四国の河川
2013年4月26日 (金) 19:18時点における>吉田宅浪による版
全般
- 山同様、国境や文化圏の境となることもある。
- 天然の関所、堀として昔は重宝された。
- おかげで、戦の舞台になることもある。
- 戦の元にもなる。
- 渡河は難しいので、渡河している敵兵を叩く、待ち構えるのが鉄則。
- おかげで、戦の舞台になることもある。
- 大河があるところだと大抵大運河構想が持ち上がる。
- 無くてはならない存在だけど、暴れると手を焼くあたり子供に似ている。
- 竜に例えられたりする。八岐大蛇はヘビだけれど、九頭竜川とか天竜川とか。
- 昔は内陸部への物資輸送に使われた。
- 上流と下流の地域間交流の礎(いしずえ)となる。
- 堤防は町のある方が(栄えている方が)高く作られ、田畑の広がる方が低くさせられる。都市伝説とかじゃなくて、マジで。
- いざ河川が氾濫したときは田畑を遊水池みたいにせざるを得ない、町が水浸しになって家に住めなくなったり伝染病が流行ったりするよりは。
- 淀川は北が低いとか、大和川は南が低いとか、紀ノ川は北が低いとか。
- 紀ノ川の場合、南側の四箇郷や中ノ島の辺のほうが、北側の園部や六十谷よりも位置的に低い気がする。阪和線に乗ったり、国道24号を走ってると感じる。
- 改修が進んで河川が直線化されても、市町村境は変わらないことが多々ある。
- かつての河道跡を垣間見ることの出来る存在である。
- 古くからの集落も、河道跡に沿っていることがある(専門用語では自然堤防と呼ばれる場所)
- 九州でいうと筑後川や肝属川の下流がそうなってる。
- かつての河道跡を垣間見ることの出来る存在である。
- 森やジャングルがない場合コインを一枚産み、生物学のテクノロジーが無くても農場が作れる。
- 秋元康が詞を書いた曲によく出てくるイメージ。
- ポトマック川なんかが特に合いそう。
日本の川
北海道
石狩川
- 大雪山の水を日本海へ流している。
- 石狩よりも空知を流れている距離のほうがどう考えても多いのに、それでも名前は石狩川である。
- 鮭のイメージが強いのは石狩鍋のせいだろうか?
- 護岸工事ついでに直線化される川は多いが、この川は特に極端にそれが行われた結果、三日月湖がたくさんできた。
豊平川
- 石狩川の支流
- 札幌市民が川というと通常この川を指す。
- 時々、鹿が泳いでいる。
創成川
- 豊平川の支流。
- 札幌市における「Y軸」。
十勝川
- 道東随一の大河。
- だが、十勝管内を外れることはない。
- こんな川があるのに、帯広近辺(というか十勝全域)は稲作は盛んではない。
- 帯広以北では河岸段丘が発達している。
- 十勝沖で津波が起こるとポロロッカみたいな遡上が発生するらしい。
- 10回勝つというのは縁起の良い名前かもしれない。しかも、支流に札内川(札が(懐の)内側にはいる)とか、売買川などもあるので、売買で10回勝って(=成功して)、札が懐の内側に入ると読めるので、商売の前に身を清めに行くといいかもしれない。
売買川
- 十勝川の支流(札内川)の支流である。
- アイヌ語由来の川である。
- 笹の実をとるところという意味があるらしい。笹に実なんてあるんだろうか?
