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※同一ジャンル内は「国家資格、公的資格、民間資格」の順番になるようにお願いいたします。


==IT系==
==独立項目==
===[[情報処理技術者試験]]===
*[[ざんねんな資格事典/IT・技術系]]
#別にこれに合格していなくても[[プログラマー]][[システムエンジニア|SE]]などとして働くことはできるので、能力の証明書程度にしか評価されないというのが現状である。
**[[ざんねんな資格事典/IT系]]
#*[[電気工事士]]や[[看護師]]などのように「資格が無ければその業務をさせません」というジャンルの資格では無い。
**[[ざんねんな資格事典/技術系]]
#**しかも[[宅地建物取引士試験|宅建士]]や[[衛生管理者試験|衛生管理者]]のような「各事業所に資格保有者を○人以上置きなさい」という類の資格でも無く…。
*[[ざんねんな資格事典/法律・会計・金融系]]
#*ただし公務員の一部の職種([[警察官|警察]]や[[自衛隊]]などのIT系の部署)だと例えば「基本情報以上の合格者じゃないと採用試験を受けられない」などの制限をかけている場合も多いので、一概にざんねんな資格とは言い切れない部分も…。
*[[ざんねんな資格事典/医療・衛生・食品系]]
#国家試験なので他のベンダーの製品に関する問題を出題することができず、特定ベンダーとのつながりが深いエンジニアの場合はこの試験の勉強する意味はあまり無いと言われている…。
*[[ざんねんな資格事典/語学・教育・教養系]]
#試験制度の改正が著しい。だいたい10年おきくらいに試験区分の新設や統廃合などがある。
#*名前の変更も多い。(例:第二種情報処理技術者→基本情報技術者)
#高度系の試験群は区分の種類こそ多いが、情報処理安全確保支援士試験を除きどの区分も受験者数が非常に少なく、物好きな人しか受けない状態になっている。


;[[ITパスポート試験]]
==[[運転免許証]]==
#かつてあった初級システムアドミニストレータ試験(シスアド)がエンジニア向けの試験にしては簡単すぎ、でも一般ユーザー向けの試験にしては難しすぎるって理由で簡易化されて誕生した試験だが…。
===普通自動車免許===
#受けたいと思った時にいつでも受けられるようにと随時実施のCBT試験にしたのがかえって仇になって、「いつまでも受験しない」という人が増えてしまい、受験者数が伸び悩んだ試験。
#本来は「普通自動車を運転するのに値する十分な知識や技能を持った人間」のみに与えられるべきものなのだが…。
#大学生や新社会人が「とりあえずこれだけは知ってほしい」という内容を雑多に詰め込んだ感じの試験。だから浅く広く勉強できるというメリットはあるが、逆に言えばどの分野も中途半端な知識しか身につかないというデメリットも存在する…。
#自動車を一般に普及させる目的や(特に地方では)この資格を取得していることを採用条件として課している企業が非常に多いため、実際には教習所で真面目に授業を受けていれば誰でも取れるレベルになっている。
#一応IT系の資格だが[[Microsoft Office Specialist|MOS]]などのようなパソコンの操作スキルを証明する資格では無い。そのためコンピュータのスキルを証明する資格としてはあまり使えない。
#*そのため本来ならば運転免許を取るべきではない人間でも簡単に取れてしまうため、毎年交通事故が絶えない…。
#*ビジネス系の問題が多いため、むしろ経営学が得意な人に有利。
#今では高卒の学歴と同様に「皆が持っていて当たり前」と見做されているため、一応国家資格ではあるが持っていても全く自慢はできない資格である。
#事務職など業務の一環でパソコンを触る程度の職種であればこの資格も悪くは無いのだが、エンジニアを目指すのであればこの資格程度では力不足…。基本情報が最低ラインだからね。
#*例えるならば英検3級みたいなもの。
#**とはいえ英検3級は高校生以上で履歴書に書く人はまずいないが、普通免許は[[東京大学|東大]]卒だろうがお医者さんだろうが持っていればほぼ全員が履歴書に書くはずなので、その点ではマシか。
#*「俺は国家資格を持っているんだぜ?」という自慢に対して「何を持っているの?」と聞いたら普通免許だけだったというオチはよくあるネタである。
#**でも国家資格なのは事実です。
#*田舎ではこの資格を持っていない人は「[[関わらない方がいいと言われる人の法則]]」の条件に含まれてしまう。都会はそうでも無いが。
#中卒や底辺高校卒の人たちでも取れる資格なのに、何故か学科試験に落ちてしまう東大生が少なくない。
#*深く考えすぎてかえって問題文が難しく感じたり、そもそも舐めて全く勉強せずに受ける東大生が一定数存在するため。
#中型免許や準中型免許の新設によって、運転可能な車両の総重量の制限が年々厳しくなっている。
#*ただし改正以前に取得した免許であれば改正前の制限のまま使うことができたり授業数が少なくなっているたりするためそれ自体が一概に悪いとは言いづらい
#お手軽な身分証明書としての原付免許は便利だった。
 
===小型特殊自動車免許===
#最も使い道に乏しい運転免許と言われている…。
#*原付免許は一応、年齢制限のために普通免許を取れない高校生が通学やアルバイトで使用するという目的があるが、小型特殊免許は農家とか工場・倉庫・卸売市場・鉄道駅などで働いている人にしか需要がないというのが現状である…。
#**しかも普通自動車免許や二輪免許(原動機付自転車を除く)を持っていれば自動的に小型特殊自動車も運転できるようになるため、あえて普通免許を取らずに小型特殊だけを取るというのは高齢者でも無い限りあまり聞かない事例である…。
#[[高速道路|高速自動車国道]]を通行できないのは原付免許と同じだが、[[自動車専用道路]]は(一部を除いて)最低速度が無いため通行できる。
#*…が、実際には危険なので全くオススメできない。


;[[情報セキュリティマネジメント試験]]
===原動機付自転車免許===
#初回の合格率が88%と異常に高かった。国家試験とは思えない数値である。
#普通自動車免許や自動二輪車免許を持っていれば原付も運転できるようになるので、あえて原付免許だけを取るメリットはあまり無い。
#*このせいでネットでは「英検3級よりも価値が低い資格」などと揶揄されることも多かった…。
#*一応普通免許が取れない高校生のうちであればこれを取るのもかわいいとは思うが、現実には過疎地域の高校を除いて原付での通学を禁止している場合が殆ど。
#セキュリティの専門家向けの資格みたいな名前だが、実際には一般常識に毛が何本か生えた程度の問題しか出題されず、国語力さえあれば解ける問題が多い。
#排気量51〜125ccのオートバイは原付免許では運転できず、普通自動二輪車免許が必要になる。
#情報処理技術者試験の中でも最近追加された区分なので、ITパスポートや基本情報などに比べてイマイチ知名度が低い…。
#環境政策との兼ね合いで、存在意義に揺らぎが生じつつある。
#*どういうことかと言うと、50ccの原付それ自体が将来的な排ガス規制に適合できない(技術的に無理でもないがメーカーにとってはコストが割に合わない)公算が大きく、スクーター市場そのものの消滅または極小化が見込まれるため。
#**規制それ自体は2022年10月時点で施行されており、2025年10月まで猶予の状態である。
#**これを受け、普通車免許があれば125ccまでの二輪にも乗れるようにしてしまえという議論さえある。
#*このため、場合によってはバイクの免許でなく、アシスト能力が高い自転車のための免許に変貌する可能性もある。


;[[基本情報技術者試験]]
===大型特殊自動車免許===
#昔の第二種情報処理技術者試験の頃から[[プログラマー]]向けの国家試験の名門と言われていたが…。
#これを持っていれば大特を公道で運転させることができるが、実際にクレーン車やショベルカー、ブルドーザーなどで作業する場合は個別の技能講習・特別教育を受けなければならない。
#2009年に午後科目の選択問題に表計算ソフトが追加されることによってプログラミング言語を何も知らなくても合格できる試験になってしまった。
#*とはいえ表計算にもマクロ(アルゴリズム)の問題があるから、超簡単ってほどでも無いかも。
#2005年に午前科目の免除制度が追加され、基礎学力の低い[[Fラン大生]]や専門学校生でも比較的合格しやすい試験に成り下がってしまった。
#*合格率もそれ以前までは10%台だったのに午前免除の追加で20%を超えるようになってしまった。昔は国公立大学や有名私立大学の出身者じゃないと合格するのが難しい試験と名高かったのに…。
#*元々情報処理技術者試験は「朝早く起きて試験会場に行くのが最難関の試験」というジョークがあったのだが、午前免除の導入によってそのジョークすら使えなくなってしまったのである。
#2021年以降はITパスポートと同様にCBT方式になったが、とうとう合格率が50%を超えるようになってしまい、資格としての価値が一気に下がってしまうように…。
#IT企業だと高校生や専門学校生に対しては入社前にこの資格の取得を義務付けていることも少なくないが、大学生の内定者に対しては「新入社員研修でしっかりITの基礎を教えるので、慌てて取らなくても良いよ」とアナウンスされるのが普通である。
#*つまり、その程度の内容の試験である。


;[[応用情報技術者試験]]
===大型特殊自動車第二種免許===
#昔は第一種情報処理技術者試験、ソフトウェア開発技術者試験と呼ばれ、[[システムエンジニア]]向けの国家試験の名門、かつ基本情報の上位互換と言われていたが…。
#大型特殊免許自体は知られているが、こちらは殆ど知られていない。
#午後のアルゴリズムが必須問題で無くなったため、人によっては基本情報より簡単と言われてしまうようになってしまった…。
#*そもそも'''今の日本にはこの資格を必要とする自動車が存在しない'''ので。
#*午後はセキュリティ以外は全部選択問題のため、特に文系の人の場合はビジネスに関する問題で固めることが出来るようになった。
#*こうした事情もあって、応用情報は持っているけど基本情報は持っていなかったりするとかえって怪しまれてしまう可能性も…。


;[[高度情報処理技術者試験#情報処理安全確保支援士試験|情報処理安全確保支援士]]
===牽引自動車第二種免許===
#かつての情報セキュリティスペシャリスト試験を登録制の国家資格に昇格させたものだが…。
#トレーラーバスを運転するために必要な免許。
#登録料、維持費が高過ぎる。
#しかし高度経済成長期からトレーラバスは徐々に姿を消すようになり、この資格の必要性が殆ど無くなってしまった。
#*しかも独占業務があるわけでもないためコストが高い割に取るメリットは薄く、せっかく試験に合格しても登録しない人も多い。


===Microsoft Office Specialist===
===小型船舶操縦士===
#パソコンが一般にあまり普及していなかった時代は、(特に女の子は)この資格を取れば事務職への就職に有利と言われていたが…。
#漁師がボートを運転するために必要な国家資格だが、これとは別に海上特殊無線技士まで取らないとそこまで強い資格とは言えない。
#今はExcelやWord、PowerPointが出来るのは社会人として当たり前のことなので、この資格を取っても特別に就職に有利とは言い難い。
#どちらかと言えば仕事よりも趣味の資格というイメージが強い気がする。
#*スペシャリストという名前の割には、一般常識に毛が何本か生えた程度のレベルである。
#ボートレース(競艇)選手になるためには2級小型船舶免許が必要だが、実は小型船舶免許を持っていなくても競艇場で船を操作することは可能という矛盾が生じている。
#資格自体の価値の割に受験料が高すぎる…。(ただし割引制度が使える学生を除く)
#*どういうことかというと、競艇選手を養成するやまと学校に入学するためには2級小型船舶免許の取得が必須だが、競艇場は海や河川、湖沼と異なり外部と接触していないため船を操作することが可能らしい。
#**ちなみに同様の論理で自宅の庭に大きなプールがあるような大金持ちの家庭でも無免許で船を操作することができる。
#昔は海技士の資格を持っていた人は小型船舶操縦士の資格を自動的に取れたが、今はできなくなっている。
#*ただし海技士(航海または機関)の資格保有者は小型船舶操縦士試験の科目免除がある。
#**海技士(通信または電子通信)だと小型船舶の科目免除が使えない。


