もしあの文学作品がコケていたら
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- 新規追加は50音順でお願いします。
- 作者の死後に有名になった作品もありますので、古い作品は「今でも知られているかどうか」を判断材料にする事を推奨します。
日本(江戸時代以前)
源氏物語
- 日本の萌え文化(?)の伝統・文化が変わっていた。
- 古事記や日本書紀からして萌え要素たっぷりだからそれはないと思う。
- 萌え文化は多分江戸時代の春画の影響が一層大きくなってた。
- 二千円札の絵は清少納言?
- 「源氏」といえば誰もが武士の棟梁となった清和源氏を思い浮かべ、光源氏やそのモデルとなった人物を輩出した嵯峨源氏(源融が光源氏のモデルの1人)・仁明源氏(源光が光源氏のモデルの1人)・醍醐源氏(源高明が光源氏のモデルの1人)を思い浮かべる人は殆どいなかった。
- 『偐紫田舎源氏』も存在しない。
- 「光GENJI」も違うグループ名だった。
竹取物語
- 漫画『新竹取物語1000年女王』や映画『かぐや姫の物語』は存在しない。
- 市川崑監督による映画化もなかった。
- 大塚家具のお家騒動で大塚久美子社長が「かぐや姫」と呼ばれることはなかった。
- フォークグループの「かぐや姫」は別の名称を名乗っていた。
- 『源氏物語』に「物語の出で来はじめの祖」と書かれる物語はどの作品になっていたのだろうか?
- そもそも源氏物語自体存在したかどうか怪しい。
- 日本の昔話で女性が主人公といえば「鶴の恩返し」だった。
日本永代蔵
- 元禄文化の代表は近松門左衛門の一人勝ちに。
- 井原西鶴の代表作は「好色一代男」に。エロ作家なイメージが…
- あるいは談林派の俳諧師としてのイメージが史実より強かった。
- 『世間胸算用』が書かれることはなかった。
日本(明治~昭和戦前)
蟹工船
- 小林多喜二は無名のまま生涯を終えていた。
- 特高に殺されることもなく、70年代か80年代には亡くなっていた。
- プロレタリア文学といえば葉山嘉樹の『セメント樽の中の手紙』という認識だった。
- 案外リーマンショック前後に「幻の名作」として再評価されていたかもしれない。
- TRPG『セブン=フォートレス』の「蟹光線」やゲーム『鋼鉄の咆哮』の「カニ光線」も存在しなかった。
銭形平次捕物控シリーズ
- 捕物帳といえば岡本綺堂の『半七捕物帳』シリーズだった。
- 『ルパン三世』の銭形警部は存在せず、長谷川平蔵の子孫あたりがルパンの敵役として登場していた。
羅生門
- もちろん、黒澤明による映画化はない。
- 「羅生門効果」という用語も誕生しなかった。
- 芥川龍之介といえば、『鼻』か『蜘蛛の糸』あたりの認識になっていたか。
- そもそもこの作品は発表当初ほとんど評価されなかったのだが…。
吾輩は猫である
- 夏目漱石は小説家にならず、英語教師として生涯を終えた。
- 1000円札の人物も別の人になっていた。
- 朝日新聞社への入社もなかった。
- 史実以上に森鴎外や二葉亭四迷の知名度が上がっていた。
日本(戦後)
1Q84
- 村上春樹人気にかげりが出たとみなされた。
- 「発売日まで作品の内容を明かさない」広告戦略が通用しなかったとも判断された。
永遠の0
- 百田尚樹は「探偵!ナイトスクープ」の放送作家というイメージのままだった。
- 勿論映画化されることも無かった。
銀河英雄伝説
- 田中芳樹といえば『アルスラーン戦記』になっていた。
- 中国史関連で有名になっていたかも。
- もちろん、OVA化されることもなかった。
失楽園(渡辺淳一)
- 社会現象にならなかった。
- 不倫のことを「失楽園」と呼ぶことはなかった。
- その後の映画化やテレビドラマ化などはなかった。
- 『失楽園』といえばジョン・ミルトンの叙事詩。
- 一般的に渡辺淳一の代表作といえば『愛の流刑地』かエッセイ集の『鈍感力』あたりになっていた。
- 『遠き落日』じゃないの?映画化もされてるし。
終着駅(ターミナル)殺人事件
- 西村京太郎は社会派ミステリーだけに専念していた。
- 十津川省三警部を主人公としたシリーズは海洋ものだけになっていた。
- 土曜ワイド劇場などでドラマ化されることもなかった。
- 日本におけるトラベルミステリーは鮎川哲也の『下り「はつかり」』くらいしかなく、ジャンルとしても定着しなかった。
セーラー服と機関銃
- 赤川次郎は『三毛猫ホームズ』シリーズに専念していた。
- 当然映画化・テレビドラマ化はされない。
