「ベタな葬儀・法要の法則」の版間の差分

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#*家系図を顔写真付きで作ってくれ、と本気で思う。
#*家系図を顔写真付きで作ってくれ、と本気で思う。
#**「向こうは知っているがこっちは覚えていない」ということが多い。今の所属(会社、学校など)を違う人に何度も説明する。
#**「向こうは知っているがこっちは覚えていない」ということが多い。今の所属(会社、学校など)を違う人に何度も説明する。
#*故人がこの関係に当たった場合、親兄弟間で、参列したり、香典やお花を出すかどうかで、揉め事になる。
#しばらく顔を合わせていない親戚が、すっかり様変わりしていたりして、驚く。
#しばらく顔を合わせていない親戚が、すっかり様変わりしていたりして、驚く。
#*特に小さい頃しか会っていなかったのが大学生や社会人になっていると、別人のようになっていたりする。
#*特に小さい頃しか会っていなかったのが大学生や社会人になっていると、別人のようになっていたりする。

2020年1月16日 (木) 10:20時点における版

葬式の祭壇

全般

  1. 喪主はじめ親族は忙しくて悲しむ暇などない。
    • 近所への挨拶、式の準備、行政関係の手続き、香典の管理…
    • 実は喪主より葬儀委員長の方が仕事が多く、大変。
      • 葬儀の際、「喪主は(あいさつだけして、あとは)なんにもしなくていいよ」と言われ、ほんとに手持ちぶさたになる。
      • 葬儀委員長は基本的に故人あるいは遺族の(元)勤務先の社長。
        • その勤務先の総務部門が社内の香典取りまとめや取引先への連絡に追われ、社葬となった場合は受付要員になる。
    • 故人が喪主の奥様だと、肝心の喪主が、ショックや、長年の介護や看護の疲れなどで葬儀中に体調を崩し、親族や御近所の方を心配させることが多い。
  2. 遠縁の親戚に知らない人がうじゃうじゃ。
    • 「あの人誰だっけ?」と親兄弟に聞く。
    • 「どちら様でしたっけ?」と逆に聞かれることも。
    • 家系図を顔写真付きで作ってくれ、と本気で思う。
      • 「向こうは知っているがこっちは覚えていない」ということが多い。今の所属(会社、学校など)を違う人に何度も説明する。
    • 故人がこの関係に当たった場合、親兄弟間で、参列したり、香典やお花を出すかどうかで、揉め事になる。
  3. しばらく顔を合わせていない親戚が、すっかり様変わりしていたりして、驚く。
    • 特に小さい頃しか会っていなかったのが大学生や社会人になっていると、別人のようになっていたりする。
      • 歳の近い子供同士などでちょっとした同窓会みたくなる。
    • あるいは顔や名前を覚えていない。
      • ひいきのアニメ・ゲームの登場キャラと同じ名前だと知って(知り直して)複雑な気持ちになる。
  4. 社会人になりたての孫・曾孫が喪服を作っていないと、かなり浮く。
    • 社会人の皆さん。喪服になるような黒スーツは1着は準備しておきましょう。
      • 最悪は買って着ていくこともできるが、あるに越したことは無い。
      • 黒ネクタイも常備しておこう。
        • なくしたり、買ってなかったりして100均のもので済ます人も多い。
        • 親戚が何本も用意してくれることも。
        • 勤務先によっては、総務部が貸し出してくれることもある。なぜならそこに取引先の関係者の訃報がきて、関係していた社員が業務の合間を縫って告別式に参列しなければいけないから。
      • 喪章もお忘れなく。
      • 女性の皆様は真珠の1連ネックレス+1個玉のイヤリングもお忘れなく。
      • 喪服の不備で喧嘩になることも。
    • 中高生はもちろん制服で参加。
      • 全国から集まってくるとバラバラで浮く子が出てくる。
      • 学ランを来て参列しながら「金ピカのボタンでいいのか……?」と思ったりする。
      • 制服がない高校に通っている場合は親の礼服を借りて参列することもある。
        • なんちゃって制服の場合もある。
    • 小学生以下はとりあえず(黒もしくは地味目なら)私服で大丈夫。
    • 喪家が仏教徒とわかると、数珠も必要になる。
      • 葬儀場だと予備(?)を置いてくれていることもある。
    • 喪主の妻は黒無地紋付き留め袖がほとんど。しかも葬儀社がなにを指導しているのだか、着物を一枚も持っていない妻にまで、貸衣装やさんから着物を借りてまで着せられるケースまである。(美容師・談)
    • 作業服姿の男性が葬儀に訪れているのを見た。
    • 故人が晩年老人保健施設にお世話になっていた場合、職員がユニフォーム姿で、喪章もつけずに参列することが多い。
