近鉄特急の車両
2015年5月27日 (水) 03:37時点における>朝ズバによる版 (→16400系)
現役の車両
12200系
- 近鉄特急史上最多の166両が製造された。ある意味近鉄特急を代表する存在。
- ビスタカーとかアーバンライナーとか以外だったら必ずといっていいほどこれに当たる。
- 製造両数は168両じゃなかったか?
- 初期車両は運転台の後ろにスナックコーナーがついていたが、増備車はスナックコーナーなしで登場した。
- リニューアルで車内が21000系並になった車両がいる。
- 1990年代の一時期試験塗装でブルーの部分が明るい色調になった編成がある。
- 15200系「あおぞら」と15400系「かぎろひ」はこの車両の改造。
- 洗面台がデッキに面している。
12400・12410・12600系
- 通称「サニーカー」。
- 各系列とも似たり寄ったりの形態で、しかも各系列の数がすくないので見分けるのは困難。
- 但し12400系のみは前面の行先表示機と標識灯・尾灯の形状が異なるので見分け可能。
- 12400系は当初12200系の増備車として計画された。
- なので、前面周りが何となく12200系ぽい
- 12410系は登場した時は3両編成だったが、しばらくして4連化された。
- サ12560形は車両重心を下げるために床下に冷房装置を積んでいる。
- 比較的京都線でよく運用されている。
- このグループは近鉄特急で最も詰め込みが利くので、繁忙期はこの系列も大忙しの印象
- 前面の行先表示はLEDと方向幕の2種類がある。特に方向幕の車両は赤地に白文字という独特のもの。
- 強いて言えば22000系のものに似ているが、幕自体が大きいので印象は異なる。
- 画像の駅 大和西大寺じゃなくて京都だと思う。
- 近鉄京都駅はビル下で頭端・櫛型ホームなんですが。
- ビルというより東海道新幹線の高架下にあるといった印象。新幹線とJR在来線の間に挟まれたビルの下も使っているが。
- 近鉄京都駅はビル下で頭端・櫛型ホームなんですが。
16000・16010系
- 南大阪線用特急車両の主力。
- 2012年現在、近鉄特急では最古参。
- 16000系は1965年から1977年まで12年に渡って製造された。
- その間に標準軌用特急車両は12000・12200・12400系と進化している。
- 乗降扉にデッキのない車両も存在するらしい。
- 第5編成と第6編成だね。16600系投入で引退がささやかれたけど、この前にどっちかが検査から帰ってきたから、まだ走る予感
- たぶんY06だと思うけど、結局2013年の桜輸送が終わったら定期から離脱した模様
- 2013年末さよなら運転した後、高安へ送られて重機の餌になった。なのでデッキレスは全滅。
- たぶんY06だと思うけど、結局2013年の桜輸送が終わったら定期から離脱した模様
- 第5編成と第6編成だね。16600系投入で引退がささやかれたけど、この前にどっちかが検査から帰ってきたから、まだ走る予感
- 16000系は前面に行先表示幕がない。貫通扉にはホームベース型の「特急」表示器がある。
- かつては11400系の一部でも使われていた。
- 現在は車掌側の窓の中に行先を表示している。
- 登場時は逆三角形のヘッドマークだった。
- 1981年に増備された16010系は1編成2両のみ。
- 前面スタイルは12200系と12410系を足して2で割った印象。
- 登場時は10100系(先代のビスタカー)の座席を流用していたためリクライニングしなかったが更新時にリクライニングシートに交換された。
- 2014年にリニューアルが行われたが、喫煙スペースの設置、車内照明のLED化などかなり変化した。
- 両形式共、各電動車のブレーキパッドが昔ながらの鋳鉄のままである。
- 高速走行時の音はやけに大きく、特に鉄橋及び今川~河堀口間のスラブ軌道ではとてつもない轟音を放てる。
