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== | *当ページは庭園等について記載するページですが、足立美術館など施設に付随するもの、あるいは、龍安寺石庭や西芳寺庭園などの寺社の庭園などは、原則として当該施設等の項目に記載ください。 | ||
=== | *植物園に関しては[[動物園・水族館]]へ。 | ||
# | ==日本== | ||
# | ===山形=== | ||
#* | ====もみじ公園==== | ||
# | [[ファイル:もみじ公園(山形市).JPEG|thumb|200px|]] | ||
#* | 所在地:[[山形市]] | ||
#山形市の中心部から少し離れたところにある日本庭園。 | |||
#公園と名はつくが、ただの池泉式庭園。 | |||
#*元々廃寺の庭だったものを山形藩主が庭園にしたらしい。 | |||
#もみじ公園というだけあって、秋の紅葉の時期は見事なものである。 | |||
#*右の写真、見頃の2週間ほど前のものだが、それでも赤く染まっているところは赤く染まっている。見頃ど真ん中の時期はどんなもんなんやろなあ。 | |||
=== | ===茨城=== | ||
# | ====偕楽園==== | ||
#* | [[画像:UmeSakikake.jpg|thumb|160px|まだ咲きかけの梅]]<!--仮の画像です。迫力ある一枚をお待ちしています。---> | ||
#* | 所在地:[[水戸市]]常盤町 | ||
# | #意外と歴史は新しい方で、作庭されたのは江戸末期の斉昭の代から。 | ||
#* | #*それもあってか、江戸時代の庭園によくあるオーソドックスな池泉回遊式庭園ではない。一応池はあるが、あまり大きくない。 | ||
# | #**偕楽園の外であれば、線路の向こう側に[[お花見スポット#茨城|千波湖]]という湖はある。もはや池じゃないが。 | ||
# | #言わずと知れた日本三名園の一つである。 | ||
#[[ | #咲き誇る梅はあまりにも有名。 | ||
#*栽培された当初は鑑賞目的ではなく、飢饉対策を主眼としていたらしい。 | |||
#*梅の時期だけ、常磐線に[[茨城の駅#偕楽園駅の噂|偕楽園駅]]が開設される。 | |||
#かつては男女で入場日が分けられていたらしい。 | |||
#最近、入園料が必要になった。 | |||
#*[[茨城]]県民ならば引き続き無料で入れるらしいが、混雑する梅の時期は有料となる。 | |||
=== | ===東京=== | ||
# | ====六義園==== | ||
# | [[画像:Rikugien00.jpg|thumb|160px|夜の六義園]] | ||
# | 所在地:[[東京/文京区|文京区]]本駒込 | ||
#* | #柳沢吉保が作庭した庭園。 | ||
#* | #どの季節でも見所があるというオールマイティな庭園である。 | ||
#駒込駅の前に門があるが、繁忙期にしか開かれない。 | |||
#*普段は駅から少し歩いて、裏通りの所にある門から入場する。 | |||
#**普段の入場門は[[東京23区の駅/文京区・豊島区#本駒込駅の噂|本駒込]]からも近い。 | |||
#あぶれた部分は運動場や公園になっている。 | |||
#観光客も多く訪れる名園。それだけに細くて柵のない橋は渡っていてスリルがある。 | |||
#紅葉も落葉も尋常な量ではない。池に溜まった落ち葉を地面と間違って踏み込む人もいるほど。 | |||
=== | ====旧古河庭園==== | ||
# | 所在地:[[東京/北区|北区]]西ヶ原 | ||
#* | #駒込駅から六義園方向と反対方向にしばらく歩くと見えてくる庭園。 | ||
# | #*六義園とセットの入場券もある。 | ||
# | #とりあえず洋館。 | ||
#* | #バラが最大のウリ。 | ||
# | #*とにかくたくさんの種類のバラがバラのシーズン中に見ることができる。 | ||
#* | #ソテツも植えられている。 | ||
#*冬季は寒さ除けのため、頭までワラが巻かれている。 | |||
#洋館と日本庭園には高低差がある。池のある庭園が低地側。 | |||
=== | ====小石川後楽園==== | ||