===ベンダー資格全般===
===フォークリフト運転者===
#受験料が尋常じゃないくらい高過ぎるので、会社が出してくれない限り自分から受けようとはまず思わない。
#世間では「簡単に取れる割に稼げる資格」の一つとして名前を挙げられることが多いが、基本的には講習会に行けば誰でも取れてしまうような資格なので実務経験が少ないとあまり歓迎されない。
#*ただ一応世界で通用するブランド資格ばかりなので、マトモな会社であれば普通は受験料を出してくれる。(明らかに受かりそうに無い人間を除く)
#時々、時給が2000円を超える待遇の良い会社もあるようだが、そういうところは精密機器や車のフロントガラスの運搬などの責任重大な仕事であることが多く、安易に飛び付くと痛い目に遭う。
#受験料だけで無く資格の維持費も発生したりする。
#*そういう会社は対象物を破損させると自腹で弁償せざるを得ない場合が多いからね…。
#*更新しなければ昔取った資格は無効となってしまう。
#*さらにスピードも要求されるため難易度も高い。
#過去問が流出している試験も多く、こういった試験はたとえ難易度が高いものであっても問題を丸暗記するだけで合格できてしまい試験の意味が無くなってしまうことも…。
#しかし、最近女性の取得者が増えており、男社会だった現場仕事が変わりつつある。いいことだ
#試験によっては日本語での受験が認められず、英語が出来なければそもそも問題文を読めないという本来の目的とはあまり関係のない能力まで要求されてしまう場合も…。
#*これは果たして英語が苦手なFラン大卒や専門学校卒の人たちを弾くためなのだろうか…。


===情報検定===
===動力車操縦者===
#通称J検。文部科学省後援の試験で表向きは「社会人として必要なICTの基礎知識を身に付けるための検定試験」となっているが…。
#[[鉄道車両]](電車、[[新幹線]]、[[路面電車]]、[[国鉄の蒸気機関車|SL]]など)の[[鉄道業#運転士の噂|運転免許]]である。
#ぶっちゃけ情報処理技術者試験の完全下位互換。大学生や社会人がこれを履歴書に書くと「基本情報は(おろかITパスポートも)取れなかったんだね」と思われてしまう可能性が高い…。
#実技試験が非常に難しいので独学で取る人はほぼいない。
#昔は情報処理活用能力検定(旧J検)と呼ばれ、今の基本〜応用情報並みの難易度はあった。が、社会的評価があまり高くなかったのは今と同じ。
#*多くの人は鉄道会社に就職してから取っている。
#*情報処理技術者試験の難易度が下がったため、差別化を図ってJ検の難易度もさらに下げたわけだが、受験者が増えなかったどころか全くの逆効果になってしまった。
#磁気誘導式の第二種免許は使い道が非常に限定的である。
#専門学校や一部の大学(殆どがFランク)の学生を対象とした試験であるため、それ以外の学校や社会人にはあまり知られていないマイナーな試験である。
#*運転できるのは自動運転の区間のみ。しかも「何らかの理由で自動運転が出来なくなった」という特殊な条件で、しかも最寄りの駅や車庫までしか操縦できない。
#トイレが近い人は仮にこの資格を取ったとしても運転士を目指すべきでは無いと言われる。
#*特に新幹線など通過駅が多くスピードが出る列車ならなおさら。


==法律系==
===海技士===
===[[行政書士]]===
#大型船舶で[[船員]]として働くために必要な資格。
#[[公務員]]の行政職を20年以上勤めれば試験を受けなくても資格が手に入るため「究極のオマケ資格」と言われる。
#*ただし事務職員や[[医者|船医]]など海技士の資格が不要な職種もある。
#*[[弁護士]]、[[公認会計士]]、[[弁理士]]、[[税理士]]の資格保有者も無試験で行政書士になれます。
#長期間陸上から離れるという特性上、非常に責任重大な仕事である。
#独立開業するのが前提となっているため、単にサラリーマンとして働くだけならこの資格を持っていてもあまり意味が無いと言われることも多い…。
#*ミスをすると海難事故や水没事故によって多数の人命や財産を失ってしまうことになる。決して甘い考えで海技士になってはいけない。
#*そもそも事務所を構えている人でも司法書士や[[社会保険労務士|社労士]]などと兼業している場合が多いというのが現状である…。
#*他の士業に比べても競争が激しく廃業する人も多いため、コスパはあまり良くは無い。
#*独立開業する人は殆どいないながらも社内での評価アップに繋がったり、[[経営コンサルタント]]として活躍している人が沢山いる中小企業診断士とは対照的である。


===弁護士===
===[[航空業|航空従事者]]===
#昔は医師と並ぶ日本の国家資格の最高峰と言われたが…。
#[[航空機|飛行機]]を操縦したり、あるいは飛行機の整備や点検を行うために必要な資格。
#弁護士人口は年々増え続ける反面、依頼は減少傾向にあるため稼げる弁護士と稼げない弁護士の格差が拡大しつつある。
#航空事故は甚大な被害が出るので、やはり責任は重大でありミスは許されない。
#本当に正義感の強い弁護士と、金儲け大好きな弁護士で二極化していると言われている。
#航空整備士は自動車[[整備士]]と同様に肉体労働でメチャクチャ激務らしい。
#たとえ依頼人が救いようのない凶悪犯罪者であっても(依頼人が死刑にならないように)依頼人の弁護に全力を尽くすのが正しい弁護士の姿であるため、世間では割と嫌われがちな職業の一つ。
#弁護士から政治家になった人は左巻きの人が多いと思われている。
#個人としては死刑制度に賛成でも、親元である日本弁護士連合会が死刑制度に反対しているので「死刑賛成であること」を公言しにくい。
#法科大学院出身者と予備試験合格者の持っている法律知識の差が大きいと言われている。
#*今では「[[司法試験]]本体の方が予備試験より簡単」という噂すらあるので…。
#この資格を持っていれば他の士業(弁理士、税理士、社労士、行政書士)の領域にも手を出せるようになるが、実際にそれで成功する弁護士はほんの一握りである。


===土地家屋調査士===
==スポーツ系==
#不動産系の難関士業の一つであり、建物や土地の状況(形状、面積など)を調査して製図や登記を行うのが仕事である。
#国家資格は教員免許(体育)と公営競技の選手資格くらいか。
#*建物が新築・増築された時は必ず土地家屋調査士の仕事が発生すると言って良い。
#どの資格も取るのが大変だが、それを活かして食っていけるかどうかはまた別の話。
#試験は主に測量や図面作成の能力が問われる「午前の部」と民法や登記の知識が問われる「午後の部」があるが、測量士補の資格を持っている人には午前の部が免除される裏ルートが存在する。
#*この測量士補というのは真面目に勉強すれば工業高校生でも取れるレベルの資格である。土地家屋調査士試験の午前よりも圧倒的に簡単なので、この裏技を知っていれば理工系の知識が大して無くても(午後だけ頑張れば)この資格が取れてしまうということになる。
#**建築士(一級または二級)や[[測量士]]でも午前免除が使えるが、対象資格の中では測量士補が圧倒的に簡単。
#他の士業と異なり測量が主な仕事に含まれているため、デスクワーク中心というわけでは無く屋外での作業も普通に発生する。
#*しかも真夏とか大雪の日でも。


===宅地建物取引士===
===騎手免許===
#「学歴不問で就職に強い資格の代表格」と言われることが多いが、宅建士の資格保有者が評価されるのは[[不動産業者|不動産業界]]くらいであり、そもそもその不動産業界自体が営業力で評価の全てが決まる完全実力主義の厳しい世界である。
#この資格を取るためにはJRA競馬学校([[千葉]])か地方競馬教養センター([[栃木]])に入学しなければならないが、その条件がかなり厳しい。
#*時々金融業界でも宅建士は重宝されると言われるが、不動産の管理を行うことができる信託会社や信託[[銀行]]以外ではあまり役に立たない…。
#*中央競馬は前者、地方競馬は後者。
#*一応「事務所に5人に一人以上の割合で宅建士を置かなければならない」という決まりがあり、重要事項の説明なども宅建士じゃないと出来ない業務と定められているので、名称独占資格や検定試験よりは多少はマシだが…。
#*入学時点で20歳以下という年齢制限がある。また、視力が良好かつ体重が軽くないと入れない。
#バブル時代は土地や不動産の価格が異常に高騰していたため、それらの販売に携わることが出来る宅建士に憧れを持つ人も多かったが…、今ではバブル崩壊および少子高齢化による影響で人気は下降傾向である…。
#**年齢にもよるが、体重が44kgを超えると絶望的。
#昔のイメージで未だに簡単に取れる資格だと思っている人が多い気がする。
#**その性質上、最終学歴は中卒が好まれる。高卒だとかなり厳しい。大卒はそもそも年齢制限を喰らうので物理的に不可能。
#*今では難関国家資格に片足を突っ込むレベルであり、難易度的には行政書士試験より少し低い程度なのだとか。
#*ちなみに公営競技のため、国家資格扱いになる。管轄は農林水産省。
#不動産業界でも宅建の資格を取れない人は沢山いると言われるが、そもそも不動産業界自体が(どちらかと言えば)就職活動に失敗した人たちの逃げ道となっていることが多いため、勉強熱心な人はあまり多くない。
#競馬学校、教養センター共に高卒資格は取れない。
#学歴不問な代わりに厳しい実力主義社会であり、実力が無い者に対してはきわめて厳しい世界。
#競輪や競艇と比べても体力的にしんどいらしく、40歳を過ぎる前に引退する騎手が多い。


===[[キャリア・コンサルタント]]===
===競輪選手===
#表向きは「就職(転職)希望者やブラック企業の社員に対するアドバイザー」となっているが、実際の仕事内容はほぼ社労士の下位互換である。
#日本のプロスポーツで最多の競技人口を誇るが、近年の不景気や若者のギャンブル離れの影響で年収は下降傾向である。
#*例えば顧客の相談を受けてその人のキャリアなどの情報をもとに向いている職業を紹介してあげるなどの比較的簡単な業務は行うことができるが、賃金の不払いや不当解雇、サービス残業などに関する相談は専門性が高いので社労士じゃないと対応できない。
#*公営競技なので国家資格扱い。経済産業省が管轄している。
#それほど専門性が高い仕事が出来るわけではない割に取得コストが高すぎる。
#'''オートレース選手'''(オートレーサー)も経産省の認定資格である。
#日本経済に改善の兆しがみられない今の状況下では需要が増すと考えられている資格だが、残念ながら正社員のキャリア・コンサルタントは少なく、多くは非正規雇用となっている…。
#*こちらは自動車の運転免許証(原付でも可)を事前に取得していなければ養成所に入れない。


==金融・会計系==
===競艇選手===
===公認会計士===
#これになるためには事前に2級小型船舶操縦士の資格を取って'''やまと学校'''と呼ばれるボートレーサー養成所に入学しなければならない。
#医者が主人公のサブカル作品とか弁護士が主人公のサブカル作品は沢山あるけど、会計士が主人公のサブカル作品ってあまり見かけない気がする。
#*…が、実は法律上は競艇場では小型船舶の資格が無くても操縦ができる。
#弁護士と同格と言われることが多いが、司法試験の合格者は会計士試験の大部分の科目が免除されるが、その逆パターンは免除が一切無い。つまりお察しください。
#*ちなみに[[福岡]]県[[柳川市]]にある。やまと学校と言われるのはこの養成所がある場所が昔は大和町という地名だったため。
#*ただ会計士は基本的に大企業の偉い人しか相手にしなくて良いので、顧客を選べない弁護士より仕事は楽かもしれない。
#やまと学校は超スパルタ教育で有名である。
#*[[ベタな刑務所の法則|刑務所]]より遥かに厳しいという噂もあるらしい。
#*携帯電話やスマホ、パソコン、漫画・小説など訓練と関係の無い私物の持ち込みは一切禁止である。
#**だが公衆電話は週に1度しか使えない。
#*全寮制であり、自由に外出できる機会は年4回しか無い。(身内の不幸による忌引きなどやむを得ない場合を除く)
#現在はやまと学校の訓練費用が無償化されているが、その分退学者が急増したと言われている。
#他の公営競技と同様に景気やその人の実力によって年収が大きく左右される。
#船舶に関する国家資格なので国土交通省が管轄している。


