ざんねんなアニメ・漫画事典
2019年9月6日 (金) 12:23時点における>Piropiroによる版 (→キャラクター)
原作
- キャンディ・キャンディ
- 単行本としては初めて100万冊が印刷され、アニメ化や舞台化、小説化も行われたが、原作者の水木杏子と作画のいがらしゆみこの間で著作権トラブルが起こってしまい、裁判で決着がついた後も両者が断絶状態になってしまったため原作の再販やテレビアニメの再放送やDVD化などが今でも不可能な状態になっている。
- この著作権トラブル以前にも1978年にやはり著作権が問題になるニセTシャツ事件が起こっている。
- なお水木の執筆した小説(挿絵なし)の版権は水木が有しているので、普通に購入可能。
- 尚、海外では海賊版DVDが出回っている模様。
- オバケのQ太郎
- SFものが飽きられていた頃に登場。60年代に一世を風靡したが、20年以上絶版状態が続いていた。
- FとAが分業して版権がややこしくなったので、2000年代になるまで単行本は手に入らなかった。
- アニメ第一作・第二作は未だに平成以降の再放送・ソフト化が叶っていない。
- アソボット戦記五九
- avex主導のメディアミックス企画。アニメに留まらない大々的なコンテンツになることを目指していたが、肝心のアニメがお粗末で不評。ついたあだ名は×××××
- 徐々に良質な作品になっていったが、初動で躓いた分を補うには至らず。後半は制作陣も吹っ切れてアドリブ塗れになっていた。
- DVDは途中で打ち切られ、再放送の機会も殆どない中、「カオス上等!! 誰得?俺得! avex レアニメソング・コレクション ボーイズサイド」に本作の楽曲が収録された。
- エイトマン
- 60年代を代表するSFスリラー漫画。ロボコップの元ネタである。日本で最初にハイティーン向けに作られたTVアニメとしても知られる。
- しかし原作・TVアニメ・実写映画の全てのメディアミックスで歴史に残る大失敗を果たしてしまったことから、知名度に反して「呪われた漫画」と称される。
- まず、作画の桑田次郎が拳銃の不法所持で逮捕、漫画も打ち切り。『世紀末リーダー伝たけし!』みたいなもんである。
- TVアニメOP(走れエイトマン弾丸よりも速く♪のあれ)をうたっていた克美しげるが1976年に殺人事件で逮捕。出所後、今度は覚せい剤の不法所持で別件逮捕される。
- バブル期に制作された実写映画『すべての寂しい夜のために』は散々な出来で、製作会社そのものを倒産させた原因。これに伴い、せっかく出されていた単行本も絶版(エイトマンの完全版を出していた会社が映画を作っていたため)。
- 原作の続編として作られたOVAは未完のまま。
- リメイク版『8マン INFINITY』は第1部完のまま雑誌が廃刊。
- ゲームはさすがにコケなかったが、キャラデザが変わりすぎて原作ファンからの評価は低い。
- テラフォーマーズ
- 本作も原作の評価は高いが、メディアミックスがコケることに定評がある(ギャグ漫画は除く)。
- アニメ版は規制が多すぎてTVでは何をやってんだか全然わからん上、作画があまり安定せず、シナリオもイマイチという評価。
- 実写映画は…もう何も言うまい。
- 最近は本編もハンターハンター並みの連載率になりつつある。
- 封神演義(藤崎竜)
- 無名だった伝奇小説『封神演義』を国民的な知名度までのし上げた一作であり、原作は完結後20年近く経つ現在でもジャンプ作品屈指の人気を誇る。
- あとは察してくれ。そこに同情も哀れみもいらない。ただ悲しんでくれればいい。
- 特に「なおヤバい方」は「クオリティにおいてけものフレンズ2を超えた」と言われる一品。
- 超人ロック
- 掲載紙を潰す死神と名高い超大作SF漫画。
- 雑誌は10冊、出版社は3社潰し、最近はメディアファクトリーのコミックフラッパーに掲載されていたがMFがKADOKAWAに吸収された。
- 宇宙戦士バルディオス
- 「激しい波が重なって…海のブルーになるんです♪」→なりました…。
- 「明日を救え、バルディオス♪」→救えませんでした…。
- 打ち切りのせいで敵に完敗して終わり(放送最終回のタイトルが「破滅への序曲(前編)」※原文ママ)、署名活動により制作された映画版で完結するがそのオチは…とてもここでは書けないほど悲惨なものだった。
- ちなみに打ち切られていなければもっとひどい終わり方だったという。
- なおDVDには放送されなかった33・34話も収録されている。
- キン肉マンⅡ世
