第二次世界大戦中の戦闘機
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イタリアのWW2中の戦闘機
CR.42
- これに関してはなにも言うまい。
- いや、最速複葉機ってことは言っておいてもいいだろう。
- スピードが出るってことは、むしろ逆に撃墜されやすいということはツッこんだら負けである。
- 戦前に水上機で速度記録作った国の飛行機とは思えない。
- 何を血迷ってこんなのを大戦中期まで使用していたかは、イタリア人ではない私には理解できない。ちなみに単葉機なら当時から普通にあった。
- ドイツも降伏した大戦末期も末期になってヨレヨレの複葉機で特攻して戦果が上がると思っていた国の人間に言われたかぁないと思う。
- そんな国に負けたのがドイツ。
- ドイツも複葉機使ってたけどな。意外と知らない奴多いのね。
- 日本も太平洋戦争の直前頃までは第一線で使ってたりする。WW2が太平洋戦争より2年以上早く始まったの知らない奴多すぎ。
- ドイツも複葉機使ってたけどな。意外と知らない奴多いのね。
- イタリアの名誉のために言っておけば、まともな単葉機も作ろうと思えば作れた。けど、イタリア脳炸裂で……。
- 英国本土攻撃に何故か参加。ベルギーから出撃し英軍に捕まる。機体は現在も展示されている。
- その際捕虜となったパイロットのセリフ「ベルギーの飯はまずいし上官は嫌な奴だしドイツ人はもっと嫌だった。これで俺の戦争は終わりだ」
- スペイン内戦で、単葉機も含めた中で最も目立つ働きがあった戦闘機が、複葉のCR.32だった。その強化版がこれ、CR.42。CR.32の対抗機種だったソ連製I-15も、スペイン内戦後にI-153という改良型複葉戦闘機を産むことになった。
- 名前を聞いた時、ボタン電池よりもこっちを思い浮かべる人は結構な戦闘機マニア。
MC.200サエッタ
- ハリケーンと互角に戦うことができ、ソ連のI-15をフルボッコにした。
- 「性格は日本の戦闘機に似ている」と言われることがあるが、実は時速800kmの急降下にも耐えられ、零戦や隼など比較にならないほど頑丈な設計。
- 空冷エンジンのため、東部戦線ではソ連機と間違われることがあったらしい。
MC.202フォルゴーレ
- 紅の豚の戦闘機ではない。
- 実は強い。スピットファイアより上。
- 確かに高い上昇力と急降下性能は魅力的だが、スピットMk.5より航続距離は短く、武装は比べ物にならないくらい貧弱。
- 日本語訳すると雷電だが、あの雷電とは全然似てない。
- 日本機だと、飛燕と似ていると言われる。
MC.205Vベルトロ
- MC.202の発展型
- Re.2005やG.55とイタリア軍最強戦闘機の座を争う高スペック
- でも少数生産で降伏迎えたのも他2機種と変わらなかった
G.50
- 全金属製、単発単葉、引込脚の近代的な戦闘機……なのだが開放風防。
- 開発当初は密閉式だったが、パイロットから「風を感じられない」と“改善要望”が出て開放してしまった。
- どうも当時の計器類は今ひとつ信頼が置けず「体で感じなきゃちゃんと飛んでるかわかんねーだろ」という背景があるようだ。
- 開発当初は密閉式だったが、パイロットから「風を感じられない」と“改善要望”が出て開放してしまった。
- フィンランドに売却されてソ連を相手に奮戦。スコアを見る限り駄作機ではなかったようだが、開放風防で寒さは大丈夫だったのかね。
- やっぱりちょっと寒かったみたいで改良型以降は両サイドに半分くらいの高さのガラス入ってる
- ドイツ製液冷エンジンを積んだ改良型、G55“チェンタウロ(ケンタウロス)”は、連合軍の第一線機と比べても劣らない性能を示した。
- 惜しむらくは、配備されたのがイタリア降伏の3ヶ月前だったこと。
- 同じエンジンを積んだ機体に、MC.205“ベルトロ(グレイハウンド)”、Re.2005“サジタリオ(射手)”がある。何気にかっこいいな。
- バトル・オブ・ブリテンでの成績は・・・
- バトル・オブ・ブリテン関係の書籍や映画では、何故かイタリア軍は存在自体がスルーされる。つまりそれほど(ry
G.55
- ドイツ製水冷エンジンを搭載した戦闘機
- 高速で安定性も良く運動性能も高く20mm機関砲3門12.7mm機関砲2門の重武装で生産性も高い。ケチのつけようがない。G50と大違い
- 機体デザインも良かったのだろうが、戦闘機にとってエンジンがどれだけ重要か如実にわかる例