  5. 地方だと「新聞のお悔やみ欄を見て来ました」という知人がいる。
    • これを目的で地方紙を取っている事業所やお宅もあるほど、この機能は重要。ヘタしたら取引先との関係にもかかわるほどの重大事。
    • お悔やみ情報を流す番組もある。
    • 香典狙いの泥棒もお悔やみ欄を見てやってくる(実例あり)
  6. 自宅葬はいろいろ大変なので減る一方。
    • 寺院での葬式も。結構お寺のほうも大変らしい。
      • その一方で、境内に「寺院会館」「壇信徒会館」などという葬式スペースを用意し、檀家は良心的な料金で利用できるようにしているお寺も出てきた。
      • 葬儀会社を経営している寺院もあったりする。住職が葬儀会社社長を兼務していることも珍しくはない。
  7. 地域社会の結びつきの強弱が最も顕著に現れる行事の一つ。
    • 田舎だといろいろと面倒なんですよ、いろいろと…。
      • 祖母の葬儀をする際に、地元にできたばかりの葬儀屋で執り行った。自宅葬が当たり前であった地元において、「これだから新参者は・・・」などの陰口をたたかれた。(30年前に田舎に越した者)
    • 都市部だと家族だけでさらっとがポピュラーになりつつある。
      • 有名人に特に多く、「告別式は近親者のみで執り行う」と報道される。
        • その場合、後日「お別れの会」のお知らせが新聞の訃報欄に載る。しかも会場はホテルになることが多い。
      • 新聞の地方版の訃報欄では、文中に「n日に家族で執り行った」と書かれたり、文末に「家族葬」と記載されたりする。
    • いずこに住んでいても、地域の自治会に加入している場合、喪家は班長に、班長は自治会長に連絡をして、最低でも何らかのかたちで町内に訃報を流さなければならなくなる。
  8. 自宅に来た納棺師を「おくりびとが来た」と言う人が急増中。
    • 酷いと「モックンが来た」。
      • しかし葬儀社の極普通のおじさんが来て勝手にがっかりする。
  9. 住職にとっては最も重要な収入源。
    • いちいち「お車代」だの「戒名代」などといいお金を取られるので恨まれる一方で、ある種のボランティア精神の下に低予算でも上げてくれる良心的な人もいる。
  10. 喪主、家族へのあいさつは、ハッキリしてはいけない。
    • 「このたびは、◇#⊿≡★∑∵△◎*§■⊆様です。」
  11. 喪主の勤務先や友人は、弔電を打つ際、故人(特に親の場合)の呼称選びに苦労する。
    • 「尊父」及び「母堂」はそれ自体が尊称のため、頭に「ご」を付けるべきかどうか悩む。
      • しかし、最近は「ご尊父」「ご母堂」とするのが一般的。
        • さらには「様」まで付いて「ご尊父様」「ご母堂様」となってしまうケースも。
          • いまや、NTTのオフィシャル例文(?)でも、ご尊父様、ご母堂様。
  12. 亡くなったのが小学生とかだと同じクラスの子が全員で参列するのだが、それが会話した事もない子だと複雑な気分になる。
    • 「お別れの手紙」を書けと言われるのだが、内容に困る。
    • ほんの2、3年前までクラスメイトだった場合、一応呼ばれるのだが、会場がプチ同窓会になっている。仏様とあまり親しく無かった者同士が全然関係無い話で盛り上がっている。
    • 故人が同級生の親でも、遺族となった生徒がいるクラスの担任と生徒が揃って参列することがある。ただし、出棺が近づくにつれ、彼らは徐々に雑談のトーンをあげて行く。
    • 他校に異動した元担任が参列していて「あー○○先生だ!」と生徒が騒ぐ。
  13. とりあえず忌引をとる。
    • しかし管理職は親が亡くなった場合、まる1週間忌引できるところを、自分のポストをとられるのが怖くて2日で切り上げる者が多い。
    • ノンキャリア職だと、忌引を取ると給料が一部カットされるため、有給で取るケースまである(by丸の内に本社を持つ会社の元事務技能職社員)
    • 親が亡くなった場合、電気ガス水道電話などの名義変更や相続・年金の手続き等々で、会社よりも忙しく動き回ることになる。長男などは1週間でも足りない。
  14. 葬儀社に頼むと数百万円掛かるケースはざらにある。しかし自治体の窓口で斡旋している葬儀だと5万円位で済むこともある。一般人には相場が分かり難い。
    • 無理して高い葬儀にすると、その後の法要でも高くなるので注意が必要。
      • 先に夫婦の一方があの世に「呼ばれた」とき、立派な戒名を付けてもらったり、間を置かずして連れ合いも「呼ばれた」などの場合に、その費用は上がりやすい。
  15. 小さい子を連れた人は、子供を静かにさせようと必死になっている。
  16. 子供にお金をばらまく親戚がいて、子供たちが集まってくる。

