失敗国家と言われる国の法則
ナビゲーションに移動
検索に移動
失敗国家と言われる国の法則
- 国民に対して必要最低限の公共サービスを提供できていない。
- 工業や農業などの産業が発展していないため、先進国からのODA(政府開発援助)くらいしか財源が無く、公共サービスを提供したくても提供できない。
- マトモなインフラ(電気、水道、道路、鉄道など)が整備されていない。
- 整備されていたとしても首都や観光地だけ。地方は手付かずの状態。
- 公衆衛生がメチャクチャなので平均寿命が短い。
- 60代ならまだマシな方。酷い国は50歳前後だったりする。
- ちなみに先進国は80歳前後が普通。特に日本は83歳で世界一。
- 長生きできる人が少ないことよりも、むしろ栄養失調や感染症(麻疹、マラリア、結核、エイズ、赤痢、コレラ、腸チフスなど)で亡くなる子供が多いことが問題。
- 60代ならまだマシな方。酷い国は50歳前後だったりする。
- 病気にかかって病院に行ってもマトモな治療が受けられない。
- そもそも病院自体がほとんど存在しなかったり、日本のような国民皆保険制度が無いために治療費が非常に高額なんてことも…。
- 失敗国家じゃないのにこれに該当するアメリカという国もあるらしい…。
- そもそも病院自体がほとんど存在しなかったり、日本のような国民皆保険制度が無いために治療費が非常に高額なんてことも…。
- 政府は私服を肥やしたり賄賂を受け取るなど腐敗している者が殆ど。
- 政治家同士の喧嘩で政治が進まないだけならかなりマシな方。
- そもそも選挙で選ばれたのではなく、テロリストが権力を握ってしまっているような国なんてことも…。
- 大統領が変わるときは毎回クーデター。
- 「民主主義!?何それ美味しいの!?」レベルの国。
- 外交したくても国家の代表を送れない。
- 下手すりゃ公式に認められたわけではない自称代表が送られることも…。
- 税金を払わない国民が多い。
- そもそも徴税したくても政府に力が無いのでできない。
- 政権交代が起こる度に法律がコロコロ変わる。
- 研究者や優秀な人材が国外に逃亡してしまっている。
- 所謂「頭脳流出」である。
- そもそも大学が無いような国もある。
- 独裁国家なので選挙なんてものは存在しない。
- 仮に選挙があったとしても形だけだったり、不正選挙が行われることがしばしば。
- ただし独裁国家であってもシンガポールのように下手な先進国よりも発展している例外もある。
- 言論や表現、信仰の自由が認められていない。
- インターネットの検閲は非常に厳しい。
- 自国の政府に対する批判は許されない。「日本政府はクソ」などと書けるうちはかなり平和。
- 政府がマスコミにメチャクチャ介入してくる。当然、政府に都合の悪いニュースは揉み消される。
- インターネットの検閲は非常に厳しい。
- 特定の宗教が政治で力を持っている。
- 特定の民族に対する弾圧が酷い。
- 女性の人権がまともに認められていない。
- 人口が多過ぎて食糧難に陥っている。
- 年代別の人口比率がおかしい。
- 高齢者が多いために社会保障が破綻する可能性が高かったり、逆に子供が多くて労働人口が少ない(≒働き手が少ない)ケースもある。
- 特に後者の場合、感染症(エイズなど)の蔓延や内戦などによって沢山の孤児が発生している可能性が高い…。
- 高齢者が多いために社会保障が破綻する可能性が高かったり、逆に子供が多くて労働人口が少ない(≒働き手が少ない)ケースもある。
- 教育システムがメチャクチャ。
- 小学校にすら通えない子供が多い。そのため識字率が低い。
- 教師に給料を払えないため、誰もなりたがらない。
- かつてヨーロッパの植民地だった国が多い。
- アフリカに多い。
- そもそも正当な政府自体が存在しない状態。(無政府状態)
- 弾圧が酷い独裁国家なら一応統治はできているのでまだマシな方。クーデターや内戦も発生しにくいからね。
- 入国検査がほぼ存在しないのでパスポート無しでも入れる。
- つまり凶悪犯罪者や海賊でも自由に出入りできるということ。非常に危険である。
- 国境なき医師団(MSF)が撤退した。
- 他の陸地から遠く離れた小さな島国。
- または海に全く面していない内陸国。港が無いため交通が不便。
- アメリカと仲が悪い国が多い。