# | [[画像:KoishikawaKorakuen00.jpg|thumb|240px|塀の向こうは東京ドーム]] | ||
#* | 所在地:文京区後楽 | ||
#*[[ | #東京メトロの駅「後楽園駅」の由来。 | ||
# | #*後楽園ゆうえんちも。 | ||
#* | #*そのせいか、都民が後楽園と聞くと岡山の方ではなくここを思い付く事が多い。 | ||
# | #**社会のテストで日本三名園を問われた時などは、答え合わせで紛糾しがち。 | ||
# | #元々は水戸藩の屋敷だった。 | ||
#正直言って借景は...うん...。 | |||
#*静かな池の向こうには、デデンとばかりに[[東京ドーム|大卵]]。 | |||
#*文京シビックセンターは背中を向けて立っている。 | |||
#小石川「植物園」は[[花の名所#東京|別の施設]]。 | |||
#*こちらは都立庭園。あちらは東京大学が管理する学術施設。どちらも一般向けに開放される名園です。 | |||
#*しかもそれなりに離れている。 | |||
#光圀公が日本各地の風景を庭に再現するように改修したと伝えられる。 | |||
#*大泉水は[[琵琶湖]]がモチーフ。「唐崎の一つ松」をモデルとした松も植えられている。 | |||
#**本家同様、島も浮かんでいる。 | |||
=== | ====旧岩崎邸庭園==== | ||
所在地:[[東京/台東区|台東区]]池之端 | |||
#三菱財閥の創始者・岩崎一族のかつての本邸。優美な洋館が何よりの魅力。 | |||
#*「お雇い外国人」の一人・建築家コンドルが設計を担当。 | |||
#*和館や離れ(ビリヤード室)もある。 | |||
#*階段を見ると明らかに地下につながっているが、この部分はプライベート。 | |||
#文京区と見せかけての台東区。不忍池の向かいにある。 | |||
#*湯島と池之端の境。 | |||
#赤いカーペットに木目調の天井や扉。壁も暖色系で落ち着く色合い。 | |||
#庭はいたってふつうな芝生だが、クリーム色の立派な洋館によく映える。 | |||
#正門から入場口までは砂利道の坂になっていて、結構距離がある。 | |||
=== | ====浜離宮恩賜庭園==== | ||
# | 所在地:[[東京/中央区|中央区]]浜離宮庭園 | ||
#水上バスの乗り場が園内にある。 | |||
#*乗船賃の他入園料も要るらしい。 | |||
#猫がかなり住み着いている。 | |||
#*猫目当ての観光客も見受けられる。 | |||
#芝生部分にある四角いベンチで寝っ転がる人も多い。 | |||
#お花畑が賑わう。 | |||
#*特に菜の花の時期。 | |||
#海側も東京湾を望める良スポット。ベンチにはよく恋人たちがいる。 | |||
#潮入の池。 | |||
#*珍しく、園内の大池泉に海水が混じっている。 | |||
#港区にあると間違えられやすい。 | |||
#*場所が港区との境界ギリギリの所にあるのも原因かもしれない。 | |||
#庭園の名前がそのまま住所名として使われている。 | |||
#*しかし「浜離宮庭園」って、住所名としてはかなり異質やな。 | |||
#外国船の江戸来航を警戒した幕府によって、砲台がつくられたことがある。 | |||
=== | ====旧芝離宮恩賜庭園==== | ||
# | [[画像:Shibarikyuu.jpg|thumb|200px|[[東京23区の駅/港区#浜松町駅・大門駅の噂|浜松町駅]]方向を望む]] | ||
#* | 所在地:[[東京/港区|港区]]海岸 | ||
# | #浜離宮と並ぶ、東京のもう一つの臨海庭園。 | ||
# | #*浜離宮よりはさすがにだいぶ小さいが、都立9庭園の一員として肩を並べている。 | ||
# | #*ちなみに、住所は[[東京/港区#芝|芝]]ではなく、「海岸」一丁目。 | ||
#かつては浜離宮と同じく潮入の池を持ち、潮の干満によって風景が変化していたが、今の池は真水。 | |||
#[[東京23区の駅/港区#浜松町駅・大門駅の噂|浜松町駅]]のすぐ東隣にある。北口の改札を右に曲がって20秒で入口。 | |||
#*庭園内からも、モノレールの浜松町駅がよく見える。 | |||
#*更に詳しく言うと、かつて「ポケモンセンタートーキョー」が入っていたビルのちょうど向かいにある。 | |||
#*ただし、本当の入口はそこから更に奥に入った所にある。 | |||