===税理士===
===柔道の段位===
#決して簡単に取れるような資格ではなく社会的地位も高いのだが、どうしても公認会計士の完全下位互換だと思われがち…。
#公務員(警察官、[[消防士]]、[[自衛隊]]など)や[[警備員|警備会社]]などへの就職に有利と言われるが、正直初段や二段程度は中学校や高校で柔道部に所属していれば誰でも取れてしまうようなものなので、せめて三段以上を取らなければ大きなアドバンテージにはならない。
#[[税理士試験]]は科目合格制度が一生有効なので各科目毎に各個撃破を狙うことが可能であり、公認会計士に比べて勉強の計画を立てやすいというメリットと言われるが、それに甘えてダラダラ勉強してしまう人も多いためいつまでも5科目制覇できないという受験生も多い…。
#履歴書の「免許・資格欄」には書けない。
#今後AI(人工知能)が発達すると仕事の大部分は代替されてしまうと言われている。
#*代わりに「趣味・特技欄」に書く。
#初段以上を持っていなくても柔道整復師にはなれる。
#*が、柔道整復師の養成機関である大学や専門学校を卒業するために初段相当の実力を持っている必要がある。
#八段になると取得者が激減しレア度が一気に高まるが、これを取得している頃には既にお爺ちゃんになっていることが多く、実戦では二段や三段の若者に勝てない場合が多い。
#*あくまで名誉階級扱いである。
#*昇段の条件には「前回の段位認定から○年以上」という条件を付されている。全部を馬鹿正直に足していけば、相当な高齢者になってしまうのは言うまでも無い。
#**例として谷亮子は、オリンピック出場をし全盛期だった頃の年齢において認定位は四段である。


===[[ファイナンシャル・プランニング技能検定]]===
===剣道の段位===
#この資格も一応国家資格ではあるが(上記の情報処理技術者試験と同様に)独占業務があるタイプではなく、あくまで名称独占資格に留まる。そのためこの資格が無くても[[ファイナンシャル・プランナー]]の仕事はできる。
#あくまで武器ありきの[[武道ファン|武道]]であるため、柔道や相撲、空手、合気道などと異なり肉弾戦の喧嘩ではあまり役に立たなかったりする。
#*民間資格でありながら独占業務がある[[証券外務員試験|証券外務員]]とは対照的である。
#柔道に比べて初段以上を取りやすいため、やや評価されにくいという意見もある。
#表向きはお金のプロ向けの試験だが、実態は自己啓発レベルの資格である。知識は持っておいて損は無いが、資格としての価値は高くは無い。
#剣道八段は司法試験並みかそれ以上に難しいと言われるが、その割に評価される場面が少なくあくまで名誉称号だったりする。
#そもそも試験実施団体の一つである[[金融財政事情研究会]](きんざい)は財務省(旧・大蔵省)の天下り先である。そのため「天下り団体の金儲けのために誕生した試験」という噂すらあるらしい…。
#*ちなみに日本ファイナンシャル・プランナーズ(FP)協会というNPO法人もFP検定を実施しています。


===[[日商簿記検定]]===
===[[大相撲ファン|力士]]===
#巷ではやたらと「就職(転職)に有利な資格」と宣伝されることが多いが、そもそも[[経理職]]は倍率が高いため、実務経験に乏しいとこの資格だけ持っていても評価はやや弱いというのが実情である…。
#日本の国技なのに未だに国家資格になっていない。
#*「(経理職を目指さないにしても)知識としては役に立つが、資格としてはそれほど強いものではない」というのが実情だろうか。
#*それどころか近年は[[ハワイ]]や[[モンゴル]]、[[東欧]]など外国出身者の方が強い。
#*それでも「[[簿記検定]]と言えば日商!」と言われるのは、国家資格の公認会計士や税理士を除けば、大学生や社会人が受ける簿記検定が日商くらいしか存在しないためである…。
#**貴乃花光司が引退してから約14年間、稀勢の里寛が昇進するまで日本人の横綱がいなかった。
#それまで1級にしか出題されなかった連結会計や外国為替などの問題が2級でも出題されるようになったためSNSが炎上したり、予備校講師が日本[[商工会議所]]に抗議するという事態に…。
#**たとえ外国人であっても、[[日本語]]を正しく使えないといけない。[[プロ野球|野球]]や[[サッカーファン|サッカー]]などの他のスポーツとの大きな違い。
#同じ級でもペーパー試験とネット試験(CBT)の難易度がだいぶ違う。にもかかわらず資格の価値は同じ。そのため難易度を統一すべきという意見が多い。
#[[平均寿命]]が一般の方々に比べて短い。
#建設業界だと帳簿の記入方法が特殊なため、日商簿記で身に付けた知識はほぼ役に立たないと言われている。
#*稽古が厳しいことと食事の量が尋常じゃなく多いことが原因。
#*代わりに建設業経理検定ってのが別にある。
#新弟子検査(身体検査)の合格条件は厳しいが、これに合格しただけではまだ'''力士養成員'''(取的)のまま。
#何よりざんねんなのは、現代の日本でこの検定の3級に合格できる程度の財務の知識すら持っていないのに社長を務めている人間が沢山いるという事実。まさか経理がいるから大丈夫だと本気で思っているのだろうか…。
#*一般企業とは比較にならないほど厳しい上下関係が叩き込まれる。
#検定試験の王様と言われることが多いが、英検やTOEICと異なり理工系(技術系)や医療系の人は(管理職を目指すのでも無い限り)あまり受けないため、その2つに比べて受験者数は少ない。
#**ちゃんこ(料理)を作るのも親方や関取の身の回りの世話をするのも全て力士養成員の仕事。
#***しかも料理は親方や関取が食べ終わってからじゃないと食べられない。残っているのは[[]]と汁と野菜だけとか普通。
#**関取と異なり一人部屋が与えられず、共同での生活が義務となっている。
#*結婚することも禁止されている。
#*養成員は雀の涙ほどの奨励金しか貰えず、給料が支払われない。
#**ただし健康保険や厚生年金などの社会保険は流石にある。
#そして力士全体の約9割を養成員が占めるため、一人前の力士(関取)は全体の1割しかいないという厳しい世界である。
#横綱は最高峰の番付であり降格することは無いが、常に圧倒的な強さと横綱の名に恥じない品格が要求される。
#*そのため横綱になってすぐ引退する人もいる。
#他の職種と異なり学歴が低いほど出世しやすい。
#品格を維持するために車の運転が禁止されているらしい。(交通事故などの不祥事を起こしてはいけないから)


===簿記能力検定===
==その他の資格・検定試験==
#全国経理教育協会(全経)が主催する簿記検定。主に専門学校生が受験するが…。
===気象予報士===
#面接官でも知っている人が殆どいない程のマイナー検定。そのため就職活動ではあまり役に立たない…。
#難関国家資格の一つだが、これを持っていても活かせる場面が非常に少ない…。
#*一応日商の場合は経理職の応募条件として「日商2級以上」とか「日商3級以上」を課している企業が少なくないが、全経の場合は応募条件として課している企業が殆ど無い。
#*テレビ局や気象予報会社に勤めているとかでない限り無理に取得しなくても良い資格だったりする。勿論、趣味で気象予報士国家試験の勉強すること自体はとても素晴らしいことだとは思うけど。
#上級だけは別格に難しく日商1級に近いレベルの難易度だが、それでも取るメリットは薄く税理士試験の受験資格が得られることくらい。
#天気予報の番組などで女性アナウンサーが解説しているが、実は「気象庁の予報を伝える」だけならこの資格は不要である。つまり、この資格が無くても解説自体は出来る。
#*気象予報士の独占業務は独自予報であり、しかも気象庁長官に認められた気象予報会社に勤務している気象予報士に限られる。したがって、単にこの資格を持っているだけでは独自予報を行うことはできない。
#資格取得者のうち、気象と少しでも関係のある仕事をしている人は3割程度しかいないらしい…。
#*1994年に作られた比較的新しい資格だが、気象予報の市場規模は気象予報士の資格が作られてから殆ど伸びていない。
#**しかも気象庁から無料で気象情報が発表されるため必要性が低く、就職先がなかなか見つからないのも痛い…。
#**[[ITパスポート試験|ITパスポート]]やFPのような簡単な国家資格ならともかく、気象予報士は取るための労力が大きいのに仕事が少ないという意味でコスパが悪い資格の代表格として名前が挙げられやすい。


===企業年金総合プランナー===
===運行管理者===
#通称'''DCプランナー'''。確定拠出年金制度が導入されたことにより新設された日商の資格。
#「運輸(運送)業界の[[衛生管理者試験|衛生管理者]]」とも言われる国家資格だが、設置義務を守らない事業者も決して少なくなく、問題視されている。
#日商の認定資格でありきんざいが協賛しているため黎明期こそブランド資格と言われたが…。
#基本的に管理職という立場である以上、運転手を兼任することはできない。
#確定拠出年金の普及を目的として新設された資格だが実はこの制度にはデメリットも多いことが分かったため、それに伴って試験の受験者も激減してしまった…。
#*最近は少し緩くなって運行管理者が大型トラックやバスの運転手になることも可能になったが、その場合は別の人が点呼しなければならない。
#*あくまで自己責任が前提の掛金の投資・運用であるため、実績によって将来の年金額が大きく変わるというギャンブル要素が強い。
#*そもそも確定拠出年金自体が一度加入してしまうと二度と解約するができず60歳までは引き出すことも出来ないため、企業型・個人型ともにこれ以上は加入者はあまり増えないと思う。
#独占業務がある外務員や一応国家資格ではあるFP検定と異なり、金融機関でもあまり取得を推奨されていない資格である。
#*そもそもこの資格を持っていなくても顧客に対して確定拠出年金についての説明をすることはできるので…。
#特別な業務が出来るようになる資格では無いにもかかわらず、登録料や更新料が発生する。しかも安くは無い。


==語学系==
===潜水士===
===[[実用英語技能検定]]===
#長時間海や河川、湖などに潜って作業をするために必要な国家資格。
#かつては文部科学省のお墨付きがあり日本の[[英語検定]]の名門と呼ばれていたが…。
#あくまで業務用の資格なので、趣味でスキューバダイビングを楽しむ人はこの資格は不要。
#TOEICの台頭によって相対的に地位が下がってしまい、大学院入試や就職活動ではあまり使えない試験に成り下がってしまった…。
#*代わりにダイバースクールに通ってCカードをもらう必要がある。
#*しかしそれでも高校入試や大学受験の段階までなら役に立つ場面は多い。
#**ちなみにCカードの方が取得難易度は高いらしい。
#TOEICと異なり級ごとの受験となるため、同じ級の合格者でもギリギリで合格した人と満点近い点数で合格した人の実力の差が激しいとしばしば批判される。
#比較的簡単に取れて就職にも強いと言われるが、業務内容は危険極まりない。
#履歴書に書いて恥を書かないのは最低でも2級以上。準2級以下なら書かない方がマシとしばしば言われる。
#*水中は機動力も落ちるので体力を著しく消耗する。
#1級は超難関級の国家資格並みに価値が高いと言われるが、正直これを取ったところで一般的なネイティブの大学生程度の評価にしかならないというのが実情である…。
#国家試験で問われるのはあくまで高気圧障害の危険性などの知識のみであり実技科目が無いため、潜水作業の技能を客観的に測定するのには向いていない。
#*ただ1級は教養力を測る試験でもあるので、これを持っていればネイティブの高卒よりは教養があることの証明にはなりそう。


===[[TOEIC]]===
===駐車監視員===
#じゃあTOEICが万能かと聞かれると全然そんなことは無い。
#駐車や駐輪が禁止されている場所で違法に停められている車両が無いかどうかを[[警察官]]の代わりに確認するために必要な国家資格。
#作文問題や面接課題が無く、マークシート方式の読解と聞き取りだけの簡易化された試験なので、これで高得点を取れても実際の英会話はてんでダメという人が少なくない。
#*放置車両の確認や確認標章(ステッカー)の取り付けが主な仕事である。違反車両のナンバープレートや写真を控えて警察署長に報告する。
#「TOEICで高得点を取れば大手企業の総合職の採用試験でも有利!」という風潮があるが、そもそもその辺を狙う人たちは[[東京大学|東大]]や{{早慶}}卒などのTOEICで高得点を取れて当たり前という非常に優秀な人たちばかりなので、学歴があまり高くない[[Fランク大学]]の学生がTOEICのハイスコアだけをとってもあまり意味は無い。
#*交通警察の負担を減らすために作られた資格と言っても良い。
#過去に[[イギリス]]で試験の不正があったらしく、実はイギリスではTOEICとTOEFLだとビザが下りないので注意。英語圏の国にダメ出しされた英語圏の試験って何…。
#*身分としては準[[公務員]]という扱いになるが、所属するのは警察から業務を委託された民間企業(警備会社が多い)となる。
#*ちなみにTOEICとTOEFLは[[アメリカ]]の教育試験サービス(ETS)が実施しています。
#どうしても駅前に違反駐車が多いので、仕事は都会に集中しがち。
#既に他の専門スキルや高いコミュニケーション能力を持っている人がTOEICの高得点を取得すれば強力な武器になり得るが、特にこれといったスキルを何も持っていない人がTOEICだけを勉強してもあまり意味が無い。
#*土日や祝日にも仕事があることが多い。その代わり、平日の何処かが休みになる場合が多いが。
#違反確認台数のノルマが厳しいらしい。
#警察官に準ずる仕事なので民間人からは何かと嫌われがち。