東北
奥入瀬川
- 源流は十和田湖。
- 内陸部の渓流が有名だが、この名を冠した町は河口付近に出来た。
- 津軽に「追良瀬川」という同音の川があり、ちと紛らわしい。
- 語源はどちらも同じらしい。
北上川
最上川
- 五月雨を 集めてはやし
- 米沢・山形方面の内陸で取れたの米などを上方へ運ぶ際に使われた、山形県の重要な川。
- で、酒田が発展した。
荒川
- 一級河川の本流で唯一名称が重複した。
- 源流は東北、河口は甲信越。その点は阿賀野川と一緒。
- その影響で川だけ管轄がともに北陸地方整備局。
阿武隈川
- 東北2位の大河である。
- ほとんど福島で有名だけど。
- 太平洋に注ぐ川としては珍しく南から北に流れる。
- そのおかげで流域の都市でもっとも温暖なのが北部の福島市。
- かつてここを村長が流れた。
広瀬川
- 名取川の支流ながら「青葉城恋唄」で有名。
- 実は結構な河岸段丘がある。さとう宗幸の曲の雰囲気からは想像がつかないけども……
- 想像がつかないといえば、鮎釣りが楽しめるというのも、なんか違う気がする……
- 仙台市という結構な都市を流れているにもかかわらず、化石が豊富に採集できるのでその方面のマニアがたまに出没している。
関東
那珂川(関東)
- 九州にも同じ名前の川があり、どちらの流域にも「那珂川町」がある。
綾瀬川
- 日本一汚い川。ワースト1とワースト2の間をうろうろと
- 家庭の排水溝が水源(生活排水が集まって川ができている)だがそんなこと夢にも思っていない。
- 流域にお住まいの方々へ:皆様のご家庭が水源ですよ。
- しかし今はきれいになってきている。鮎の生息が確認された。
- 5年くらい前に綾瀬川隣を通っていたら、すんごい異臭がしたな……。
- 家庭の排水溝が水源(生活排水が集まって川ができている)だがそんなこと夢にも思っていない。
- 水源は桶川にあるが市民はよく知らない。
- 桶川市役所のホームページには市内に芝川や鴨川などの水源があると書いてある。綾瀬川も入れてくださいよ~。
- 水源が数か所ある。
- 東京拘置所の横を通る。
甲信越・北陸
庄川
姫川
- 大糸線や国道148号が沿線に走る川。
- 特に大糸線は沿線に眺めることができるので、季節によっては本当に景色がいい。
- この川では…というか海まで行っていないヒスイ原石は拾っちゃダメ。
- 名前に似合わずかなりの暴れ川で、上述の大糸線にも何年も不通になる程のダメージを与えたことがある。
関川
九頭竜川
- かつて河口に競艇場があった川。
- 地図で見ると何か名前が格好良く見える。
常願寺川
- 一般的な知名度は同県の庄川や神通川に劣るが、地理ファンの間では非常に有名だったりする。
- 河川の勾配図で、日本の急勾配河川の代表として必ず出てくるので。
- オランダ人に「滝」呼ばわりされた。
- 上流部で江戸時代末期に「鳶崩れ」という大規模山崩れが起き、その後この川の土砂ダム崩壊により富山平野に大水害をもたらした。
- この対策として、上流部で国直轄の砂防事業が現在も続けられている。
- 鉄道ファンにとっては、同事業用に造られた「立山砂防軌道」が憧れの的(連続18段のスイッチバックがある)。
- この対策として、上流部で国直轄の砂防事業が現在も続けられている。
- 源流の一つは立山である。山が近づくに連れて、勾配は上がっていくのにそれでも深い谷を形成している。
東海
富士川
- 実は、日本三大激流のひとつ。
- この川の名前が由来である「特急・ふじかわ」は激流ではなく、遅流
- この川が関東と東海の境目になっている
- 商用電源周波数の境目にもなっている。
- 東海道新幹線は半ば無理やりこの川の東側も60Hzにしている。
- 富士市における新幹線富士川橋梁を通る列車と背後に映る富士山を組み合わせた写真は、沼津付近で富士山をバックに走る新幹線と共によく日本の象徴映像として使われる。
安倍川
- 阿部じゃない。
- 安部でもない。
- あべがわでもない。
