島根の言葉
2010年11月28日 (日) 11:49時点における>彊による版
島根の言葉
- 出雲弁は、おかしな表現が非常に多い。
- 「焼き飯一つ」を「'やくめすふとつ'」という。
- 特徴1:イ段(イキシチニヒミイリイ)がウ段(ウクスツヌフムウルウ)やエ段(エケセテネヘメエレエ)に変化する。
- お寿司を文字で書くと「おすす」。「縮める」は「つづめる」
- 特徴2:単語の1文字目の子音と二文字目の母音が融合する。例:だいこん→でーこん
- 「あ」とか「い」の口の形をはっきり形成しないからでは?
- 「あ」は口を思い切り開ける。「い」は歯を閉じて口だけを開く。「う」は口を窄める。「え」は歯を開いてるけど唇は「い」とほぼ同じ。「お」は「あ」と「う」の中間。よって口の小さな人は「あ」「う」「お」の発音が似てしまい、聞き辛く為ってしまう。口の形状が異なるから「あ」と「い」を間違える可能性は低い。
- 砂の器のずーずー弁は微妙だったとの意見が多数。
- 石見方言のイントネーション(特に浜田)は標準語とほとんど同じ。なので意外と簡単に都会人のフリをすることができる。
- 僕はそんなことできません。石見の方言が出てしまいます。
- 「どうして」を「なして」というが、県外の人には「貸して」に聞こえる。
- 例:「このおもちゃ買って。」「なして。」「今度貸してあげるよ。」
- 日本海側(福井や新潟)の県と方言が似ている。
- お年寄りがしゃべる方言はヒアリングできない。(何言ってんだか分からん)
- 方言的にそれは何処も同じでしょう。
- 出雲弁を話すようになったら老けた証拠。
- 「そげそげ」を普通に使えれば老けた証拠。
- 「かーどげなっちょ〜かや〜」とか言ったらネゴシックスだと言われる。
- 山陰線に乗っていたら、高校生が友達同士で「写メール見せてっていっちょるけん!」とか言っていた。
- 石見と出雲では方言がかなり違う。石見人が出雲に行くと何言ってるか理解できないと思われ。
- いや、大田の人なら出雲に行っても何言っとるかわかるよ(by大田市出身・現広島人)
- 昼ドラ「砂時計」に出てくる島根弁はピッタリだと言う者もいれば、ちと変だと言う者もいたりと意見は様々だ。
- 大田の方言ではない(by大田出身の広島人)
- 石見弁はイントネーションはぜんぜん違うが言葉だけだと関西弁と共通する部分がいくつかある。「よばれる=ごちそうになる」「いらう=触る」「買うてきた=買ってきた」「えらい=きつい(しわいともいうがえらいも地域によっては言う)」など。総じて、関西弁と広島弁を混ぜたような印象がある。
- 同じ出雲地方の言葉でも松江周辺と他とではイントネーションがやや異なる。
- 松江は城下町なので、上品ぶった感じにまとまっている。
- 語尾に「わ」、「わや」、「わね」などを付けて話す。
- 隣県の広島や大阪弁、博多弁等に比べて格段に弱々しく聞こえる要因の1つである。
- 「早く帰りなさいよ」⇒「早くかえーだわね」
- 「大変だったよ」⇒「大変だったわ」※女性言葉の「わ」ではなく、男性でも使う
- 「子供は可愛いよ」⇒「子供は可愛いわや」
- まず、島根県は東部(雲伯方言)と西部(石見弁)で全く言葉が違う。分かりやすく言えば、東北弁と広島弁くらい違う。アクセントも完全に違う。これは県外人には意外に知られていない。
単語
- ありがとうを「だんだん」というのが愛媛と同じ
- 「だんだん」という歌まである。
- NHKの「おーい日本」で作られた。(by出雲弁を話す中学生)
- ただし西部に住む人間にとっては馴染みのない言葉な上、「だんだん」のプロモーション映像で流れる映像が全て東部の映像なので面白くない。
- 石見では「おおきに」って年寄りは言っている。