- 青年誌掲載になって吹っ切れたのか、グロ描写・下ネタ・ダーティーさもインフレし不評。
- TVアニメ放映を機に主人公が超人オリンピックで敗北したり(この頃はライバルであるケビンが事実上のもう一人の主役だったのでそこまで非難されることは無かったが)、旧作の人気キャラ「アシュラマン」に息子殺しの大罪を背負わせたりと話が暗くなっていく。
- そして迎えた「究極の超人タッグ編」は「解説やギャグに紙面を割き過ぎて話の展開が冗長」「旧作主人公であるキン肉マンや、ヘタレキャラのイメージが強くなっていたカナディアンマンの改悪」「キン肉マンと心を通わせたネプチューンマンが、味方であるセイウチンを凶暴なヒールに変えてしまう」と問題点が多い。
- ラスボスである世界五大厄も特殊アイテムに頼りまくりでイマイチ強そうに見えず、おまけに片割れが正義超人の女性を×××××して生まれた子という、とてもキン肉マンワールドに似つかわしくないブラックすぎる過去を有している。
- 五大厄を倒した後はものすごく駆け足状態になってしまい、まるで打ち切りのようなラストを迎えた(恐らく単行本にする際のページ数の都合)。
- 作者も「『Ⅱ世』はいい所もあったが、問題点もあるので、今後の反面教師となった」と語っている。現在連載中の1世新章は高評価であるが、『Ⅱ世』と矛盾している点もチラホラ見受けられる。一応、『Ⅱ世』につながると思しき伏線は張られているが。ネメシスの発言とか。
- ネメシスが語るキン肉星の悪しき過去とかは、『Ⅱ世』のダークな内容無しでは思いつくまい。
- 忍たま乱太郎(落第忍者乱太郎)
- 17期が残念。原作者からの抗議を受け、再放送・ソフト化不可の封印状態となった回が6話もある。
- 特に剣一筋の段などの恋愛描写が「ギャグに恋愛は不要」と言う原作者の怒りを買い、アニメでは一時期しんべヱとおシゲちゃんのシーンすら自粛されていた。
- 1期、2期にもいくつか封印回が存在する。
- 特に1期28話「ただのドケチじゃないの談」は当時から複数のアニメ誌で取り上げられるなど名作とされるが、封印された理由はBパート(当時の忍たまは2話構成)の巻き添えとされる。
- 現在でも根強い人気を誇る回であるため、封印されていることを惜しむファンも少ない。
- 特に1期28話「ただのドケチじゃないの談」は当時から複数のアニメ誌で取り上げられるなど名作とされるが、封印された理由はBパート(当時の忍たまは2話構成)の巻き添えとされる。
派生作品
- けものフレンズ2
- 展開がクソ過ぎてネット上でボロクソ叩かる始末。
- BDの売上も惨憺たる結果に。おまけにBD-BOXが景品表示法に抵触していたことで更に火に油を注ぐ羽目に。
- イタダキマン
- タイムボカンシリーズとしては初となるゴールデンタイムでの放送だったが、低視聴率でシリーズごと打ち切り。
- 後番組として『タイムボカンエクスプレス』や『タイムボカンウォーズ サッパリマン』といった作品も企画されていたが、これらも打ち切りにより没になった。
- ヤッターマン(2008年版)
- タイムボカンシリーズ第2作のヤッターマンのリメイク。
- 初代OPが公式BBSで炎上。芸能人ネタや追加キャラクターなども裏目に出て旧作の視聴者からの評価は低い。
- 最初はゴールデンタイムで放送されていたが後に朝方に移動。放送休止が多く一ヵ月以上休んでいたこともあり、一年と八ヵ月放送されたにも関わらず全60話しかない。
- ポケットモンスター ベストウイッシュ
- 開始当初は好調だったものの、2011年3月に起きた東日本大震災の影響による路線変更で失速。
- おまけにシリーズ途中でメディアファクトリーがKADOKAWAに買収、それに伴ってピカチュウレコードは消滅(スポンサーからも降ろされた)。
- これらの要因が重なり、シリーズの中であまりいい印象がなかった作品である。
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 物語の途中でシン・アスカが「SEED」の主人公であったキラ・ヤマトに主人公のポジションを奪われてしまった。
- 劇場版が公開されるという話はあったが、様々な要因でお蔵入りに…。
- DRAGON QUEST -ダイの大冒険-(TVアニメ版)
- 裏番組に同じアニメである「クッキングパパ」があるにも関わらず、人気や視聴率もそれなりに高かった。
- しかし、TBSの大規模改編の犠牲になり、中途半端なところで放送打ち切りに。
- ハピネスチャージプリキュア!