通夜・告別式

  1. どんな人でもプロフィールを美化されて紹介される。
  2. 遺影に選ばれる写真はもちろん生前のベストショット。
    • 有名人はスチールやCDのジャケット。
    • 写真嫌いの人は写真がなくて困る。
      • 昔の集合写真の切り抜きを使用。しかし小さく映ってるだけでも案外綺麗に仕上がるので感心する。
      • 享年40代なのに遺影が高校生時代のものだった、という話を聞いた事がある。
    • 故人が生前に選んだのか妙にキメキメな写真が飾られて、参列者が反応に困ることがある。
    • 故人が高齢の女性だと、一昔から二昔くらい前に撮影されたものが選ばれることもある。
    • 故人の思い出の写真のスライドショーが流れる。そこで泣いてしまう人も少なくない。
  3. 「おつゆ?」と勘違いする子供が必ずいる。
  4. 肉親の勤務先関係は、「通夜だけ出席」のことが多い。
  5. 焼香の手順を間違えると恥をかく。
    • あぢあぢあぢ。
    • この時「ビスマルク」と言う人はもう若くはない
    • 宗派や地方によって「1回焼香」とか「3回焼香」などという風に変わってくる。
      • 人数が多いと「1回にして下さい」と前もって言われることも。
      • 基準が良くわからないので 直接お世話になった人→3回、お世話になった人のご両親など→1回にしてる。
    • 前へ出て焼香の場合と、焼香の台が席に廻ってくる場合と。
    • 浄土真宗は2回みたい。
    • 間違えないように、自分の番が回るまでに他の人の手順をよく観察し、脳内シミュレーションする。
  6. お棺に親族一同で花を入れて、最後の別れ。
    • 生前の趣味でも釣竿やゴルフクラブは入れられない。好きだったお酒(酒瓶)はもちろん愛用のメガネも駄目。
      • 基本的に金属・機械類は一切NG。理由は「炉が傷むから」。
      • パック酒を口に含ませる。
  7. 同じ宗旨でも宗派が違うと、お経が微妙に違っていて戸惑う。
    • 真宗大谷派(東本願寺)の家の人間が本願寺派(西本願寺)の家の葬儀に行くと、「正信偈」の微妙なリズムの違いにびっくりしたりする。
      • たまに打楽器(?)などを駆使した数人掛りの派手な読経を見せられて度肝を抜かれる。
    • もちろんお経を知らない人間にとっては絶好の子守唄。
      • 宗派にもよるが、お坊さんが引導を渡すかけ声でびっくりして目が覚める。
        • そのびっくりするような掛け声で僧侶が引導を渡す宗派のひとつ、曹洞宗の檀家の赤ちゃんの葬儀で、ラストにお坊さんがお経風の子守歌を歌って(!?)いたのを聞いて、参列者は驚く。
      • お経はあの世のヒット曲だと聞いたよ。
    • 子供は堪らずに吹いてしまう。
      • 変な抑揚がツボにハマる。
    • (田舎限定)浄土系宗派の場合、僧侶による読経が済むと、近所の人たちによる念仏講が始まる。
      • 臨済宗妙心寺派でも、通夜式の受付脇で、檀家の皆様による和讃講がありました。こちらも地方の小さな街でのことですが……。
      • 地元(三重県南勢地方)では宗派関係なく西国三十三所の御詠歌。西国三十三所の札所がないのに謎……。
    • 数人の僧侶が一斉に読経をする葬儀だと「豪華だなぁ」とか思ったりする。
      • 親族に僧侶がいたり、故人が生前、菩提寺に対して格段の寄進をしていたりすると、読経や導師の補助をする僧侶が複数になる。
  8. 会場が自宅の場合、式中は常に正座。
    • 30分を過ぎたあたりから痺れ地獄が始まる。
      • 退屈した幼児が泣き出して親が外に連れ出す。
    • 夏場は扇風機が命綱。
      • 締め切ってエアコン入れたところで、大人数が集まって焼香なんてとても無理。
      • 逆に冬場だと翌月の光熱費が物凄い額に……。
  9. 1~2ヶ月の間に立て続けに不幸が重なると苦労する(経済的にも精神的にも)。
    • 口内炎がひっきりなしに…
    • だれがどこの故人の通夜か告別式に参列するか、スケジュール調整に追われ、最悪の場合、喪家にお悔やみの電話を入れたあと、後日線香をあげに行くはめになる。
  10. 棺を持つのは近親者。
    • 力強さを見込まれる場合も。
    • たいてい男性。
    • しんどそうなので仏様と生前それほど親しくもなかったのについ「進んでやりましょう」精神で買って出ようとして、顰蹙を買う。
  11. 「あの車」が、長めのクラクションを鳴らして、出発。
    • 最近は仏教式でも豪華なものは少なくなり、キリスト教圏で見られるようなシンプルなものが主流なようだ。
    • 車の飾りにも地方によって特色があるそうだ。
    • 地域によっては車の飾りを見て祭りの神輿を思い出してしまう人もいるだろう。
  12. 「友引」は避けられる。が、 葬儀場が空いてて安くなる そもそも六曜は博打打ちの縁起担ぎなので気にしなくてもいいともいう。
  13. 火葬場から元の斎場に戻って解散…もう別の人の会場に変わっている。なんとも言えない。
    • 出棺が終わると同時に片付け始める場合もある。やはりなんとも言えない。
  14. 柏手を打ってしまう。(特に若者)
    • 神道式だと、これが正しくなる。ただしこの場合、音は立てないように注意。
  15. 祭壇に供えてある果物はリンゴとパイナップルの組み合わせが定番だが、2016年以降はそれを見て笑いをこらえる参列者が急増中。

