警察官/階級別
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全般
- 採用区分によってスタート地点(初任)や出世のスピードが全然違う。
- 同じ階級でも働いている場所によって立場が変わってくる。
- 例えば殆どの警察署では警視でも署長になれるが、一部の警察署では警視正以上じゃないと署長になれない。
- 特定分野の専門捜査官であれば、都道府県にもよるが一定の資格および実務経験(職歴)を持っていることでノンキャリアでも初任の階級が変わることがある。
- これの知識があると刑事ドラマや推理ドラマを見るのが面白くなる。
- 職務中に何らかの原因で亡くなってしまった場合、2段階上の階級に行くことになる。(二階級特進)
- ただし巡査のみ警部補に上がる。
階級別の噂
巡査
- 一番下っ端。
- 警察官全体の下位3割がこの階級に属する。
- ノンキャリアは原則全員ここがスタート地点。
- 交番勤務の警察官は殆どこの階級。
- こち亀に登場する警察官は作品の性質上、この階級の人間が多い。
- しかし上司よりもずっとゴージャスな暮らしを送っている巡査も2人存在する。
巡査長
- この階級のみ試験なしで昇任できる。
- 10年以上巡査を務めれば(何も問題を起こさなければ)誰でもなれる。
- この階級で最も有名なキャラクターは両津勘吉。
巡査部長
- ここから昇任試験がある。
- 実は巡査部長ですら、倍率は10倍以上が当たり前。
- 準キャリアはここが初任。
- 交番・駐在所、警察署、警察本部の主任クラス。
- 警視庁、警察庁では係員となり、ほぼヒラである。
- 大原大次郎はこの階級。
- ノンキャリアとはいえ年齢を考慮するなら低すぎるイメージ…。
警部補
- この階級までで警察官全体の92%を占める。
- ノンキャリアだとこの階級までしか行けない人も多い…。
- キャリア組はここが初任。
- キャリア組は最初に警察大学校で研修を受ける。
- また、準キャリアも試験なしで警部補に上がれる。
- 一般的には現場のリーダー(責任者)と言われる。
- ここから部下(巡査部長以下)の勤務評定を行うことが可能になる。
- 交番の所長。
- ただし大きな交番だと警部が所長になることも。
- 警察署や警察本部の係長クラス。
- 警視庁、警察庁なら主任クラス。
- 警察学校の教官はこの階級の人間が多い。
- 古畑任三郎はこの階級。
- 推理に関しては天才だが、実はそんなに偉くないようだ…。
- 海パン刑事もこの階級。
- 実は大原より格上。
警部
- 警察官全体の上位8%以内に相当する。
- 偏差値に換算するなら64クラス。
- (ノンキャリアなら)実は難関階級である。
- ノンキャリアの場合、ここまでは試験によって昇任が決まる。
- ノンキャリアなら最速でも30代まで待たないといけない。30代で警部になれたらかなり優秀。
- また、ノンキャリアだとここまで行けずに警部補以下の階級で定年退職を迎える人も少なくない…。 #**ノンキャリアで警部以上の階級に行ける者は5人に1人程度と言われている。
- キャリア組以外でこの階級になった人は警察大学校で研修を受けなければならない。
- キャリア組は試験なしで警部になれる。最速で23歳で警部になれる。
- 準キャリアも試験なしで20代で警部になれる。
- この階級から裁判所に逮捕状を請求できるようになる。
- 中間管理職。
- 上司(警視以上)からの圧力と部下(警部補以下)からの突き上げでメンタルをやられる人が少なくない…。
- 基本的に現場にはあまり出ない。
- フィクションだと現場に出まくってる警部が多いが…。
- 大きな交番だとこの階級(または稀に警視)の人間が所長を務める。
- 警察署の課長クラス。
- 警察本部の課長補佐クラス。
- 警視庁、警察庁なら係長クラス。
- フィクションだと目暮十三、白鳥任三郎、銭形幸一、剣持勇、杉下右京などがこの階級。
- このうち白鳥と杉下はキャリア組。杉下は年齢を考慮するならかなり低い気がするが…。
警視
- 警察官全体の上位3%以内に相当する。
- 偏差値68〜69クラス。
- ここから試験ではなく実績によって昇任が決まる。
- ノンキャリアなら、ここまで出世できたら胸を張って「頑張った」と言えるだろう。
- 最速でも45歳前後まで待たないといけない。
- 準キャリアなら30代後半、キャリア組なら20代後半でなることも可能。
- 警察署の署長クラス。
- ただし一部の警察署では警視正が署長になる。
- 各都道府県の警察本部(警視庁を含む)なら課長、管理官クラス。
- 警察庁なら課長補佐クラス。
- フィクションなら明智健悟やドルフィン刑事、角田六郎、神戸尊などが該当する。
- このうち明智はキャリア組。
- 角田、神戸はノンキャリアだが、キャリア組の杉下より上の階級である。
警視正
- この階級以上は警察官全体の上位0.5%以内(偏差値は75を超える)になり、極端に人数が少なくなる。
- ここからはキャリア組だらけのエリート階級になり、ノンキャリアでここまたは警視長まで滑り込むのは非常に困難。
- また、ノンキャリアは最速でも50代であり、仮に警視正になれても定年間近というケースが殆どである…。
- 準キャリアは40代後半、キャリア組でも30代後半まで待たなければならず、決して簡単になれる階級ではない。
- 都道府県警察の場合、この階級から地方警務官という国家公務員になる。
- 各道府県の警察学校の校長クラス。
- ただし一部の県では警視でも校長になれるケースもある。
- 逆に警視庁ではより上位の警視長が校長になる。
- ただし一部の県では警視でも校長になれるケースもある。
- 警察本部の部長クラス。
- ただし警視庁では参事官、課長クラス。
- 警察庁なら室長、理事官クラス。
- こち亀の屯田五目須がこの階級。
- その割に貫禄がないように見えるが…。
警視長
- ノンキャリア、準キャリアの出世の限界。
- しかもここまでなれるのはごく僅か…。
- 各県の警察の本部長クラス。
- ただし一部の県では警視監が本部長になる。
- 警視庁の部長クラス。
- 警察庁なら課長クラス。
警視監
- 道府と一部の県の本部長クラス。
- 主に政令指定都市を有する県が多い。
- 警視庁なら副総監。
- 警察庁では次長、局長、審議官に就く階級である。
- 警察大学校の校長や副校長、教務部長などのお偉いさん方はこの階級にある者が就く。
- ちなみにノンキャリアでも警部になった者はここで研修を受ける。
- 定員は僅か50人程度(うち地方警務官が38人)。
- キャリア組しかいない。
- ノンキャリアや準キャリアでこの階級になるのは不可能である。
- 室井慎次は最終的にこの階級にまで上り詰めた。
- ちなみに彼はキャリア組の中では少数派の東北大学出身である。
警視総監
- 警視庁にしか存在しない階級である。
- 警視庁のトップ(本部長)である。
- 任命には内閣総理大臣(首相)の承認が必要であり、警察庁長官を除くと別格中の別格と言える。
- 警視庁にしか存在しない階級であるため、警察庁次長である警視監よりも指揮系統上は下位になってしまうという矛盾点も発生する…。
- かつてこの階級に就いたがすぐに退職した元警察官の女性が主人公である推理ドラマがフジテレビで放送されていた。
警察庁長官
- 日本の警察官のトップ。
- 警視総監からの昇任ではなく、警視監(警察庁次長)からの二階級昇進になる。
- 警視庁に所属する全ての職員に対する任命権を持っている。
- また、懲戒に関する権限も持つ。