長野の言葉
2007年5月16日 (水) 20:59時点における124.86.195.118 (トーク)による版
- 北信弁「〜するしない?」「どっちだよ!」っていう突込みが他県人からくる。
- おばあちゃんたちは会話の語尾に「だに」を付けるだに。
- 「ーだに」は飯田の方(名古屋寄り)の語尾。「ーだら?」というのはだにの疑問形。「〜だから」というのは「〜だで」。「えらい」というのは大変という意味がある。(歩くのがえらい)
- 老人だけでなく、子どもたちも「だに」「だら」を語尾につけて話す。(先生も)また、語尾に「な」をつけることも非常に多い。
- 『「だに」を付けるだに。』というのは誤り。『「だに」を付けるんだに。』もしくは『「だに」を付けるに。』というのが正しい使用法。
- ある程度年をとってから、方言だということを知る
- 「だだ」(疑問)、「ずら」(推量・疑問)も多い。ex)そうだだ? そうずら
- 疑問の「だだ」という言葉を語尾につける際の応用編。無料(ただ)なの?=無料(ただ)だだ?
- 「ごちそうさま」を「いただきました」と言う。
- 塩尻のあたりでは聞いた事があるが、それ以外ではない。
- 私(岡谷出身)の小学生時代の給食の締めの挨拶は「いただきました」だった。
- 上伊那でも「いただきました」と言います。県外に出るまで「ごちそうさま」は「いただきました」の丁寧語だと思っていました。
- well…に相当する「へえ、まーず」という単語。
- 商品の営業をかけると断り文句に『家族と相談する』と、ほとんどの人が口にする。
- そんだけ警戒するわりにはオレオレ詐欺の被害は多い。
- お尻のことは若い女性でも「おけつ」という。しかも「お」がついているので丁寧な言葉だと思っている。
- 長野ではなまってるのは自分たちでなくよそ者。
- 学校では国語の教科書を読むとき長野のアクセント以外で読むと標準語に近くても丁寧になおされる。参観日に息子が教科書を読んでいて先生になおされました。周りのお母様方もみんなうなずいていました。タクシーに乗っていて運転手さんの言ってる言葉がなまっていてわかりません。それでも「お客さん よそのひとだね。わかるよ。言葉がなまってるもの。」(by マーリン)
- 「半そで」のアクセントが違うらしい。
- 他県の人の事を「県外人」という、差別用語さながらの呼び名で呼ぶ事がある。信州人は全く悪気なし。
- 昔甲府で中央線下り普通列車に乗ったら、車内アナウンスで「トイレはまえでの...」とあたかも標準語かのように言ってた(その車掌は松本車掌区だった)。方言だという意識がないんだろう。
- 本当の差別用語も平気で言う人も多し。
- 田中前知事のことを「ヤスオちゃん」と呼ぶ。
- ちなみにその前の知事(吉村午良(ごろう)氏)の呼び名は「ゴローちゃん」だった。さらにその前の知事の話だと30年以上昔になるので誰もわからない。
- その前の知事の西沢権一郎氏は「ゴンさん」「ニシゴンさん」だったらしいよ。その前の林虎雄氏が「トラさ」。
- 蚕(かいこ)のことを「お蚕様」と呼ぶ。
- 山梨もそうです。武田信玄が桑と蚕の生産を奨励したので。
- 家が建つことを「家がたたる」と言ってしまい、県外の人から「家が祟られている」と思われたことがある。
- 土地全体が山から川に向かって緩やかな坂になっているため、道を聞かれるなどして方角を言うときに、山のあるほうを「上のほう」川のある方を「下のほう」と言ってしまう。
- 「こわい、こわい」と言ってもお化けが出たわけではない。辛い・疲れた・しんどいを意味する。(中信?)
- 諏訪だと食べ物が硬いとこわいという。→「ご飯がこわい」
- 北信でも「疲れた」と「硬い」の両方で使われたりする、南信は解らない
- 南信でもさかんに使う
- 嫌味ったらしいことを「いやらしい」という。→嫌味言った相手に「まーず、おめぇはイヤラシイなぁ」
- 「ずく」は標準語訳ができない。
- 信毎夕刊の4コマは「ズクたん」。作者は長野市在住の西沢まもる氏。
- 「やる気」とか「気力」みたいなもの?「ずく」がない人は「ずくなし」となる。すごい怠け者みたいな意味。言われると凹む。
- 「〜するずくがねーじ」は「〜する能力が無い」という感じか。
- 「(〜するための)その気」(FM長野の大岩アナの解釈、これはとても的を射ている)
- 「DSご当地検定」ではあっけなく「仕事のやる気」と訳していた。
- 「疲れた」は「ごしたい」という。凄く疲れると「えらいごしたい」。口語だと「えれぇごしてぇ」。
- 最上級の「疲れた」と思われます。単に「疲れた」だけだと表現が弱いですね。
- 「えらい」だけでも、疲れた、大変だったの意味がある。
- 中信地方では「てきない(てきねえ)」と言う。「へぇ、てきねえなぁ」
- 「うっつかる」の説明を他県の人にすると長い。
- 「寄りかかる」でいいのでは。
- 「寄りかかる」では表現しきれません「寄りかかる」には休んでいる様子が必ずしも含まれませんので・・・やはり、長いです。
- 「まえで」のニュアンスは、他県の人に伝わりづらい。
- なぜ「うしろで」とは言わないのかを突っ込まれる。
- 魚をさばき、刺身にする事を「ぎょる」と言う。この辺りからも海への強烈な憧れが感じられる。(誤り)
- ↑(ぎょる)ではなく正しくは(りょーる)料理をする、とゆう意味。
- 中信ではさらになまって「じょうる」だそうです。僕は聞いたことありません。(誤り)
- 「じょうる」は魚に限らず小物を調理目的で処理する言葉。例:鶏をじょうっただかね→鶏の首を料理のために折ったのか?)