葬儀会場

  1. JAのホール。
    • 特に田舎はほとんどJA。
    • 最近ではセレモニーホール(非JA)もあり。
      • セレモニーホールのなかには、家族葬専用式場がもうけられているところもある。ただし、喪家の家族や親族があまりにも多い場合、連絡する親族の数を絞るか、一般の大きな葬儀用ホールで行うかのどちらかを選ばなくてはならなくなる。
  2. アナウンスの係の人の口調は、悲しげな空気を演出するのに必死。
    • わざと悲しそうな口調で「合掌…」。
      • 「合掌・・・、礼、拝」。
    • 音楽も酷い。まるでこの世の終わり。まぁこの世の終わりではあるけど。
      • 最近では自らが生前に選曲しておくのもデフォ。
      • 最近よく使われるのは「千の風になって」。だが、この曲って故人から遺族へのメッセージソングじゃ…?故人を偲ぶ場の曲としてはどうだか。(故人の選曲なら別だけど)
      • 若い人がなくなったら、J-POPなのかね?
        • 同期のヤツ(22歳で)が亡くなった時はアイマスの曲が流れてて、内心どう反応したら良いか分からず泣いてました。
  3. 花輪とお菓子がいっぱい。
    • 結婚式の席順同様に花輪の並び順に頭を悩ます。
    • 花代はやたら高い(1基数万以上)ため、孫一同とか○○一同とか折半の花がある。
      • 花代をケチると寂しくなるので、見栄なども入り込む。
      • 親族に花屋がいると助かる瞬間。
    • 関西では花輪は滅多に飾らない。樒(しきみ)という竹みたいなものを前に置くことが多い。
    • 21世紀にはいってからは、式場内に生花をアレンジメントしたスタンドを立てるスタイルも増えている。
  4. 宗教に関連する人は、教会で行う場合がある。