#造園したのは[[小田原市|小田原]]の殿様。「根府川山」などと相模の地名が付く場所が園内にある。 | |||
#弓道場もある。 | |||
== | ====清澄庭園==== | ||
= | 所在地:[[東京/江東区|江東区]]清澄 | ||
#[[ | #これも岩崎弥太郎による造園。 | ||
#*旧岩崎邸庭園の仲間ともいえる。洋館の内装見学が売りの岩崎邸に対し、こちらはいわゆる「和風池泉式庭園」がメインになっている。 | |||
#浜町方面から清洲橋を渡るとすぐそこにある。 | |||
#*かつては池の水を隅田川の水から引いていた。 | |||
#[[亀]]の楽園。池に[[亀#スッポン|スッポン]]が多数生息していることでも少し有名である。 | |||
#*ここのスッポンは威圧感がある。一緒に泳いでいる鯉よりも大きい個体もおり、しかも人間を発見すると素早く真っすぐ突き進んでくるので、とても見ていてスリリング。 | |||
#**近づきすぎなければ別段問題は無いので、楽しく観察しましょう! | |||
#*一応、スッポンは小石川後楽園などでも見られる。 | |||
#メインの池泉式庭園とは別に、「花菖蒲田」がある。こちらは植物鑑賞の場。 | |||
#*[[蒲田]]とは関係ない...はず。 | |||
#南東側に大きな山があるが、それは「[[富士山]]」と名付けられているらしい。 | |||
#関東大震災・東京大空襲では、避難所の役目も果たしていた。 | |||
=== | ====肥後細川庭園==== | ||
# | 所在地:文京区目白台 | ||
# | #細川家屋敷の土地を東京都が買い取り、「新江戸川公園」として整備したもの。 | ||
# | #*その後文京区が管理することになり、つい最近「肥後細川庭園」と改称された。 | ||
#* | #*ここが細川藩邸となったのは、実は幕末期に入ってから。 | ||
# | #結婚式後の記念撮影会がよく行われている。 | ||
# | #坂の街・文京らしく、かなり起伏に富んでいる。 | ||
#*池泉周辺はそうでもないが、林の方の周回路はまるで山道のようである。 | |||
#**この庭園に沿って、「胸突坂」という名を持つ急坂が関口から目白台に上っている。 | |||
#入園料は無料で、昼になると昼食を食べに来る人が結構いる。 | |||
#紅葉に染まった林をバックに、雪吊りに囲まれた池を撮るという構図が人気。カメラマンもよく集まってくる。 | |||
#一番近い駅は、たぶん[[都電荒川線]]の早稲田駅。 | |||
#*地下鉄は[[東京23区の駅/文京区・豊島区#江戸川橋駅の噂|江戸川橋]]だが、15分は歩く。入口は、神田川を挟んで新目白通りとは反対側。 | |||
#椿山荘の庭園などとともに、ちょっとした都市公園地帯を形成している。 | |||
=== | ====甘泉園公園==== | ||
# | 所在地:[[東京/新宿区|新宿区]]西早稲田 | ||
#* | #都電の面影橋駅からちょっと通りを奥に入った所にある小さな庭園。 | ||
# | #*「公園」と名乗っているが、かなり立派な日本庭園を構えている。 | ||
#無料で入れるのが良い所。 | |||
#木が生い茂りまくっているせいか全体的に暗めの所が多い。 | |||
#かつては[[早稲田大学]]の施設だった。 | |||
=== | ===石川=== | ||
# | ====兼六園==== | ||
# | [[ファイル:兼六園.JPEG|thumb|200px|ベタな兼六園の画]] | ||
#* | 所在地:[[金沢市]] | ||
#* | #ことじ灯籠と池が有名。 | ||
#*多くの金沢観光用のガイドブックに載っている。極端な話、こことひがし茶屋街と、21世紀美術館だけでガイドブックは成立すると言っても過言ではないレベル。 | |||
#親不知もどきとか唐崎の松もどきなど、日本の名所を参考に作った名所が多数。 | |||
#*唐崎の松もどきは、唐崎の松の株をわざわざ金沢に運んで作ったらしい。 | |||
#根上り松の作り方がなかなか賢い。 | |||
#*奈良東大寺の大仏とも似ていて、こんもりした山に松を植えて育ったところで土を平らになるように削るというもの。 | |||
#金澤神社の方から、兼六園沿いに砂利道を歩いているとあら不思議、料金所を通らずに園内に入れてしまう…… | |||