- 餅で有名。でも川自体は全国的にはマイナー。
- 安倍川の隣駅がもちむね、というのに運命的なものを感じる。
- 川幅に対する水量が、とても少ない。でも大雨が降ると物凄い濁流になる。
- 水量がとても少ないのに、静岡は水不足になることも少ない。
- 伏流水っていう地面の下を流れている水があるから、一見枯れてそうな気もするけど結構流れている。
- 河口まで石ころが流れてくる。このレベルの大きさの川では珍しい(砂か泥が普通)が、駿河湾岸ではこれが当たり前。山の高さと海の深さのコラボでこうなる。
- 水量がとても少ないのに、静岡は水不足になることも少ない。
天竜川
- 水源は諏訪湖。
- 飯田盆地を形作るが、その後は山間部をうねうねと流れる。
- パッと見では、より上の飯田あたりの水より、より下の佐久間ダムあたりの水の方が綺麗に見える。
- ダムを造ったおかげで川沿いを走っていた飯田線は迂回して線路を付け替える羽目に。
豊川
木曽三川
木曽川
- 豊臣秀吉を出世させる元となった川。
- 揖斐川や長良川も合わせるとその流域は5県に及ぶ。
- 3つ合わせて木曽三川でワンセット。今でこそ治水事業で分けられているものの、河口部では合流しているようなもんだし。
- 江戸時代、薩摩藩が治水事業をやらされて苦しめられた。難工事で費用がかかりすぎ、工事は全うしたものの責任感じた家老らが切腹。宝暦治水事件。
- 今でも「鹿児島の人には頭が上がらない」という岐阜県民(西濃地方)の人がいるくらい。
- 木曽檜が有名なのはこの川の水運を使えたってこともあるんだろうな。
- 名鉄に乗ってこの川を渡った所で降りていく人は殆どギャンブラー。
長良川
- 鵜飼い。
- ドラファンにとっては、「川」より「球場」
- 演歌界の大手とは関係無さそう。
- 郡上八幡に、あの道頓堀ダイブよりも怖いダイブポイントが有る。
- 名古屋テレビ旧OP・CL。
- この川の河口堰建設に反対するキャンペーンソングだった。
庄内川
近畿
大和川
- 大阪を南と北に分けている。
- 夏の高校野球の記念大会で、大阪から2校選出のときの地域わけはこの川が基本。
- 王寺~国分の区間の流路は今も閉塞する危険がある。
- 過去には閉塞のために奈良盆地が湖となったことがある。
- そんなところを幹線国道(2桁)とJRの幹線が縫うように抜けている。
- 亀が瀬の地すべりですな。地質学(?)的にも有名。
- 昔は、柏原から北西に向かって流れ、大阪城の辺で淀川と合流していた。
- 江戸時代に河道の付け替え工事が行われ、西進するように。
- この工事により大和川の運ぶ土砂で堺の港は浅くなって使えなくなった。
- 遠里小野など、大和川を挟んで北側、南側に同じ地名が残るのは付け替え前は同じ地区だったのが川により分断されたもの。
- 旧河道の多くは新田開発が行われ、鴻池新田などが生まれた。河内山本の地名もこの新田開発に由来する。
- 江戸時代に河道の付け替え工事が行われ、西進するように。
- 浅香山の辺で南にくびれている。
- この川が大阪市の南端ということになっているが一部大阪市域が川の南岸に食い込んでいる場所がある(東住吉区・平野区の一部。この場所は大阪市内にも関わらず市外局番が(072)である)。
紀ノ川
- 紀ノ川なのか紀の川なのか紀之川なのかで迷う。
- 「きのかわ」と打って変換しようと試みると木の皮と出る。
- 奈良県内では吉野川である。
- 和歌山県の人口の2/3はこの川の流域に住んでいる。
- JRに乗ってる時に、この川を渡ると「ああ…… 和歌山へ来たなあと感じる。」
- 高速で和歌山へ行くときはくれぐれもぼうっとしてスピードを出し過ぎないように。渡りきったところに、おっと、誰か来たようだ。
日高川
- 龍が遊んでいるという噂がある。
- 河口付近から、紀伊水道を見ると、遠くうっすらと対岸の山並みが見えることもある。
- 河口付近の川幅が広すぎてどこからが海なのかがわかりにくい。
- 日本一長い二級河川らしい。
ぶつぶつ川
