福井の言葉

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福井の言葉の噂

  1. 語尾は「の」が多い。福井市などでは「ざ」が主流
    • 柔和な感じで使うのが「の」。主張するときには「ざ」。あと不満げに「っちゃ」とも。
  2. 嶺北と嶺南ではイントネーションからして違う。
    • 奥越はイントネーションだけが違う。
      • 奥越は垂井式アクセントで、京阪式アクセントの亜種。
    • 嶺南は関西弁なので当たり前だが・・・
    • というより言葉が通じない。越前の言葉の意味が分からない。
    • 嶺北の住民が全国放送かなんかで訛り丸出しで話すのをを見ると、嶺南住民は鬱になる(同じだと思われたくない)
      • 「あれは東北の言葉なんだ」と自分に言い聞かせながら見るのもよし。
      • そのイントネーションは、日本でも坂井平野、福井平野一帯だけの島の様に孤立した訛りなので、近隣他県と同じ垂井式アクセントの奥越民も違和感を強く感じている。
  3. 話に対して、大概「ほやほや」と返ってくる。同意しているように聞こえるが単なる相槌。
  4. 驚くと「おえー」と言いがちだが「!」ぐらいに思おう。背中をさする方の「おえー」ではない。
    • おえーの使用例 (先生)「今から抜き打ちテストをしまーす!」 (生徒)「おえー!(一斉に)」
  5. 言葉の中で「汽車」という言葉が出てくるが、越美北線では本当に汽車(本当はディーゼルカー)が走っている。
  6. 電話口で話を切り出すときは「もしもし」ではなく「あのぉ〜」。そしてこの発音はかなり特徴的。
    • 「あ↓の↑ぉ↓~↑」。
  7. 変化について行きにくいのか、エルパをコパ、アルプラザを平和堂(特に平和堂から改装した敦賀など)とついつい呼んでしまう人がよくいる。福井駅の東側を指す「駅裏」も再開発によって死語になる予定である。
    • てか、アルプラは平和堂で間違いないんやけど。
    • アルップラザッ平和堂♪ っていうCMを知らないのか?
      • 明らかにそういう意味合いで言ってるのでは無いだろう。まあ、市井の人間にブランド業態を把握しろというのも難しい話なので平和堂で構わないのでは。
  8. ちなみに、全編福井弁の映画が作られたことがある。
  9. 北陸地方にありながら他県とは一線を画す珍妙な言語。探偵ナイトスクープで調査された「アホ・バカ分布考」においても非常に特殊な方言と位置付けされている。
  10. 「しち」がうまく言えない(例:しちみ→ひちみ etc...)。
  11. 他県からゲストが福井へ来ることを「来福」、同様に地元の人が県外から故郷・福井に帰ることを「帰福」と表現する。ただし、これは福岡や福島も同じ。
    • というか新聞なんかのメディアだと普通の表現。
  12. ありがとうを「いやなこっちゃ」と言う地域がある。
  13. 大野市では、かなり昔から阪神地域(摂津地方)と共通した方言が使われている。「えらい(つらいの意)」、「よーけ」、「〜にゃ(語尾)」など。