- アメリカの非営利団体、平和基金会(FFP)が毎年発表している失敗(脆弱)国家ランキングで高得点を獲得しており、上位に入っている国。
- ただしこれは12個の項目を10.0点満点として算出している(120点満点)ため、特定の項目が高得点であっても、他の項目の得点が低ければ順位は下がってしまうことに留意する必要がある。
- 逆に言えばこのランキングの上位の国々は大半の項目で失敗しているということでもある。
- 日本を含む先進国(G7諸国など)は総じて順位が低い。
- ただしこれは12個の項目を10.0点満点として算出している(120点満点)ため、特定の項目が高得点であっても、他の項目の得点が低ければ順位は下がってしまうことに留意する必要がある。
- 失敗国家の指導者は酷い人物が多いが、じゃあその指導者を失脚させれば国民の生活は改善されるかと聞かれると、必ずしもそうでは無い。場合によってはむしろ悪化する場合すらある。
- 例:ニコラエ・チャウシェスクが亡くなった後のルーマニア
- 合計特殊出生率が高い国が多い。
- でも乳幼児死亡率も高い。
- 旧社会主義国家の中にはこれとは逆パターンで出生率が日本並みに低い国もある。
- でも日本と異なり死亡率も高いので、人口減少が深刻…。
- そもそも失敗国家というのは元々地理的に不利な要素が強かったり、他国の侵略などのせいで失敗国家に転落してしまったケースも多く、必ずしもその国の指導者だけが悪いとは言い切れない部分もある。
- 元々国家を運営するのが難易度ベリーハードモードだったってわけか…。
- と、ここまで(と下の節まで)読むと、たしかに日本にも課題は沢山あるし決して安泰とは言えないのだけれど、とても失敗国家と言えるレベルからは程遠いんだなって思う。
- 日本ごときを失敗国家呼ばわりしている人は、本物の失敗国家で暮らしている人たちに失礼では無いだろうか…。
経済
- 仕事が無い。失業率が高い。
- にもかかわらず生活保護などの社会保障制度は皆無。
- 仮に仕事があったとしても賃金が非常に安かったり、安全面や社会保障に問題がある仕事が多い…。
- 貧困に苦しむ国民が多い。
- 子供を大学や専門学校に行かせられないだけならかなりマシな方(むしろ世界的に見れば大学に行けるだけかなり贅沢)で、酷い場合は日々の食べる物にすら困ってしまうレベル…。
- 石油や石炭、ボーキサイト、鉄鉱石などの天然資源に恵まれている国はかなりマシな方(それらを輸出して外貨を得られるため)。酷い国はそれすら期待できない…。
- 逆にかつて資源に恵まれていたために国民の労働意欲が著しく低下し、資源が枯渇した際に一気に失敗国家に転落してしまうことも…。
- ハイパーインフレが起こってパンすら買えなくなった。
- マクドナルドの店舗が存在しない国。
- アメリカと仲が悪い、外国企業を受け入れていない、ハンバーガーなどを作るための原材料の調達が困難、経済が崩壊しているなど様々な深刻な問題が考えられるため。
- 例外はアイスランド。かつてはマクドナルドがあったが、最近完全撤退した。
- 国内にマトモな産業が無いため、国家公務員が最高の就職先。
- 日本とは比較にならないくらい貧富の格差が激しい。
- マトモな生活を送れるのは政治家、一部の実業家、スポーツ選手、芸能人くらい。それ以外の大部分の国民は…。
- 一般的に先進国は所得格差が小さく、発展途上国では大きい傾向がある。
- 先進国でもアメリカは例外的に格差が大きいことで有名。もっとも、日本や韓国も格差が拡大しつつあるが…。
治安
- 治安がメチャクチャ悪い。犯罪発生率が非常に高い。
- 殺人事件や放火、テロなどが日常的に発生している。
- そもそも内戦状態の国も少なくない…。
- 治安維持が機能していない。
- 日本の外務省から退避勧告(危険情報のレベル4)が出ている。
- 一部の地域のみが指定されているケースから、首都を含めた全土が指定されているケースまで幅広い。
- 地元の自警団があまりにも強すぎて、アメリカや国際連合ですら介入できなかった国もある。
- 「リアル北斗の拳」と呼ばれていたりする。
- 戦争になったため、国外に逃げる難民が発生している。
- 日本史で例えるなら、戦国時代か太平洋戦争(大東亜戦争)直後って感じか。それが今でも続いているような状態。