==観光系==
===防火管理者・防災管理者===
===全国通訳案内士===
#一定規模以上の建物において火災などの自然災害の被害を軽減するために責任者として置かれる資格。
#語学系では数少ない2つの国家資格のうちの一つ(もう一つは教員免許)。かつては通訳ガイドとして働くためにはこの資格が必要だったが…。
#*防災管理者は防火管理者の上位互換であり、地震や津波、台風、バイオテロなどにも対応できるようになる。
#*規制緩和によってこの資格を持っていなくても通訳ガイドとして働けるようになってしまい、コストが高い割に取るメリットが薄い資格になってしまった…。
#しかし資格自体は講習を受けていれば誰でも取れるようなものであるため、これを取ったからと言って就職や転職に有利になることはほぼ無い。
#そもそも旅行業界自体が斜陽産業であるため、(似たようなジャンルの旅行業務取扱管理者もそうだが)お世辞にもオススメの資格とは言い難い…。
#もっとも、一応必置資格(国家資格)ではあるため、防災士よりはナンボかマシ。


===旅行業務取扱管理者===
===消費生活アドバイザー===
#国内旅行のみを取り扱える国内旅行業務取扱管理者と海外旅行も取り扱える総合旅行業務取扱管理者の2つの区分があるが、今どき国内旅行しか扱っていない[[旅行代理店]]は絶滅危惧種なので、せめて総合の方を取らなければ高く評価されない…。
#消費者と企業の間のトラブルを解決するために、仲裁役として作られた資格。
#*そもそも国内はFラン大生や専門学校生でも取っている人が沢山いる。まあ総合は[[英語]]ができなければ試験に合格できないので難易度は高いが…。
#*クレーマーと化した消費者に代わって、適切なアドバイスを企業に対して行うことが期待されている。
#*一部の企業でも企業内のクレーム対応の専門家として重宝されている。簡単に言ってしまえば「お客様相談窓口」である。
#*日本産業協会が認定する民間資格だが公共性が高く、これを取ると国家資格の'''消費生活相談員'''も取得できる。
#しかし資格を取る難易度が高い割には求人は非常に少なく、しかも多くは派遣社員や契約社員で給料が安い。
#*クレーム対応が忙しい生命[[保険会社]]では比較的求人が多いらしい。
#メリットが少ない割に取得コストは高く、5年毎に更新費用もかかる。
#*一方、消費生活相談員は受験料や登録料が安い。更新も不要。


==技術系==
===診療報酬請求事務能力認定試験===
===[[技術士]]===
#数ある医療事務の資格の中でも唯一マシと言われている資格。
#取得難易度自体は最難関級と言えるレベルであり理工系の資格としては名誉は[[医者|医師免許]]や弁理士、一級[[建築士]]、博士号などと並ぶのだが…。
#*合格率も30%程度しかなく生半可な勉強だと太刀打ちできない。
#実は技術士じゃないと出来ない仕事ってのは存在しない。使い道は(会社に技術士の資格保有者がいれば)公共事業の入札で有利になるくらいである。
#厚生労働省が後援しているが、あくまで「後援」なので民間資格である。
#*逆に言えば公共事業と密接な関係がある建設部門、上下水道部門に限れば非常に強い資格と言える。
#*昔は厚生労働省「認定」だったので公的資格(準国家資格)と言っても間違いでは無かったのだが…。
#比較的マシな資格ではあるがそれでも病院事務の採用試験では実務経験が豊富な人が優遇されやすいため、この資格だけを持っていても就職・転職活動でメチャクチャ強いとは言い難い…。


===[[危険物取扱者試験|危険物取扱者]]===
===防災士===
#ぶっちゃけ、甲種と乙種第四類以外は需要がほぼ無いと言って良い。
#近年自然災害が頻発している中で、人々の防災に関する意識を高めてもらう目的で作られた資格とされているが…、所詮民間資格なのでこれを持っていたところで災害現場で何か特別なことができるようになるわけではない。
#その乙四もそれだけだとあまり強い資格とは言えず、ガソリンスタンド(給油所)や石油会社、化学工場以外では使い道があまり無い。
#*せいぜい地域のボランティア活動くらい…。
#*しかし他の資格と組み合わせれば一気に強い資格に化けるのも事実ではある。例えば自動車[[整備士]]と組み合わせれば整備工場でも、電気工事士と組み合わせればビルメンテナンス業界でも重宝される。
#*ちなみに防災に関する国家資格として防火管理者や防災管理者ってのが別に存在する。
#**また、大型自動車免許とのダブルライセンスでタンクローリーの運転手としても活躍できる。
#それでも自治体がこの資格の取得を推奨しているのは、そもそも認定団体の日本防災士機構が総務省の天下り先だからである。
#[[ベタな工業高校の法則|工業高校]]や[[ベタな職業高校の法則#農業高校|農業高校]]だと学科を問わず人気が高い資格。油を使う化学系の学科や食品系の学科のみならず一見関係なさそうな情報系の学科や農業経済科の生徒でも乙四を取る者が多い。
#*自治体によっては補助金が支給される場合もある。また、自治体が主催する講習会であれば安い料金で受講できる。
#*しかしそれは裏を返せば「それほど希少価値が高い資格では無い」とも言える。持っていれば偉いという資格ではなく、むしろ取れなければまずいという資格と認識されている場合も。
#**高校によっては乙四または丙種を取らなければ卒業させないというケースもあるので…。
#*工業高校どころか普通科高校(進学校では無い)でも乙四を取る人が少なくない。


===一級[[建築士]]===
===相続アドバイザー===
#取得難易度・社会的地位ともに高く、これを取れば[[建設会社|建設業界]]や[[住宅メーカー]]などへの就職が非常に有利であり人生安泰なイメージが強いが、実は恐ろしいほどの学歴社会である。
#所詮民間資格なので相続に関する断片的な知識しか身に付かないし、[[弁護士]]や[[税理士]]のように特別な業務ができるようになるわけでも無い。
#同じ一級建築士でも学歴によって就職先が大きく異なる。大手ゼネコンや大手事務所で設計の仕事がしたいなら大卒(工学部建築学科)が最低ライン。しかも[[旧帝国大学|旧帝大]]や[[東京工業大学|東工大]]などの難関国立大学や{{早慶}}や[[日本大学|日大]]などの有名私立大学の院卒が沢山いる。
#*工業高校卒とか専門学校卒だと大手の下請けとか営業みたいな仕事に回されてしまう。一応バブル時代までは高卒でも設計の仕事に携わることが許されていたが…。
#**大卒でもFラン卒の場合は(例えば学部卒業後に東大院などに行くなどして武装しなければ)就職先は高卒・専門寄り。


===[[電気主任技術者試験|電気主任技術者]]===
===特許管理士===
#電気保安業界では最高峰の資格であり、電気工事士のほぼ上位互換と名高いが…。
#こんな名前だが法的な根拠が無いため、[[弁理士]]のような特別な仕事ができるわけでは無い。
#試験合格者と認定取得者の知識の差が大きすぎる。
#*特に電験の中で最も簡単とされる第三種の場合、試験はこれでもそこそこ難関なのだがその割には認定で取るのは恐ろしく簡単であり、認定校になっている工業高校の電気科卒業でもたった3年程度の実務経験で取れてしまうのである。
#**ちなみに短期大学・高等専門学校の場合は実務経験2年、4年制大学の場合は実務経験1年でOK。
#最難関の第一種(電験一種)は(試験の場合)取得難易度こそ医師免許並みに高いものの、その割には発電所くらいしか使い道が無いためコスパが悪い。
#*イオンモールや大きな工場でも第二種(電験二種)で間に合うので…。


===自動車[[整備士]]===
===ドローン操縦士===
#恐ろしいほどの男社会。女の子は20人に一人もいません…。
#実はドローンを操縦するのに絶対必要な資格は今のところ存在しない。
#工業高校の自動車科卒業であれば取れる三級整備士は持っていても基本的な整備業務しか行うことができず、実質的には二級整備士を取るための足掛かりになるくらいしかメリットが無い…。
#*なのでこの資格を取らなくても別に良い。にも関わらず、自動車教習所並みの高額なコストがかかる。
#*三級整備士として3年以上の実務経験を積めば二級整備士の国家試験を受けられるようになります。
#結局のところ、[[測量士]]補や陸上特殊無線技士などと言った国家資格を取った方が役に立つ。
#**ただし二級整備士も2年制の短期大学または専門学校(自動車大学校)の整備士養成課程を卒業していれば実務経験なしで国家試験を受けられるため、今はむしろこちらが主流か?
#*ちなみに普通科高卒でも整備工場で1年以上働けば三級整備士の国家試験を受けられるようになる。
#一級整備士は4年制の大学または自動車大学校を卒業するか、二級取得者が実務経験を3年以上積むことで国家試験を受けられるようになるが、実は一級整備士の資格が必要な場面はさほど多くは無い。
#実はかなり頭を使う職業なのだが、何故か体力しか自慢できるものが無いヤンキーがこの資格に飛び付きがち…。


==医療・衛生系==
===敷金診断士===
===医師免許===
#アパートやマンションなどの退去時の敷金や保証金の返還に関するトラブルを解決する専門家のための資格と言われているが、ただの民間資格なので特別な業務ができるわけでは無い。
#他の難関国家試験と異なり合格率が異常に高いので、事情を知らない人からは「ものすごく簡単な試験」であると誤解されがち。
#*入居者と大家さんが揉めたとしても、敷金診断士ができるのは大家さんへの提案のみ。それも大家さんに却下されたら終わり。
#*特に私立の医科大学を卒業した医者の場合、「金で免許を買った」と変な目で見られることも少なくない。
#*そもそも入居者からお金をもらって代理で交渉できるのは弁護士のみであり、敷金診断士が勝手に代理交渉すると法律違反になる。
#**でもそういう目で見ている人ってぶっちゃけただの嫉妬にしか思えないのだが…。
#*同じ不動産系資格なら国家資格である[[宅地建物取引士試験|宅建士]]や管理業務主任者の方がマシ。
#しばしば勝ち組の資格の代表格に名前を挙げられるが、実は勤務医は一般的なサラリーマンの2〜3倍程度しか稼ぐことが出来ず、医者になるために必要な勉強量の割にはコスパはあまり良くは無い。
#*一方自分で病院を構えて開業するのにも莫大なコストがかかる。親が既に開業医とか身近に超裕福な人間がいて開業資金を貸してくれるなどの特殊な条件が無ければ厳しい。
#この資格を取れる人はある程度裕福な家庭に生まれた子供にほぼ限定される。
#*学費の安い国公立の医学科ですら、中学受験をさせてもらったり大手予備校に通わせてもらえるおうちの御子息や御息女が殆どである。
#**貧困家庭の子供が人生一発逆転を狙おうとすると成功率は天文学的な確率になる。学費の安い塾に通ってそこが大手予備校並みに良質な授業をしてくれるみたいな超例外的なレアケースくらい。
#***そもそも地方の公立高校だとその県のトップ校ですら高校の授業だけでは医学科受験に対応できない可能性も…。
#*私立医は'''言うまでも無い'''。
#*したがって取得コストを極限まで抑えるのが非常に難しい。予備試験ルートがある司法試験や一発試験がある運転免許との大きな違いである。


===[[歯科医師]]免許===
===販売士===
#昔は医師に次ぐ高給取りと言われたが、近年は資格保有者の人数が飽和気味なのでこれを持っていても高給取りになれる保証は無い。
#[[日商簿記検定]]と同じ日本商工会議所の認定資格だが、一部のスーパーマーケットや百貨店、家電量販店などで資格手当が支給されるくらいしか取るメリットが無い。


===[[薬剤師]]免許===
===品質管理検定===
#医者ほど頭良くなくても歯科医師ほど手先が器用でなくても取れて、看護師ほど激務ではないイメージがあるためこの資格を目指す者が多いが…。
#主に製造業界や流通業界でゴリ押しされている資格。
#私立薬科大学は医学科、歯学部に次いで学費が高額で、一部を除いて入試難易度があまり高くないため、脱落者(中退者)が多い。
#*別名'''QC検定'''。
#*特にFランの薬は一度も留年せずに卒業できる学生が半分もいない場合すらある。
#しかしあくまで国家資格では無いので、一部の工場や小売店などで一時的な報奨金がもらえるくらいしか取るメリットが無い。
#*かといって国公立薬学部は学費は安いが、入試は下位の国公立医学科並みに難しい。
#あまりメジャーとは言えない検定試験だが、高校レベルの[[数学]]や統計学の知識が無いと解けない問題も多いので難易度は意外と高い。