- 和歌山の方の勝浦にある。
- 全長13mであり、長さはギネス認定の川である。
- 国交省も認定したれっきとした二級河川である。
- 名前の由来は川底から気泡がぶつぶつと上がっているからだって。なんというか、ものすごくいい加減である。
- 川の水は源流から6m地点くらいまでなら飲んでもいいらしい。保健所のお墨付きもあるとか……
熊野川
- 日本で唯一の都道府県単位の飛び地が生まれたのはこの川のおかげだ。
- 実は、熊野市の裏側にも回り込んでいる。
- 天川村が流域であることに違和感を覚える。
- 世界遺産である。
- 奥瀞のような所よりも上流に池原ダムのようなダムがあることに驚かされる。
- 瀞峡は、地形マニア、地図マニアなど各種マニアに大人気。
- 地図では新宮川とされていることもあった。地元では熊野川と呼ばれ、今は地図では併記されている模様。
武庫川
- 丹波篠山に源を発し、三田市・宝塚市などを経由して大阪湾に注いでいる。
- この川が文化的に大阪と兵庫の境目みたいに思う。
- 阪神甲子園球場の土地はこの川の河川改修により生み出された。
- 宝塚大劇場のすぐ横を流れている。
- 意外に神戸市内も流域に含まれる。
- 「武庫」と「六甲」と「兵庫」の由来は同じだという説もある。
- 武庫と六甲は同じだよ。難波津から見て、向こうの方というのが語源だという。
- 川の深さはかなり浅い。
夙川
- 「さくら夙」川ではない。
- 桜の名所として阪急やJRのパンフレットに出ている。
- ただ関西人は、それ以上に高級住宅地として認識している人が多い。
- 川の両岸に3km近く連なる桜並木は本当に綺麗。
- 桜の名所100選にも選ばれている。
- 西宮さくら祭というのを4月上旬にやるが、微妙に(3日~1週間ほど)時期がずれていることが多い。
- 桜の名所として阪急やJRのパンフレットに出ている。
- 桜のシーズン以外にも、一年通して、阪神間の人々の憩いの場として結構愛されている。
- この辺りに住んでいる家族連れがピクニックがてら行くのであれば、本当におすすめ。
- 実際、天気が良ければ、小さなこどもを連れて遊びに来ている30代くらいの親御さんが多い。
- 夙川公園が背景としてちょっと出てきた事もありハルヒファンも来る。
- そういう人はめったに見ないけど、本当に来てるの?
- この辺りに住んでいる家族連れがピクニックがてら行くのであれば、本当におすすめ。
- 夙川アトムは関係ないと思っていたら、この界隈出身で芸名の由来もこの川だったらしい。
加古川
- この川の上流部では分水嶺が河道の真ん中にという事が起きている。
- 御多分にもれず、この川でも大運河構想があった。
- 播州平野の東半分は、この川が作ったようなもんである。
- 実は大阪府内にも手を伸ばしている。
- 神戸市北区もここの水系だったりする。
揖保川
- ♪そ~めん やっぱり 揖保乃糸ぉ~~
- 水質は意外に綺麗らしい。
- 薄口醤油のふるさと、龍野があるのもこれのおかげ。
- つまり、この川がなかったら、「ちょっとどんぶり」や「ヒガシマルのうどんスープ」はなかったことになる。
- 薄口醤油のふるさと、龍野があるのもこれのおかげ。
- 室津の港が発展し、網干の港が衰退した原因らしい。
- 堆積の関係で、そうなるんだとか。
- つまり、この川がなければ、ランドセルのセイバンもなかったことになる。
- 姫路の街の西の防衛線。
- と同時に京阪神圏の西限のような気もする。JRと山陽網干駅はこの川の東側にあるので。
- JRに乗っていると林田川をこの川と勘違いすることがよくある。
千種川
- 隠れた清流。
- 赤穂市の水道料金の安さはこの川にあるとかないとか。
- 名水百選にも選ばれた。
由良川
中国
吉井川
- 岡山県東部随一の大河。
- そのくせ津山市付近では、市の更に西から東へ流れている。
- 撮り鉄とJR西日本エリア提供の旅行番組好きには撮影ポイントとして有名。
- JR西日本が新幹線を撮るときによくここの河原を使っているため。