福井弁単語集

  • あくまでも北部のみです。南部は絶対に使いません。
  1. だわもん―怠け者。「だわ」はニュアンス的には面倒臭いを差す。
  2. かぜねつ―口内炎
  3. めぼ―ものもらい
  4. げぼ―嘔吐。吐瀉物
  5. げべ/どべ―最下位
  6. やっと―いっぱい
  7. こさえる―作る(あらゆる意味で使う)
  8. じゃみじゃみ―テレビの砂嵐
  9. つるつるいっぱい―コップなどに水(飲み物)が表面張力になるぐらい入っている様子。
  10. うそうそ―服が泥などで汚れてしまっている様子
  11. ちゃがちゃが―めちゃくちゃ。荒れている様子。
  12. あっぱ―大きいほうの便
    • あっぺ―汚いもの。主に幼児に対して使う。例「それあっぺやから口に入れたらアカン」
  13. ちょろい―まぬけ
    • 「ちょれぇ」も
  14. おえー―「えー」「ほんとー」「まじー」に相当する
  15. つまる―帳面がいっぱいになること
  16. やっと―いっぱい、沢山
  17. あたる―与えてもらう。支給される
  18. ○○しな―「行きしな」で「行く途中」、「帰りしな」で「帰る途中」という意。場合によっては「な」が飛んで「行きし」「帰りし」になることも
    • 「○○しな」は共通語だよ。「○○し」は西日本地方に多い訛り方らしいが。
  19. いかい/いけぇ―大きい
  20. ちさい/ちせぇ―小さい
    • 「ちせぇ」も
  21. こまい―細かい
  22. いざらず―ずらす
  23. かやる―転倒する
  24. えん―いない
  25. 「じぇ→ぜ」の変化―JR→ゼーアール。JA→ゼーエー。JJ→ゼーゼー。
    • JRは「汽車」「電車」、JAは「農協」と呼ばれ、JJを話題にするナウい福井人は稀有である。
      • あくまでも「国鉄」とは呼ばれない。
    • 大学の時先生が「ゼーアール」と発音していたが福井の人なのだろうか?
  26. 「せ→しぇ」の変化―せんせい→しぇんしぇー。税収→じぇーしゅー。町政→ちょーしぇー。
  27. じぇん―小銭
  28. かっちゃま―勝山
    • えっちぇん―越前
  29. おとろしい―恐ろしい
    • 奈良では同じ語で「面倒くさい」という意味である。
  30. かしぐ―米を研ぐ
  31. こわい―硬い
  32. ぱっち―毛のズボン下
  33. ちんちんたるき―つらら。ちんちん=冷たい、たるき=垂れている様子。
  34. ちりちり―熱々
  35. すいー―仕草、様子が変な事を指す。「あいつ、すいーなことばっか言うとるわ」
  36. おもっしぇー―状態が変なことをさす。「あの車、おもっしぇー色やな」
  37. だちゃかん―埒が明かない。スーパーニュース(福井テレビ)の企画名
  38. どもならん―どうにもならない。夕方いちばんプラス1(FBC)の企画名
    • どもこもならん―どもならんの最上級で、どうにもこうにもならないの意
  39. ひっで―Very
  40. うら―私
  41. おっちん/おちょきん―正座
  42. てしょ―小皿
    • 「御手塩皿」から来る言葉で結構通じる地域は多い。
  43. よばる―叫ぶ
  44. がぼる/ごぼる―雪に深くはまるの意。
  45. にゃんころめ―猫 犬のことは「わんころ」と呼ぶ。
  46. 内ズック―学校で使う上履き。外履きの事は外ズックと呼ぶ。
    • 他には東北地方でも使うらしい。
  47. おぞい - ぼろい、しょぼい、あまりよろしくない物を表現する時に使う。
    • 南部でも使われてるものもあります。
  48. もつけねぇ/もちけねぇ―可哀想
  49. ものごい/ものげぇ―だるい・気が重い
  50. ぼう―男子
  51. びぃ―女子
  52. すらえる―触れる、擦れる
  53. いしな―石
  54. ももた―太腿
  55. こぶら―ふくらはぎ(こむらがえりからきてると思われる)