- 薬師丸ひろ子の知名度も下がっていた。
- この作品に加えて『時をかける少女』がコケていた場合、角川映画が80年代に消滅していた可能性もある。
太陽の季節
- 石原慎太郎は無名のままで、政界進出もなかった。
- 弟・裕次郎も俳優になれなかった。
- 「太陽族」などという言葉が流行語になることはなかった。
時をかける少女
- 筒井康隆はマニアックな作家のままで終わっていた。
- 代表作は『48億の妄想』か『ベトナム観光公社』になっていたか。
- もちろん映画化などされない。
- 原田知世の知名度も落ちていた。
- アニメリメイクもなかった。
- 細田守の知名度も低いままだった(但しデジモンファンは除く)。
- この作品の主題歌を使って工藤夕貴がパロディをした「お湯をかける少女」のCMも存在しなかった。
図書館戦争
- 有川浩の知名度が若干落ちていた。
- 一般的に有川浩の代表作といえば『自衛隊三部作』か『三匹のおっさん』あたりになっていた。
- 関西なら『阪急電車』だろう。映画化もされてるし。
- 勿論アニメ化・実写映画化もされなかった。
- 「レインツリーの国」も出版されなかった。
日本沈没
- 小松左京の知名度が若干落ちていた。
- 関西以外ではSFファンなどに知られるくらいだった。
- 阪神大震災後の『小松左京の大震災'95』は執筆されなかった。
- パニック物で「地震などによる日本列島の変形・都市の消滅」などが扱われる頻度は落ちていた。
- 高嶋哲夫や石黒曜の小説にも少なからず影響を与えていた。
- もちろん映画化もされず。
- 同じ路線の「ノストラダムスの大予言」も制作されなかった。
- 国産パニック映画の歴史に大きく影響していたはず。
- 代わりに『日本アパッチ族』の映画化が実現していたかもしれない。
- 史実では1960年代に岡本喜八監督・クレージーキャッツ主演で映画化が企画されていたが頓挫している。
- 一般的に小松左京の代表作といえば『復活の日』か『首都消失』あたりになっていた。
- 筒井康隆の『日本以外全部沈没』も執筆されなかった。
人間失格
- それでも太宰治は自殺していた…と思う。
- 太宰治の代表作は『走れメロス』か『斜陽』あたりになっていた。
- 『さよなら絶望先生』は出なかったか、内容が大きく変わっていた。
ねらわれた学園
- 眉村卓は完全に忘れられた作家になっていた。
- 『妻に捧げた1778話』が書かれることはなかった。
- 逆に『司政官シリーズ』の知名度が上がっていたかもしれない。
- 2012年にアニメ映画になることもなかった。
ノルウェイの森
- 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドが村上春樹の代表作となっていた。
バトル・ロワイアル
- 殺し合いもののジャンルは今でもマイナーなまま。
- もしくは、「仮面ライダー龍騎」でやっと日の目をみるようになっていた。
- 「リアル鬼ごっこ」も存在したか怪しい。仮に執筆されていても、史実のようなベストセラーにはならなかっただろう。
- もちろん、映画化なんてされない。
半沢直樹シリーズ
ここでは1作目の「オレたちバブル入行組」と2作目の「オレたち花のバブル組」がコケていたらと想定します。
- 2013年にTBSでドラマ化されることは無かった。
- 2020年に続編が制作されることも無かった。
- 「ルーズヴェルト・ゲーム」や「陸王」や「ノーサイド・ゲーム」といった池井戸作品がドラマ化されることも無かった。
- 池井戸潤の代表作は「空飛ぶタイヤ」になっていた。
火花
- 芸人初の芥川賞を受賞してもそれほど話題にならなかった。
- それ以前に芥川賞なんかには選ばれなかった。
- 史実以上に「スクラップ・アンド・ビルド」が有名になっていた。
- 掲載誌である「文學界」が増刷されることもなかった。
- 2015年時点の日本では「純文学は売れない(村上春樹は例外)」という認識がますます強まっていた。
- 所詮芸能人が作った文学作品はこの程度だという認識になっていた。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
- その後のアニメ化や映画化などはなかった。
- 岩崎夏海の知名度はAKBファンでわずかに知られる程度だった。
- 2012年のセンバツの入場曲は変わっていた(映画版が作られないため)
- ドラッカーの「マネジメント」がビジネスパーソン以外に広く知れ渡ることがなかった。
ライトノベル
えむえむっ!
