ベタな駅名の法則

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分割

建造物・自然系

寺社

  1. 神社では○○神宮(前)ってのもある。
    • 名鉄の場合は熱田もつかずに「神宮前」。明治神宮前が出来る前の表参道も同じ名前だったとか。
    • 神宮じゃないのに「○○神宮」という駅名もある。ex.香椎神宮駅(香椎宮は旧官幣大社で神宮ではない)
    • 京成とかは大神宮下なんてのがある。あと千葉寺。
      • 「大神宮下」は船橋大神宮の最寄り駅。千葉寺はただの地名。
        • 駅名の「千葉寺」は「ちばでら」だが、寺の名前の「千葉寺」は「せんようじ」。
    • 京阪の丸太町駅は2008年10月19日に「神宮丸太町」に改称されました。でも今ひとつピンとこない。
    • かつて伊勢神宮にあった伊勢電気鉄道の「大神宮前」は「伊勢大神宮前」と伊勢を入れようとしたが、神宮側に「伊勢=伊勢電の社名」と思われて怒りをかってしまった。
      • そもそも「伊勢神宮」は「神宮」が正式名称、っていうのもあるのかも。
  2. 大和路線には、「法隆寺」、「久宝寺」など、寺の名前そのものを駅名にしている例がある。これらは国鉄時代もその駅名だったようだが、この程度では政教分離に抵触することはないということらしい。
    • 寺の名前というより、地域の名前と解釈していたのではなかろうか。
    • 「天王寺」に関してはその名前の寺はなく、四天王寺に由来している。
    • そのおかげで「大和路快速」の停車駅は〇〇寺が4つも連続する事態に。
  3. 東京の泉岳寺は「寺の名前を勝手に駅名にするのは商標権の侵害」と東京都交通局を訴えたことがあるが、敗訴した。
  4. ○○一宮駅
    • ○○一の宮駅、○○一ノ宮駅もある。
      • 加賀一の宮駅(北鉄)が廃止になったため「一の宮駅」は現存しない、はず。
    • 一番を取れなかった場合は、○○二宮駅。三宮駅、四宮駅も。
      • さすがに五宮駅以降は見たことがない。
      • 二宮駅(東海道線)は相模国二ノ宮(川勾神社)がルーツだが、「二宮町」という地名由来のため、神社自体とは徒歩30分ほど離れている。能登二宮駅(七尾線)も地名由来と思われ、能登国二ノ宮(天日陰比咩神社)とはやはり徒歩30分ほど離れている。
      • 三宮といえば神戸だが、これはそもそも三宮神社という名前なので、他の○○一宮とは意味合いが違う。生田神社を囲む8神社の3番目(「八十八カ所○番霊場」のようなもので順位付けではない)で、一番を取れなかったわけではない。
      • 四宮駅(京津線)は京阪によると「番目の様」(仁明天皇第四皇子・人康親王)に由来するらしいので、寺社の駅名ではない。
    • 「一宮」は接頭語が付くのがデフォ(ex. 尾張一宮駅上総一ノ宮駅)。単なる一宮駅なんてあったかな?と思ったらことでんにあった。
    • 全て「いちのみや」と読むかと思いきや、土佐一宮駅(土讃線)に限り「とさいっく」。まぎれもなく土佐国の一ノ宮(土佐神社)由来なのだが、昔から「いっく」と読むらしい。
  5. 教会前駅(鳴門線)は天理教撫養大教会のことだが、新宗教の施設に由来する駅はここくらいではないだろうか。
    • 隣駅は「金比羅前」であり、宗教施設2連続というこれまたレアケース。
    • かつて近鉄にはひとのみち教団(現・パーフェクト リバティー教団)に由来する人ノ道駅(現・河内永和駅)があった。
  6. 「東伏見」(西東京市)は駅周辺の地名でもあるが、もともとは西武鉄道が沿線開発の一環で伏見稲荷を分祀してきた時に合わせて「上保谷」から変えた駅名なので、れっきとした寺社由来。

