もし地上デジタル放送があの時代に開始していたら

2022年1月28日 (金) 16:56時点におけるカンケロン (トーク | 投稿記録)による版 (→‎1990年代)
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現実には2003年に始まった地上デジタル放送が、もしあの時代に開始していたら?

  • 技術面の問題は極力無視で。

1960年代

  1. 地上デジタル放送とカラー本放送が同時期に放送開始していた。
    • 「モノクロ=アナログ」、「カラー=デジタル」という区別ができていた。
  2. このテレビは「地上デジタル液晶カラーテレビ」だった。
  3. 白黒放送とアナログ放送と「ブラウン管テレビ」は存在しなかった。
  4. 昔のアニメはセル画ではなく、デジタル作画で描かれていた。
    • セル画自体この世に存在しなかった可能性もある。
  5. 昔のドラマ、特撮、時代劇、バラエティ、クイズ等の様々な番組は16mmフィルムカメラではなく、最新のデジタルシネマカメラ「レッド・ワン」で撮影されていた。
  6. UHFアンテナに「デジタルアンテナ」という俗称が付いていた。
  7. 沖縄だけ開始が遅れる。
  8. 当時は局数がまだ少なかったのに越境受信がやりにくくなったため相互乗り入れが各地で行われるようになった。
    • なおNHKと民放ラジオは、山陰地区を除いて各県単位のまま。

1970年代

  1. 音声多重方法はデジタル放送のみの実施となった可能性がある。
    • 実際、札幌及びその周辺を除く北海道では、回線料の都合でアナログの音声多重放送が実施されなかった。
  2. 放送開始日は1970年4月1日。
    • アナログ放送は1970年12月31日に放送終了していた。
    • テレビ放送は1971年1月1日で完全デジタル放送になっていた。
  3. 時期によってはオイルショックの影響でアナログ停波が遅れていたかも。
  4. この頃までに地デジ化されていた場合、東京12チャンネルのリモコンキーは「12」になっていた。

1980年代

  1. BS・CS放送は、最初からデジタルで放送された。
    • BSは史実よりも地上波と連動して放送する番組が多かった。但し同時ネット番組はやはり少ない。
  2. 放送開始日は1980年4月1日。
    • アナログ放送は1980年12月31日に放送終了していた。
    • テレビ放送は1981年1月1日で完全デジタル放送になっていた。
      • 流石に1年そこらで完全転換は無理じゃない?史実より余裕無いスケジュールだよ?
    • 『太陽戦隊サンバルカン』以降の『スーパー戦隊』シリーズは完全地上デジタル放送として放送されていた。
    • 『メタルヒーロー』シリーズは最初から完全地上デジタル放送として放送されていた。
    • 『ドラえもん』以外のシンエイ動画制作のアニメは最初から完全地上デジタル放送として放送されていた。
    • 朝日放送制作日曜朝8時30分枠のアニメは最初から女児向けアニメ路線のままだった。
      • 『プリキュア』シリーズが放送する前、『とんがり帽子のメモル』だけでなく、『ひみつのアッコちゃん(第2作)』、『魔法使いサリー(第2作)』、『きんぎょ注意報!』、『美少女戦士セーラームーン』シリーズ、『キューティーハニーF』、『ひみつのアッコちゃん(第3作)』、『神風怪盗ジャンヌ』、『おジャ魔女どれみ』シリーズ等の女児向けアニメ路線は、朝日放送制作日曜朝8時30分枠に放送されていた。
    • ビデオとLDは存在せず、DVDが発売されていた。
    • ビデオデッキは存在せず、地上デジタルハイビジョンDVD内蔵液晶テレビが発売されていた。
      • テープメディアはハイビジョン対応長時間録画メディアとしてBD-R登場まで主流となる。
    • 『Dr.スランプ アラレちゃん』と『ドラゴンボール』シリーズは最初から完全地上デジタル放送として放送され、『ドラゴンボール改』は存在しない。
    • セル画は廃止され、1980年代以降のアニメは最初からデジタル作画で描かれていた。
    • 『東芝日曜劇場』のオープニングテーマ曲は「光る東芝の歌」のままだった。
    • 『ナショナル劇場』のオープニングテーマ曲は「明るいナショナル」のままだった。
  3. フジテレビの路線変更がデジタル放送開始と同タイミングになっていた可能性がある。
  4. 富山テレビの略称変更が早まっていた。
    • 新潟県のテレビ朝日系の局(史実の新潟テレビ21)は違う名前になっていた。
  5. テレビ大阪はデジタル放送のみで開局していた。
    • リモコンキーは当初から「7」だった。
    • テレビ愛知のリモコンキーも「10」ではなく「7」になっていたかも。
  6. アナログ停波が1982年後半の場合、九州北部では水害に配慮してアナログ放送の期間が数カ月延長されていた。
    • これでも反対多数じゃないか?史実と同じ猶予期間の88年辺りが考えられる。