火葬場

  1. 子供にとっては最も生と死のリアルな現実を知らされる場。
    • でも、火葬する所の入口を見て「エレベーターかな」と思った子供の頃。
      • 4階から10階への片道しかいけないエレベーターだな。
    • 一度に数人の仏を焼くため、向こうは大所帯だなとか、あっちは少ないなぁとかの感想が湧く。
    • 高校受験直前に体験するとトラウマになる。
    • 小学生の頃、祖父の火葬の際、ここで悲しくならないように「遺体は別の場所にあり、これはレプリカだ」と自分の頭の中で何度も思っていた。(by高校生)
      • 俺もです。結局耐えられなかったけど。
      • 本当にあれはつらい。まさか、あそこまで骨が残らないとはね…
    • 扉が閉まり一瞬無音になるが、後に炎の燃えている音がする。その音は、何とも切なく恐ろしい。
  2. 技術の進歩が著しい。最近は1時間で骨になるところも。
    • 昔は骨になるまで3~4時間待たされた、なんてこともあった。
    • その間に食事をする。
      • おつまみしか出ない場合も多い。
      • それを片手に故人の思い出話や滅多に会うことが無い親戚同士の話題に花が咲く。
        • 悲しみに暮れ、残酷な瞬間に立ち会っている最中だというのに笑いが生まれる。不思議なものである。
      • 出てくるのが海苔巻きといなり寿司。
    • 昔は少し包んで渡すと好い加減に焼いてくれた。
    • 最近は煙も一切出ないので、実感が沸かない。
    • 納棺された時の姿勢でそのまま骸骨になって出てくるのかと思いきや…
      • 病死より事故死の方が骨が多く残るらしい。
        • 治療に使った薬の影響で骨が脆くなることもあるらしい。特に抗がん剤の影響は強く出るらしい。
  3. 会場から火葬場までの道のりは、通らなければいけないルートが決まっているらしい。
    • クネクネ曲がるような抜け道ルートは「俗界に戻ってしまうから」という理由でダメらしい。
  4. 骨拾いは通常近親がするが、地方によっては「何で俺が?」という人がすることもある。
    • 故人に親しければ親しかった程に一番堪える瞬間。
      • そのため、遺骨拾いは遠縁の者からはじめ、咽仏を拾って入れるのは配偶者か子どもが多い。
    • 一人でやってはいけない。
    • 骨を箸同士で渡すのに抵抗を感じてしまう。「この時のために普段では行儀の悪い行為」なのに。
      • あと会場にて、ご飯に箸が刺さっているのも同様。
    • 骨を拾う白木の端は長くて太いので、小さいお子様やご年配の親族のなかには、これを持つだけでもしんどそうな方が必ず出てくる。
  5. 「金歯」を探す。
    • 金歯じゃなくても何とかして生前に残した物を探そうとする。
      • 金歯や銀歯は炎で溶けて飛び散るとの話。
        • というのはウソの説明で、実際は黙ってレアメタルを回収して売却している。
  6. 喉仏を骨壷の上にかぶせて終わり。
    • 入りきらない残りは処分される。
      • 砕いてなんとか納める場合もある。
        • ヘラみたいなものを使ってグッグッグッと骨を圧縮して納める。
          • 実際眼前で見ると思わず、「うぐっ」とつぶやいてしまう。
    • 喉仏→頭蓋骨の順じゃないか?
    • 骨壷に収める「喉仏」は第二頚椎らしい。
    • 喉仏は別の壺だった気がする。宗派の違い?
    • 喉仏を箸で挟んで入れる役は喪主や施主夫婦が基本だが、ときどき兄弟姉妹やこどもが全員でやることもある。
  7. 焦げ臭い。それもこの上なく。
    • 熱風がかかってくる。それはただの熱風ではなく、重い空気に乗せてきた何とも複雑な気分。
      • 重さもずっしりとくる。
  8. タイミングが悪いと予約で一週間待ちとかになり、仏はドライアイス漬け。
    • 告別式の日取りは火葬場のスケジュールから決める。
    • それでもある程度の死後変化は避けられないので、遺族のショックは増大する。特に夏場。
      • エンバーミングを行えば2週間程度はやり過ごせるが、余計に費用がかかる。
        • その費用を抑えるため、先に荼毘に付してから告別式をやるケースもある(by関東地方在住者:南関東と北関東で1件ずつ、このケースにあたった親族あり)
      • 生前に臓器提供や献体を申し出ていても、故人の遺志を尊重できないケースあり。
        • 「今の人は加工食品から防腐剤や保存剤を日常的に摂取しているので遺体が腐りにくい」というのは都市伝説。
          • 元日は焼き場が休業日であるため、正月2日以降、混み合う恐れが
  9. 放送が入る「○○家の亭主の方は~」「○○家ご遺族・ご親族~」
    • 棺を入れる時にこれが流れると苛立つ。
  10. 仏様と最後の別れ
    • 仏様の顔を見るのがこれが本当の最後。
      • まず泣かない遺族はいないと言ってもいい。
    • 手紙などで顔が見えなくなっているとさらに泣けてくる。
  11. 家族(あえて遺族とは書かないでおきます)の人も行くのに、なぜか町から遠い不便な場所に建てる。
    • 必要だけど自分の家の近くにはあって欲しく無い施設の一つ。
    • 住宅地のど真ん中にある例もあるが。
    • それでも故人の住民票がある自治体の中で出来る場合は火葬料を、無料または低料金でできるのでよい。そこからちょっとでも離れた自治体の火葬場を使うと、料金が高額になる。
  12. 他のご遺族に出くわすこともあるが、故人に対する思いも様々なようだ。
    • 未だに現実を受け入れられないのか泣き狂ってる人がいてビックリしたりする。
    • 余程大往生だったのか、悲しむ素振りもなくやたら盛り上がってるご遺族もある。
    • 一緒になった故人の遺影で、推定される享年の差を思い知らされ、どちらか一方が天寿を全うしても、早世しても、双方の遺族は驚く。
  13. 骨を拾った後、しばらくの間ふわふわした触感の煎餅が食べられなくなる。
    • 何せお骨に見えてしまうものだから…。特に白い物は色々思い出して辛い。
  14. 死んでても焼かれたら熱いのではないか?という疑問は解消されない。帰還者の証言が未だ得られてないのだから。

