毒キノコ
2011年9月27日 (火) 15:16時点における>Tc79929による版 (コレラタケ追加)
- 新規に追加される場合は五十音順になるようにお願いします。
カエンタケ
- 猛毒。3g食べたら死ぬらしい。
- 炎(火炎)のような雰囲気の赤い棒状のキノコ。
- 見た目からして毒々しい上固く稀にしか生えないキノコなので、通常はめったに間違える事はない。
- 食用キノコのベニナギナタタケと似ているがカエンタケは硬くベニナギナタタケは柔らかい。でもカエンタケは触っただけで中毒するので肉質の硬さで判別するのは見分け方として不適。
- ベニナギナタタケは食用とはいえ美味なわけではないので(あくまでも色を楽しむキノコ)、ベニナギナタタケを食べようと思わなければカエンタケ中毒になる危険性はない。
- 食用キノコのベニナギナタタケと似ているがカエンタケは硬くベニナギナタタケは柔らかい。でもカエンタケは触っただけで中毒するので肉質の硬さで判別するのは見分け方として不適。
カキシメジ
- クサウラベニタケ・ツキヨタケと並びキノコ食中毒の御三家として知られる。
- 「毒キノコでも塩蔵すれば食べられる」という迷信が通用する数少ない毒キノコ。
- ただし素人の生兵法は厳禁。
- カキシメジ以外ではサマツモドキ・テングタケ・ベニテングタケが塩蔵すれば食用になる。
- 但しカキシメジ同様、安易に食べてはいけない。
- 針葉樹林に生えるものは無毒といわれるが、食べない方が無難。
- 食用キノコのチャナメツムタケに似ている。
クサウラベニタケ
- ツキヨタケ・カキシメジと並び誤食されやすい毒キノコ御三家として知られる。
- 食べても死ぬことはないが、嘔吐・下痢・腹痛に苦しむ。
- ウラベニホテイシメジ・ハタケシメジ・ホンシメジ…似たような食用キノコが多い。
- キノコ採集のベテランでも上記食用キノコと間違えることもあるので「名人泣かせ」とも呼ばれる。
- このキノコにそっくりなイッポンシメジもクサウラベニタケ同様毒キノコ。
コレラタケ
- かつてはドクアジロガサと呼ばれていた。
- 食べるとコレラに似た症状を発症するため、コレラタケとなった。
- 食用キノコのセンボンイチメガサに酷似している。他にもナラタケ・エノキタケ・ナメコなど似たような食用キノコが多い。
- エノキタケの廃培地からも発生。「食用キノコを収穫した後に生えるから大丈夫」と過信して食べると食中毒を起こす。
サマツモドキ
- 毒キノコだが、塩蔵すれば食べられる。但し素人の生兵法は禁物。
- 同じく塩蔵すれば食べられるカキシメジ・テングタケ・ベニテングタケほど有名ではない。
- 毒キノコの中では毒性は弱いため、平気で食べる人も多い。
- 中毒した場合、嘔吐・下痢などを起こす。但し塩蔵して食用にされるくらいなので勿論致命的ではない。
シロタマゴテングタケ
- ドクツルタケ・タマゴテングタケと並び猛毒キノコ御三家として知られる。
- 1本食べたらほぼ確実に死ぬ。
- ドクツルタケにそっくりだが、ドクツルタケより小さい。
- 柄がささくれているのがドクツルタケ、ささくれていないのがシロタマゴテングタケ。
- 日本ではタマゴテングタケは殆ど見かけないので、キノコ中毒による死亡事故の殆どがこれかドクツルタケによるもの。
スギヒラタケ
- かつては食用として知られていたが、一転して毒キノコの仲間入り。
- 食べると脳が冒されるらしい。
- 日本海側産のほうが毒性が強いらしい。
タマゴテングタケ
- ドクツルタケ・シロタマゴテングタケとともに猛毒キノコ御三家と並び称される。
- 1本食べたら確実に死ぬ。
- ドクツルタケ・シロタマゴテングタケと異なり、日本で見かけることはまれ。
ツキヨタケ
- 夜になると薄緑色に光る。
- テングタケ科以外では最もポピュラーな毒キノコ。中毒事故も多い。
- そのためカキシメジ・クサウラベニタケと並んで中毒事故の多い毒キノコ御三家と呼ばれる。
- よくヒラタケと間違われる。
- ムキタケ・シイタケにも間違われる。
テングタケ
- 傘は茶色い。
- ベニテングタケ同様、食用にする地域があるらしい。
- しかし素人の生兵法は厳禁。
- 塩蔵すれば食べられる。同様の毒キノコにベニテングタケ・カキシメジ・サマツモドキがある。
- 但しベニテングタケ・カキシメジ・サマツモドキもテングタケ同様安易に塩蔵して食べてはいけない。
ドクツルタケ
- 白く可憐な姿とその猛毒から、ついたあだ名が「殺しのエンジェル」。
- 英語でもこの通り…。
- 同じく猛毒のシロタマゴテングタケにそっくり。但しドクツルタケの方が大きく、柄がささくれている。