=== | ===静岡=== | ||
====楽寿園==== | |||
# | 所在地:[[三島市]] | ||
# | #三島のど真ん中にある庭園。 | ||
# | #三島の街を逃亡して捕獲されたサルがいる場所として話題となった。 | ||
# | #元は李垠王世子殿下の別邸。 | ||
#* | #富士山麓の名水の町、三島の庭園らしく、湧き水があり、園内に大きな池を作っている。 | ||
#*三島梅花藻という名水でしか生きられない藻があったが、一度水質の低下で死滅する。今あるのは柿田川にあった株を移植したもの。 | |||
=== | ===滋賀=== | ||
====玄宮園==== | |||
所在地:[[彦根市]] | |||
#彦根藩の大名庭園。 | |||
#借景に彦根城や佐和山を使う贅沢な造り。 | |||
# | |||
# | |||
=== | ===大阪=== | ||
# | ====慶沢園==== | ||
#* | 所在地:[[大阪市/天王寺区|天王寺区]][[天王寺|天王寺公園内]] | ||
# | #天王寺公園の一角にある庭園。 | ||
#元は住友家の邸宅の跡地だったところ。 | |||
#*大阪市に寄贈されて公園として一般に開放されたという歴史がある。 | |||
#小川治兵衛の作庭。 | |||
=== | ====以楽公園==== | ||
所在地:[[枚方市]][[香里園|香里ヶ丘]] | |||
#香里園にある日本庭園を中心とする公園。 | |||
#重森三玲の作庭。 | |||
#多くの人に楽しんでもらうという念を込めて「以楽苑」と名付けられたのに、なぜか完成後囲いを設け立ち入り禁止にされた挙句、荒れても放置というさんざんな扱いをされた庭園だった。 | |||
# | |||
# | |||
=== | ===岡山=== | ||
# | ====後楽園==== | ||
# | 所在地:[[岡山市/北区|岡山市北区]] | ||
#* | #元々は、岡山藩が造った岡山城の付属の庭だった。 | ||
#*今では、岡山城が借景。 | |||
#旭川の中洲にあることは案外知られていないかも。 | |||
#*池の水などはすべて、旭川から取り込んでいる。 | |||
=== | ===広島=== | ||
# | ====縮景園==== | ||
# | 所在地:[[広島市/中区|広島市中区]] | ||
#* | #江戸時代の大名庭園の1つ。 | ||
# | #造園以後、必ずしも一貫して、あのように美しい庭園だったわけではない。 | ||
#* | #*直近だと戦争で原爆を落とされたため、荒廃したそうで、それが復元されたのは1970年代になってからだったとか。 | ||
#* | #園名の名付け親は林羅山で、江戸時代から変わっていない。 | ||
# | #*でも戦後しばらくまでは、一般には泉水庭園と呼ばれていたとか。 | ||
#**「泉邸」だったはず。 | |||
#借景にマンションなどが盛大に乱入している。 | |||
=== | ===香川=== | ||
# | ====栗林公園==== | ||
#* | [[ファイル:栗林公園.JPEG|thumb|200px]] | ||
# | 所在地:[[高松市]] | ||
#* | #東讃が誇る大名庭園。 | ||
#[[ | #*高松藩の大名庭園として整備に100年以上かかっている。 | ||
#*実は生駒家の家老が趣味で自邸の庭を手入れしていたものを拡張しまくった結果だということを知る人は少ない。 | |||
#有名なのは、園内南東端にある飛来峰から見る南湖の画。 | |||
#*栗林公園絡みの観光案内はどれもこの画が出てくる。チャクウィキでもご多分に漏れず、同じことをやってみる。 | |||
#香川が誇る名園というか、日本一の名園と言っても過言ではないものだが、海の向こう側の[[#後楽園|岡山後楽園]]が有名すぎて霞む。だって向こうは日本三名園の一つだから。 | |||
#*実のところ、からくりがあって、庭園の格でいうと、栗林公園はトップであり、その下に三名園があるという構図だったりする。ソースは文部省の『高等小学読本 巻一』という戦前の教科書。 | |||
#その気になれば石清尾山塊の紫雲山からゲートを通らず入ってこれそうな感じがする。 | |||
