ベタな駅名の法則

2009年4月7日 (火) 01:21時点における>Asakazeによる版
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鉄道事業者の略名+○○

  1. 多用するのは近鉄や京成。
  2. ○○は国鉄・JRの駅名。近隣でなくともかつて連絡運輸を行っていた関係で、区別のためつける例がある。
    • ex.山陽天満・京成高砂
    • かつては後から開業した国鉄の駅が「○○」と名乗って、元からあった私鉄の駅が「略名+○○」に改称させられたような例もあった。
      • ex.小田急相模原
  3. 東京地下鉄の「地下鉄成増」、JR西日本の「JR難波」のような事例もある。
  4. 車内放送等ではしばしば鉄道事業者名は略される。
    • 京王や小田急は略さない。
    • 京成のように社名がつかない駅との位置関係で決める所も。
      • 路線図や駅名標で京成津田沼は略さないが、その他は略す。
    • 逆に正式駅名には社名は入っていないのに、駅名標には社名が入っている会社(ex.阪急)もある。

電鉄○○

  1. 神鉄や山陽のように社名に変えたところもある。
  2. 変形として名鉄電車の略で「名電」とか。
    • ex.名電赤坂

新○○

  1. 既存駅と同一エリア内に新たな駅が出来るとよく生じる。私鉄絡みと新幹線絡みが多い。
    • ex.新鵜沼・新大阪
  2. 本家の駅と徒歩連絡している場合と全く違う(離れた)場所にある場合がある。

方角+○○

  1. 新たに出来た駅がいくら市の中心部にあろうとも、最初に開設された国鉄駅と比較した方角がつく例もある。
    • ex.東岡崎
  2. 東鷲宮や東岸和田のように、国鉄が先に開業した私鉄の駅と比較した方角をつける例も。
  3. 「新」や「方角」は稀に接尾にもつく。
    • ex.武生新・堺東
  4. たまに本家○○駅が廃止あるいは改称されて、方角+○○駅だけが取り残されることもある。
    • ex.南弟子屈・東免田

○○中央

  1. 変形は中+○○か。
    • ex.中岡崎
    • 本○○もある。
    • ex.本厚木
  2. 中央が前に来る例もまれにある。
    • ex.中央弘前
  3. 国鉄が街の外れの方に駅を作ってしまったので、仕方なくこう名乗る場合もある。
    • ex.横須賀中央
  4. 中○○と○○中央が両方あるまれな例:中佐世保、佐世保中央
    • 駅名が似ているだけあって、この2つの駅はきわめて近接している。

令制国名+○○

  1. 全国区で駅名の重複を避けるのに多用される。
    • トップは「伊予」らしい。
    • 次が「紀伊」か。
    • 「肥前」も結構ある
    • 明治元年の設定が基準のため「出羽」は使われない。
    • 「武蔵」は変形の「武州」を入れるとトップになるという。
    • 他には「越後」や「陸前」が多い。三河南線が廃線になる前は「三河」も多かった。
    • 「上野」は「こうずけ」ではなく「うえの」と誤読しやすいため「上州」しか使われていない。
  2. そのため同エリアで使われることは稀。(稀な例:浦和と武蔵浦和)
    • いや、先に新+○○や○○+市が使われていたりすると、時たま同一エリアにおける重複回避のためであっても、使われることがある。
    • ex.三河安城・大和高田
  3. 基本的に省略はされない。
    • かつての近鉄では省略されていた。
    • 今でも地元民は略したほうの名前で覚えている。
      • 中川や八木なら通じるが、伊勢中川や大和八木だとしっくり来ないとか。
    • 近鉄の場合は府・市名の「大阪」を冠した駅も3つある。
  4. 国鉄の路線が第3セクターに移管された際に、国名が外されたケースもある。
    • ex.美濃神海→神海

広域地名+○○

  1. 只見線における「会津」の多さは異常。
    • しかもそこまで熱心にやったのに、「根岸」は重複しているという…
  2. 飯田線の「伊那」も。
  3. 神田日本橋の様に逆に省略する場合もある。
    • ex.(神田)神保町・(神田)小川町・(神田)淡路町・(神田)岩本町・(日本橋)小伝馬町・(日本橋)人形町・(日本橋)馬喰町・(日本橋)馬喰(町)横山(町)・(日本橋)茅場町・(日本橋)浜町

○○市

  1. 令制国名が市の名称となった場合、だいたい国鉄→JRの駅はこの名称になる。
    • ex.長門市・伊勢市
  2. ○○+村or町もやはりある。
  3. 大抵、市役所の最寄り駅。
  4. 地元住民からは「市駅」と呼ばれる。
  5. こっちでも国鉄に新駅が出来たため、同一地域内に先んじて存在していた私鉄の駅が改称を強いられ、○○市を名乗ることになったケースがある。
    • ex.松山市・行田市
      • しかし国鉄(JR)の駅がショボくて「市駅」の方が立派なことも。松山市駅はその典型。

