近畿の河川

2013年6月17日 (月) 00:53時点における>吉田宅浪による版
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独立項目

  • 淀川(水系の桂川・木津川・道頓堀川・寝屋川・堀川・鴨川・名張川・布目川・宇陀川・滝川・シャックリ川などを含む)

熊野川

和歌山と三重の県境を流れる
  1. 日本で唯一の都道府県単位の飛び地が生まれたのはこの川のおかげだ。
  2. 実は、熊野市の裏側にも回り込んでいる。
  3. 天川村が流域であることに違和感を覚える。
  4. 世界遺産である。
  5. 奥瀞のような所よりも上流に池原ダムのようなダムがあることに驚かされる。
  6. 瀞峡は、地形マニア、地図マニアなど各種マニアに大人気。
  7. 地図では新宮川とされていることもあった。地元では熊野川と呼ばれ、今は地図では併記されている模様。

ぶつぶつ川

  1. 和歌山の方の勝浦にある。
  2. 全長13mであり、長さはギネス認定の川である。
    • 国交省も認定したれっきとした二級河川である。
  3. 名前の由来は川底から気泡がぶつぶつと上がっているからだって。なんというか、ものすごくいい加減である。
    • 川の水は源流から6m地点くらいまでなら飲んでもいいらしい。保健所のお墨付きもあるとか……
  4. 何となく、某芸人がキレそうな名前だ。

日高川

  1. 龍が遊んでいるという噂がある。
  2. 河口付近から、紀伊水道を見ると、遠くうっすらと対岸の山並みが見えることもある。
    • 河口付近の川幅が広すぎてどこからが海なのかがわかりにくい。
  3. 日本一長い二級河川らしい。

有田川

箕島付近の有田川
  1. 有田川町を流れる。
  2. たゆたうと流れるという言葉が最も似合いそうな川である。
  3. 紀伊國屋文左衛門所縁の川である。
    • 夏には紀文まつり花火大会というのも行われる。
      • 紀文といえど蒲鉾屋は関係ない。
  4. 色んな所で日高川とイメージがかぶる川だ。

紀ノ川

南海本線の車内から見た紀ノ川
  1. 紀ノ川なのか紀の川なのか紀之川なのかで迷う。
  2. 「きのかわ」と打って変換しようと試みると木の皮と出る。
  3. 奈良県内では吉野川である。
  4. 和歌山県の人口の2/3はこの川の流域に住んでいる。
  5. JRに乗ってる時に、この川を渡ると「ああ…… 和歌山へ来たなあと感じる。」
    • 高速で和歌山へ行くときはくれぐれもぼうっとしてスピードを出し過ぎないように。渡りきったところに、おっと、誰か来たようだ。
  6. 源流があるのは大台ケ原。
    • ここは熊野川上流の北山川、三重県伊勢市へ流れる宮川の源流でもある。
    • 日本一の豪雨地帯で知られる大台ヶ原だが、雨雲の大半は、南東側もしくは南西側にぶつかるため、此方へ流れる水量は、それほど多くないとか。
  7. 有吉佐和子女史の小説。流域の九度山町に生まれ、和歌山市に嫁いだ女性が主人公。