=== | ====中津万象園==== | ||
所在地:[[丸亀市]] | |||
# | #西讃が誇る大名庭園。 | ||
# | #*丸亀藩京極家の大名庭園。こちらは、京極高豊の時代にたった一代で整備されている。 | ||
#* | #近江源氏の末裔で藩祖の京極高次が大津城主だったからか、園内は琵琶湖の名所をトリミングしたように造られている。 | ||
#*ご丁寧に近江八景を模している辺り、故地への思い入れは相当やったんやろなあ。 | |||
=== | ====香風園==== | ||
# | [[ファイル:香風園.JPEG|thumb|200px|香風園]] | ||
# | 所在地:[[香川/東讃#坂出市の噂|坂出市]] | ||
# | #坂出にある小さな庭園。 | ||
# | #*地方の小都市によくある地元の豪商とか実業家が造った庭園の1つ。ここは鎌田さんっていう醤油醸造の老舗の社長が造った。 | ||
#* | #**庭園のすぐ脇に、今も工場がある。 | ||
# | #日本庭園と洋風庭園が併設されている。 | ||
# | #*明治期の日本で多く造られた形式の庭園だが、令和時代においても当時の原型を割とはっきりと残しているという点では、かなり稀有。 | ||
#一応、讃岐富士が借景らしい。 | |||
#*今はJRの高架が邪魔してきちんと見えへんのとちゃうかなと思う。どうなんやろ。(地元の方の情報求む。) | |||
=== | ===愛媛=== | ||
# | ====天赦園==== | ||
# | 所在地:[[宇和島市]] | ||
#宇和島藩伊達家の伊達宗紀が造った庭。 | |||
#天赦の由来は伊達政宗の詠んだ漢詩らしい。 | |||
[[Category:名スポット|めいえん]] | |||
[[Category:都道府県別の噂|めいえん]] | |||
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2020年7月30日 (木) 09:29時点における版
- 当ページは庭園等について記載するページですが、足立美術館など施設に付随するもの、あるいは、龍安寺石庭や西芳寺庭園などの寺社の庭園などは、原則として当該施設等の項目に記載ください。
- 植物園に関しては動物園・水族館へ。
日本
山形
もみじ公園
所在地:山形市
- 山形市の中心部から少し離れたところにある日本庭園。
- 公園と名はつくが、ただの池泉式庭園。
- 元々廃寺の庭だったものを山形藩主が庭園にしたらしい。
- もみじ公園というだけあって、秋の紅葉の時期は見事なものである。
- 右の写真、見頃の2週間ほど前のものだが、それでも赤く染まっているところは赤く染まっている。見頃ど真ん中の時期はどんなもんなんやろなあ。
茨城
偕楽園
所在地:水戸市常盤町
- 意外と歴史は新しい方で、作庭されたのは江戸末期の斉昭の代から。
- それもあってか、江戸時代の庭園によくあるオーソドックスな池泉回遊式庭園ではない。一応池はあるが、あまり大きくない。
- 偕楽園の外であれば、線路の向こう側に千波湖という湖はある。もはや池じゃないが。
- それもあってか、江戸時代の庭園によくあるオーソドックスな池泉回遊式庭園ではない。一応池はあるが、あまり大きくない。
- 言わずと知れた日本三名園の一つである。
- 咲き誇る梅はあまりにも有名。
- 栽培された当初は鑑賞目的ではなく、飢饉対策を主眼としていたらしい。
- 梅の時期だけ、常磐線に偕楽園駅が開設される。
- かつては男女で入場日が分けられていたらしい。
- 最近、入園料が必要になった。
- 茨城県民ならば引き続き無料で入れるらしいが、混雑する梅の時期は有料となる。
東京
六義園
所在地:文京区本駒込
- 柳沢吉保が作庭した庭園。
- どの季節でも見所があるというオールマイティな庭園である。
- 駒込駅の前に門があるが、繁忙期にしか開かれない。
- 普段は駅から少し歩いて、裏通りの所にある門から入場する。
- 普段の入場門は本駒込からも近い。
- 普段は駅から少し歩いて、裏通りの所にある門から入場する。
- あぶれた部分は運動場や公園になっている。
- 観光客も多く訪れる名園。それだけに細くて柵のない橋は渡っていてスリルがある。
- 紅葉も落葉も尋常な量ではない。池に溜まった落ち葉を地面と間違って踏み込む人もいるほど。
旧古河庭園
所在地:北区西ヶ原