嶺北地方の言葉

  1. 語尾に「のォ〜」と付ける。
    • 「ほうけのぉ」=そうなんだ
  2. 「はよしねま」=早くしなさい(by uzuran)
    • あくまでも「早くしなさい」であって「早く死ね」ではないので、お年寄りにこう言っている場面に出くわしても、他府県の人は変な目で見てはいけない。
      • ちなみに日常会話では「はよしねの」の方が使用頻度高め。用法は間違っていないが若年層が好んで使いたがる表現であることを考慮すべし。
    • 「はよしぇーま」も
  3. 「おちょきん」=正座(by uzuran)
  4. 「鉛筆つんつんにする」=鉛筆を削って尖らせる(by uzuran)
  5. 「ちょっとねまんねま」=ちょっと座りなさい
  6. 「つるつるいっぱい」=容器からこぼれるぎりぎりまで液体を入れていること
  7. 「べとにばいちくりさす」=泥に棒をぶすりと刺す
    • 「べとにばいちゅっくりさす」とも言う(早口で)。何か福井弁話してよと言われると多用されるフレーズ。
      • 「ひっでいけーあっぱ(すごく大きい大便)」これも何気に多用されるフレーズ。
  8. 「じゃみじゃみ」=テレビの放送終了後の砂嵐のこと
  9. 「ひっで○○」・「ちかっぺ○○(”力一杯”の短縮形)」 =ものすごく○○だ
    • ひっで<ひっでもんに<ちかっぺ
  10. 「えん」(居ない)が方言であることには、他府県に出て初めて気づく人が多い。
    • 「かぜねつ」(口内炎)もまた方言だと認識していない人が多い。
      • かぜねつと口内炎は感覚的に別物だと思っている。
  11. 「のくてー」=野暮ったい。愚図。
  12. 外来語であるpageのことを「ペーシ」と発音する。
    • 外来語まで訛ってんじゃねーよ
  13. 文節は福井弁で習う。「あのの〜私がの〜…」(by uzuran)
  14. 福井弁は田舎に行くほど薄れるとも、鯖江〜越前市や丸岡〜金津あたりがきついとも言われるが、他府県の人からみればほとんど差がない。
    • 福井市中心部と、10キロ離れた旧清水町とでさえ互いに通じない語がある。
      • 半分は感覚で理解する。 
  15. ライブで福井を訪れていたキムタクを、話し方ひとつでキレさせた。
  16. 結構かわいい娘が、話してみるととんでもなく訛っている。
    • そこに萌える人もいれば幻滅する人もいる。
    • 他府県の人で、福井弁の女の子のしゃべりがかわいいと言う人もいる。
      • 何だか一所懸命に話をしているように聞こえる。
      • 福井駅周辺で電車に乗ると、女子高生のトークの訛りに他県の人は必ず驚く。
  17. 民放がフジ系と日テレ・朝日系クロスネットの2社しかないため、他府県では「○チャンネルに変えてくれ」と言うところを「逆チャンにして」で通じた。しかし近年はケーブルテレビの普及で石川県の2社を合わせて視聴することが出来るようになってきた為、「逆チャン」では通じない。
    • NHKがあっても「逆チャン」だったのか?それとも元々選択肢に入っていなかったとか?
      • NHKは「NHKにして」で独立していたんだろう。
      • NHKは「9チャンにして」みたいです。
      • Eテレが「3チャン」、総合が「9チャン」。
  18. 分からない人は、「かゞみやの包装紙」でもみねま(by uzuran)
  19. 「じゃけらくさい」=子供っぽい。
    • 「じゃけらしぃ」も
  20. 「かたいけの?」=「お元気ですか?」挨拶の一つ
    • 朝この挨拶をされると困る人もいる。
  21. 日本語として認識して聞かずに、言葉の流れだけ聞いているとハングルと変わらなく聞こえる。
  22. 説明が面倒なので関西圏の嶺南と一緒にして欲しくない。
  23. 「ぬくてー」=温かい、暖かい。 「今日はぬくてーで、ヤッケいらんざ。」とか言う。ちなみにヤッケはダウンとかアウタージャケットの事。
    • 「ヤッケ」は外来語だけど作業現場用語に近い(ワークマンなんかでも商品名に使ってる)。

嶺南地方の言葉

  1. 若狭は越前弁ではなく若狭弁である。滋賀・京都に近い方言である。
    • 京都に比べると言葉が荒っぽいという人もいる。
    • 京都弁と播磨弁と河内弁をMIXしたような方言。
    • なので、取り立てて紹介するような部分はない。
  2. 「めっちゃ○○」「ごっつ○○」=「ものすごく○○だ」
  3. 「〜どす」「あきまへんなぁ」「よろしおすなぁ」「おこしやす」「おおきに」という人もいる。
    • 「おおきに」は「おーきん」と発音することもある。
  4. 「ちっちゃいちっちゃい」とか「寒い寒い」と2回単語を並べると、「ものずごく小さい」「ものずごく寒い」という意味になる。これは京都弁と同じ。
  5. 決して若狭の人間に福井弁を話せと言ってはいけない。必ず怒り出す。
    • 要は北陸トンネル以北と同じにされるのを極端に嫌う(特に都会に出ると)同じ県だと思われたくない。
  6. 連続テレビ小説「ちりとてちん」で出てくる若狭弁は全然違う。NHKに「こんな言葉やない」と苦情殺到。
    • すごい違和感感じます。
      • 福井弁も微妙な所だった。
  7. 大阪で「どうして福井県出身なのに福井弁ができないのか?」「方言を隠すな、福井弁を喋れよ」など言われた経験を多くの若狭人が持っているが、いちいち福井弁が出来ない理由を説明するのが面倒になる。いっそのこと、滋賀県に再編入してもらったほうがいい。
  8. 「えらい」=「しんどい」
    • 愛知や三重も使うよ。
トークに、福井の言葉に関連する動画があります。