ベタな旅行ガイドの法則

2008年12月20日 (土) 00:55時点における>Asakazeによる版 (→‎ベタな海外旅行ガイドの法則)
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ベタな国内旅行ガイドの法則

  1. 「るるぶ」と「まっぷる」が二大派閥。当然好みも二分される。
    • 老舗は「るるぶ」だが、ここにきて地図会社の強みを生かした「まっぷる」にシェアを奪われている。
    • 「まっぷる」に比べ、「るるぶ」の方が全体的に若者向けという感じがする。
    • 両者ともメジャー過ぎるので好きになれない、という人も存在する。
      • そんな人は成美堂出版辺りのガイドブックを好む。
    • 図書館に置かれているガイドブックは何故か「るるぶ」がメイン。
  2. 各県版では観光客が少なそうな市町村のマイナースポットもご丁寧に紹介されている。
    • 公園位しか紹介されていない市町村は「本当に何も無い市町村」だと思ってほぼ間違いない。
  3. 巻頭にはご当地グルメの特集が組まれている。
    • 香川讃岐うどん巡りをしている人は高確率で「るるぶ」か「まっぷる」を持っている。
  4. 広告だらけ。
    • 特に「るるぶ」の中央部は宿泊施設の広告で占められている。
  5. 載っている店は大抵観光客だらけ。
    • でお決まりの如く駐車しているのは8割が他県ナンバー。
    • でお決まりの如く食べた後の感想は「並んでまで…(以下省略)」。
    • 載っている店は他の会社のガイドブックにも大抵載っている。
    • 地元の人も知らない様な店に「地元で大人気」と書かれている。
      • 本当に「地元で大人気」の店に行きたいのなら、各地のタウン情報誌を読んだ方が良い。
    • 田舎の場合、そこしかお店がないから掲載されていることがある。
      • そしてそういう店は競争相手がないためボッタクリが横行。
  6. 大都市の巻は観光ガイドというよりショッピングガイド。
    • 特に仙台東京名古屋大阪福岡はこの傾向が強い。
    • まっぷるの「ベストスポット」シリーズはまさにショッピングガイドそのもの。
    • 「東京」の内容は基本的にミーハー。何か施設が出来ると巻頭に「○○(施設名)徹底ガイド」が掲載されたりする。
      • 東京の施設はこれでもかという位マスコミが報道するので、わざわざ特集を組まなくても良い様な…。
      • 秋葉原も一応掲載されてはいるが、秋葉原目当てで東京へ行く人は多分こんな本など読んでいない。
        • そういう人の為に「もえるるぶ」がある。
    • 「大阪」の表紙は必ずグリコのネオンか通天閣、又はくいだおれ人形。
      • しかし内容は梅田難波のページ数が多い。道頓堀新世界のページ数は意外と少な目。
        • 在京マスコミとは違って、ちゃんと御堂筋中之島心斎橋なども取り上げてくれている。
        • しかし、実際観光客が中之島に行って何を観光するのだろうか?
          • 中央公会堂とか、適塾とか、北浜近辺のレトロなビルとか、意外と見所はありますよ。ステレオタイプなモノ(お笑い、ド派手、コテコテ等)を求めて大阪へ来る観光客には縁の無い所かもしれませんが。
      • うちの家にある1990年発行の大阪のガイドブックは、表紙の写真がOBPになっている。昔の方が今程イメージに縛られていなかった…という事なのだろうか?
  7. 「るるぶ」「まっぷる」以外のポケットガイドの場合、観光におけるマイナー県に割かれるページは少ない。
    • 北陸」の場合、半分以上は石川県。タイトルが「金沢・能登・北陸」になっているものすらある。
    • 四国」の場合、徳島のページ数は少ない。
      • これでもまだ増えた方。明石海峡大橋開通前は松山市のページ数よりも徳島県全体のページ数の方が少ない位だった。
    • 近畿だと和歌山も少ない。
      • 滋賀も極めて危うい。あっても「琵琶湖」となっていることが多い。
    • 九州」の場合は佐賀宮崎が犠牲になる。
    • 中国地方」だと鳥取
  8. 首都圏ではさらに細かい、地域ガイドのようなものも出てくる。
    • 八王子相模原なんて誰が買うんだ?
      • 地元の人が買います。この手のは各地で急増殖中。
    • 内容は「雑誌版アド街ック天国」といったところ。
  9. 裏表紙は広告。
  10. 山と渓谷社のガイドブックはビックリする程地図が細かい。
    • 地図内にほぼ全ての店が記載されている。
  11. 最近、「地図で歩くガイドブック」というのが流行りつつある。
    • 京阪神エルマガジン社の「歩きたくなる○○地図本」シリーズがその始まりらしい。
  12. 東京のガイドブックには何の違和感も無く、東京ディズニーリゾートが掲載されている。
    • むしろ千葉のガイドブックに載っている方が違和感アリ…。
  13. 宿泊案内が高級ホテルばっかりで使い物にならない。
    • 東横インでも載せてくれた方が、正直ありがたい。
  14. 県民性ブームの影響からか、最近は県民性やご当地の習慣なども掲載されている。
    • 各地の方言も掲載されている。
  15. 意外と値段が高い。るるぶ・まっぷるで900円位、高いガイドブックになると1500円位するのもある。
    • ワンコインで買えるガイドブックもあるが、超有名な観光地しか載っていない。