16400系
- 22000系の南大阪線バージョン。
- 愛称は22000系と同じく「ACE(エーシーイー)」。
- 22000系のGTOに対してこちらはIGBT。
- 近鉄で初めてIGBT-VVVFを採用した。
- 当初は5点チャイムの鳴る津田英治による自動放送を搭載していたが、こちらも16600系のものに更新された。
- 22000系よりVVVF音が静かながらTcのみブレーキパッドが鋳鉄であった為、Tcのみ走行音が結構煩かったらしい。
- 2012年末頃にTcのブレーキパッドもレジンに交換された為、Tcの走行音が大分静かになった。
- 2015年、兄貴分とも言える22000系よりも先にリニューアルを実施。16010系と同じく喫煙ルームを設置し、前照灯もHID化された。
- HIDに似てるけど、実は小糸電工製のLEDヘッドライト。
16600系
- 16400系の増備車。
- 22600系の南大阪線バージョン。
- 愛称は22600系と同じく「Ace(エース)」。
- 本形式から吉野線でも各駅ごとに違う自動放送チャイムが聞けるようになった。
21000系
- アーバンライナーの主力車両。
- この車両がJR・私鉄の特急車両の設計に大きな影響を与えた。
- 当初は4両編成にもできるように中間に運転台付き車両が組み込まれていたが「アーバンライナー」があまりに好評なためその必要はなくなり、むしろ8両編成に増結されるくらいになった。
- その中間に運転台が付いている車両が、6両から8両への中間増結車として活躍を果たしている。
- デラックスシート車は当初2両はあったが、「アーバンライナーnext」へのリニューアルに伴い1両になった。
- アーバンライナーplus。
- 計画段階では2階建て構造も検討されたがゆったりとした空間を提供するため結局採用されなかった。
- しかしこれが近鉄=ビスタカーというイメージを変えることになった。
- この車両の登場時は現車が落成するまで徹底的に情報が伏せられた。完成予想図なども公開されなかった。
- 全車両電動車。
- 本業こそ大阪難波~名古屋間だが、運用の関係で伊勢志摩方面や奈良線に入ることもある。
- 大和西大寺で見れたらかなりラッキー。
- 本形式から津田英治による自動放送が設置された。
21020系
- 2代目アーバンライナー。通称アーバンライナーnext。
- VVVF音がどえらい音。
- 22600系でも同じ音が聞ける。
- 21000系のリニューアルに伴う車両不足を補うために新造された車両のため、6連×2編成が製造されただけでその後の増備はない。
- 前面がどことなくE3系新幹線「こまち」に似ている。
- ビジネス特急用車両にも関わらず充電用のコンセントがない。
- コンセントの設置も検討されたようだが結局は見送られた。
22000系
- 近鉄特急初のVVVF車。
- VVVFの音は案外大きく車内にもかなり響く。
- 最近ソフトが更新され、1430系などと同じ音になった車両も存在する。
- 全車両電動車。
- 愛称は「ACE(エーシーイー)」。
- 当初は津田英治に自動放送を持っていたが、特急券回収方式が変わった際にそれの使用を停止した。
- 2010年ごろから22600系と同じ音声合成放送装置に変わった。
- 気がつけばもう登場から20年以上になっていた。そろそろ座席にコンセント設置などリニューアルが期待されるが23000系の方を先にやってしまった…。
22600系
- 22000系の増備車。
- 愛称は「Ace(エース)」。
- 一部の車両が阪神乗り入れ対応に改造された。
- ついに2014年から臨時列車として阪神乗り入れが実現した。
- 阪神乗り入れ改造と同時にVVVFのソフトが変更され、音が変わった。
- 阪神神戸三宮以西山陽電鉄への乗り入れは叶うのだろうか?
