もし数が十二進法だったら/外国語

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外国語[編集 | ソースを編集]

  1. 現実で12を表す「ダース」って言葉は存在しただろうか?
  2. "twelve"という単語が存在せず、十二は"dozen"、百四十四は"gross"と呼ばれている。
    • 英語では、十三から二十三までの数詞は、語尾に"dozeen"を付けた単語になる(ten→teenがdozen→dozeen)。
      • 十三は"thirteen"ではなく"onedozeen"、十四は"fourteen"ではなく"twendozeen"、十五は"fifteen"ではなく"thirdozeen"、二十は"eightdozeen"、二十一は"ninedozeen"、二十二は"tendozeen"、二十三は"eledozeen"となる。
    • 同じく、二十四(12の2倍)から百三十二(12の11倍)までの十二の倍数を意味する数詞は、語尾に"dozy"を付けた単語になる(ten→tyがdozen→dozy)。「N分の一」と序数詞も、語尾の"tieth"が"dozieth"になる。
      • 二十四は"twedozy"、三十六は"thirdozy"、六十は"fifdozy"、百八は"ninedozy"、百二十は"tendozy"、百三十二は"eledozy"、第六十や六十分の一は"fifdozieth"、第百二十や百二十分の一は"tendozieth"となる。
      • 四十五は"thirdozy-nine"(十進法だと3×12+9で45)、百八十九は"one gross thirdozy-nine"(十二進法で139。十進法だと144+45で189)という呼称になる。
  3. 独語も同じで、十二は"zwölf"だが、十三以後も十二進法の命数法で、百四十四は"gros"と呼ばれている。(※"gros"の原義「大きい」は"groß")
    • 独語で、十三から二十三までの数詞は、語尾に"zwölf"を付けて「N+1210)」を意味する語になる。
      • 十三は"dreizehn"ではなく"einzwölf"、十四は"vierzehn"ではなく"zweizwölf"、十五は"fünfzehn"ではなく"dreizwölf"、二十は"achtzwölf、"、二十一は"neunzwölf"、二十二は"zehnzwölf"、二十三は"elfzwölf"となる。
    • 同じく、二十四(12の2倍)から百三十二(12の11倍)までの十二の倍数を意味する数詞は、語尾に"zwölig"を付けた単語になる(zehn→zigがzwölf→zwölig)。「N分の一」と序数詞も、語尾の"zigste"がzwöligste"になる。
    • 二十四は"zweizwölig"、三十六は"dreißölig、六十は"fünfzwölig、百八は"neunzwölig"、百二十は"zehnzwölig"、百三十二は"elfzwölig"、第六十や六十分の一は"fünfzwöligste"(十二進法で50ste)、第百二十や百二十分の一は"zehnzwöligste"(A0ste)となる。
    • 四十五は"neun-und-dreißölig"(39)、百八十九は"ein-gros-neun-und-dreißölig"(139。十進法だと(144+45=189)10)、九十は"sechs-und-siebzwölig"(76)、第九十や九十分の一は"sechs-und-siebzwöligste"(76ste)となる。
  4. 十進法下の「ダース」(12個、一の位が0にならない)の代わりに、1ヶ月の日数に因んで「30個」(十二進法では26個、一の位が0にならない)を意味する単位が作られていた。
  5. 「30個」を意味する単位で、考えられる名称は「mensum」(ラテン語で「暦の月」を意味する「mensis」が由来)辺りか。
    • この場合、6010を意味する"five dozen" "fifdozy"(5倍の12)は"two mensum"(2倍の30)で言い換え可能で、36010も"dozen mensum"(12倍の30)で言い換え可能。
    • 302で「900個」を意味する単位も存在。
  6. 12個(3の4倍)と30個(2×3×5)の外にも、20個(5の4倍)を意味する「スコア」(十二進法では18個)も存在する。
    • 12(1012)に近いなら、寧ろ20(1812)の方が便利だろう。20個の「スコア」の上にも、202=400個の「マス」(mass, 原義は「塊」)と、203=8000個の「大マス」「グレートマス」が来る。なお、1大マス(8000個)は5大グロス(8640個)にも近い。{※12は4と3の隣同士を制えてるのが強みだが、20も同じく4と5の隣同士を制えてるのが強み。30は3と5の間の4を飛ばしてるのが弱み。}
      • 構造的に見れば、10C(十二、二六、2×2×3)の同類は18C(二十、三六二、2×2×5)だけじゃなくて16C(十八、三六、2×3×3)も加わるのでは。10以降の特別な数詞は、長方形数同士で18Cもありうるが、6の倍数同士で16Cもありうるだろう。
        • 長方形数は、6→10→18→26→36→48→60→76→92→Γ0…の順に増える。
  7. リンカーンの演説に登場する数は、"three score and ten"(3AK=5AC=70A)ではなく、"five dozen and six"(56C=66A)になっていた。
  8. ラテン語の数詞は、九がnovem、十がdecemに続いて、甲(十一)がelpim、乙(十二)がdocecimになっていた。
    • 「N個一組/N分の一」を意味するラテン語数詞も、nonarius/nonus(九), denarius/decimus(十), elpinarius/elpimus(甲=十一), docenarius/docecimus(乙=十二)になっていた。
      • これに由来する英単語も、nonary(九), denary(十), elpinary(甲=十一), docenary(乙=十二)になっていた。又、「十二分の一」「十二進法」を意味する語も、docecimalになっていた。
        • 六進法を意味する英単語はsenaryが一般的でsextal(< sextus)と呼ばれていないのと同じく、十進法を意味する英単語はdenaryが一般的でdecimal(< decimus)とは呼ばれていない。
    • 乙一(十三)から乙甲(二十三)までの数詞は、語尾に"docecim"を付けた数詞になっていた。
      • 乙一(11、十三)はundocecim、乙二(12、十四)はduodocecim、乙九(19、二十一)はnovendocecim、乙十(1A、二十二)はdecemdocecim、乙甲(1B、二十三)はelpimdodecim。
      • 派生語も、例えば十八(袞六)進法はsexidocecimal、二十(袞八)進法はoctodocecimalとなっていた。
    • ラテン語で十二倍を意味する接尾辞は、dentaになっていた。。
      • duodentaは二袞(20、二十四)、tridentaは三袞(30、三十六)、quinquadentaは五袞(50、六十)、nonadentaは九袞(90、百八)、decadentaは十袞(∂0、A0、百二十)、elpidentaは并袞(Γ0、B0、百三十二)。
        • 干支の英訳も「quinquadentary cycle」(五袞ごとの周期)、六十進法も「quinquadentimal」になっていた。
  9. ギリシャ語の接頭辞は、九がennea、十がdecaに続いて、甲(十一)がhenca、乙(十二)がdoteaになっていた。
    • 十二角形もドテアゴン(doteagon)という名詞になっていた。
    • 十二倍を意味する接尾辞はconeaになっていた。二乙(二十四)はdiconea、三乙(三十六)はtriconea、五乙(六十)はpentaconea、甲乙(百三十二)はhencaconea。