- 他府県人に、めん‐ちょう【面疔】顔にできるデキモノ の事を言われると赤面する。
- ゆっくりして行け、という意味で「たばこしていけ」と言う。
- 結婚前に母の実家に行った父(関西人)は母の父に言われた時にいやがらせかと思ったらしい。
- 生徒たちが「たばこしようか(休憩しようか)」と言っていたのをきいて、小泉八雲は激怒したらしい
- 「お前、ちったぁ〜たばこせぇ〜や。」=「お前、少しは休憩しろよ。」
- 「なして」=「なんで」「どうして」
- 「そげそげ!」「そがそが!」=「そうそう!」
- 「せつい」=「苦しい。息苦しい。」
- 大田は「しゅわい」or「しわい」
- 「はぶてる」=「すねる」
- 「もむない」=「まずい」
- 「まくれる」=「こける」
- 「おおちょち向いて、かっけらかぁとったら、さどまくれるでぇ!」
- =「よそ見して、走っていたら、すごいこけ方をするよ!」
- 「おおちょち向いて、かっけらかぁとったら、さどまくれるでぇ!」
- 「あが〜に。そが〜に。こが〜に。」=「あんなに。そんなに。こんなに。」
- 「あげ、そげ、こげ、どげ」「あが、そが、こが、どが」=「あんな、そう、こう、どんな」
- 「はぁ〜わしゃ〜やれんわ〜」=「もう自分はだめだ」
- 「しわい」=「しんどい」
- 「どがぁするん?」=「どうやるの?」
- 「みてる」=出雲じゃ「いっぱいになる、満ちる」、石見じゃ「なくなる、空っぽ」意味がまったく逆。
- 「いっちきちみちみちきちみちみー」(鹿足の早口言葉)
- 木のささくれの事 出雲「しばり」 大田「すばり」 邑智南部「そばり」
- 「だら」=「馬鹿」
- 北陸から山陰にかけて結構使われている。
- 「だらくそ」、「だらず」とも言う。(「ばかたれ」、「あほんだら」、の様なもの。)
- 某県民番組で、鳥取出身の女性タレントが「だらしないという意味です」と大嘘こきやがった。
- 人に向かって「ばーか」と言う意味で使うときは「だらぁ」(「だーら」とは言わない。)
- 「馬鹿らしい」事は「だらつけちょう」と言う。
- 「ごせ」=「くれ」
- 「お金くれ」は、「お金ごせ」、「手伝ってくれ」は、「手伝ってごせ」となる。
- Give meと依頼の両方の意味で使われる。
- 「おぞい」=「こわい」
- 「隣の怖いおじさん」は、「隣のおぞいおじさん」である。
- 「車にぶつかるかと思って怖かった」=「車にぶつかーかと思っておぞかった」
- 感嘆的な「怖ぁ~」は「おぞ~」と言う風に使う。
- 「はいごん、おおはいごん」=「騒ぐ、大騒ぎ」
- 「騒ぐな」は、「はいごんすーな」
- 「ざいご」=「田舎」
- 島根自体が最も田舎であるのに、山間部や農村部に対しては「ざいご」といって田舎者扱いする。
- 田舎から出て来た無礼者に対して「どうせざいごのおっさんだけん」=「どうせ田舎のおっさんだから」
- 「ばんじまして」=夕方のあいさつ、深夜には使わない。
- 「晩方(夕方)になりましたね」の意味だと思われる。
- 「ただもの」=「まいど」、「いつもいつも」
- 慣用的には大阪弁の「もうかりまっか?」と似たようなもの。
- 「いつもお世話になっております」=「ただものお世話になりまして」
- 「ただもの」だけでも挨拶として通用する。
- 「さばる」=「掴る」、「まとわりつく」
- 「ちゃんと掴っとけよ」=「ちゃんとさばっとけよ」
- 「めぐ」、「めがす」=「壊す」
- 「子供がおもちゃを壊してしまった」=「子供がおもちゃをめーでしまったわ」
- 「ぼいしゃげる」=(かなりの勢いで)「追いかける」
- 「スピード違反の車を警察が追いかけていた」=「スピード違反の車を警察がぼいしゃげとった」
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