- プリキュアシリーズ10周年記念作だったが、「アナと雪の女王」や「アイカツ!」などライバルコンテンツの台頭もあり、ほとんど人気は振るわなかった。
- ドラゴンボール(ドラゴンボールZ)
- 週刊少年ジャンプの黄金期を代表するマンガ。
- 人気にあやかってフジテレビ系列でアニメ化をし確実に視聴率を取るが、ちょうどその頃はプロ野球の全盛期で、巨人戦のナイター中継の為、次週延期になることもしばしば。
- 孫悟空最大の敵:1.ベジータ、2.フリーザ、3.プロ野球ナイター巨人戦(出典『ジャンプ放送局』)
- 巨人に興味を持って無かった小学生は、「水曜の夜7時(DBの放映日)は、雨で野球が中止になってくれればいいのに…」と本気で願ったものである。
- 原作の戦闘シーンがあまりに多すぎるため、ネーム段階でいきなりアニメにしないと原作に追いついてしまう自転車操業状態に。
- おかげで現在では「話が進まないことの喩え」状態としてよく引き合いに出される。
- ドラえもん(日本テレビ版)
- 裏番組がよりにもよって「マジンガーZ」。それでも一応健闘はしたのである。
- にしたってジャイアンの母ちゃんがすでに故人だとか、原作の一発キャラを静香ちゃんの家のお手伝いさんにするといった改変もあった。
- 放映中に制作会社の社長が夜逃げし、無理矢理打ち切り。最終回を作った分の給料は今なおスタッフに払われていないという。
- その社長は、後にフィリピンで拳銃密輸を行い逮捕されている。
- 現在は藤子プロからも半ば見捨てられておりソフト化は一度も行われず、ネガフィルムも多くが焼却処分となり、当時は家庭用ビデオデッキも普及していなかったので全話視聴するのは不可能に近い。
- 挙句、主演の野沢雅子もこのアニメが白黒だと勘違いしていた。
- 遊☆戯☆王(テレビ朝日版)
- 制作は東映アニメーション、武藤遊戯役は緒方恵美が担当した。
- 海馬の髪色が蛍光色に近い緑色になるなどの原作改変もあった。
- 裏番組がよりにもよって「ウルトラシリーズ(ダイナ→ガイア)」と「YAT安心!宇宙旅行」であったために、視聴率面で苦戦した。
- 映像ソフトは放送当時にVHSで発売されたのみで、現在はすでに廃盤。DVDなどでの再発売・ネット配信・再放送は全く行われておらず、公式においてもなかったことにされることが多い。
- サイボーグクロちゃん
- テレビ愛知制作・テレビ東京系で放送のアニメとしては初のヒット作だったが、制作会社の倒産の煽りを受けて事実上放送打ち切り。その上、DVD化もされていない。
- 劇場版ポケットモンスター ピチューとピカチュウ
- 2000年に公開。同時上映は『結晶塔の帝王 ENTEI』。
- 主題歌とナレーションを担当した酒井法子が不祥事を起こした2009年以降、ソフトの再販・再放送・配信は一切行われておらず、封印作品と化している。
キャラクター
- ザ・ドラえもんズ(ドラえもん)
- 世界の国々をモチーフにしたキャラとして生まれ人気もそこそこあったが、声優一新の煽りを受け事実上リストラされる。
- 現在水田版で残っているキャラは「寺尾台校長先生」だけというすさまじい冷遇ぶり。あ、あともう一ついたわ。「色のついたミニドラ」。
- 山田浩一/パーマン5号(パーマン)
- 連載末期に登場し、主人公の弟分キャラという美味しいポジション。
- しかしアニメには登場せず、第2部では設定統一の為登場すらしない。そのため長らく初登場エピソードが収録されずモブとしてしれっと出ているだけというひどい扱いに。
- 牧場らむりん(しまじろうシリーズ)
- レギュラーだったが大人の事情により降板。
- 新レギュラーの桃山にゃっきいに完全に出番を奪われてしまった。
- リュウガ(北斗の拳)
- ラオウの部下の中でも恐らく最強と思われる人。しかも、ヒロインであるユリアの実兄という凄い重要な役である。
- しかし、ケンシロウの覚醒を促すべく「部下と共に無辜の人民への大虐殺を行い、トキ(この時すでにラオウに敗北し、病で余命幾ばくもなかった)をボコって死に至らしめる」というとんでもない暴挙に出る。
- 本人も出てきて4話くらいで退場してしまったため、「目的に対して手段が過激すぎる」「ほぼ死に逃げ」「正直あとで出てきたジュウザ(異母弟)の方がよっぽどいいキャラ」と非難轟々。
- 内藤ロンシャン(家庭教師ヒットマンREBORN!)
