちなみに正式にはファイナルステークスの前に西暦年が入る
  2. 元々は2000年に「20世紀の最後のレース名を決める」という参加型キャンペーンがあり、この時に「カウントダウンステークス」が選ばれ、2000年の最終開催で「Dream Horses 2000 カウントダウンステークス」というレース名で行われた。
  3. 2016年までは中山競馬場のその年の最終レース名は「ハッピーエンドカップ」であり、どちらも年の最終レースに相応しい名称になっていた。
    • また、中京競馬場の年の最終レース名は「尾張(おわり)特別」となっており、やはりこれも年の最終レースに相応しい名称である。
    • なお、2017年から中央競馬の最終開催が12月28日になってからは中山の年の最終レース名は「ベストウィッシュカップ」になった。
  4. このレースの本馬場入場曲にはヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」が使用されている。

関連項目