- 松野秋鳴はマイナーなライトノベル作家のままで終わる。
- 夭逝することもなかった。
- 当然、アニメ化なんてなかった。
スレイヤーズ
- ライトノベルの文化自体が今頃オワコン化していた。
- 秋田禎信も「一つ火の粉の雪の影」みたいなどシリアスな小説を書いていた。
- というか普通にリーマン続けていたかもしれない。
涼宮ハルヒシリーズ
- アニメ化はされなかったので、その後の深夜アニメの歴史は大きく変わっていた。
- 谷川流やいとうのいぢの知名度は未だに低いまま。
ゼロの使い魔
- ヤマグチノボルは無名のまま生涯を終えていたかもしれない。
- その後のアニメ化はされなかった。
- 釘宮病はそこまで有名になっていなかった。
ソードアート・オンライン
- おそらくアインクラッド編で打ち切られていた。
- 打ち切り以前に出版そのものがなく、川原礫が細々とwebサイトに続きを上げている状態になっていると思う。
- その代わりにアクセル・ワールドが史実のSAOのような展開を広げていたかもしれない。
- 打ち切り以前に出版そのものがなく、川原礫が細々とwebサイトに続きを上げている状態になっていると思う。
- その後のアニメ化とゲーム化はされなかった。
- 松岡禎丞の大ブレイクが史実より遅れていた。
- 電撃文庫のチャリティ企画「電撃スマイル文庫」では別の作品のキャラクターが起用されていた。
- 電撃文庫3000タイトル突破キャンペーンでは別の作品のキャラクターの水着姿を見ることが出来た。
とある魔術の禁書目録
- 最終的に上条が記憶を取り戻して夏休み終了あたりで勝手に終わっていた。
- そのため、終盤は記憶を取り戻すための冒険とかが起こっていた。
- 勿論「とある科学の超電磁砲」もなし。
- 一方通行はただのサイコ野郎のまま終わっていた。
- インデックスがイカ娘のそっくりさんと言われることもなかった。
僕は友達が少ない
- 2011年に最も売れたライトノベルは別の作品になっていた。
- アニメ化はされていなかった。
- 実写映画化もされなかったので、映画化に際してとんでもない騒動にならずに済んでいた。
- それ以降のMF文庫作品のアニメ化は史実よりも減っていたかもしれない。
魔術士オーフェンはぐれ旅
- 間違いなく西部編で打ち切り。
- コルゴンなんか設定だけで終わっていたかもしれない。
- 当然、無謀編もナシ。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。
- 『このライトノベルがすごい! 2014』にて1位を獲得したラノベはいったいどの作品になっていたのか?