大和川

全般

大阪市と堺市の境を流れる大和川
  1. 大阪を南と北に分けている。
    • 夏の高校野球の記念大会で、大阪から2校選出のときの地域わけはこの川が基本。
      • 中央大通じゃなかったっけ?
    • 車のナンバープレートもここを境に北がなにわナンバー(大阪市内)・大阪ナンバー(その他)、南が和泉ナンバー(堺市内は堺ナンバーもあり)に分かれる。
  2. 王寺国分の区間の流路は今も閉塞する危険がある。
    綺麗な渓谷
    • 過去には閉塞のために奈良盆地が湖となったことがある。
    • そんなところを幹線国道(2桁)とJRの幹線が縫うように抜けている。
    • 亀が瀬の地すべりですな。地質学(?)的にも有名。
      • 「亀が瀬」やのうて、「亀の瀬」やけどね。
    • パッと見は渓谷で結構キレイなんですわ……
  3. 昔は、柏原から北西に向かって流れ、大阪城の辺で淀川と合流していた。
    • 江戸時代に河道の付け替え工事が行われ、西進するように。
      • この工事により大和川の運ぶ土砂で堺の港は浅くなって使えなくなった。
      • 遠里小野など、大和川を挟んで北側、南側に同じ地名が残るのは付け替え前は同じ地区だったのが川により分断されたもの。
      • 旧河道の多くは新田開発が行われ、鴻池新田などが生まれた。河内山本の地名もこの新田開発に由来する。
  4. 浅香山の辺で南にくびれている。
  5. この川が大阪市の南端ということになっているが一部大阪市域が川の南岸に食い込んでいる場所がある(東住吉区平野区の一部。この場所は大阪市内にも関わらず市外局番が(072)である)。
  6. かつて、安堵からまで、ボート漕いで出勤した猛者が居った。

石川

富田林付近の石川
  1. 加賀国ではない。
    • 流域には加賀田という場所がある。
  2. 柏原市内で大和川本流と分岐する。
  3. 源流近くには滝畑ダムが存在する。
    • 滝畑ダムと言うと、心霊スポットとしても有名。

佐保川

  1. 大和川との合流部にはファミリー公園という公園を設けている。
    • 公園というが、実態はプールオンリーな気がする。
  2. 奈良市中心部を流れる。
    • 平城京の街がなんだかんだで長く持っているのはこの川の治水に成功したからという説もある。
      • 逆に藤原京は飛鳥川の治水に失敗したため16年で遷都し街そのものも消えてしまったとか。
    • 反面この川の流れが遅く汚物が溜まったため山城国に遷都する羽目になった、という説もある。
  3. 隠れた桜の名所として知られている。
  4. 佐波川ではない。

曽我川

曽我川.JPEG
  1. 福神あたりが源流である。
  2. よく、和歌にも詠まれた。
  3. 曽我川緑地という河川敷公園がある。これは大和川治水対策事業用の税金が投入されてできたんだが、大和川本流からだいぶと距離があるのに、こんなの造った意味があったんだろうか?

飛鳥川

  1. 藤原京がすぐに遷都した原因らしい。
    • 治水担当の渡来人が、(自分たちの味方だった)蘇我氏を倒した藤原氏に恨みを持っていたため、その恨みを晴らすため意図的に氾濫したり河道閉塞が起こったり排水ができなくなるようにしたらしい。
  2. 曽我川と800m位の間隔を取りながら合流せずに大和川まで流れていく。
    • まるで、両想いの男女の実らぬ恋のようだ。
      • という感じの和歌が実際に詠まれた。
  3. 日本最古の橋がある。

竜田川

平群町内を流れ行く
  1. 近鉄生駒線にほぼ並行して流れている。
  2. 百人一首の「ちはやぶる~」の和歌で有名。
    • 今も紅葉の名所である。
  3. しかし、流域が大阪のベッドタウンとして人口急増のうえ下水処理が追い付かず、水質は和歌にある風情から程遠いものに...
    • 斑鳩から平群にかけては、まあまあキレイな気がするんやけどね。
  4. 竜田揚げの由来。

寺川

  1. 安堵町内で本流に合流するまで独立を保っているが、飛鳥川との距離がめちゃくちゃ近い。
    • 源流の位置も、そう離れては居ない。
    • この川も飛鳥川同様、藤原京をぶっ潰した張本人だったりする。
  2. 能面発祥の地を川底に沈めた。
    • しかも、沈められた後移転した発祥の地を、もう一回沈めるという執拗さ……

落堀川

  1. 大和川にそって大和川の南側の堤防のすぐ横を浅香山辺りまで流れていく川。
    • 大和川の川底の高さがあまりにも高いので造られた人工河川。
  2. 源流は道明寺付近