===看護師===
===ビジネス著作権検定===
#Fラン大どころか専門学校でも資格が取れてしまうので、どうしても下に見られがち…。
#株式会社サーティファイが主催する、著作権に関する知識を認定する検定試験。
#*それでも専門学校は脱落者が多いが、そもそもFラン大にすらある入学試験(学力検査)が存在しないのだから基本的な勉強習慣が身に付いていない者が多いから当然である。
#*初級と上級がある。
#(特に女性の場合)手に職の代表格と言われるが、激務な割に給料も高いとは言えないため、離職率は低くは無い。
#しかし上級に合格すると知的財産管理技能検定2級(一応国家資格だが独占業務なし)の受験資格が得られるくらいしかメリットが無い。
#*そしてやはり学歴社会であり、幹部になれるのは殆どが国公立大学とか有名私大出身の看護師。Fラン大卒や専門卒だと待遇はあまり良くない。
#*また上級合格者が1年以上の実務経験を有する場合、知財検定1級の受験資格が得られるが、2級だろうと1級だろうと知財検定には独占業務は無い。
#*国家資格では無いので[[弁理士]]のように特別な仕事ができるようになるわけでは無い。


===[[衛生管理者試験|衛生管理者]]===
===介護事務管理士===
#一応設置義務がある資格だがその条件が「各事業場毎に50人に一人以上の割合」と結構緩いため、余程のことが無い限り「衛生管理者の資格保有者が今すぐ欲しい!」という非常事態にならないため、持っていてもそれほど強い資格であるとは言い難い…。
#介護施設において介護報酬の計算や請求業務(レセプト)、窓口対応などをする能力を証明する民間資格とされている。
#*宅建士や電験のような専門性の高い資格でも無く、少し勉強すればとれてしまうような資格であるため希少価値は低い。
#*医療事務の介護バージョンと思ってもらって良い。
#それほど専門性が高い資格では無いにもかかわらず、受験資格は意外と厳しい。
#しかし人手不足が深刻な業界なので、事務職として採用されても結局は介護の現場に回されてしまう。
#*特に転職を繰り返しているような人だと今まで働いてきた全ての職場に「実務経験の証明書を下さい!」と頭を下げなければならないことも…。(実務経験の期間を合算するため)
#*排泄介助の仕事もある。世の中そんなに甘くない。
#**それでも短期大学・高等専門学校卒業以上の学歴があれば実務経験1年以上で受けられるようになるのでまだ良いが、高卒や専門学校卒だと3年以上必要なのでハードルはまあまあ高い。
#そもそも介護事務をやるのに絶対必要な資格は存在しない。
#*しかも病院と異なり事務作業がそんなに頻繁にあるわけでは無いので、医療事務よりもメリットが少ない。
#**あと介護事務は正社員が非常に少なく、多くの人はコンビニやスーパーマーケットのレジ打ちより給料が少ないらしい…。
#結局のところ、本気で福祉の道を目指すのであれば介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)、ケアマネジャー、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、[[看護師]]、登録販売者などの公的資格や国家資格を取った方が良い。


===[[調理師]]免許===
===くるまマイスター検定===
#実はこの資格が絶対必要な場面というのは「調理師免許を持った人しか採用しない」とか「調理系の専門学校などを卒業した人しか採用しない」みたいな条件の飲食店に応募するときくらいである。
#一般社団法人日本マイスター検定協会が主催する、[[自動車]]の知識を認定する検定試験。
#*飲食店を開業するために必要なのはこの資格ではなく食品衛生責任者。ただし調理師免許や栄養士の資格などを持っていれば講習を受けなくても自動的に食品衛生責任者にもなれるというメリットはある。
#*合格しても運転免許証や[[整備士]]のように特別なことができるようになるわけでは無い。
#所詮趣味の検定なのに1級は合格者が1人も出なかったことがある。


===ふぐ調理師===
===整理収納アドバイザー===
#飲食店やスーパーマーケットなどで他人に食べてもらうために[[フグ]]を捌く場合の必要な資格だが…。
#部屋の片付けや掃除が苦手な人が知識を身に付けるためにこの資格を取るのは良いが、この資格を活かして家事のお手伝いさんとしてお金を稼ぐのは難しい。
#人命・安全に関わる資格であるにもかかわらず、各都道府県毎に認定基準がバラバラなので、考え方によっては恐ろしい…。
#*厳格な試験を課しているところから講習の受講だけで取れるところまで様々。
#*厳正さが要求される割にクオリティの統一が取られていない事実は、まさしく「ざんねん事典」の趣旨にふさわしいだろう。
#**他府県の免許しか持っていない場合、原則として無資格者と同じ扱いになり就職がままならない。
#**当然ながら業界団体は全国統一化を求めているが、政府の反応は芳しくない。
#**ちなみに韓国なら国家資格扱いになる。


===[[美容師]]===
===日本化粧品検定===
#華やかなイメージがあり女の子に人気の職業ランキングで上位に入っているが…。
#日常生活や趣味で化粧品の知識を身に付けたいという人にとっては持っていて損は無い民間資格。
#この資格を取るためには必ず専門学校に通わなければならないため、あまり裕福でない家庭の子供には結構ハードルが高い。
#しかしこれを取っても化粧品のお店や百貨店の美容部員への就職に有利になる可能性は低い。
#*整備士や調理師と異なり通学が必須条件になっている。
#*そもそも資格そのものよりもコミュニケーション能力や容姿の方が重要である。
#実は儲かるのは美容室のオーナーだけ。それ以外は給料が安く、本当にその道が好きな人以外はあまり残らなくなってしまっている…。
#結局、就職活動を有利に進めたいのであれば国家資格を取った方が良い。
#[[理容師]]との違いを説明できない人が多い。
#*ドラッグストアであれば登録販売者が、化粧品メーカーであれば[[薬剤師]]免許と学歴が欲しいところである。


==[[運転免許証]]==
==複数資格の総称またはジャンル==
===普通自動車免許===
===国家技能検定===
#本来は「普通自動車を運転するのに値する十分な知識や技能を持った人間」のみに与えられるべきものなのだが…。
#労働者が持っている知識やスキルを客観的に評価する国家試験だが…。
#自動車を一般に普及させる目的や(特に地方では)この資格を取得していることを採用条件として課している企業が非常に多いため、実際には教習所で真面目に授業を受けていれば誰でも取れるレベルになっている。
#*沢山の部門が存在する。多くは工業(技術)系や食品系の職種だが、[[ファイナンシャル・プランニング技能検定|FP]]や金融窓口サービス、知的財産管理などの商業系の職種も一部存在する。
#*そのため本来ならば運転免許を取るべきではない人間でも簡単に取れてしまうため、毎年交通事故が絶えない…。
#これに合格したからと言って何か特別な仕事ができるようになるわけでは無い。
#そもそも認定団体である中央職業能力開発協会(JAVADA)の役員名簿を見ると厚生労働省の役人だった人が多い。つまりお察しください。


===小型特殊自動車免許===
===文部科学省後援の検定試験===
#最も使い道に乏しい運転免許と言われている…。
#かつては文部科学省'''認定'''の技能審査とされており準国家資格という位置付けだったが…。
#*原付免許は一応、年齢制限のために普通免許を取れない高校生が通学やアルバイトで使用するという目的があるが、小型特殊免許は農家とか工場・倉庫・卸売市場・鉄道駅などで働いている人にしか需要がないというのが現状である…。
#対象となっていた検定試験を実施していた財団法人や社団法人が文科省の天下り先になっていることが以前から問題視されていたため、2005年に技能審査が廃止されてしまった。
#**しかも普通自動車免許や二輪免許(原動機付自転車を除く)を持っていれば自動的に小型特殊自動車も運転できるようになるため、あえて普通免許を取らずに小型特殊だけを取るというのは高齢者でも無い限りあまり聞かない事例である…。
#今はあくまで文部科学省'''後援'''なので、大学受験で使える英検や実用数学技能検定、税理士試験の受験資格にもなっている全経簿記上級など一部を除いて、取得しても公的なメリットがあまり無いただの民間試験になっている。


==その他の資格・検定試験==
===医療事務の資格===
===医療事務の資格全般===
#そもそも国家資格の類は一つも存在せず、日商簿記や[[TOEIC]]に匹敵するような有名な資格も存在しない。したがって残念ながら価値は低い…。
#そもそも国家資格の類は一つも存在せず、日商簿記やTOEICに匹敵するような有名な資格も存在しない。したがって残念ながら価値は低い…。
#*個人経営の小さな病院ならともかく、大学病院や総合病院で働きたいなら学歴とかコミュニケーション能力、あと(特に女性は)容姿を磨いた方がよっぽど有益。
#*個人経営の小さな病院ならともかく、大学病院や総合病院で働きたいなら学歴とかコミュニケーション能力、あと(特に女性は)容姿を磨いた方がよっぽど有益。
#門外漢の人間から見たら、そっち系のジャンルの専門学校とか通信講座を肥えさせるためのものと思われている。
#門外漢の人間から見たら、そっち系のジャンルの専門学校とか通信講座を肥えさせるためのものと思われている。


===診療報酬請求事務能力認定試験===
===調剤薬局事務の資格===
#数ある医療事務の資格の中でも唯一マシと言われている資格。
#簡単に言ってしまうと、医療事務の薬局バージョンである。
#*合格率も30%程度しかなく生半可な勉強だと太刀打ちできない。
#*主な業務は受付、会計、薬歴簿作成、処方箋入力、調剤報酬明細書(レセプト)の作成などである。
#厚生労働省が後援しているが、あくまで「後援」なので民間資格である。
#こちらも就職に有利と宣伝されることが多いが、ブランド力の低い民間資格であるため、国家資格の薬剤師や登録販売者のように資格手当が支給されることは殆ど無い。
#*昔は厚生労働省「認定」だったので公的資格(準国家資格)と言っても間違いでは無かったのだが…。
#*そもそも調剤薬局事務の仕事自体が全くの無資格者でも出来てしまうので…。
#比較的マシな資格ではあるがそれでも病院事務の採用試験では実務経験が豊富な人が優遇されやすいため、この資格だけを持っていても就職・転職活動でメチャクチャ強いとは言い難い…。


===秘書技能検定試験===
===全国工業高等学校長協会主催の検定試験===
#割と有名な民間資格だが、これに合格したからといって大物政治家の秘書や大企業の経営者の秘書になれるなんて思わない方が無難。
#[[ベタな工業高校の法則|工業高校生]]が学校で受けさせられる検定。
#秘書という名前からこの資格の保有者はものすごく礼儀正しいと思われがちだが、実際の出題内容は一般常識に毛が何本か生えた程度のビジネスマナーである。
#*情報技術、計算技術、CAD、リスニング英語、グラフィック・デザイン、パソコン利用技術、基礎製図、機械製図といったジャンルがある。
#高卒新卒の女の子であればこの資格を持っていれば前向きな姿勢を多少は評価してもらえる可能性はあるが、大学生や社会人がわざわざこの資格を取る意味は薄い。
#これらの資格を取得するメリットとしては、ジュニアマイスター顕彰制度で加点してもらえる…、くらい。
#*新卒であれば就職で多少有利になったり、大学入試(推薦・AO)で優遇されることもあるので必ずしも無益ではないが…。
#*社会人が取ってもあまり意味は無い。例えば情報系なら国家資格の[[ITパスポート試験|ITパスポート]]とか[[基本情報技術者試験|基本情報技術者]]などを取った方がマシ。


===日本漢字能力検定===
===全国商業高等学校協会主催の検定試験===
#それなりに思考力が要求される英検と異なり暗記力だけで乗り切れてしまう試験であるため、合格しても評価される場面は少ない。
#こちらは[[ベタな商業高校の法則|商業高校生]]が学校で受けさせられる検定。
#*あったとしても高校受験くらいか?
#*簿記実務、珠算・電卓、情報処理、ビジネス文書、商業経済、英語、会計実務、ビジネスコミュニケーションといったジャンルがある。
#**そのためか小中学生の受験者は多いが、高校生以上になると一気に少なくなる。
#上の全工協主催の検定と同様に、新卒以外はあまり使えない資格。
#テレビ局などのマスコミだと内定者に対して入社前に漢検2級の取得を義務付けている場合も多いが、これはあくまで「一般常識程度の常用漢字の知識も無いような人を雇いたくは無い」という程度である。
#*一応大学入試でも使えなくもないが、優遇措置があるのは殆どがFランクである…。
#**国公立大学や有名私立大学を目指すのであれば社会人向けの日商簿記(2級以上)や[[情報処理技術者試験]]の方がマシ。
#どの分野も全体的に社会人向けの資格試験に比べて難易度が低い。
#*百歩譲って英語は普通科よりも授業時間数が少ないので仕方ないが、主力分野である簿記ですら全商1級は日商2級より簡単だったりする。
#**情報処理検定1級も基本情報技術者より簡単。
#*そもそも商業高校や工業高校などは普通科に比べて偏差値が低いところが多く、「本気で職業について勉強したい」という生徒はむしろ少数派である。そのため勉強に身が入らない生徒が多い。
#簿記実務検定は日商や全経簿記能力検定と異なり[[税理士試験]]の受験資格になっていない。