- 駒込駅から六義園方向と反対方向にしばらく歩くと見えてくる庭園。
- 六義園とセットの入場券もある。
- とりあえず洋館。
- バラが最大のウリ。
- とにかくたくさんの種類のバラがバラのシーズン中に見ることができる。
- ソテツも植えられている。
- 冬季は寒さ除けのため、頭までワラが巻かれている。
- 洋館と日本庭園には高低差がある。池のある庭園が低地側。
小石川後楽園
所在地:文京区後楽
- 東京メトロの駅「後楽園駅」の由来。
- 後楽園ゆうえんちも。
- そのせいか、都民が後楽園と聞くと岡山の方ではなくここを思い付く事が多い。
- 社会のテストで日本三名園を問われた時などは、答え合わせで紛糾しがち。
- 元々は水戸藩の屋敷だった。
- 正直言って借景は...うん...。
- 静かな池の向こうには、デデンとばかりに大卵。
- 文京シビックセンターは背中を向けて立っている。
- 小石川「植物園」は別の施設。
- こちらは都立庭園。あちらは東京大学が管理する学術施設。どちらも一般向けに開放される名園です。
- しかもそれなりに離れている。
- 光圀公が日本各地の風景を庭に再現するように改修したと伝えられる。
- 大泉水は琵琶湖がモチーフ。「唐崎の一つ松」をモデルとした松も植えられている。
- 本家同様、島も浮かんでいる。
- 大泉水は琵琶湖がモチーフ。「唐崎の一つ松」をモデルとした松も植えられている。
旧岩崎邸庭園
所在地:台東区池之端
- 三菱財閥の創始者・岩崎一族のかつての本邸。優美な洋館が何よりの魅力。
- 「お雇い外国人」の一人・建築家コンドルが設計を担当。
- 和館や離れ(ビリヤード室)もある。
- 階段を見ると明らかに地下につながっているが、この部分はプライベート。
- 文京区と見せかけての台東区。不忍池の向かいにある。
- 湯島と池之端の境。
- 赤いカーペットに木目調の天井や扉。壁も暖色系で落ち着く色合い。
- 庭はいたってふつうな芝生だが、クリーム色の立派な洋館によく映える。
- 正門から入場口までは砂利道の坂になっていて、結構距離がある。
浜離宮恩賜庭園
所在地:中央区浜離宮庭園
- 水上バスの乗り場が園内にある。
- 乗船賃の他入園料も要るらしい。
- 猫がかなり住み着いている。
- 猫目当ての観光客も見受けられる。
- 芝生部分にある四角いベンチで寝っ転がる人も多い。
- お花畑が賑わう。
- 特に菜の花の時期。
- 海側も東京湾を望める良スポット。ベンチにはよく恋人たちがいる。
- 潮入の池。
- 珍しく、園内の大池泉に海水が混じっている。
- 港区にあると間違えられやすい。
- 場所が港区との境界ギリギリの所にあるのも原因かもしれない。
- 庭園の名前がそのまま住所名として使われている。
- しかし「浜離宮庭園」って、住所名としてはかなり異質やな。
- 外国船の江戸来航を警戒した幕府によって、砲台がつくられたことがある。
旧芝離宮恩賜庭園
所在地:港区海岸
- 浜離宮と並ぶ、東京のもう一つの臨海庭園。
- 浜離宮よりはさすがにだいぶ小さいが、都立9庭園の一員として肩を並べている。
- ちなみに、住所は芝ではなく、「海岸」一丁目。
- かつては浜離宮と同じく潮入の池を持ち、潮の干満によって風景が変化していたが、今の池は真水。
- 浜松町駅のすぐ東隣にある。北口の改札を右に曲がって20秒で入口。
- 庭園内からも、モノレールの浜松町駅がよく見える。
- 更に詳しく言うと、かつて「ポケモンセンタートーキョー」が入っていたビルのちょうど向かいにある。
- ただし、本当の入口はそこから更に奥に入った所にある。
- 造園したのは小田原の殿様。「根府川山」などと相模の地名が付く場所が園内にある。
- 弓道場もある。
清澄庭園
所在地:江東区清澄
- これも岩崎弥太郎による造園。
- 旧岩崎邸庭園の仲間ともいえる。洋館の内装見学が売りの岩崎邸に対し、こちらはいわゆる「和風池泉式庭園」がメインになっている。
- 浜町方面から清洲橋を渡るとすぐそこにある。
- かつては池の水を隅田川の水から引いていた。
- 亀の楽園。池にスッポンが多数生息していることでも少し有名である。
- ここのスッポンは威圧感がある。一緒に泳いでいる鯉よりも大きい個体もおり、しかも人間を発見すると素早く真っすぐ突き進んでくるので、とても見ていてスリリング。
- 近づきすぎなければ別段問題は無いので、楽しく観察しましょう!