1990年代

  1. 当時は経済に余裕があったのとイケイケの風潮だったので実際より早いペースで地デジ移行が進められた。
    • 地デジ放送開始から1年ほどでアナログ放送は中止された。
      • それでも4-5年の猶予無いと厳しいかと。
    • 生活保護世帯には国費でデジタルテレビかチューナーが支給された。
    • テレビのみならずビデオデッキなどの録画機の地デジ対応も急速に進んだ。
    • ケーブルテレビなどの「デジアナ変換」は最初から存在しなかった。
  2. 京阪8000系のテレビカーのテレビは当初から地デジ対応だった。
  3. ドーハの悲劇などの映像が高画質で残っていた。
    • エヴァなどの90年代アニメもHD画質で残る。
    • 「東京ラブストーリー」など、1990年代に放送されたトレンディドラマも。
  4. 平成新局はデジタルのみで開局していた。
  5. スポーツ中継の延長などで番組開始時間が遅れた場合、録画予約時間を遅らす機能を持ったビデオデッキが1990年代前半には登場していた。
    • 予約録画の失敗も少なくなっていた。
      • 「武蔵丸の悲劇」も無かった。
      • 2002年9月にドラマ「ナースのお仕事」の最終回が野球中継延長の煽りを受けて深夜にずれこんだ際も予約録画で対応できたために現実よりも苦情が少なかった。
        • 現在のEPGも史実より早く登場した。
  6. DVDも1990年前後に登場していた。
    • ひょっとしたらHDDレコーダーやBlu-Rayも?
      • これらは1995年前後に登場していたと思う。
        • 当時はまだDVDやBlu-Rayが高く、D-VHSが1990年頃に登場して普及していたかも。
  7. バブル期の地デジ開始によって地方局の経営も現実ほど苦しむことはない。
    • それどころか地方局の新たな開局が現実よりも多く、宮崎とかでも民放が4局くらいに増えていた。
      • 民放1局の徳島佐賀にも新たな民放局が誕生するかもな。
        • あるいは徳島は関西広域圏に含まれ、佐賀は福岡と放送エリアが統合されていた。
    • ただその場合、反動がかなり大きかった恐れも…
      • 特に地元経済力が弱い県では、ツケが一気に回って閉局というケースが出る。
        • というより各地域で広域圏が形成されていた。
          • 山陰と沖縄がネックかも。
    • テレビ北海道が北海道全域で見れるように。
      • デジタルのみ開局で史実みたいに中継局整備が長引く事も無く、20世紀中に全道放送達成。
  8. WOWOWもデジタルのみで開局。キー局のBS参入ももっと早かった。
  9. 東京スカイツリーがバブル期に完成していた。
    • 高さも634mを超えていた。
    • 地上1000mを超える世界最高の建築物になっていたかもしれない。
      • 東京だけでなく名古屋や大阪、福岡などにも同じようなタワーができていた。
  10. ワンセグメント放送も可能だが、肝心の携帯電話が…。
    • 多分携帯テレビが出来たのでは。
      • ゲームボーイなどの携帯ゲーム機がワンセグ放送に対応していた。
  11. VHFアンテナは20世紀の遺物となっていた。
    • ワイドFMが史実より早く放送開始されていた。
  12. 大阪京都テレビを見ることができなくなっていた。(現実にはアナログのみ視聴可)
    • このケース以外にも遠距離受信ができなくなる事態が続出。
    • 「富山で北海道や山陰のテレビが映った」「愛媛で福岡のテレビを見られた」などということが伝説のように伝えられていた。
      • 「三重or岐阜でテレビ愛知が映っていた」も。
  13. 全局でマルチ編成が実施されていたかも
    • この場合、プロ野球中継は原則として試合終了まで放送される。
    • 21世紀に入ってからもプロ野球人気は持続していたかもしれない。
      • 正確には低迷しているのはプロ野球人気そのものではなく、プロ野球「中継」の人気である。
  14. テレビの画面サイズは1990年前後には16:9が主流になっていた。
  15. 松下電器(当時)のテレビ「画王」は地上デジタル対応機種として発売されていた。
  16. EPG(電子番組ガイド)も地デジ化と同時に開始されていたため、Gコードによる録画予約はあまり普及せずに消えていた。
  17. 消費税アップ直前の1997年2~3月頃には、史実のエコポイント減額時のような駆け込み需要が各地で起こっていた。
    • 特に消費税増税前後にアナログ停波がなされていた場合、最大で3~6か月待ちという事態が起こっていた可能性がある。
  18. アナログ停波の時期が1995年だった場合、関西地区のみ1996年3月までアナログ放送の期間が延長されていた。
  19. 放送開始日は1990年4月1日。
    • アナログ放送は1990年12月31日に放送終了していた。
    • テレビ放送は1991年1月1日で完全デジタル放送になっていた。
      • だからそれじゃ早すぎだって。
  20. 『機動戦士Vガンダム』以降の『ガンダム』シリーズは完全地上デジタル放送として放送されていた。

2000年代前半

  1. 放送開始日は2000年4月1日。
  2. 地上デジタル放送とBSデジタル放送は2000年4月1日から同時期に放送開始していた。
  3. DVDは存在せず、『HDD内蔵ブルーレイディスクレコーダー搭載液晶テレビ』とブルーレイディスクも2000年4月1日から同時期に発売開始していた。
  4. 2000年代のアニメはセル画ではなく、デジタル作画で描かれていた。
  5. アナログ放送は2000年12月31日に放送終了していた。
    • この場合、恐ろしい数の地デジ難民が発生していただろう。
    • 現実でも3大都市圏での地デジ開始からアナログ完全停波まで約7年半かかりながら多くの地デジ難民が発生したのに、猶予期間が1年となるとそれ以上の混乱が発生することは火を見るより明らかである。
    • 史実とあまり変わらず、早くても2010年3月末になると思うが。
  6. 2001年1月1日はテレビ放送が完全デジタル放送になっている。
  7. 2010年4月1日はデジタル放送が放送開始10周年を迎えた。
  8. 『百獣戦隊ガオレンジャー』以降の『スーパー戦隊』シリーズは完全地上デジタル放送として放送されていた。
    • 『仮面ライダーアギト』以降の『平成仮面ライダー』シリーズも。
    • ついでに『アドバンスジェネレーション』以降の『ポケットモンスター』シリーズ(アニメ)も。
      • 遅くともアドバンスジェネレーション以降のポケモンシリーズは16:9のハイビジョン制作になっていた。
  9. アナログ停波が2004年10月~2005年3月の場合、新潟県のみアナログ放送の期間が半年ほど延長されていた。