===文部科学省後援の検定試験全般===
===ビジネス系の検定試験全般===
#かつては文部科学省'''認定'''の技能審査とされており準国家資格という位置付けだったが…。
#国家資格や英語検定のような専門的知識は必要なく、合格に必要な勉強量も多くないため、評価される場面は少ない。
#対象となっていた検定試験を実施していた財団法人や社団法人が文科省の天下り先になっていることが以前から問題視されていたため、2005年に技能審査が廃止されてしまった。
#*新人であれば社員教育の一環としてこの手の資格を(会社の命令で)取らされることも少なくないが、ある程度年数が経った社会人がこの手の資格を取っても失笑される可能性が高い。
#今はあくまで文部科学省'''後援'''なので、大学受験で使える英検や実用数学技能検定、税理士試験の受験資格にもなっている全経簿記上級など一部を除いて、取得しても公的なメリットがあまり無いただの民間試験になっている。
#**ただし後述するように有名な検定であれば評価はこの限りではないが…。
#そもそもこの手の検定はマイナーなものが多く、日商簿記や秘書検定、ビジネス実務法務検定以外は一般にはほとんど知られていない。
#ビジネス数学検定は失言でプチ炎上したが、なにげに数学的思考力を高めるいい資格な気がする。


===高等学校卒業程度認定試験===
===民間資格===
#この試験に合格しても(その後大学や専門学校などに進学して卒業しなければ)最終学歴は中卒のままである。
<!--この節は一番下になるようにお願いいたします。-->
#実は普通に高校に通って卒業するより難しい。何故なら出席日数などによって点数を加算するという救済措置が一切ないからだ。
#民間の株式会社や社団法人、財団法人などが独自に認定している資格制度だが…。
#*しかし流石に[[大学入学共通テスト]]よりはかなり簡単にしてある。そうしなければ(偏差値の高い進学校の中退者はともかく)偏差値の低い高校の中退者やそもそも高校に行かなかった人たちが合格できなくなってしまうからね…。
#*[[商工会議所]]の検定試験も。(昔は公的資格と言われていたが、国による技能審査が廃止されてしまったため)
#国家資格や公的資格に比べると認定基準が非常に甘く、根拠となる[[法令]]も存在しないため一部のブランド資格を除いて社会的評価が低いものばかりである…。
#*卒業すれば一応は大卒資格が手に入る[[Fランク大学]]と比べても価値が低いものばかり…。
#*一応、独占業務がある[[証券外務員試験|証券外務員]]や公共事業の入札で評価される建設業経理士などの例外も一部存在するが…。
#日商簿記のようにブランド化に成功したものやTOEICや[[Microsoft Office Specialist|MOS]]などのように世界的に有名なものを除き、取得して得られる公的なメリット(就職試験や大学受験などでの優遇、国家試験の科目免除、資格手当・昇進条件など)は少ない。
#*このような一部のブランド資格であれば並の国家資格より社会的に広く通用するものもある。
#趣味や自己啓発の資格として人気があるならまだマシな方で、そもそも資格自体が認定団体の金儲けの道具でしかなく受験者の知識の向上のことを全く考えていないケースも少なくない。
#*所謂、資格商法である。
#級別に分かれた検定試験の場合、3級以下なら仮に合格していたとしても履歴書には書かない方がマシという考え方もある。
#*ただし日商簿記などの例外もある。
#*マイナーな検定なら1級でも正直微妙…。


==関連項目==
==関連項目==
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{{名称独占資格}}
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[[カテゴリ:ざんねんな資格事典|*]]
[[カテゴリ:ざんねんなモノ事典|しかく]]
[[カテゴリ:ざんねんなモノ事典|しかく]]
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[[カテゴリ:資格試験|さんねん]]

2024年3月5日 (火) 16:52時点における最新版

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独立項目[編集 | ソースを編集]

運転免許証[編集 | ソースを編集]

普通自動車免許[編集 | ソースを編集]

  1. 本来は「普通自動車を運転するのに値する十分な知識や技能を持った人間」のみに与えられるべきものなのだが…。
  2. 自動車を一般に普及させる目的や(特に地方では)この資格を取得していることを採用条件として課している企業が非常に多いため、実際には教習所で真面目に授業を受けていれば誰でも取れるレベルになっている。
    • そのため本来ならば運転免許を取るべきではない人間でも簡単に取れてしまうため、毎年交通事故が絶えない…。
  3. 今では高卒の学歴と同様に「皆が持っていて当たり前」と見做されているため、一応国家資格ではあるが持っていても全く自慢はできない資格である。
    • 例えるならば英検3級みたいなもの。
      • とはいえ英検3級は高校生以上で履歴書に書く人はまずいないが、普通免許は東大卒だろうがお医者さんだろうが持っていればほぼ全員が履歴書に書くはずなので、その点ではマシか。
    • 「俺は国家資格を持っているんだぜ?」という自慢に対して「何を持っているの?」と聞いたら普通免許だけだったというオチはよくあるネタである。
      • でも国家資格なのは事実です。
    • 田舎ではこの資格を持っていない人は「関わらない方がいいと言われる人の法則」の条件に含まれてしまう。都会はそうでも無いが。
  4. 中卒や底辺高校卒の人たちでも取れる資格なのに、何故か学科試験に落ちてしまう東大生が少なくない。
    • 深く考えすぎてかえって問題文が難しく感じたり、そもそも舐めて全く勉強せずに受ける東大生が一定数存在するため。
  5. 中型免許や準中型免許の新設によって、運転可能な車両の総重量の制限が年々厳しくなっている。
    • ただし改正以前に取得した免許であれば改正前の制限のまま使うことができたり授業数が少なくなっているたりするためそれ自体が一概に悪いとは言いづらい
  6. お手軽な身分証明書としての原付免許は便利だった。

小型特殊自動車免許[編集 | ソースを編集]

  1. 最も使い道に乏しい運転免許と言われている…。
    • 原付免許は一応、年齢制限のために普通免許を取れない高校生が通学やアルバイトで使用するという目的があるが、小型特殊免許は農家とか工場・倉庫・卸売市場・鉄道駅などで働いている人にしか需要がないというのが現状である…。
      • しかも普通自動車免許や二輪免許(原動機付自転車を除く)を持っていれば自動的に小型特殊自動車も運転できるようになるため、あえて普通免許を取らずに小型特殊だけを取るというのは高齢者でも無い限りあまり聞かない事例である…。
  2. 高速自動車国道を通行できないのは原付免許と同じだが、自動車専用道路は(一部を除いて)最低速度が無いため通行できる。
    • …が、実際には危険なので全くオススメできない。

原動機付自転車免許[編集 | ソースを編集]

  1. 普通自動車免許や自動二輪車免許を持っていれば原付も運転できるようになるので、あえて原付免許だけを取るメリットはあまり無い。
    • 一応普通免許が取れない高校生のうちであればこれを取るのもかわいいとは思うが、現実には過疎地域の高校を除いて原付での通学を禁止している場合が殆ど。
  2. 排気量51〜125ccのオートバイは原付免許では運転できず、普通自動二輪車免許が必要になる。
  3. 環境政策との兼ね合いで、存在意義に揺らぎが生じつつある。
    • どういうことかと言うと、50ccの原付それ自体が将来的な排ガス規制に適合できない(技術的に無理でもないがメーカーにとってはコストが割に合わない)公算が大きく、スクーター市場そのものの消滅または極小化が見込まれるため。
      • 規制それ自体は2022年10月時点で施行されており、2025年10月まで猶予の状態である。
      • これを受け、普通車免許があれば125ccまでの二輪にも乗れるようにしてしまえという議論さえある。
    • このため、場合によってはバイクの免許でなく、アシスト能力が高い自転車のための免許に変貌する可能性もある。

大型特殊自動車免許[編集 | ソースを編集]

  1. これを持っていれば大特を公道で運転させることができるが、実際にクレーン車やショベルカー、ブルドーザーなどで作業する場合は個別の技能講習・特別教育を受けなければならない。

大型特殊自動車第二種免許[編集 | ソースを編集]

  1. 大型特殊免許自体は知られているが、こちらは殆ど知られていない。
    • そもそも今の日本にはこの資格を必要とする自動車が存在しないので。

牽引自動車第二種免許[編集 | ソースを編集]

  1. トレーラーバスを運転するために必要な免許。
  2. しかし高度経済成長期からトレーラバスは徐々に姿を消すようになり、この資格の必要性が殆ど無くなってしまった。

小型船舶操縦士[編集 | ソースを編集]

  1. 漁師がボートを運転するために必要な国家資格だが、これとは別に海上特殊無線技士まで取らないとそこまで強い資格とは言えない。
  2. どちらかと言えば仕事よりも趣味の資格というイメージが強い気がする。
  3. ボートレース(競艇)選手になるためには2級小型船舶免許が必要だが、実は小型船舶免許を持っていなくても競艇場で船を操作することは可能という矛盾が生じている。
    • どういうことかというと、競艇選手を養成するやまと学校に入学するためには2級小型船舶免許の取得が必須だが、競艇場は海や河川、湖沼と異なり外部と接触していないため船を操作することが可能らしい。
      • ちなみに同様の論理で自宅の庭に大きなプールがあるような大金持ちの家庭でも無免許で船を操作することができる。
  4. 昔は海技士の資格を持っていた人は小型船舶操縦士の資格を自動的に取れたが、今はできなくなっている。
    • ただし海技士(航海または機関)の資格保有者は小型船舶操縦士試験の科目免除がある。
      • 海技士(通信または電子通信)だと小型船舶の科目免除が使えない。

フォークリフト運転者[編集 | ソースを編集]

  1. 世間では「簡単に取れる割に稼げる資格」の一つとして名前を挙げられることが多いが、基本的には講習会に行けば誰でも取れてしまうような資格なので実務経験が少ないとあまり歓迎されない。
  2. 時々、時給が2000円を超える待遇の良い会社もあるようだが、そういうところは精密機器や車のフロントガラスの運搬などの責任重大な仕事であることが多く、安易に飛び付くと痛い目に遭う。
    • そういう会社は対象物を破損させると自腹で弁償せざるを得ない場合が多いからね…。
    • さらにスピードも要求されるため難易度も高い。
  3. しかし、最近女性の取得者が増えており、男社会だった現場仕事が変わりつつある。いいことだ

動力車操縦者[編集 | ソースを編集]

  1. 鉄道車両(電車、新幹線路面電車SLなど)の運転免許である。
  2. 実技試験が非常に難しいので独学で取る人はほぼいない。
    • 多くの人は鉄道会社に就職してから取っている。
  3. 磁気誘導式の第二種免許は使い道が非常に限定的である。
    • 運転できるのは自動運転の区間のみ。しかも「何らかの理由で自動運転が出来なくなった」という特殊な条件で、しかも最寄りの駅や車庫までしか操縦できない。
  4. トイレが近い人は仮にこの資格を取ったとしても運転士を目指すべきでは無いと言われる。
    • 特に新幹線など通過駅が多くスピードが出る列車ならなおさら。

海技士[編集 | ソースを編集]

  1. 大型船舶で船員として働くために必要な資格。
    • ただし事務職員や船医など海技士の資格が不要な職種もある。
  2. 長期間陸上から離れるという特性上、非常に責任重大な仕事である。
    • ミスをすると海難事故や水没事故によって多数の人命や財産を失ってしまうことになる。決して甘い考えで海技士になってはいけない。

航空従事者[編集 | ソースを編集]

  1. 飛行機を操縦したり、あるいは飛行機の整備や点検を行うために必要な資格。
  2. 航空事故は甚大な被害が出るので、やはり責任は重大でありミスは許されない。
  3. 航空整備士は自動車整備士と同様に肉体労働でメチャクチャ激務らしい。

スポーツ系[編集 | ソースを編集]