- アニメ化も行われなかったので、以後のガガガ文庫作品のアニメ化は史実よりも減っていた。
- 千葉ロッテマリーンズや千葉都市モノレールとのコラボもありえない。
Re:ゼロから始める異世界生活
- ラムといえば今でも「うる星やつら」の方が割と有名だった(史実でもそうかもしれないが)。
- マジ天使といえばエーリカが共通認識。
- その後のアニメ化などはされなかっし、このすばとのコラボもなかった。
魔法科高校の劣等生
- 「小説家になろう」はいまだバカにされ続けている存在だった。
- オバロと幼女戦記が史実通りにアニメ化されていた場合、アルファポリスやアルカディアが小説投稿サイトとして注目されていた。
- そもそも主人公最強ものがネット小説で流行していなかったかもしれない。
- 佐島勤はそのまま表舞台に出てこないか、ドウルマスターズで商業デビューしていた。
- 「さすおに」は蔑称のままか、下手すりゃ知名度すらなかった。
海外
風と共に去りぬ
- マーガレット・ミッチェルは無名のまま生涯を終えたかもしれない。
- この場合、1996年になって『ロスト・レイセン』が出版されることもなかった。
- ひょっとしたら、『風と共に去りぬ』以後も新作をいくつか執筆していたかもしれない(ただし出版されていたかどうかは不明)。
- その後の映画化や舞台化などはなかった。
- 「世界まるごとHOWマッチ」の最終回の最終問題で出題された、本作の初版初刷本に、それほどの高値はつかなかった。
シャーロック・ホームズ
- 厳密にはシリーズですが、ここに記載いたします。
- イギリスの推理作家といえばエドガー・アラン・ポーになっていた。
- ポーはアメリカじゃ・・・。推理小説自体ジャンルとして定着できたかどうか。
- 探偵の相棒役を意味する単語としてワトソン役が定着しなかった。
- 探偵ものの主人公は単独が主流になっていた。
- 当然、『名探偵ホームズ』もなかった。
- モーリス・ルブランの『怪盗ルパン』シリーズに「エルロック・ショルメ」は登場しなかった。
- 場合によってはルパンシリーズ自体存在せず、『ルパン三世』も存在しなかった。
- コナン・ドイルが探偵ものの作者として有名にならなかったので、名探偵コナンも別のタイトルになっていた。
1984年
- 監視社会に対する批判として本作が引き合いに出される機会が史実より減っていた。
- 「ビッグ・ブラザー」が英語圏で独裁者を意味する語句になっていなかった。
- 本作の影響を受けた『華氏451度』は制作されなかった。
- 『時計じかけのオレンジ』や『IQ84』も。
- 核P-MODELの楽曲『Big Brother』も存在しなかった。
- ジョージ・オーウェルといえば『動物農場』あたりになっていた。
ハリー・ポッターシリーズ
- 映画化もされなかった。
- 小野賢章は声優として大ブレイクしていなかった。
- 『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役は別の声優が演じていた。
- 小野賢章は声優として大ブレイクしていなかった。
- 魔法使いや魔法学校などをモチーフにした、後追いの作品も生まれなかった。
- 『魔法先生ネギま!』が生まれなかった。
- 『魔法戦隊マジレンジャー』も生まれなかった。
- 『仮面ライダーウィザード』も生まれなかった。
- 『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーランキングに「児童書部門」(Children's Best Sellers)が新設されることはなかった。
- 史実ではハリー・ポッターシリーズが「フィクション部門」の1位を長期独占した後、2000年から「児童書部門」が新設された。
不思議の国のアリス
- ルイス・キャロルは数学教師のチャールズ・ドジソンとして生涯を終えていた。
- 当然、ディズニーによる映画化もない。
ヴェニスの商人
- シェイクスピアの代表作として語られる作品が悲劇ばかりになっていた。
- むしろ『じゃじゃ馬ならし』『夏の夜の夢』あたりがもっと有名になっていた。
指輪物語
- 当然、映画化はない。
- この作品に影響を受けたTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』が制作されることはなかった。
- 多くのファンタジー作品にエルフやドワーフなどの種族やミスリルなどのアイテムが登場することもなかった。
- そもそもTRPGというゲームジャンルは存在しなかった。
- J・R・R・トールキンは言語学者として有名になっていた。
レ・ミゼラブル
小説「レ・ミゼラブル」は作者のヴィクトル・ユーゴーが”これが売れなかったら筆を折る”というくらいの入れ込みようで世に出した作品ですが、売れ行きは上々、そんな心配は全くの杞憂に終わり、今では彼の代表作となっていますが、もしこれが受け入れられなかったら?