- 備前福岡という室町~戦国期の宿場町が栄えたのはこの川があったためらしい。
- 因みに、ここは、黒田如水の先祖が住んでいた土地として知られている。
- 更に、付け加えると、黒田藩が福岡という地名のもとにしたのは、実はこの福岡である。
- 因みに、ここは、黒田如水の先祖が住んでいた土地として知られている。
芦田川
- 広島県福山市を流れる。
- 旧備後国と備中国だけを版図にしているかと思ったら、わずかながらも旧安芸国に触手を伸ばしていた。
- もっとも、現在では市町村合併で三原市になったのであんまり意味は無いが……
- 旧備後国と備中国だけを版図にしているかと思ったら、わずかながらも旧安芸国に触手を伸ばしていた。
- 室町時代の重要な遺跡を川底に沈めた。
- 実は中国地方有数の汚い川としても有名。
沼田川
- 読み方がちょい難読か。
- 三原市で海に注ぐ。
- 芸備国境の川だが、河口の小平野に街が栄えてしまったため見る影もない。
大田川
- 広島市から真北へずっと伸びているように見えるが、実際には可部あたりで、真西に舵を切るので、そんなことはない。それどころか、広島市外へ少し出るともう、江の川水系に変わっている。
- とはいえ、広島の街を創ってくれた母のような川である。
- この川がなければ、比治山などは島だった。
- 広島市の発展とともに支流が何本も姿を消している。
江の川
- 河口は島根県江津市。
- 江津市の市名の由来。
- しかし、流域面積は広島県のほうが広い。
- 吉備国にも触手を伸ばしている。
- 昭和初期までは、江津から三次辺りまで船が出ていた。その関係で広島から山陰へは、三次まで電車、そこから船というのがデフォルトだったか。
- 広島市まで後一歩の所で、息絶えている。
- しかし、用水路でその水は可部方面へ流れている。
斐伊川
- 八岐大蛇伝説の由来となった川。
- 昔は、出雲平野を西へ流れていたのに、東へ(宍道湖へ)流れるように付け替えた。
- 宍道湖と中海もこの川として扱われるらしい。
四国
吉野川
- 四国4県を何らかの形で制覇している。
- 香川にはこの川から香川用水が。
- ズバリ、その名を冠したサービスエリアがある。
- 大歩危小歩危などの渓流で有名。
- 支流の祖谷川は祖谷のかずら橋で有名。
- 銅山川というネーミングかそのまんまの支流もある。
- 別子銅山があるのでそうなった。
- 高知にあるのに香川県民がその貯水量を気にするダムがある。
四万十川
- 高知県の川として知られているが、宇和島もれっきとした流域である。
- 宇和島市の一部、ね。全域じゃないので。念のため。
- 中村が河口のせいで窪川の町を流れている川が四万十川だというと違和感を感じる人が多い。
- 日本最後の清流とか言われる。
- 水質そのものは特に澄んでいるわけではない。
- 周辺の他の川のほうがきれいとかいう話しもあるし、私も隣の仁淀川上流部も充分に清流だったと思う。
- 冬の雨の日に訪問したが、宮崎の五ヶ瀬川とそんなに変わらない印象を受けた。
- 大規模ダムがないのが清流の所以。
- 水質そのものは特に澄んでいるわけではない。
- 沈下橋で有名。増水時に橋が流されないように欄干のない橋。
- かつては「渡川」が正式名称だったらしい。
- 今も川の最下流域の名称は渡川らしい。
- ワタリガニとは関係無さそう。
- なぜか四万十川→愛燦々のイメージ。
- 高知さんさんテレビのせいだ。
九州
筑後川
- 坂東太郎、筑紫次郎、四国三郎と呼ばれているのに、板東の利根川はおろか、四国の吉野川よりも知名度が低い気がする。
- 筑紫次郎っていうくらいだから筑紫川かと思ってしまった。
- 合唱曲として有名。特に組曲の最後の一曲「河口」が。
- アド街の久留米編で第1位に。確かに久留米を東西に流れてはいるが…
- 流域は豊後国にも掛かっている。
- ということは、日田辺りの人は別の呼び名を持っていそうだ。
那珂川(九州)