- 誤食すると、ほぼ確実に命に係わる。
- タマゴテングタケ・シロタマゴテングタケと並び猛毒キノコ御三家と呼ばれる。
- どんな山奥に生えてるのかと思ったら、そこらへんの公園にも群生してたりする。侮れない。
ドクベニタケ
- 名前から判るがベニタケ科の赤い毒キノコ。
- ベニタケ科の毒キノコの中では猛毒キノコのニセクロハツと並んで最も有名。
- ただベニタケ科の毒キノコではクサハツほど見かけない。
- クサハツは悪臭がする上無機的かつ強烈な辛味を持ち、致死的ではないとはいえ有毒という三拍子揃ったとんでもないキノコ。
- ベニテングタケ・ヒメベニテングタケ・カエンタケと並び派手な毒キノコの代表格。
- カエンタケほど毒性は強くないが、海外ではドクベニタケを食べて死亡した例もあるらしい。恐らく毒キノコでありながら美味なベニテングタケよりは毒性が強い。
- 味は辛い。それも唐辛子や山葵のような旨みを伴う有機的な辛さではなく刺激的な薬品を舐めているかのような無機的・化学的な辛さ。
- 従って例え無毒だったとしても調味料代わりに使用することは出来ない。
ドクヤマドリ
- 傘の裏がスポンジ状になっているキノコ(イグチ類)は安全、という常識を見事に打ち破ったキノコ。
- ついでに外見も地味。
- 症例が多く報告され始めたのは最近だが、長野の山地ではタヘイイグチと呼ばれ古くから知られてたんだとか。
- 身がどっしりしていてとても美味しそうだが、決して食べてはならない。
- 傷をつけると青く変わるので判別可能。
- ただしこれにばかり気を取られて食用のイロガワリとかを捨てないように。
ニガクリタケ
- 食用のクリタケとそっくりだが、傘を噛むと苦いので区別できる。
- 本当に苦いので、それ以外の点で判別可能なら噛まない方がいい。
- THE 毒キノコ
ニセクロハツ
- ネタとしてのニセモノではなく、実在する毒キノコである。
- 簡単に言えば、クロハツの偽モノ。クロハツは食べることも出来るが生食は毒。
- 猛毒で致死量は2本。1本食べたら死ぬ猛毒御三家や2.5cm食べたら死ぬカエンタケの前では恐ろしさも霞んでしまうが、非常に危険な毒キノコ。
ニセショウロ
- ネタとしてのニセモノではなく、実在する毒キノコである。
- 簡単に言えば、食用キノコのショウロやトリュフの偽モノ。但し生物学的に見ればショウロやトリュフとは殆ど無関係。
- ショウロが担子菌門同担子菌綱イグチ目ショウロ科、トリュフが子嚢菌門チャワンタケ綱チャワンタケ目セイヨウショウロ科なのに対し、ニセショウロは担子菌門菌蕈綱ニセショウロ目ニセショウロ科。
- 簡単に言えば、食用キノコのショウロやトリュフの偽モノ。但し生物学的に見ればショウロやトリュフとは殆ど無関係。
- ニセショウロだけではなくハマニセショウロやヒメカタショウロといった他のニセショウロ科のキノコも有毒。ザラツキニセショウロも恐らく有毒。
- というかニセショウロ科で食用になるものはないと考えてよい。ショウロやトリュフと間違えて食べないように。
ベニテングタケ
- ポピュラーな毒キノコ
- なのに幻覚作用を求めてこれを口にする文化がある
- あまつさえ食用にする地域もある。本当に大丈夫なのか?
- 毒成分のイボテン酸は、同時に強い旨味成分でもあるらしい。
- 塩蔵すれば食用になる。但し素人の生兵法は厳禁。
- ちなみにベニテングタケ以外の毒キノコではテングタケ・カキシメジ・サマツモドキが塩蔵して食用にされる。
- ハエ取りに使う。
- 名前の通り真っ赤な、いかにもな見た目のキノコ
- 漫画に出てくる最もベタなキノコは、これなんじゃないだろうか。
- 笑い茸では?
- と言うか、ベニテングタケの姿をしたワライタケかな。
- 笑い茸では?
- どう見てもやばそうなので、ある意味親切である。
- 漫画に出てくる最もベタなキノコは、これなんじゃないだろうか。
- 「毒キノコは派手」と言う迷信があるが、「派手な毒キノコ」はベニテングタケくらいである。
- 強いて言うならば他には、ドクベニタケ位か?
- ヒメベニテングタケ・カエンタケも派手な毒キノコ。しかもカエンタケは既出の通り猛毒。
- ちなみにドクベニタケとヒメベニテングタケの毒性はベニテングタケの毒性と同程度。
- ヒメベニテングタケ・カエンタケも派手な毒キノコ。しかもカエンタケは既出の通り猛毒。
- 強いて言うならば他には、ドクベニタケ位か?
- 食用キノコのタマゴタケに似ているが、タマゴタケと間違えて食べて中毒したという話はあまり聞かない。
- 寧ろ既出のようにタマゴタケの方が毒キノコに間違われる。
- スーパーキノコの正体。