- 一応、スッポンは小石川後楽園などでも見られる。
- ここのスッポンは威圧感がある。一緒に泳いでいる鯉よりも大きい個体もおり、しかも人間を発見すると素早く真っすぐ突き進んでくるので、とても見ていてスリリング。
- メインの池泉式庭園とは別に、「花菖蒲田」がある。こちらは植物鑑賞の場。
- 蒲田とは関係ない...はず。
- 南東側に大きな山があるが、それは「富士山」と名付けられているらしい。
- 関東大震災・東京大空襲では、避難所の役目も果たしていた。
肥後細川庭園
所在地:文京区目白台
- 細川家屋敷の土地を東京都が買い取り、「新江戸川公園」として整備したもの。
- その後文京区が管理することになり、つい最近「肥後細川庭園」と改称された。
- ここが細川藩邸となったのは、実は幕末期に入ってから。
- 結婚式後の記念撮影会がよく行われている。
- 坂の街・文京らしく、かなり起伏に富んでいる。
- 池泉周辺はそうでもないが、林の方の周回路はまるで山道のようである。
- この庭園に沿って、「胸突坂」という名を持つ急坂が関口から目白台に上っている。
- 池泉周辺はそうでもないが、林の方の周回路はまるで山道のようである。
- 入園料は無料で、昼になると昼食を食べに来る人が結構いる。
- 紅葉に染まった林をバックに、雪吊りに囲まれた池を撮るという構図が人気。カメラマンもよく集まってくる。
- 一番近い駅は、たぶん都電荒川線の早稲田駅。
- 地下鉄は江戸川橋だが、15分は歩く。入口は、神田川を挟んで新目白通りとは反対側。
- 椿山荘の庭園などとともに、ちょっとした都市公園地帯を形成している。
甘泉園公園
所在地:新宿区西早稲田
- 都電の面影橋駅からちょっと通りを奥に入った所にある小さな庭園。
- 「公園」と名乗っているが、かなり立派な日本庭園を構えている。
- 無料で入れるのが良い所。
- 木が生い茂りまくっているせいか全体的に暗めの所が多い。
- かつては早稲田大学の施設だった。
石川
兼六園
所在地:金沢市
- ことじ灯籠と池が有名。
- 多くの金沢観光用のガイドブックに載っている。極端な話、こことひがし茶屋街と、21世紀美術館だけでガイドブックは成立すると言っても過言ではないレベル。
- 親不知もどきとか唐崎の松もどきなど、日本の名所を参考に作った名所が多数。
- 唐崎の松もどきは、唐崎の松の株をわざわざ金沢に運んで作ったらしい。
- 根上り松の作り方がなかなか賢い。
- 奈良東大寺の大仏とも似ていて、こんもりした山に松を植えて育ったところで土を平らになるように削るというもの。
- 金澤神社の方から、兼六園沿いに砂利道を歩いているとあら不思議、料金所を通らずに園内に入れてしまう……
静岡
楽寿園
所在地:三島市
- 三島のど真ん中にある庭園。
- 三島の街を逃亡して捕獲されたサルがいる場所として話題となった。
- 元は李垠王世子殿下の別邸。
- 富士山麓の名水の町、三島の庭園らしく、湧き水があり、園内に大きな池を作っている。
- 三島梅花藻という名水でしか生きられない藻があったが、一度水質の低下で死滅する。今あるのは柿田川にあった株を移植したもの。
滋賀
玄宮園
所在地:彦根市
- 彦根藩の大名庭園。
- 借景に彦根城や佐和山を使う贅沢な造り。
大阪
慶沢園
- 天王寺公園の一角にある庭園。
- 元は住友家の邸宅の跡地だったところ。
- 大阪市に寄贈されて公園として一般に開放されたという歴史がある。