- ヴィクトル・ユーゴーは筆を折っていた。(後になって心変わりして復帰していた可能性もあるが。)
- 有名な"世界一短い手紙”の内容は変わっていた。"?"に対する返事は"†(短剣符)"だったかもしれない。
- おそらく返事すら出来なかったんじゃないかと思う。
- ドクロのイラストだったかもしれない。
- 解説:史実では『?』→『!』という手紙のやりとりでした。
- おそらく返事すら出来なかったんじゃないかと思う。
- 当然ミュージカルにもなっていない。
- スーザン・ボイルは最初の番組で何を歌っていたのやら、あの歌唱力だから「夢やぶれて」以外の曲でも十分注目されていただろうけど。
- 無論「レ・ミゼラブル 少女コゼット」は存在せず。そのため世界名作劇場がBSフジで復活するという事もなかったかも。
- 当然映画にはならない。
- 日本でアーム・ジョーという人物の話だと誤解される事もない。
- 韓国の「ジャン・バルジャン銀行(장발장 은행)」は別の名前になっていた。
童話・昔話
赤ずきん
- 知名度が低いとなると、「女の子が狼に騙されて食べられる残酷なおとぎ話がある」と言う都市伝説にでもなっていたかもしれない。
- サンリオキャラクター「マイメロディ」は誕生しないか、異なるキャラクターデザインになっていた。
- 「赤ずきんチャチャ」や「おとぎ銃士 赤ずきん」といった、赤ずきんを題材とした作品は作られていなかった。
- 穴吹工務店のイメージキャラクターは異なるものになっていた。
アンパンマン
- やなせたかしは大人向けの漫画家か作詞家として有名になっていた。
- 勿論アニメ化もされなかった。されたとしても早期打ち切りになっていたか。
- 「ワンパンマン」は存在しなかったか、全然違うタイトルになっていた。
浦島太郎
- 相対性理論においてウラシマ効果と言う言葉ができる事は無かった。
- 似たようなストーリーである『リップ・ヴァン・ウィンクル』は日本ではほとんど知られていなかった。
- ちなみに史実では英語の教科書などで取り上げられていたりする。
- こちらも桃太郎や金太郎と同様に日本の文化にかなりの影響が及ぶはずだ。
金太郎
- 鉞の知名度は格段に落ちていた。
- 村田兆治のピッチングフォームも別の名前になっていた。
- 木俣達彦のバッティングフォームもただの「一本足打法」と呼ばれていた。
- 「きんぴら」という料理が誕生することはなかったかもしれない。
- ちなみに名の由来は金太郎の息子である坂田金平らしい。
- かなり知られている昔話である以上、桃太郎に次いで日本の文化のかなりの範囲に影響が及ぶと思う。
- 日本昔話における強い少年の代名詞は何になっていたのやら。
- 当然ながら『サラリーマン金太郎』や『銀魂』のような作品も誕生しないか、全然違うタイトルになっていた。
- 水野雄仁のニックネームも「阿波の金太郎」にはならなかった。
桃太郎
- おそらく岡山県民でもほとんど知らないようなマイナーな話になっていた。
- きびだんご自体は「吉備団子」とも解釈できるので一応存在はするだろうが、土産としての知名度は格段に低くなっている。
- 事実上日本で最も知られた昔話の一つだから、これが世に知られていないとなるとかなりの範囲に影響が及びそう。
- それこそ影響を受けないのは鬼くらいなんじゃなかろうか…。
随筆・エッセイ
徒然草
- 吉田兼好は歴史に埋もれた存在になっていた。
- 『太平記』で高師直の艶書を代筆するエピソードも存在しなかった。
どくとるマンボウ航海記
- 北杜夫は『幽霊』や『楡家の人びと』、『夜と霧の隅で』などといったシリアスな小説家だけのイメージだった。
- 日本にユーモアエッセイというジャンルが根付くことはなかった。
- 遠藤周作の『狐狸庵』シリーズも存在しなかった。
- この作品に関わった編集者・宮脇俊三も無名のままだった。
- 『時刻表2万キロ』をはじめとした鉄道エッセイを執筆することもなかった。
- 娘の斎藤由香が『窓際OL』シリーズを執筆することはなかった。