- 関東にも同じ名前の川があり、どちらの流域にも「那珂川町」がある。
- ただしこちらはほぼ福岡県内で完結。
- 中洲。
- たいていの川に存在するにもかかわらず、地名として通用するのはここぐらいなもんだろう。
黒川
- 白川の支流。
- 阿蘇を流れるが、黒川温泉を流れるわけではない。
- いろんな意味で有名な「赤橋」はここに架かっている。
球磨川
- 日本三急流の一つ。
- しかし、肥薩線の車窓から眺めるこの川は、かなりの部分が「ダム湖」である。
- くま川下りで結構有名。
- 玖磨川ではない。
- うろ覚えのまま漢字で書こうとすると、「く」の字で詰まる。
- 「球」を「く」と読ませるのは「球磨」以外他に例がないので、音から類推して字を思いつくことはまずムリ。
- (支流も含めると)八代市に始まり、八代市に終わる川でもある。
- もっとも、最上流部とは秘境として名高い「五家荘」のことである。
- くまモンが泳いでいるらしい。
- 『僕は悪くない。』
- 人吉市を貫き不知火海に注ぐ、と書くとなんか意味があるように見える。
五ヶ瀬川
- 延岡市で2つに別れて河口付近で再び合流する。
- もう片方が大瀬川だが、どっちがどっちかよそ者には区別が付きにくい。
- 五ヶ瀬川と大瀬川の間が延岡の城下町。
- 上流には、あの有名な高千穂峡がある。
- 日之影あたりの谷の深さは異常。
- 国道218号線の高さとほぼ同じ所に架かる橋から、下を覗いたら、軽く100m以上有りそうだった。
- 実は熊本の一部も流域である。
- あまりにも谷が深いので、上記の橋(青雲橋)を始め、日之影あたりには100m超の橋が多く架けられている。
- さながら橋の見本市となっている。
- こんな大規模な橋でも架けないと、対岸へ移動するのに数十分掛かってしまう。
- つい最近まで、手漕ぎ舟で通学していた女子高生がいたほど。
- 河口付近でちょっとだけ合流するだけなのに、五ヶ瀬川水系にされている川がある。
耳川
- 「耳川の戦い」で有名だが、主戦場はここではない。
大淀川
- 宮崎といえばこの川である。
- 水源は都城っぽい鹿児島県の市にある。
- 流域は熊本にもちょこっと。
- そこは熊本県民でもほとんど立ち寄らないような秘境、といってもいい。
- 川内川とは用水路で繋がっているらしい。
- 1年ちょっとだけ県境にもなった。
- 全国的知名度があるとは言い難いのに、国鉄時代に特急列車の愛称に使われたことがある。
- えびの経由の汽車だったっけ?大分経由の電車よりも博多へ行くのが速かったとかいう。
川内川
天降川
- 霧島市を流れる川にして、霧島市街地の交通を分断する存在。
- 「あもりがわ」と読む。一発ではまず読めない。
- この川をそのまま名乗った小学校まで開校した。
肝属川
- ド田舎の川のくせして、九州で一番汚い川として有名。
- 一級河川の最南端。
- シラス台地を貫くトンネルがある。
国外
アジア
ヤールー川(鴨緑江)
- 北朝鮮と中国の国境河川。
- 薬物の商人がよくわたる。
- 国境付近に出没する北朝鮮兵は餌付けできるらしい
- 漢字で「鴨緑江」、中国語名「ヤールーチアン」、朝鮮語名「アムロッカン」。
- ここの人たちがこの川の名前を聞くとヤモリがいる川なのかと思うはず。
- ヤモリ=ヤールー
アムール川
- 中国とロシアの国境河川で領土問題があった。
- 珍宝島。
- ロシア語名が、シリアの首都名とこんがらがる。
- 中国名「黒竜江」。省名にもなっている:黒竜江省
- アムールは、ロシア側の州名。
- 虎。
- 日本では合唱曲の定番。
- 別に愛(Amour)が溢れている訳じゃない。
チャオプラヤー川
- タイの稲作を支えている川。
- 国境河川でもある。
- 最近になって謎の魚介類全滅事件発生。
- すでに古い話になってるけど、北部から糖液の原液を大量輸送中の船が転覆したため。
- 良くメコンと間違えられる。ちなみにメコンのコンはワニ、メは元来メーナム(メ=母、ナム=水)は川の意味で、日本訳ではワニ川となる。正確に表現するならメコン川と呼ぶのは間違い。