- 全幅は従来の車両の2800mmよりも10mm狭い2790mmとなっている。
- 本形式から自動放送の声優が津田英治から有田洋之になった。
- 客室は全席禁煙だが、別に喫煙ルームがある。
- 近鉄の特急車両としては初めて充電用のコンセントが設置された。
- 一部のファンからは「スズメバチ」と呼ばれている。
- 言われてみれば前面がそう見えるな…。色といい。
23000系
- 伊勢志摩ライナーの車両。
- 本形式からサロンカーを初めて採用した。
- 車内は22000系をベースにしている。
- サロンカーの禁煙化の際に津田氏の自動放送が停止された。
- これも22600系と同じ放送装置に変わった。
- しまかぜが登場した際に、鵜方の「いそしぎ」が「志摩スペイン村のテーマ(津田時代は志摩磯部)」に変わった。大ショック。
- これも22600系と同じ放送装置に変わった。
- リニューアルで塗装が変更され、従来からの黄色のほか赤色の車両も登場した。
- 黄色の車両も裾部の帯の色が青からオレンジに変更されている。
- デザインはどことなく21000系「アーバンライナー」に似ているが実際にはアーバンライナー設計の際最後まで候補に残ったデザインらしい。
- 「伊勢志摩ライナー」とは言うものの大阪難波・京都~奈良間の特急にも運用されている。
- 名阪甲特急に充当されていたこともあった。
- デラックスシート車のコンセントは肘掛けの中にあるので、ちょっと見つけにくい。
- 当初は主に甲特急に運用されていたが、伊勢志摩方面の甲特急が削減されたので最近では乙特急に運用されることも多い。特に大阪線系統では大和高田・榛原・伊賀神戸に停まる「丙特急」にも運用されている。
26000系
- さくらライナーの車両。
- 2011年度にリニューアルが開始された。
- 外部塗装が黄緑色からピンク色に改められた。
- 当初は座席に座りながらの前面及び後面展望ができていた。
- リニューアル時は、乗務員室の直後に乗降扉やデッキが設置された。
- おまけにドアチャイムが鳴るようになった。
- 自動放送が津田氏から22600系及び16600系と同じものに変わった。
- 「さくらさくら」が聞けるようになった。
- 当初は全車普通車であった。
- リニューアル時に、3号車がデラックスシート車になった。
- 平日の朝ラッシュ時には、2本連結した8両運転が実施されている。
- 非貫通同士の連結運転は、近鉄グループではさくらライナーが唯一。
- 重連運転は平日ダイヤの早朝の大阪阿部野橋行きでのみ見られ、橿原神宮前駅で連結作業を行う。
30000系
- ご存知ビスタカー。
- 1996年からリニューアルが行われ、新たに「ビスタEX」という愛称が与えられた。
- 特に2階建て車両は2階部分が全て作り直された。リニューアル前は床が低くハイデッカーみたいな印象だったが現在は床がかさ上げされている。
- 恐らく既存車両の改造では京阪旧3000系に匹敵する大改造。ひょっとしたら参考にしたかも。
- 一部の車両は10100系の制御装置を流用して使用されていたが、リニューアルのときに12200・18400系の制御装置に交換された。
- 特に2階建て車両は2階部分が全て作り直された。リニューアル前は床が低くハイデッカーみたいな印象だったが現在は床がかさ上げされている。
- 大和八木以東では京伊+阪伊の併結特急でビスタカー同士の重連を見ることができる。
- 2012年3月のダイヤ改正で京伊特急が大幅に削減されたため消滅した。
- 2階建て車両の1階部分はオマケみたいなもの。
- リニューアル後はグループ専用席となっている。
- 強いて言えば京都線によく運用されているように思う。
- 登場当初は伊勢志摩特急(特に賢島行き)に重点的に運用され、名阪甲特急の運用もあった。
- リニューアル前には2階席に固定座席があったらしい。
50000系
- 2013年の伊勢神宮式年遷宮に合わせて新造された青い特急。愛称は「しまかぜ」。
- 乗る時は特急料金の他にしまかぜ料金がかかる。
- と言っても最高でも+1000円なので、JRのグランクラスより安い
- ちなみにこの50000系、1両当たり価格はなんと約3億800万円、N700A新幹線(1両約2億9300万円)より高い、どこに2編成12両で37億も金あったのやら。
- 更に好評につき京都発着列車の為の1本増備。
- 展望席、サロン席、和風&洋風個室、カフェ(二階建て)といつになく豪華な造り。
- 普通の座席でもシートピッチが1250mm有るうえに、個室の和室タイプは掘りごたつが有る模様
- 専属のアテンダントも乗車する
- 噂によると阪神乗り入れ対応とか。