- 小川治兵衛の作庭。
以楽公園
- 香里園にある日本庭園を中心とする公園。
- 重森三玲の作庭。
- 多くの人に楽しんでもらうという念を込めて「以楽苑」と名付けられたのに、なぜか完成後囲いを設け立ち入り禁止にされた挙句、荒れても放置というさんざんな扱いをされた庭園だった。
岡山
後楽園
所在地:岡山市北区
- 元々は、岡山藩が造った岡山城の付属の庭だった。
- 今では、岡山城が借景。
- 旭川の中洲にあることは案外知られていないかも。
- 池の水などはすべて、旭川から取り込んでいる。
広島
縮景園
所在地:広島市中区
- 江戸時代の大名庭園の1つ。
- 造園以後、必ずしも一貫して、あのように美しい庭園だったわけではない。
- 直近だと戦争で原爆を落とされたため、荒廃したそうで、それが復元されたのは1970年代になってからだったとか。
- 園名の名付け親は林羅山で、江戸時代から変わっていない。
- でも戦後しばらくまでは、一般には泉水庭園と呼ばれていたとか。
- 「泉邸」だったはず。
- でも戦後しばらくまでは、一般には泉水庭園と呼ばれていたとか。
- 借景にマンションなどが盛大に乱入している。
香川
栗林公園
所在地:高松市
- 東讃が誇る大名庭園。
- 高松藩の大名庭園として整備に100年以上かかっている。
- 実は生駒家の家老が趣味で自邸の庭を手入れしていたものを拡張しまくった結果だということを知る人は少ない。
- 有名なのは、園内南東端にある飛来峰から見る南湖の画。
- 栗林公園絡みの観光案内はどれもこの画が出てくる。チャクウィキでもご多分に漏れず、同じことをやってみる。
- 香川が誇る名園というか、日本一の名園と言っても過言ではないものだが、海の向こう側の岡山後楽園が有名すぎて霞む。だって向こうは日本三名園の一つだから。
- 実のところ、からくりがあって、庭園の格でいうと、栗林公園はトップであり、その下に三名園があるという構図だったりする。ソースは文部省の『高等小学読本 巻一』という戦前の教科書。
- その気になれば石清尾山塊の紫雲山からゲートを通らず入ってこれそうな感じがする。
中津万象園
所在地:丸亀市
- 西讃が誇る大名庭園。
- 丸亀藩京極家の大名庭園。こちらは、京極高豊の時代にたった一代で整備されている。
- 近江源氏の末裔で藩祖の京極高次が大津城主だったからか、園内は琵琶湖の名所をトリミングしたように造られている。
- ご丁寧に近江八景を模している辺り、故地への思い入れは相当やったんやろなあ。
香風園
所在地:坂出市
- 坂出にある小さな庭園。
- 地方の小都市によくある地元の豪商とか実業家が造った庭園の1つ。ここは鎌田さんっていう醤油醸造の老舗の社長が造った。
- 庭園のすぐ脇に、今も工場がある。
- 地方の小都市によくある地元の豪商とか実業家が造った庭園の1つ。ここは鎌田さんっていう醤油醸造の老舗の社長が造った。
- 日本庭園と洋風庭園が併設されている。
- 明治期の日本で多く造られた形式の庭園だが、令和時代においても当時の原型を割とはっきりと残しているという点では、かなり稀有。
- 一応、讃岐富士が借景らしい。
- 今はJRの高架が邪魔してきちんと見えへんのとちゃうかなと思う。どうなんやろ。(地元の方の情報求む。)
愛媛
天赦園
所在地:宇和島市
- 宇和島藩伊達家の伊達宗紀が造った庭。
- 天赦の由来は伊達政宗の詠んだ漢詩らしい。