  1. 国家資格は教員免許(体育)と公営競技の選手資格くらいか。
  2. どの資格も取るのが大変だが、それを活かして食っていけるかどうかはまた別の話。

騎手免許[編集 | ソースを編集]

  1. この資格を取るためにはJRA競馬学校(千葉)か地方競馬教養センター(栃木)に入学しなければならないが、その条件がかなり厳しい。
    • 中央競馬は前者、地方競馬は後者。
    • 入学時点で20歳以下という年齢制限がある。また、視力が良好かつ体重が軽くないと入れない。
      • 年齢にもよるが、体重が44kgを超えると絶望的。
      • その性質上、最終学歴は中卒が好まれる。高卒だとかなり厳しい。大卒はそもそも年齢制限を喰らうので物理的に不可能。
    • ちなみに公営競技のため、国家資格扱いになる。管轄は農林水産省。
  2. 競馬学校、教養センター共に高卒資格は取れない。
  3. 学歴不問な代わりに厳しい実力主義社会であり、実力が無い者に対してはきわめて厳しい世界。
  4. 競輪や競艇と比べても体力的にしんどいらしく、40歳を過ぎる前に引退する騎手が多い。

競輪選手[編集 | ソースを編集]

  1. 日本のプロスポーツで最多の競技人口を誇るが、近年の不景気や若者のギャンブル離れの影響で年収は下降傾向である。
    • 公営競技なので国家資格扱い。経済産業省が管轄している。
  2. オートレース選手(オートレーサー)も経産省の認定資格である。
    • こちらは自動車の運転免許証(原付でも可)を事前に取得していなければ養成所に入れない。

競艇選手[編集 | ソースを編集]

  1. これになるためには事前に2級小型船舶操縦士の資格を取ってやまと学校と呼ばれるボートレーサー養成所に入学しなければならない。
    • …が、実は法律上は競艇場では小型船舶の資格が無くても操縦ができる。
    • ちなみに福岡柳川市にある。やまと学校と言われるのはこの養成所がある場所が昔は大和町という地名だったため。
  2. やまと学校は超スパルタ教育で有名である。
    • 刑務所より遥かに厳しいという噂もあるらしい。
    • 携帯電話やスマホ、パソコン、漫画・小説など訓練と関係の無い私物の持ち込みは一切禁止である。
      • だが公衆電話は週に1度しか使えない。
    • 全寮制であり、自由に外出できる機会は年4回しか無い。(身内の不幸による忌引きなどやむを得ない場合を除く)
  3. 現在はやまと学校の訓練費用が無償化されているが、その分退学者が急増したと言われている。
  4. 他の公営競技と同様に景気やその人の実力によって年収が大きく左右される。
  5. 船舶に関する国家資格なので国土交通省が管轄している。

柔道の段位[編集 | ソースを編集]

  1. 公務員(警察官、消防士自衛隊など)や警備会社などへの就職に有利と言われるが、正直初段や二段程度は中学校や高校で柔道部に所属していれば誰でも取れてしまうようなものなので、せめて三段以上を取らなければ大きなアドバンテージにはならない。
  2. 履歴書の「免許・資格欄」には書けない。
    • 代わりに「趣味・特技欄」に書く。
  3. 初段以上を持っていなくても柔道整復師にはなれる。
    • が、柔道整復師の養成機関である大学や専門学校を卒業するために初段相当の実力を持っている必要がある。
  4. 八段になると取得者が激減しレア度が一気に高まるが、これを取得している頃には既にお爺ちゃんになっていることが多く、実戦では二段や三段の若者に勝てない場合が多い。
    • あくまで名誉階級扱いである。
    • 昇段の条件には「前回の段位認定から○年以上」という条件を付されている。全部を馬鹿正直に足していけば、相当な高齢者になってしまうのは言うまでも無い。
      • 例として谷亮子は、オリンピック出場をし全盛期だった頃の年齢において認定位は四段である。

剣道の段位[編集 | ソースを編集]

  1. あくまで武器ありきの武道であるため、柔道や相撲、空手、合気道などと異なり肉弾戦の喧嘩ではあまり役に立たなかったりする。
  2. 柔道に比べて初段以上を取りやすいため、やや評価されにくいという意見もある。
  3. 剣道八段は司法試験並みかそれ以上に難しいと言われるが、その割に評価される場面が少なくあくまで名誉称号だったりする。

力士[編集 | ソースを編集]

  1. 日本の国技なのに未だに国家資格になっていない。
    • それどころか近年はハワイモンゴル東欧など外国出身者の方が強い。
      • 貴乃花光司が引退してから約14年間、稀勢の里寛が昇進するまで日本人の横綱がいなかった。
      • たとえ外国人であっても、日本語を正しく使えないといけない。野球サッカーなどの他のスポーツとの大きな違い。
  2. 平均寿命が一般の方々に比べて短い。
    • 稽古が厳しいことと食事の量が尋常じゃなく多いことが原因。
  3. 新弟子検査(身体検査)の合格条件は厳しいが、これに合格しただけではまだ力士養成員(取的)のまま。
    • 一般企業とは比較にならないほど厳しい上下関係が叩き込まれる。
      • ちゃんこ(料理)を作るのも親方や関取の身の回りの世話をするのも全て力士養成員の仕事。
        • しかも料理は親方や関取が食べ終わってからじゃないと食べられない。残っているのはと汁と野菜だけとか普通。
      • 関取と異なり一人部屋が与えられず、共同での生活が義務となっている。
    • 結婚することも禁止されている。
    • 養成員は雀の涙ほどの奨励金しか貰えず、給料が支払われない。
      • ただし健康保険や厚生年金などの社会保険は流石にある。
  4. そして力士全体の約9割を養成員が占めるため、一人前の力士(関取)は全体の1割しかいないという厳しい世界である。
  5. 横綱は最高峰の番付であり降格することは無いが、常に圧倒的な強さと横綱の名に恥じない品格が要求される。
    • そのため横綱になってすぐ引退する人もいる。
  6. 他の職種と異なり学歴が低いほど出世しやすい。
  7. 品格を維持するために車の運転が禁止されているらしい。(交通事故などの不祥事を起こしてはいけないから)

その他の資格・検定試験[編集 | ソースを編集]

気象予報士[編集 | ソースを編集]

  1. 難関国家資格の一つだが、これを持っていても活かせる場面が非常に少ない…。
    • テレビ局や気象予報会社に勤めているとかでない限り無理に取得しなくても良い資格だったりする。勿論、趣味で気象予報士国家試験の勉強すること自体はとても素晴らしいことだとは思うけど。
  2. 天気予報の番組などで女性アナウンサーが解説しているが、実は「気象庁の予報を伝える」だけならこの資格は不要である。つまり、この資格が無くても解説自体は出来る。
    • 気象予報士の独占業務は独自予報であり、しかも気象庁長官に認められた気象予報会社に勤務している気象予報士に限られる。したがって、単にこの資格を持っているだけでは独自予報を行うことはできない。
  3. 資格取得者のうち、気象と少しでも関係のある仕事をしている人は3割程度しかいないらしい…。
    • 1994年に作られた比較的新しい資格だが、気象予報の市場規模は気象予報士の資格が作られてから殆ど伸びていない。
      • しかも気象庁から無料で気象情報が発表されるため必要性が低く、就職先がなかなか見つからないのも痛い…。
      • ITパスポートやFPのような簡単な国家資格ならともかく、気象予報士は取るための労力が大きいのに仕事が少ないという意味でコスパが悪い資格の代表格として名前が挙げられやすい。

運行管理者[編集 | ソースを編集]

  1. 「運輸(運送)業界の衛生管理者」とも言われる国家資格だが、設置義務を守らない事業者も決して少なくなく、問題視されている。
  2. 基本的に管理職という立場である以上、運転手を兼任することはできない。
    • 最近は少し緩くなって運行管理者が大型トラックやバスの運転手になることも可能になったが、その場合は別の人が点呼しなければならない。

潜水士[編集 | ソースを編集]

  1. 長時間海や河川、湖などに潜って作業をするために必要な国家資格。
  2. あくまで業務用の資格なので、趣味でスキューバダイビングを楽しむ人はこの資格は不要。
    • 代わりにダイバースクールに通ってCカードをもらう必要がある。
      • ちなみにCカードの方が取得難易度は高いらしい。
  3. 比較的簡単に取れて就職にも強いと言われるが、業務内容は危険極まりない。
    • 水中は機動力も落ちるので体力を著しく消耗する。
  4. 国家試験で問われるのはあくまで高気圧障害の危険性などの知識のみであり実技科目が無いため、潜水作業の技能を客観的に測定するのには向いていない。

駐車監視員[編集 | ソースを編集]

  1. 駐車や駐輪が禁止されている場所で違法に停められている車両が無いかどうかを警察官の代わりに確認するために必要な国家資格。
    • 放置車両の確認や確認標章(ステッカー)の取り付けが主な仕事である。違反車両のナンバープレートや写真を控えて警察署長に報告する。
    • 交通警察の負担を減らすために作られた資格と言っても良い。
    • 身分としては準公務員という扱いになるが、所属するのは警察から業務を委託された民間企業(警備会社が多い)となる。
  2. どうしても駅前に違反駐車が多いので、仕事は都会に集中しがち。
    • 土日や祝日にも仕事があることが多い。その代わり、平日の何処かが休みになる場合が多いが。
  3. 違反確認台数のノルマが厳しいらしい。
  4. 警察官に準ずる仕事なので民間人からは何かと嫌われがち。

防火管理者・防災管理者[編集 | ソースを編集]

  1. 一定規模以上の建物において火災などの自然災害の被害を軽減するために責任者として置かれる資格。
    • 防災管理者は防火管理者の上位互換であり、地震や津波、台風、バイオテロなどにも対応できるようになる。
  2. しかし資格自体は講習を受けていれば誰でも取れるようなものであるため、これを取ったからと言って就職や転職に有利になることはほぼ無い。
  3. もっとも、一応必置資格(国家資格)ではあるため、防災士よりはナンボかマシ。

消費生活アドバイザー[編集 | ソースを編集]

  1. 消費者と企業の間のトラブルを解決するために、仲裁役として作られた資格。
    • クレーマーと化した消費者に代わって、適切なアドバイスを企業に対して行うことが期待されている。
    • 一部の企業でも企業内のクレーム対応の専門家として重宝されている。簡単に言ってしまえば「お客様相談窓口」である。
    • 日本産業協会が認定する民間資格だが公共性が高く、これを取ると国家資格の消費生活相談員も取得できる。
  2. しかし資格を取る難易度が高い割には求人は非常に少なく、しかも多くは派遣社員や契約社員で給料が安い。
    • クレーム対応が忙しい生命保険会社では比較的求人が多いらしい。
  3. メリットが少ない割に取得コストは高く、5年毎に更新費用もかかる。
    • 一方、消費生活相談員は受験料や登録料が安い。更新も不要。

診療報酬請求事務能力認定試験[編集 | ソースを編集]

  1. 数ある医療事務の資格の中でも唯一マシと言われている資格。
    • 合格率も30%程度しかなく生半可な勉強だと太刀打ちできない。
  2. 厚生労働省が後援しているが、あくまで「後援」なので民間資格である。
    • 昔は厚生労働省「認定」だったので公的資格(準国家資格)と言っても間違いでは無かったのだが…。
  3. 比較的マシな資格ではあるがそれでも病院事務の採用試験では実務経験が豊富な人が優遇されやすいため、この資格だけを持っていても就職・転職活動でメチャクチャ強いとは言い難い…。

防災士[編集 | ソースを編集]

  1. 近年自然災害が頻発している中で、人々の防災に関する意識を高めてもらう目的で作られた資格とされているが…、所詮民間資格なのでこれを持っていたところで災害現場で何か特別なことができるようになるわけではない。
    • せいぜい地域のボランティア活動くらい…。
    • ちなみに防災に関する国家資格として防火管理者や防災管理者ってのが別に存在する。
  2. それでも自治体がこの資格の取得を推奨しているのは、そもそも認定団体の日本防災士機構が総務省の天下り先だからである。
    • 自治体によっては補助金が支給される場合もある。また、自治体が主催する講習会であれば安い料金で受講できる。

相続アドバイザー[編集 | ソースを編集]

  1. 所詮民間資格なので相続に関する断片的な知識しか身に付かないし、弁護士税理士のように特別な業務ができるようになるわけでも無い。

特許管理士[編集 | ソースを編集]

  1. こんな名前だが法的な根拠が無いため、弁理士のような特別な仕事ができるわけでは無い。

ドローン操縦士[編集 | ソースを編集]