- でも30機くらい作ったところで降伏、残念
Ro.57
- 当時流行ってた双発戦闘機の1つ。
- Bf110や二式複戦と違い、単座の、設計コンセプト的にはP-38系。
- 見た目も空冷型P-38って感じで結構かっこいいが、エンジン出力不足のせいで色々と残念な事に
Re.2000ファルコ
- なんかアメリカ海軍の戦闘機みたいな太いスタイル
- P-35を参考にしてるとか
- 性能は悪くなかったがデブとおもわれたのかイタリア空軍には相手にされず
- 輸出専門機みたいになったが輸出先では好評で戦後も使われてた
Re.2001アリエテ
- Re.2000にDB601積んだ機体。イタリア空軍戦闘機あるあるパターン
- MC.202その他の戦闘機に優先的にエンジン配布されちゃうし、そもそもDB系エンジンはドイツ本国でも重要だったりして少数生産に終わる
- 性能も他の水冷エンジン改造機に比べると平凡だったのも不味かった
Re.2002アリエテ2
- 大人の事情でまた空冷エンジンに戻した機体
- カウリング部の空力処理とか見るとちょっと、日本の二式単戦や雷電思い出すデザイン
- 戦闘爆撃機として設計されたが結局少数生産で終わった。最強戦闘機の座はサジタリオ出現までおあずけ
Re.2003
- Re.2002を複座化して、攻撃機+偵察機+たまに戦闘機、というマルチロールを目指した物
- 運用思想的には日本陸軍の直協機みたいな感じか
- 戦況的に戦闘機型の生産が優先され、試作機だけでお蔵入り
Re.2004
- Re.2005サジタリオと同じく水冷エンジン搭載前提で開発された戦闘機
- Re.2005がDB605のライセンス生産品を搭載したのに対し、こちらは伊製Zeta水冷エンジンを搭載予定だった
- 高性能を発揮する予定だったがエンジン生産が上手くいかず残念ながらキャンセル
Re.2005サジタリオ
- イタリア最強クラスの戦闘機
- 工場が破壊されたり、そもそも工員がイタリア人だったりで生産数はたったの48機。
フランスのWW2中の戦闘機
- 影が薄くて、殆ど話題にされない。
- 機体設計の洗練度合いに差がありすぎる。
- ドイツ機との空中戦における損失比では意外に健闘している。
モラン・ソルニエ 406
- フランス語読みだと「モラーヌ・ソルニエ」
- 軍事ファンにはこの機体そのものより、「拾ってきた露助のエンジンを載せたら元より性能が上がりました」という、フィンランドの魔改造機のほうが有名。
- その名も「ラグ(超)・モラーヌ」
- 超はメルケ・モラーヌだよ。ラグは「ラヴォーチキン(LaGG)のエンジンを積んだモラーヌ」のこと。
- ちなみに、この「ラヴォーチキンのエンジン」は、原型MS406の積んでいたイスパノ・スイザのエンジンにロシアのクリモフ設計局が手を入れて強化(860馬力→1100馬力)した物である。なので、魔改造というより「サードパーティ製の他機種用強化パーツを流用した」くらいの方が実情に近い。
- 超はメルケ・モラーヌだよ。ラグは「ラヴォーチキン(LaGG)のエンジンを積んだモラーヌ」のこと。
- その名も「ラグ(超)・モラーヌ」
ドボアティン 520
- Bf109とほぼ同性能。ながら航続距離は倍あった。
- Bf109Eね。
- フランス空軍→ビシー政権・自由フランス空軍→(戦後の)フランス空軍で使用、というふうに、政治にかなり翻弄された機体。
ブロッシュ 152
- 上の2機と同時期に設計された機体。
- 前面投影面積がかなりでかく、出力も出力で速度が遅い。機動力はどうなんだろう。
- ただし改良型も設計。最終系列の157は大戦後半の機体とも戦える性能らしい。
アルセナル VG-33
- 本気を出したフランス製戦闘機。BF109E後期型をしのぐ性能を見せた。
- 44機完成したが実戦参加の機会は無し。
ユーゴスラビアのWW2中の戦闘機
イカルス IK.2
- この機体がゲームに登場してたらたいしたものだ。
イカルス IK.3
- Bf109Eより性能が優れていたが、数で押された。
- 駄作機ではないが影が薄い。ユーゴだからしかたがないが。
オランダのWW2中の戦闘機
フォッカー D.21
- 欧州でも太平洋でも活躍の機会がまったく無かった機体。下手すると同時期のポーランド機やイタリア機に劣るかもしれない。(さすがにCR.42辺りには勝つんでしょうが)
- 確か「あの」フィンランド空軍が使っていたんじゃなかったかな?