- 物をあげる事を「くれる」と言う。
- 植物に水をやることを「水をくれる」「水くれ」という。
- 動物への「エサくれ」。
- 「水(エサ)くれ当番」。
- 凍る事を「しみる」と言う。「道路がしみる」「この大根しみちゃってさー」など。
- ちなみに道路が凍ると、キラキラ輝いていて美しいが見とれていると、滑って転ぶ。
- 「あっこ」(あそこ)も方言ですよ。
- 疑問を口にする時、語尾に「かや」を付けてしまう癖がある。「このおやき、おいしいかや?」など。
- 諏訪界隈では「け」ということも多い。甲州弁に近い。
- 東京で一人暮らしを始めてすぐ、買った物を違う物と交換しに行き「これ、ばくんで(替えて)くれ」といったら「???」言葉が返ってこなかった。
- 交換することを「く(組?)む」という同級生は確かにいた。
- 「すぐ、とんで来い」と言ったら 「飛んでゆく羽が無い」と言い返された。
- ただ東京でもものすごく急ぐ時には言う様だが、その場合単に「飛ぶ」ではなく「飛んでいく(飛んでく)」「飛んでくる」である
- 駆けっこのことを「とびっこ、とびっくら」なんて言う老人は多い。
- 県外で先生になった信州人が、校庭で児童に「とべ」と言ったら皆その場でびょんびょん跳ねた。
- 「戸をたってくれ(閉めてくら)」と頼んだら「初めから立っている」と言い返された。
- 家が「建たる」は方言である。標準語では建つには自動詞もある。
- 「信州は怖い所だ。人や車が飛んだり家が祟ったりする」と県外人に揶揄された。
- きりの良い数、を「ちょっきり」と言う。県外で会計の際「¥500、ちょっきりですか?」っと確認したら空気が凍りついた。
- 標準語では「ぽっきり」らしい。
- 舌のことを「へら」と言う。
- 「洗濯物をよせといて」と頼んだら、物干し竿の端に寄せてあった。
- 鍵をかけることは「鍵をかう」。
- FM長野の大岩さん(木更津市出身)は、県民より長野県の方言に詳しい筈。
- 「〜でしょ?」と同義の「〜ら?」。山梨・静岡方面でも広く使われる。
- "〜しよう(勧誘表現)"は"〜じゃん"と言う。「行こう」→「行くじゃん」、「走ろう」→「走るじゃん」(上伊那郡)
- もうすこし丁寧な勧誘表現は「〜しましょ」(まにアクセントがある)である。これは正確にはYou 'd better to〜でありなかば強制である
- さらにくだけた表現になると「じゃん」が「するじゃ~」になる。
- 隙間が狭いことを「つまい」という。
- 「つもい」とも
- 物の底を「そっこ」と言うと他県の人に伝わらない。
- 静岡人に伊那方面の方言を聞かせたら「熱海と静岡と浜松がごっちゃになった訛だ」と言われた。
- 物が落ちたことを「おった」と言う。例:「鉛筆おった」折っただと思った。
- 何かを取りに行くことを「持ちに行く」と言う。
- はにかむ→わにる
- 自転車のことを「チャリンコ」という地域と「ケッタ」と言う地域とがある。
- 「いらない」は「いらん」という。
- 岐阜でもフォーマルです。
- 「まごつく」とか言うよね。「うかうかしていると」「ややもすると」とか言うときに、「まごつくと~になってしまう」みたいな感じで使っていたような気が…(須坂にて聴取)
- やかんなどでお湯が沸騰する様子を「ちんちんに沸く」と表現する。上京して数年後、友人にお茶を入れようとしてウッカリ使いドン引きされた。
- 長野県はこんなに方言が多いし、イントネーションも違うのに、信州人は自分たちは標準語を喋っていると堅く信じている。