東除川

  1. 狭山池が源流。
  2. 松原JCT付近で落堀川へ注ぐ。

西除川

  1. 狭山池が源流。
  2. 河内和泉の境目のイメージ。

武庫川

  1. 丹波篠山に源を発し、三田市宝塚市などを経由して大阪湾に注いでいる。
  2. この川が文化的に大阪と兵庫の境目みたいに思う。
  3. 阪神甲子園球場の土地はこの川の河川改修により生み出された。
  4. 宝塚大劇場のすぐ横を流れている。
  5. 意外に神戸市内も流域に含まれる。
    • 別に意外じゃないような…。
  6. 「武庫」と「六甲」と「兵庫」の由来は同じだという説もある。
    • 武庫と六甲は同じだよ。難波津から見て、向こうの方というのが語源だという。
  7. 川の深さはかなり浅い。
    • 某小説で一躍有名になった。
    • 被災民の願いの象徴の一つ。
    • それを、フィクションとはいえ生ビールて……

夙川

  1. 「さくら夙」川ではない。
    • 桜の名所として阪急やJRのパンフレットに出ている。
      • ただ関西人は、それ以上に高級住宅地として認識している人が多い。
    • 川の両岸に3km近く連なる桜並木は本当に綺麗。
      • 桜の名所100選にも選ばれている。
    • 西宮さくら祭というのを4月上旬にやるが、微妙に(3日~1週間ほど)時期がずれていることが多い。
  2. 桜のシーズン以外にも、一年通して、阪神間の人々の憩いの場として結構愛されている。
    • この辺りに住んでいる家族連れがピクニックがてら行くのであれば、本当におすすめ。
      • 実際、天気が良ければ、小さなこどもを連れて遊びに来ている30代くらいの親御さんが多い。
    • 夙川公園が背景としてちょっと出てきた事もありハルヒファンも来る。
      • そういう人はめったに見ないけど、本当に来てるの?
  3. 夙川アトムは関係ないと思っていたら、この界隈出身で芸名の由来もこの川だったらしい。

芦屋川

  1. 名前からして高級感がある。
    • 実際に、付近の住民の方は品のあるお金持ちが多く、地元民曰く門外漢が歩いていると地元民は雰囲気でわかるらしい……
  2. 松並木が美しい。
  3. 実は、六甲山からほとんど直線的に流れてきているため、水質は相当いいらしい。
    • 同時に明治までハゲ山だった六甲山の土砂も運んでいたため典型的な天井川になっている。

加古川

  1. この川の上流部では分水嶺が河道の真ん中にという事が起きている。
  2. 御他聞にもれず、この川でも大運河構想があった。
  3. 播州平野の東半分は、この川が作ったようなもんである。
  4. 実は大阪府内にも手を伸ばしている。
  5. 播州名産の山田錦は、この川の清らかな水が素。
    • 西の灘と呼ばれた江井ヶ島付近の酒蔵がよく作っていた。
  6. 闘竜灘というちょっとした段差が、この川の歴史を語る上で鍵となる。

揖保川

網干付近を流れる揖保川
  1. ♪そ~めん やっぱり 揖保乃糸ぉ~~
  2. 水質は意外に綺麗らしい。
    • 薄口醤油のふるさと、龍野があるのもこれのおかげ。
      • つまり、この川がなかったら、「ちょっとどんぶり」や「ヒガシマルのうどんスープ」はなかったことになる。
  3. 室津の港が発展し、網干の港が衰退した原因らしい。
    • 堆積の関係で、そうなるんだとか。
    • つまり、この川がなければ、ランドセルのセイバンもなかったことになる。
  4. 姫路の街の西の防衛線。
    • と同時に京阪神圏の西限のような気もする。JRと山陽網干駅はこの川の東側にあるので。
  5. JRに乗っていると林田川をこの川と勘違いすることがよくある。

千種川

  1. 隠れた清流。
    • 赤穂市の水道料金の安さはこの川にあるとかないとか。
    • 名水百選にも選ばれた。

由良川

  1. 北近畿一の大河。
  2. この川の上流部では分水嶺が河道の真ん中にという事が起きている。
    • ↑は加古川からのコピー。
  3. 日本海側の川なのに、「平成の大合併」で京都市も流域に。