- Yes.40機弱で180機以上のソ連機を撃墜する活躍を見せた。
- フィンランドの気候に合わせ、着陸脚の車輪をソリに交換して使用。
- 確か「あの」フィンランド空軍が使っていたんじゃなかったかな?
ソ連のWW2中の戦闘機
- 大戦初期の戦闘機でも対地ロケット弾標準配備。I-15ですら例外ではない。
- 機関砲馬鹿のドイツよりもこの点では賢い。
- しかしロケット砲の車両への命中率は極めて低かった。主として建造物や鉄道相手に無双。
- 機関砲馬鹿のドイツよりもこの点では賢い。
I-15
- 日ソ国境やスペインで頑張ったが、ヤラレメカのイメージしかない。
- だって複葉戦闘機だもん。
- I-153はI-15の3番目の大規模改良機種で、主脚が引き込み式になった。
I-16
- 世界初の単葉引き込み脚(でも手動)の戦闘機
- ノモンハンでは一撃離脱で日本機を悩ませた。
- ただしフルボッコにされた。「落とす機体はどこだ!?」とまで言われたほど。
- 初期だけね。そのうちパイロットも優秀なのが揃って日本が次第に不利になって行く。
- ただしフルボッコにされた。「落とす機体はどこだ!?」とまで言われたほど。
- 独ソ戦では一方的にボコられる。*ただしイタリア機を除く
- MiG-1やYak-1なら対等にわたりあえるのに。
- 「爆弾搭載したら重量過大で遠くまで飛べない(´・ω・`)」 「爆撃機で引張り上げればよくね?」 「奇才現る!!」と、いうことで重爆に寄生する親子機が完成。
- ちなみに似たような研究はドイツでもアメリカでもやっていた。が、いちばん笑っちゃあいけねぇのは日本人だろう。
I-185
- ポリカポルフ設計士がI-16の後継機種として温めていたI-18構想の5番目の結実。5機試作され、投入された実戦で絶賛された。
- しかし当時は既にYak-9、Yak-3、La-7でドイツ軍に対し優勢に立っていて、I-185の量産は不要と判断された。WW2ソ連最強戦闘機は幻の名機。
MiG-3
- 当時のソ連機としては珍しい高々度専用戦闘機。
- 有名な『ミグ戦闘機』も第二次世界大戦中はまだマイナーな機種だった。
- Yak戦闘機より更に小型。独ソ戦ではあまり高高度戦闘が起きず、出番は少なかった
- 元の設計はI-15やI-16と同じくポリカルポフだったが、スターリンの贔屓でミコヤン&グレヴィッチの功績にされた。
- スピードはあるが安定性に乏しい飛行特性、脆くて撃たれ弱い機体構造といった、癖が強い機種でもあった。
- 先代機種のMiG-1と共にロシア語で「男前」の意味の愛称で呼ばれた。まあI-15やI-16と比べるとね・・・。
Yak-1
- 翼と胴体の一部はおなじみデルタ合板。
- ヤク戦闘機は零戦よりも一回り小型だった。しかし、一部が木製であったために機体重量は大きかった。
- 最初はかなりの欠陥を抱えた問題児だったが、多くの改良と派生型の開発によりソ連軍にとって「最も偉大な戦闘機」となった。
Yak-7
- Yak-1の簡易型複座練習機のはずだったのに、Yak-1より高性能になってしまった。
- ソ連の戦闘機は?と聞くと第二次世界大戦中は『ミグ』より『ヤク』戦闘機の方が代表的だった。
Yak-9
- Yak-7を元に本格的戦闘機に改良した、Yakシリーズの最多生産モデル。
- 大戦後に開発されたP型でやっと全金属製に。第二次世界大戦中、ずっと赤軍は木材を使った機体を運用していた。
- 中にはMiG-15と同じ大口径の37mm機関砲を搭載した機体も(!)仮に直撃すれば『超空の要塞』B-29ですら木っ端微塵。(Yak-9は低高度向けの戦闘機だけどね)
- と誤解されている向きがあるようだが、本当は高高度戦闘機。当面の敵ドイツは長距離爆撃機が貧弱なこともあって、高高度性能はオーバースペックになってしまった。それで中断されていた、低高度戦闘特化機種であるYak-3の開発を再開。
- などといまだ各所で書かれてしまっているのだが、普通に低・中高度向け戦闘機である。そもそもエンジンは他のYakシリーズと同じであるし、高高度向けとしてはYak-9PDなどが開発されている。