  1. 実はドローンを操縦するのに絶対必要な資格は今のところ存在しない。
    • なのでこの資格を取らなくても別に良い。にも関わらず、自動車教習所並みの高額なコストがかかる。
  2. 結局のところ、測量士補や陸上特殊無線技士などと言った国家資格を取った方が役に立つ。

敷金診断士[編集 | ソースを編集]

  1. アパートやマンションなどの退去時の敷金や保証金の返還に関するトラブルを解決する専門家のための資格と言われているが、ただの民間資格なので特別な業務ができるわけでは無い。
    • 入居者と大家さんが揉めたとしても、敷金診断士ができるのは大家さんへの提案のみ。それも大家さんに却下されたら終わり。
    • そもそも入居者からお金をもらって代理で交渉できるのは弁護士のみであり、敷金診断士が勝手に代理交渉すると法律違反になる。
    • 同じ不動産系資格なら国家資格である宅建士や管理業務主任者の方がマシ。

販売士[編集 | ソースを編集]

  1. 日商簿記検定と同じ日本商工会議所の認定資格だが、一部のスーパーマーケットや百貨店、家電量販店などで資格手当が支給されるくらいしか取るメリットが無い。

品質管理検定[編集 | ソースを編集]

  1. 主に製造業界や流通業界でゴリ押しされている資格。
    • 別名QC検定
  2. しかしあくまで国家資格では無いので、一部の工場や小売店などで一時的な報奨金がもらえるくらいしか取るメリットが無い。
  3. あまりメジャーとは言えない検定試験だが、高校レベルの数学や統計学の知識が無いと解けない問題も多いので難易度は意外と高い。

ビジネス著作権検定[編集 | ソースを編集]

  1. 株式会社サーティファイが主催する、著作権に関する知識を認定する検定試験。
    • 初級と上級がある。
  2. しかし上級に合格すると知的財産管理技能検定2級(一応国家資格だが独占業務なし)の受験資格が得られるくらいしかメリットが無い。
    • また上級合格者が1年以上の実務経験を有する場合、知財検定1級の受験資格が得られるが、2級だろうと1級だろうと知財検定には独占業務は無い。
    • 国家資格では無いので弁理士のように特別な仕事ができるようになるわけでは無い。

介護事務管理士[編集 | ソースを編集]

  1. 介護施設において介護報酬の計算や請求業務(レセプト)、窓口対応などをする能力を証明する民間資格とされている。
    • 医療事務の介護バージョンと思ってもらって良い。
  2. しかし人手不足が深刻な業界なので、事務職として採用されても結局は介護の現場に回されてしまう。
    • 排泄介助の仕事もある。世の中そんなに甘くない。
  3. そもそも介護事務をやるのに絶対必要な資格は存在しない。
    • しかも病院と異なり事務作業がそんなに頻繁にあるわけでは無いので、医療事務よりもメリットが少ない。
      • あと介護事務は正社員が非常に少なく、多くの人はコンビニやスーパーマーケットのレジ打ちより給料が少ないらしい…。
  4. 結局のところ、本気で福祉の道を目指すのであれば介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)、ケアマネジャー、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、看護師、登録販売者などの公的資格や国家資格を取った方が良い。

くるまマイスター検定[編集 | ソースを編集]

  1. 一般社団法人日本マイスター検定協会が主催する、自動車の知識を認定する検定試験。
    • 合格しても運転免許証や整備士のように特別なことができるようになるわけでは無い。
  2. 所詮趣味の検定なのに1級は合格者が1人も出なかったことがある。

整理収納アドバイザー[編集 | ソースを編集]

  1. 部屋の片付けや掃除が苦手な人が知識を身に付けるためにこの資格を取るのは良いが、この資格を活かして家事のお手伝いさんとしてお金を稼ぐのは難しい。

日本化粧品検定[編集 | ソースを編集]

  1. 日常生活や趣味で化粧品の知識を身に付けたいという人にとっては持っていて損は無い民間資格。
  2. しかしこれを取っても化粧品のお店や百貨店の美容部員への就職に有利になる可能性は低い。
    • そもそも資格そのものよりもコミュニケーション能力や容姿の方が重要である。
  3. 結局、就職活動を有利に進めたいのであれば国家資格を取った方が良い。
    • ドラッグストアであれば登録販売者が、化粧品メーカーであれば薬剤師免許と学歴が欲しいところである。

複数資格の総称またはジャンル[編集 | ソースを編集]

国家技能検定[編集 | ソースを編集]

  1. 労働者が持っている知識やスキルを客観的に評価する国家試験だが…。
    • 沢山の部門が存在する。多くは工業(技術)系や食品系の職種だが、FPや金融窓口サービス、知的財産管理などの商業系の職種も一部存在する。
  2. これに合格したからと言って何か特別な仕事ができるようになるわけでは無い。
  3. そもそも認定団体である中央職業能力開発協会(JAVADA)の役員名簿を見ると厚生労働省の役人だった人が多い。つまりお察しください。

文部科学省後援の検定試験[編集 | ソースを編集]

  1. かつては文部科学省認定の技能審査とされており準国家資格という位置付けだったが…。
  2. 対象となっていた検定試験を実施していた財団法人や社団法人が文科省の天下り先になっていることが以前から問題視されていたため、2005年に技能審査が廃止されてしまった。
  3. 今はあくまで文部科学省後援なので、大学受験で使える英検や実用数学技能検定、税理士試験の受験資格にもなっている全経簿記上級など一部を除いて、取得しても公的なメリットがあまり無いただの民間試験になっている。

医療事務の資格[編集 | ソースを編集]

  1. そもそも国家資格の類は一つも存在せず、日商簿記やTOEICに匹敵するような有名な資格も存在しない。したがって残念ながら価値は低い…。
    • 個人経営の小さな病院ならともかく、大学病院や総合病院で働きたいなら学歴とかコミュニケーション能力、あと(特に女性は)容姿を磨いた方がよっぽど有益。
  2. 門外漢の人間から見たら、そっち系のジャンルの専門学校とか通信講座を肥えさせるためのものと思われている。

調剤薬局事務の資格[編集 | ソースを編集]

  1. 簡単に言ってしまうと、医療事務の薬局バージョンである。
    • 主な業務は受付、会計、薬歴簿作成、処方箋入力、調剤報酬明細書(レセプト)の作成などである。
  2. こちらも就職に有利と宣伝されることが多いが、ブランド力の低い民間資格であるため、国家資格の薬剤師や登録販売者のように資格手当が支給されることは殆ど無い。
    • そもそも調剤薬局事務の仕事自体が全くの無資格者でも出来てしまうので…。

全国工業高等学校長協会主催の検定試験[編集 | ソースを編集]

  1. 工業高校生が学校で受けさせられる検定。
    • 情報技術、計算技術、CAD、リスニング英語、グラフィック・デザイン、パソコン利用技術、基礎製図、機械製図といったジャンルがある。
  2. これらの資格を取得するメリットとしては、ジュニアマイスター顕彰制度で加点してもらえる…、くらい。
    • 新卒であれば就職で多少有利になったり、大学入試(推薦・AO)で優遇されることもあるので必ずしも無益ではないが…。
    • 社会人が取ってもあまり意味は無い。例えば情報系なら国家資格のITパスポートとか基本情報技術者などを取った方がマシ。

全国商業高等学校協会主催の検定試験[編集 | ソースを編集]

  1. こちらは商業高校生が学校で受けさせられる検定。
    • 簿記実務、珠算・電卓、情報処理、ビジネス文書、商業経済、英語、会計実務、ビジネスコミュニケーションといったジャンルがある。
  2. 上の全工協主催の検定と同様に、新卒以外はあまり使えない資格。
    • 一応大学入試でも使えなくもないが、優遇措置があるのは殆どがFランクである…。
      • 国公立大学や有名私立大学を目指すのであれば社会人向けの日商簿記(2級以上)や情報処理技術者試験の方がマシ。
  3. どの分野も全体的に社会人向けの資格試験に比べて難易度が低い。
    • 百歩譲って英語は普通科よりも授業時間数が少ないので仕方ないが、主力分野である簿記ですら全商1級は日商2級より簡単だったりする。
      • 情報処理検定1級も基本情報技術者より簡単。
    • そもそも商業高校や工業高校などは普通科に比べて偏差値が低いところが多く、「本気で職業について勉強したい」という生徒はむしろ少数派である。そのため勉強に身が入らない生徒が多い。
  4. 簿記実務検定は日商や全経簿記能力検定と異なり税理士試験の受験資格になっていない。

ビジネス系の検定試験全般[編集 | ソースを編集]

  1. 国家資格や英語検定のような専門的知識は必要なく、合格に必要な勉強量も多くないため、評価される場面は少ない。
    • 新人であれば社員教育の一環としてこの手の資格を(会社の命令で)取らされることも少なくないが、ある程度年数が経った社会人がこの手の資格を取っても失笑される可能性が高い。
      • ただし後述するように有名な検定であれば評価はこの限りではないが…。
  2. そもそもこの手の検定はマイナーなものが多く、日商簿記や秘書検定、ビジネス実務法務検定以外は一般にはほとんど知られていない。
  3. ビジネス数学検定は失言でプチ炎上したが、なにげに数学的思考力を高めるいい資格な気がする。

民間資格[編集 | ソースを編集]

  1. 民間の株式会社や社団法人、財団法人などが独自に認定している資格制度だが…。
    • 商工会議所の検定試験も。(昔は公的資格と言われていたが、国による技能審査が廃止されてしまったため)
  2. 国家資格や公的資格に比べると認定基準が非常に甘く、根拠となる法令も存在しないため一部のブランド資格を除いて社会的評価が低いものばかりである…。
    • 卒業すれば一応は大卒資格が手に入るFランク大学と比べても価値が低いものばかり…。
    • 一応、独占業務がある証券外務員や公共事業の入札で評価される建設業経理士などの例外も一部存在するが…。
  3. 日商簿記のようにブランド化に成功したものやTOEICやMOSなどのように世界的に有名なものを除き、取得して得られる公的なメリット(就職試験や大学受験などでの優遇、国家試験の科目免除、資格手当・昇進条件など)は少ない。
    • このような一部のブランド資格であれば並の国家資格より社会的に広く通用するものもある。
  4. 趣味や自己啓発の資格として人気があるならまだマシな方で、そもそも資格自体が認定団体の金儲けの道具でしかなく受験者の知識の向上のことを全く考えていないケースも少なくない。
    • 所謂、資格商法である。
  5. 級別に分かれた検定試験の場合、3級以下なら仮に合格していたとしても履歴書には書かない方がマシという考え方もある。
    • ただし日商簿記などの例外もある。
    • マイナーな検定なら1級でも正直微妙…。

関連項目[編集 | ソースを編集]

資格試験検定試験
資格試験 技術系 | 医療・福祉・衛生系 | 食品系 | 法学・経済・不動産系 | 交通系

電験 | 危険物取扱者 | 衛生管理者 | 宅建 | FP検定 | 司法試験 | 税理士試験
キャリコン | 管理栄養士 | 公認会計士 | 運転免許証(種類別)
証券外務員 | アクチュアリー | AFP・CFP

情報処理技術者試験(IPA) ITパスポート | セキュマネ | 基本(出題内容|分野別) | 応用 | 高度
簿記検定 日商簿記(社会的評価)
パソコン検定(パソコン検定/公的試験) MOS | オラクルマスター | Cisco
英語検定 実用英検 | TOEIC
偽モノの特徴 偽情報処理技術者試験 | 偽日商簿記
もしwiki もし情報処理技術者試験が○○だったら

もし日商簿記検定が○○だったら
もし運転免許証が○○だったら

ベタの法則 オススメと言われる資格の法則
バカの法則 取る意味がない資格の法則
ざんねんなモノ事典 IT系|技術系|法律・会計・金融系|医療・衛生・食品系|語学・教育・教養系
関連項目 似たモノ同士

新・日本三大○○
ベタな職業高校の法則工業商業

業務独占資格
車両・船舶・航空系 運転免許証(種類別) | パイロット | 海技士
技術系 建築士 | 電気工事士 | 電験 | 危険物取扱者 | 整備士 | 測量士
医療系 医師 | 歯科医師 | 薬剤師 | 看護師 | 獣医
サービス系 理容師 | 美容師 | 教員
法律系 弁護士 | 裁判官 | 弁理士 | 行政書士 | 社労士 | 司法書士
経済系 公認会計士 | 税理士 | 証券外務員
不動産系 宅建 | 土地家屋調査士
名称独占資格

技術士 司書 保育士 調理師 栄養士 情報処理安全確保支援士 FP技能士 衛生管理者 キャリアコンサルタント