- 初期のギャグ短編時代にゲストとして出ていた中小マフィア「トマゾファミリー」のボス。
- ほぼ準レギュラーみたいな扱いだったが、アニメでは存在そのものを完全に抹消された。
- あと女の趣味も残念である。
- マジンガーZ(OVA版マジンカイザー)
- 第1話目で敵に鹵獲され、醜いツギハギを当てられた「あしゅらマジンガー」になって襲い掛かってくる。
- マジンカイザーに載った主人公・兜甲児は半ば暴走状態であり、あしゅらマジンガーはカイザーによりただの徒手空拳でボコボコのベコベコにされ、その辺の森に投げ捨てられる。そして、二度と出てくることもなく、以降はずっとマジンカイザーばかりが登場する。
- 祖父の遺品をそんな風に扱っていいのか~!
- ウイングガンダム(新機動戦記ガンダムW)
- 前半主役機である。タイトルのWもそのままWingのW。
- ところが蓋を開けてみれば第1話でいきなり撃墜、事あるごとに主人公・ヒイロに自爆させられそうになる、最終的にこれ見よがしに自爆させられその回のタイトルが「ヒイロ閃光に散る」、更に自爆した後も残骸が自爆させられる、最後は脇役が乗って攻撃の盾になり大破、という恨みでもあるのかというレベルの扱いを受ける。
- ついでに言うなら前番組『機動武闘伝Gガンダム』の最終回でもラスボスに破壊されている。
- ゲームでも後半の主人公機であるウイングガンダムゼロがあまりに強すぎるせいで、だいたいウイングガンダムは登場すらしないことが多い。
- ガチャ子(ドラえもん)
- 原作で一時期レギュラーとして登場したが、「焦点が分裂して全く違った性格の漫画になってしまう」と言う理由で作中では何の説明もなく姿を消した。
- 彼女が登場する回はてんコミには一切収録されておらず、2009年の藤子・F・不二雄大全集でようやく収録された。
- 日本テレビ版のアニメでは最後までレギュラーだった。
- ガンちゃん(ヤッターマン)
- タイムボカンシリーズで最も人気の高い『ヤッターマン』の主人公だが、いろいろと残念。
- ドロンボー一味に完全に人気を奪われ、第1作では主人公にも関わらず出番が少ない。
- 王道復古1話では登場せず、2話でもアイちゃんとイチャついてばかりと言う扱いの酷さ。
- 第2作では第1作と異なるキャラクターに変更されたことが一部のファンからの不評を買い、ストーリー上でもアイちゃんこそ真の主人公であると称される。
- YouTubeのヤッターマンチャンネルではアイちゃんとボヤッキーが活躍。
- 公式のタツノコキャラ集合画像でもヤッターマンキャラとして彼ではなくドロンジョが描かれることも
- 「ジョジョの奇妙な冒険」のキャラクター
- ホル・ホースは誰かとコンビと組まないと戦うことが出来ない。
- ブチャラティは相手が嘘をついているかどうかを確かめるために相手の汗を舐めたり、相手の体から、いろいろなものを出すことが出来るが、やったのは1回だけだった。
クリエイター
- 高橋ナツコ
- 彼女が原作付きアニメの脚本を担当すると原作レイプになりやすい。
制作会社
- ボンズ
- 原作付きアニメの評価は基本的に高いがオリジナルアニメでは賛否両論になりやすい。