ベタな海外旅行ガイドの法則

  1. とにかく「地球の歩き方」がファーストブランド。
    • 採算が取れないようなマイナー国や取材の難しい地域のことも書いてるのは素直に凄いと思う。
    • 日本人をカモにしてる海外のそのテの人達には地球の歩き方が外観だけで判断できるらしい。
    • あまりにも日本人観光客の携帯率が高いため、載った宿がボッタクリ宿になってしまうことがある。
    • 地図が分かりづらいため「地球の迷い方」と揶揄されることもある。
  2. 世界的には「ロンリープラネット」が一番。
  3. 旅行目的ではなく、その国の基礎知識を蓄えるために純粋な読み物として読むのも面白い。
    • ただそれが目的の場合、図書館で借りるのでないと金が勿体無い。
    • 世界史の体系的な理解にも結構役立つ(体験談)。
  4. 全国の公立図書館が最大のお得意様。
    • 財政的に貧しい自治体の図書館だと10年前の版がいまだに現役で頑張っている。
      • もはやガイドブックでは無く、10年前のその国を知る為の歴史本と化している。
  5. その国の歴史を紹介するページは大抵左寄り。特に日本との関係になるとそれが顕著。
  6. 成田関空のガイドが載っていることが多いが、果たして必要なんだろうか。
  7. 国内とは逆でポケットガイドよりも「るるぶ」「まっぷる」の方がマイナー地域のカバー率が低い。
    • るるぶもまっぷるも都市部やメジャースポットの情報ばっかりで、地方に行くのには全く使えない。
  8. 「治安のよい国とされている」と紹介されている国の治安は大抵悪い。
    • 「治安がよいとは言えない」と紹介されている国の治安は滅茶苦茶悪い。
      • つまり、ガイドブックに↑の様な事が書かれている国には行かない方が無難だという事。
  9. 巻末の会話集はあまり使えない。
  10. 定番の地域だと旅行目的別のものも出る。
    • ハワイだと「子供と行くハワイ」など。
  11. 食事の美味い国の場合料理に大量のページが割かれている。当然不味い国はその逆。
    • ここなんかはページ数の4分の1が食事。
      • ここも食事がメイン。
    • ここのように、必要性からページ数を割かざるを得ない所もある。
    • 大抵の国で「○○料理の味付けは日本人の口にもよく合う」との記載が。…本当か?
  12. JCBプラザがある所の場合、行き方が案内されている。
  13. 何もセールスポイントのない安宿は「質素だが清潔」と紹介される。
  14. 大都市の場合、「地下鉄の乗り方」が必ず紹介されている。
  15. 韓流ブームの影響で、韓国のガイドブックが大増殖。
    • ソウル」のガイドブックが日本国内の大都市のガイドブックよりも分厚かったりする。
    • というか、ソウル以外の都市(釜山など)のページはわりと少なかったり。
    • 台湾台北で別本があったりする。