もし国政選挙でこんな有り得ない事態がおきたら
2014年12月15日 (月) 13:14時点における>Kの特急による版
もし国政選挙(主に衆議院総選挙)で選挙制度、規定上はあり得るが、現実にはまず起こりえないであろうこんな事態がおきたら?
- (注)選挙違反、不正行為の類は一切なかったものとする。
投票率が...
- 100%
- 投票時間の間すっと投票所に行列ができてていて、投票終了時間になっても投票が終わらない選挙区も出てくるかもしれない。
- (ほぼ)0%
- さすがに立候補者自身も投票しないというのは考えられないので”ほぼ0%”としました。
- ”政治不信ここに極まれり”とマスコミに書きたてられる。
- 選挙区の有権者全員が投票日前日までに不在者・期日前投票を終了
- 件の選挙区には投票日にもかかわらず、投票所が存在しない・・・・・・・ということになるのだろうか?
選挙区選挙で...
得票数が○○の候補がいたら
- 選挙区内の全有権者
- 惜敗率がお話にならないレベルになるので、件の候補者の当確と共に他の候補者の落選が確定する。
- 選挙管理委員会から買収を疑われる可能性大。
- 1票
- 件の候補者は人間不信に陥るだろう。何しろ家族や親類、自分の陣営の運動員が誰一人自分に投票しなかったわけだから。
- 0票
- 件の候補者は(本人の真意はどうあれ)”売名目的の立候補”と言われるだろう。
(立候補者3人以上の選挙区で)全候補者の得票数が全く同数
- 公職選挙法の規定により、抽選で当選者を決めることになるが、全国的な注目を集めて、抽選の模様がTV中継されるかもしれない。
投票日前日に全ての立候補者が急病もしくは不慮の事故で死亡
- 件の選挙区だけ選挙が延期されることになるだろう。
投票された全ての票が...
- 候補者自身の票は対象外とします。
- 「適任者なし」と書いてあったら
- なし崩し的に”適任者なし”が有効票とみなされるようになるかもしれない。
- 白票
- ある意味、投票率0%より強烈な政治不信の意思表示なわけだから、政界全体に大きな衝撃となるだろう。
特定の政党が全選挙区を独占
- 都道府県レベルでなら既に何度も実現していることなので、こちらでは全国の全選挙区独占について扱います。
- 比例代表があるので野党は残るだろうが、それでも与党の単独2/3はほぼ確実だろう。
- 勿論全有権者が特定の政党にだけ投票するような事態にはならない…はず。
- 現状では沖縄問題を解決しない限り厳しそうな気がする。
選挙結果が...
無所属議員が過半数
近年、「無党派」と呼ばれる特定の政党に属していない有権者が多くなっております。もしこれがエスカレートして特定の政党に所属していない(無所属の)議員が国会の過半数を占めるようになったら…
- もちろん、「無所属」とは過去にも政党の公認・推薦を得た経験がない人物とする。
- 採決の判断は個人の意思が強くなるため、確実な可決・否決が不明瞭となる。
- 政党所属が少なく、党議拘束に関わる人間は少なく、ほとんどの議員は法案ごとに是々非々で判断するのか。そこは悪くないな。
- 総論賛成、各論反対ばっかり。
- かえって根回しや世論に訴えるアジテートが多くなり、衆愚政治化が進む。
- 首相指名選挙は人気投票の意味合いが強くなってくる。
- 無所属の総理大臣が登場した場合、組閣は党派を問わない人選になる。
- わずかに残った政党の引き抜き合戦が繰り広げられる。
- 各政党は比例での議席獲得に重点をおくようになる。
- 結局、比例で多数派を得た政党が政権を担うことになりそうな。
- その前に比例代表制が廃止される。
- それ以前に、無所属で当選できるような議員ばかりだと、個性が強すぎてまとまるのだろうか?
- タレント議員ばっかりになりそう。
- 無所属で派閥が出来て新しい自民党みたいになるかも。
- 市町村議会なんかだと無所属が多かったりする場合もあるから、存外なんとかなる、か?人数が違いすぎるけど。
- 大政翼賛会が復活する。
- 史実の大政翼賛会は1940年に全ての政党が解散して結成された団体。従って大政翼賛会があった時代は政党が存在しない。
- 勿論大政翼賛会の所属議員はここでの「無所属」と異なり過去に政党の公認公認・推薦を得た経験がある人物も含まれるが。
- 史実の大政翼賛会は1940年に全ての政党が解散して結成された団体。従って大政翼賛会があった時代は政党が存在しない。
特定の政党が衆参全議席を独占
- 比例代表があるので小選挙区独占よりも達成の可能性は低そう。
- 有権者のほとんどが比例代表でも件の政党に投票していれば達成可能だと思われる。
- 間違いなく複数メディアが「国民は一党独裁を選んだ」と騒ぎ立てる。
- 野党は地方議会に活路を求めるしかなくなる。
- 選挙前に連立政権を組んでいた政党があったとしたら、国政から追い出された後以前の野党第一党と共闘を図るかもしれない。
- 派閥争いなどの内輪モメが酷くなる。
- 与野党の役割が派閥の勢力に置き換わる。但し立法に関しては全て通ると思われる。
無投票当選
- 選挙の公示と共に当選者が決定するためあんまり盛り上がらない。
- とりあえずテレビの選挙特番は行われない。
- それでも最高裁判所の国民審査は行われるかもしれない。
- 比例代表の場合、立候補と定数と同数だった場合無投票当選になるのだろうか。
- 共産党は比例しか立候補していないということに。
与野党の党首が全員落選
- 国政選挙の党首落選は保守新党(2003年)、公明党(2009年)などで起こりましたが・・・
- つまり総理と代表が違わない限り現職総理大臣が落選していることになる。
- 当選者は素直に喜べない。