源氏物語

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作者近影?
  1. 平安時代に作られた文学作品。
    • 我が国最古の長編物語らしい。
  2. その他、色んな意味で最古の作品である。
  3. 作者は紫式部。
  4. 内容を簡単に要約すると、主人公の光源氏がたくさんの女性と×××××をするという内容である。
    • しかし、これだけだと実は全てを話していないのである。詳しくは下へ。
  5. 全54帖
    • しかし実際にはもっとあったらしい。つまり、欠落部分があるかもということ。
      • 「雲隠」という光源氏が死ぬ巻は有名。あと桐壺と帚木の間とかも。
    • 若菜だけ上下。
      • 上下それぞれをとっても最長クラスの長さでこれだけで通常の長編小説1巻分のボリュームがある物凄い巻。
        • ただし「源氏は若菜から」という言葉にもあるようにこの辺りから俄然物語に精彩が出だして思いのほかスルッと読めるともいわれる。ただし話のトーンは暗め。
          • 分類上この巻から源氏が死ぬまでの所を第2部と呼ぶことがある。
  6. 最後の10帖は、「宇治十帖」というそうだ。
    • 部分が宇治周辺なので、こう呼ばれている。
    • ここのシリーズの主役は光源氏ではなく、息子の薫大将である。なので、4.の要約では全ては語れてないということである。(一応他にも理由はあるが)
  7. 受験生御用達
    • あまりにも使われ過ぎているので、問題が枯渇してるらしい。
    • 大学受験では結構見るが、高校受験ではあんまり見ない。節で切ると長くなってしまうからか。
  8. 登場する女性があまりにも多彩な性格で、現代の作品にも通じているのがすごい。
  9. 光源氏、色んな女性に手を出し過ぎだ。
    • 自分の母に手を出すし、敵のポジションに当たる所の女にも手を出すし・・・。
    • 挙句の果てには、幼女を自分の理想の人に育てて、自分の正室にしてしまうし。
  10. 刊行されてから今に至るまで二次創作や模倣作品が絶えないそうだ。
    • ある意味それくらい愛されているということである。
    • 特に本作の絵巻版(源氏物語絵巻)は複数のものが国宝に指定されている。
  11. ここから出てきた単語に「源氏名」というものがある。簡単にいうとキャバ嬢とかが付ける偽名である。
    • さらに、「桐壺源氏」という単語まである。この物語の最初巻だけ読んで飽きてしまい止める。という意味でつまり三日坊主と同じ意味である。
      • もう少し頑張った人のことは「須磨がえり」という。
  12. 日本を代表する長編小説ということで20以上の言語に翻訳されている。
    • なお最初の英語版はほぼダイジェスト状態で訳もかなり下手らしくほぼ黒歴史状態。
  13. 日中・太平洋戦争の頃には「皇室を愚弄している」とみなされ冷遇されることもあった。
  14. 江戸時代の小話に本作を『平家物語』のような軍記物と勘違いし「いつになっても合戦が起きないや」と待ちくたびれる男が出てくる。
  15. パブリックイメージとして持たれている"稀代のプレイボーイの漁色譚"として描かれているのは実は『乙女(少女)』までである。
    • 『玉鬘』以降は主に恋愛沙汰で動くのはその息子・娘世代であり、光源氏は"権力と金だけは有り余るゲスでモテない中年男"に成り下がってしまう。