中陰・回忌

  1. 回を重ねるごとに参加率が下がっていく。
    • 有名人の場合は恒例のイベントと化す。
      • 巨大なウツワで開催なんて話も。
        • その巨大なウツワの中にお寺も建ちました。
  2. 近所の人が参加するのは大抵四十九日、一周忌まで。三回忌以降は大抵子供兄弟だけ。
    • 一応お経は読むが、ほとんど親戚や故人の友人の宴会の場合が多い。
  3. 四十九日にお墓への納骨をするのがデフォになっている。
    • 百日忌くらいまで一気にやる場合も。
    • あるいは五七日(=三十五日)にとりおこなわれることもある。
  4. 五十回忌あたりになると、もはや故人を知っている人の方が割合が少なかったりする。
    • 凄い業績を残した人はこの辺りで「記念日」に変わる。
      • 「○○○○(人名)没○年記念」と称したイベントが10年ごと、または50年ごとに各地で盛大に開かれる。1991年はモーツァルトだけを扱う演奏会が世界中で開かれた。もはや日本の回忌みたいな厳かな雰囲気はない。
        • いや、日本だって普通は三十三回忌か五十回忌で弔い上げだろ。200年も前に死んだ人にそんなこと言われても。
          • 歴史上の人物だと「生誕○年」が基準になる場合も多いしね。
      • 「植物名+忌」
    • 百回忌だと知ってる人も誰も居ないので、寺から「どうします?」と電話がかかってくる。
    • 宗派によるが、三十三回忌より先の葬儀は「故人の家が何代も繁栄してしていて、おめでたいこと」として、のし紙を紅白の結びきりにするように指導する僧侶もいる。
  5. 「数え」なので三回忌をいつやるか勘違いしそうになる。
    • 没年を1として数えるので、没後1年である「2年目」に「一周忌」(ここまではいいが)、没後2年である「3年目」に「三回忌」となる。
      • 故に、誰かが亡くなってから2年間は何かと忙しい。
  6. 「喪中」は父母でも四十九日までくらいでも良いらしいが、年始に祖父母が亡くなっただけで翌年の年賀状が欠礼にする人も多い。
    • っていうかこの手のことって気にされ過ぎてる。
  7. 本来はそういうことは関係ないキリスト教でも日本の風習にあわせて四十九日頃に似たような儀式をする場合もあるとか。
  8. 食事が無駄に豪華。
    • しかし、まずくてもいい。一緒に食べることができれば幸せだ。
    • 「故人の好物だったのに、病気になってから食事制限に引っかかって食べさせることができませんでした」と、会食前に挨拶をなさっていた御遺族の方もいらっしゃいます。