- 前面には貫通扉もついている。
- 電算記号はSV。"Shimakaze Vista"の略なので、一応はビスタEXの後継となるビスタカーである。
- 前述の21000系の時とは対照的に、落成前から大々的に宣伝をガンガン打っていた。
- 英語放送を初めて採用した。
廃車になった車両
10000系
- 日本初のダブルデッカー連結の電車。初代ビスタカー。
- ダブルデッカーは何となくアメリカンスタイルっぽい外見だった。
- 1編成しか造られなかった上に、色々特殊な仕様が災いしてわずか13年で廃車の憂き目に。
- 座席予約システムに対応出来なかった点が命取りになったらしい。
- 主電動機・制御装置は近鉄初の通勤冷房車である2680系に流用された。
10100系
- 先代の10000系の反省を元に造られた2代目ビスタカー。
- 編成によって非貫通と貫通と先頭車が異なる仕様だった。
- 試験的にテレビカーが導入されたことがある。
- 連接構造が災いしたのか、こちらも比較的短命で製造後20年程度で引退した。
- 引退直前にはビスタの三重連も見られた。
- 廃車後、主電動機は2000系や920系(現1010系)の高性能化に、座席は南大阪線用特急車16000・16010系にそれぞれ再利用された。
10400系
- 初代エースカー。
- 製造当初は10100系貫通型と同じ顔をしていたが、その後の更新でかなり変わってしまった。
- 更新時に交換された冷房装置は8000系の冷改用に用意された集約分散式のもの。特急車としては異彩を放っていた。
- 更新後は名古屋線系統専用となり、大阪線には入らなかった。
- 更新で4両固定編成になったが、中間の運転台は撤去されず、更新前の前面スタイルがそのまま残っていた。
- 改良版として11400系が登場。
- 製造当初は125kwの主電動機を使っていたが、後に145kwのものにパワーアップされ、余った主電動機は2470系に流用された。
12000系
- 初代スナックカー。
- 東海道新幹線開通後の名阪ノンストップ特急活性化のために食事を提供するサービスを行なっていたが、短期間で消滅した。
- このサービスは40年以上経って「しまかぜ」で復活することに。
- でも名阪ノンストップ特急の利用客を取り戻すには至らなかった。
- 新車同然の頃に2度事故に遭遇し、全10編成の内2編成が廃車となった。
- 定員確保のため、便所・洗面所はTc(ク12100形)の運転室直後に設置されていた。
- そのため、スペースの関係で便器は斜めに設置されていた。
18000系
- かつて存在した京都・橿原線用特急車両。
- 旧型車両の走行機器を流用したため、特急用にも関わらず釣掛式駆動だった。
18200系
- 京都~伊勢間を直通する特急用車両として登場。
- 登場時は京都・橿原線の車両限界が狭く、架線電圧も600Vだったので車体長は18m、車体幅2670mmと本線用と比べて一回り小型で600/1500V複電圧仕様だった。
- モータ出力は青山越えをMT比1:1で行うため180kwの大出力タイプを採用。これが後の近鉄特急の標準となった。
- 座席は転換クロスシートだった。
- 後年リニューアルされ「あおぞらⅡ」となった。
- 車内にはビデオモニターも取り付けられた。
18400系
- 京都・橿原線の車両限界が小さかった頃に製造された特急車両。
- そのため車体幅は2670mmと本線用の2800mmと比べて狭い。
- 18200系と異なり車体長は本線用と同じ20mクラスとなった。
- 愛称は「ミニ・スナックカー」。
- その名の通りかつてスナックコーナーがあった。
- 最後の2編成(18409Fと18410F)は最初からスナックコーナーなしで登場した。
- そのため車体幅は2670mmと本線用の2800mmと比べて狭い。
- 多くが廃車になったものの、2013年現在1編成(18409F)のみ団体専用車両として残る。
- 12200系とはパンタグラフの位置が異なる。
- 車内には木目化粧板やオレンジ色の座席モケットなど昔ながらの近鉄特急の特徴を色濃く残している。
- 最後まで残ったこの編成も2013年12月に廃車予定の模様
- 予想通り2013年末で廃車されたが、廃車前には登場時の近鉄特急色に復元された。
- 廃車後運転台部分は3000系同様カットボディとなって高安車庫に保管され、2014年の鉄道まつりで一般公開された。
- 予想通り2013年末で廃車されたが、廃車前には登場時の近鉄特急色に復元された。
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