- たんにメーナムと言うと非タイ人の間ではチャオプラヤを表す事が多いからさらにややこしくなる。これはメーナムチャオプラヤをメナムと略してしまったため。
- 実際はドブ川と大差なく、大阪の淀川の方がよっぽど水質がいい。
インダス川
- 流域は古代文明発祥地
- 流域の文明はその発祥時点と変わっていない。
- 「これはインダス川でしょうか。」「はい、それでイインダス。」
- 「ダス」って、デカパンオヤジかい。
- たまに逆流する。アマゾン川のポロロッカみたいなもの。
- インドの国名の由来だが、現在その流域はパキスタン領になっている。
- その結果、インドを代表する川はガンジス川になった。
エーヤワディー川
- ミャンマーの中央を貫く大河。
- ある程度以上の年齢の人は社会科の授業で「イラワジ川」と習っているはず。
中東・アフリカ
ザンベジ川
- 3C政策でドイツのアフリカ東西結節戦略とぶつかったイギリスが、この川を国際河川とすることを引き換えに、ザンビアやジンバブエのイギリス領化を認めさせた。
- ちなみにナミビアのやたらと細長いでっぱりは、この時ナミビア領土をザンベジ川岸につなげるために無理やり引いたものである。
- ナイアガラの滝がある。
- これのおかげで、ドイツのザンベジ川を利用しての東西結節作戦は失敗に終わった。
ヨーロッパ
テムズ川
- ロンドンの隅田川。
- 川底はロンドン橋の残骸でいっぱい。
- Wikipediaには「世界の都市を流れる河川の中で最もきれいな川の1つ」とあるが、全くそんなことはない。
- クジラがここに迷い込んで力尽きてしまった事があったが、「死因はテムズ川の水を飲んだからだ」とイギリス人は皆思ったそうな。
ルビコン川
- 今見るとそこらへんにある小川としか思えないのだが、古代ローマにとっては本国と属州の境となる重要な河川だった。
- ギャンブルやゲームで、ここで生まれたとされる名言を叫び、最後の一線を越え帰らぬ人数多。
- 匙は投げられた!!
ロワール川
- 全長約1000km。フランスで一番長い川である。
- フランス南部の中央高地を源流とし、オルレアンへ向け北上する。そこから西へ向きを変えトゥール・ナントを通り、大西洋へ流れる。
- 噂?
- 流域には多数の城郭が建っている。
- 船の動力がなかった時代でも、大西洋から吹き付ける風の力ですいすい川を上って行けたことが、ナントみたいに川の途中に港町ができる要因になった。
ナイセ川
- ポーランドとドイツの国境。
- ポーランド名は「ヌィサ」
- 厳密にはオーデル川の支流としてのナイセ川は2本ある。国境になったのは「西ナイセ川」。現ポーランド領シロンスク(旧ドイツ領シュレージェン)には「東ナイセ川」もある。
- ドイツの戦後処理にあたって、ポーランドへの割譲対象を一時期「東ナイセ川以東」と思い込んでいた西側関係者はソ連・ポーランドの強欲さに唖然としたらしい。
- 尤も建国当初のポーランドはたしかにあのあたりも治めていたのだが。
- 国境で分断されて誕生した双子都市が両岸にいくつもある。例えばゲルリッツ(ドイツ)/ズゴジェレツ(ポーランド)など。
北米・南米
セントローレンス川
- 五大湖から流れ出る川。
- カナダにとっては、経済的に非常に重要な川。
- この川があったからこそ、モントリオールのような都市が発展した。
- 更に言えば、オタワに首都を置けるのもモントリオールで本流から分岐するオタワ川の存在があったからだ。
- このオタワ川の流域面積だけで軽く北海道を凌駕するらしい。
- そんな川なので、先住民も積極的に交易目的で利用していたらしい。
デラウェア川
- ワシントンらが小舟で渡ってクリスマスを祝ってたドイツ人傭兵を奇襲した。
- その時の様子を描いた絵はかなり有名。
ポトマック川
- ワシントンD.C.とバージニアの境界。
- 南北戦争時にはそのまま国境になってしまった。
- 日本では川岸の桜並木が有名。