○○ヶ丘、○○台

  1. ニュータウンにおける新駅名の典型。
    • ○○野ってのも多い。
  2. 近年の傾向としてはしばしば平仮名になる。
    • ex.ひばりヶ丘・ときわ台・はるひ野
  3. 駅名が先にでき、その後開発が進むにつれ、いつしか駅名が行政上の地名になる。
    • そして地名研究家の批判の的になる。

○○園

  1. 遊園地関係に多い駅名だが、最初から住宅地である場合もつく事例がある。
    • ex.甲東園
  2. 遊園地がなくなってだいぶ時間がたち、ようやく園を外した所も。
    • ex.二子玉川

○○口

  1. 関西に偏向。
  2. その地名からはかなり離れていることが多い。
    • 少なくとも徒歩圏内ではない。
    • 最寄り駅と勘違いして降りた客が途方にくれるケースがあとをたたない。
      • 目的地へ向かう何らかの交通機関があればまだ良い。それすら無いがゆえ社会問題となった例が島根にはある(出雲大社口、現:出雲神西)。
  3. ○○という名前の駅の手前の駅につける例も。
    • ex.犬山口
  4. 方角をくっつけて「○○+方角+口」ってのもある。
    • ex.西宮北口・新宿西口
      • ↑この2つでは意味合いが大きく違う気が・・・
      • 前者は市の入口。後者は駅の入口。

○○前

  1. 私鉄に多かったが、民営化後はJRでも多発。バス停のようだが。
  2. 市役所前は全国に10、県庁前は全国に7あるらしい。
  3. 路面電車の停留所名なら「○○+駅前」ってのはメジャーであるが、普通の鉄道でも昔は見られたらしい。
    • ex.姫路駅前(現:山陽姫路)・国鉄千葉駅前(現:京成千葉)
    • まんま「駅前」という名の駅名も(豊橋市。昔は名古屋にもあったらしい)。
      • ↑豊橋市の(豊橋鉄道東田本線)は路面電車では。
  4. たまにショッピングセンター名+前と言うのも…
    • ex.ベル前

自治体名+町

  1. 地元の人以外からは「○○町」で認識されているけど、地図を見ると「町」は無い。
    • ex.東陽町・南砂町
  2. 駅周辺一帯の地域の代名詞となってしまう場合が多い。

建造物・自然系

  • ○○寺・○○川・○○海岸・○○橋
  1. 駅周辺に存在する神社仏閣などの建造物や、流れている川などから名前をもらう。
  2. 川がつく駅名の場合、阪神間では本当に川の上だったりする。
    • ex.武庫川・夙川・石屋川
  3. 神社では○○神宮(前)ってのもある。
    • ex.明治神宮前・宮崎神宮
  4. ○○山ってのもある。
    • ex.平城山

学校系

  1. 特に大学の場合、略されて「○大前」となっていることもある。
    • ex.明大前・東大前
  2. 学校が移転しても、そもそも計画が頓挫し存在しなくても、駅名がそのままだったりする。
    • ex.学芸大学・都立大学・大泉学園
  3. 地名と校名の複合型もある。
    • ex.駒場東大前・六会日大前
  4. 弘南鉄道の半分ぐらいの駅が当てはまる。

イロモノ系

  1. 名称が長い。とにかく長い
    • 例:南阿蘇水の生まれる里白水高原駅
      • 例2:長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅
  2. イベント名が入っている
    • 例:バルーン佐賀

観光地系

  1. 由緒ある駅名を観光客誘致のため改称。そのため批判を受けやすい。
    • ex.沓掛→中軽井沢・与瀬→相模湖・田口→妙高高原・麻績→聖高原
  2. 近年の傾向としては、ただ元となる駅名に「温泉」をつけただけの事例が多い。
    • 時折、元の駅名の部分は平仮名に変える事もある。
    • ex.城崎→城崎温泉・温海→あつみ温泉・上ノ山→かみのやま温泉
  3. とにかく「温泉」と「高原」が氾濫する。

北海道編

  1. アイヌ語にただ字を当てるだけ。
    • 元の意味なんか知ったこと無い。
    • ex.メマン・ペッ(涼しい川)→女満別・オ・トイ・ネプ(河口が汚れた川)→音威子府
  2. 本州の開拓者の郷里地名や姓名を転用。
    • ex.伊達紋別・北広島・池田
  3. 川をあらわす「別」や「内」のつく駅が多い。
    • 直別・尺別・音別や稲士別・幕別・利別(いずれも根室本線)のように3駅連続もある。
  4. アイヌ語の地名がないと安直な名前になることも。
  5. ex.滝ノ上・緑
    • 白滝4連続もこれが原因だったり。

地名+地名

  1. 地下鉄や新設路線に多い。
    • ex.上野御徒町・伊勢佐木長者町・浮間舟渡
    • だいどう豊里(大桐+大道南+豊里)という変則例も。
  2. 四天王寺前夕陽ヶ丘でもめた谷町線にはやたら多い。