もし第1次ベビーブーム世代の高校・大学進学率が高かったら

2015年11月28日 (土) 19:52時点における>無いですによる版
ナビゲーションに移動 検索に移動

第1次ベビーブーム世代は中学を卒業すると集団就職するケースが多くみられましたが、もし第1次ベビーブーム世代の頃から高校や大学への進学が一般化していたら?

  1. 第1次ベビーブーム世代の進学に合わせ、高校や大学の新設が各地で進んでいた。
    • 夏の高校野球も、ピーク時には参加校が5,000校(地区予選参加校数)を超えていた可能性がある。
    • 史実では平成になってから開校した高校・大学の多くは、第1次ベビーブーム世代の進学期に当たる1960年代前半(高校)~1960年代後半(大学)に開校していた(進学枠に史実以上の余裕があったため、少子高齢化が本格化する1990年代以降の開校の可能性は薄かったと思われる)。
  2. それ以降の世代も、中卒で就職する者は史実よりはるかに少なかった。
    • そうなるということは、史実より高校進学枠に余裕があるうえ、当時でも15-17歳の若者達はあまり戦力にならないと判断した企業が史実より多かったと思われるため。
    • 日本相撲協会は新弟子検査の資格年齢引き上げを行っていたか、力士のための通信制高校を開校していたかも。
  3. 史実では1990年代前半に起きた私大バブルは1960年代後半(第1次ベビーブーム世代の大学進学期)に起きていたかもしれない。
    • カタカナの学名・学部・学科は現実より少ない。
    • バブル崩壊あたりから大学の閉校が始まっていた。
  4. 大学全入時代が史実より10年程早く到来していた。
  5. 十分な学力を持って社会に出る者が増えたため、その後の日本社会に何らかの好影響が出ていた可能性もある。
  6. 定時制高校に通う者は史実より少なかった。
    • 所得云々の問題を考えると、むしろ就職しつつ夜学に通う人が増えていたのではなかろうか。
  7. 中途退学者に対する支援が社会問題視されていた。
    • 退学人口も相対的に多かったと思われるため、サポート対象者数も多かったことになり、手間も費用も現代より多かった。
  8. 当然学生運動はより大規模になる。
  9. 旅行ブームが「ディスカバージャパン」以前に到来した。
  10. 奨学金問題がもっと早くから顕在化していた。