Yak-3
- そしてYak-9のおかげで終戦間際まで棚上げにされたYak-1後継型の本命。
- 低高度でのドッグファイトならほぼ無敵。独軍戦闘機は敵ではない。でも、やっぱり機体の一部が木製。ルフトバッフェからも恐れられ『スピットファイアに似たソ連軍戦闘機とは交戦するな』とまで言われる。精鋭の亡命フランス人やポーランド人部隊でも大好評だった。
LaGG-1
- 労農赤軍主力戦闘機としてヤコブレフと双璧をなすラーボチキン。
- LaGG-1は速度が遅い・機動性が低い・整備性が悪いなど旧式のI-16にすら劣る機体だった。
- しかし、Yak-1と同じようにどんどん改良されて、傑作機へと変貌していった。
- 改良が重ねられて傑作機へと成長したのはLaGG-3。LaGG-1は基本にマズいところがあって少数生産に終わった。
LaGG-3
- LaGG-1を改良した機体。それでも性能は今ひとつだった。
- 兵士からは『塗装された折り紙つきの棺桶』といわれる始末。被弾すると容易に空中分解していた。
- 同時期のBf109に優るということはなかったが、歯が立たないわけでもなく、Yak戦闘機の任務をよく補った。それにしてもYak-1/Yak-7とは基本エンジンが同じなのにしっかり供給されており、このエンジンの生産力は恐ろしいものがある。
- バージョンは最終的に66まであった。いかに改良の余地があったかが窺える。
La-5
- 搭載エンジンを液冷式から空冷式に変更。根本的な改善が行われ傑作機へと変貌した。
- 独ソ戦の転換期となったスターリングラードの戦いで実戦投入。低高度の空中戦で高い性能をいかんなく発揮した。
- しかし、着陸が難しいのが欠点。スターリンが設計者をを呼びつけ直々に改善をせまったといわれている。
La-7
- La-5の後継機。ソ連軍&連合軍の中で最多撃墜数を誇るエースパイロットも搭乗していた。
- 一部木製のくせに独軍のジェット戦闘機まで撃墜している。Yak-9Pと同じく戦後に開発されたLa-9で全金属製となる。
- ソ連戦闘機は木製主翼による強度不足で装弾数の多い翼内機銃を搭載できず、機首にしか装備できなかった。
- 日本人のように「主翼が3本桁だから武装の追加はできないよ~」などと、やる前から諦めたりはしない。
- 「主翼が3本桁だから武装の追加はできないよ~」「主翼が木だから武装の追加はできないよ~」何が違うというのか。
- ちゃんと調べてから物を言いなさい
- 主翼が3本桁だから武装の追加を諦めた日本と、主翼が木だから機首に大量の武装を詰め込んだソビエトの違い。
- ちゃんと調べてから物を言いなさい
- 「主翼が3本桁だから武装の追加はできないよ~」「主翼が木だから武装の追加はできないよ~」何が違うというのか。
- 日本人のように「主翼が3本桁だから武装の追加はできないよ~」などと、やる前から諦めたりはしない。
- しかし、そのおかげで命中率が高く機動性の低下も少なかった。また、当時のソ連製機銃は全体的に完成度が高かった。
ポーランドのWW2中の戦闘機
PZH.11
- どう見ても第一次大戦の頃の戦闘機にしか見えません。本当にありがとうございました。
PZL.P11
- ポーランド語のサイト見ても、やっぱりPZLだよな?
- 第一次大戦期というよりも戦間期らしい外見。Bf109の競合機種だったFw159よりは若干洗練されている感がある。
- ドイツがHe51、ソ連がI-15といった主力になる複葉戦闘機を完成させる2年も前に、ポーランドが全金属製単葉戦闘機を実用化していた。時代の最先端だったことは確か。
PZL.P24
- P11は英国製エンジンを積んでいて、輸出許可が降りなかった。そこで輸出OKのフランス製エンジンに換装して性能も向上したのが、このP24。輸出先のルーマニアでは低翼スタイルに魔改造され、IAR-80という時代的に見劣りしない秀作の元になった。
関連項目
戦闘機 |
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