川・橋

  1. 川がつく駅名の場合、阪神間では本当に川の上だったりする。
  2. 橋がつく駅名の場合でも川がある。
    • (現存しないものを含む)跨線橋や跨道橋のが由来だったりすることもあるので注意。
  3. 浅草の吾妻橋は「本所吾妻橋」よりも「浅草(東京メトロ・都営・東武)」が近い。
    • 本所吾妻橋は「吾妻橋」よりも「業平橋」が近い。
    • 実は本所吾妻橋は地名の連称だったりする。
  4. 大きな川の場合、安易に「○○川」をつけると位置特定性に欠けたり他の沿岸地域から不満が出ることがある。
    • 回避策として接頭語をつけることもある。例としては京王多摩川(京王)、和泉多摩川(小田急)など。
    • 阪神の「淀川」駅に関しては淀川区ではなく福島区にある。
      • かつて京成押上線の「荒川」駅は荒川区ではなく墨田区にあったが、さすがにクレームが出たのか「八広」駅に改称された。
    • そしてJRの「東淀川」駅は東淀川区ではなく淀川区にあるのだが、これは駅ができてから分区されたため。最初は東淀川区だった。
  5. 「○○橋」は京阪に多い。
    • 中之島線の渡辺橋から京橋まで実に5駅連続(渡辺橋・大江橋・なにわ橋・天満橋・京橋)で「橋」がつく。
    • 「京橋」という橋は実は京橋駅よりも天満橋駅の方が近い。
    • 水の都らしく大阪市営地下鉄にも多い。
  6. 川・放水路・運河等に架かる「〇〇大橋」は各地にあって、ところによっては道路交差点名になってたりするが、大橋駅となると現存するのは2つだけで、それも九州のみ。西鉄天神大牟田線の大橋駅と長崎電気軌道の大橋電停。
    • 「○○大橋駅」なら千住大橋駅(京成)、西大橋駅(大阪地下鉄)などがある。千住大橋はバリバリの現役だが、西大橋は駅ができた時点ですでに川が埋め立てられて消滅していた。
      • 特に大阪には「橋」と付く駅名でも川が埋め立てられて橋がなくなったケースが目立つ(心斎橋・緑橋・太子橋今市など)。
    • 「大橋」の場合、単純に大橋という地名の場合もある(上記の西鉄大橋駅はこのケース)。
      • 東急の池尻大橋駅も。特にこの場合は「池尻大橋」という橋があるようにも見える(実際には「池尻」と「大橋」の複合駅名)。
      • 駅名にはなっていないが神戸市長田区にも「大橋」という地名が存在する。
  7. 「橋」と書いて「ばせ」と読む場合もある(熊本県のJR鹿児島本線に「松橋(まつばせ)」駅がある)。
    • 大阪市内には「小橋町」「東小橋」という地名(ともに「おばせ」と読む)という地名もある。

  1. ex.平城山
  2. 岡山、富山、福山のようにもともとの地名に「山」が入っていることで生じるものも多い。
  3. 多くは訓読み。音読みなのは「伯耆大山」などで案外少ない。
    • 「富士山駅」というビッグネームが2011年に誕生。
      • 語呂悪い。いっそ読みは「ふじやま駅」でも良かった。

  1. これは当てはまるのか? 「千葉みなと」
    • 昔の駅名は「千葉港」なので含めていいかと。
    • 上総湊、安房小湊のように、千葉県では「湊」を多用するので、「千葉湊」にして貰いたかった。
      • 千葉県ではないが、南海本線にはずばり「湊」駅がある。
  2. 「○○みなと」だったり「○○こう」だったり。
    • 「大阪港駅」は地下鉄駅が「おおさかこう」、貨物駅(廃止)が「おおさかみなと」と読む。
  3. 前につくのは「みなと元町」ぐらいか。
  4. 元貨物駅の場合が多い.
  5. 「埠頭」や「桟橋」のついた駅名も。
  6. 大阪市港区には大阪港駅、名古屋市港区には名古屋港駅や東名古屋港駅があるが、東京都港区には30も駅があるのに「港」のつく駅名はひとつもない(「芝浦ふ頭」はある)。

空港

  1. 空港とセットに第○ビルとつけるところが多い。
    • 成田と羽田しか例がないと思いますが。
  2. 空港駅の手前には、海上空港だと「りんかい○○」という駅ができる。
    • 仮称は「前島駅」である。
      • そして正式に「前島駅」となった例は一件も存在しない。
    • 「りんくう○○」もある(空港の手前だし…)。
      • 中部と関西だけでは。
      • 「臨海」が「海を臨む」対岸地区であるのに対して「空港を臨む」対岸地区という意。
  3. 空港が移転した場合、空港駅もそのまま移転する。
    • 花巻の例から考えると、ターミナル移転だと空港駅は移転しないようだ。
  4. 乗り継ぎのための目的地となるため、基本的に盲腸線の終点である。
    • 途中駅の場合、駅とターミナルに距離がある。良くてシャトルバスや長い連絡通路があるが、大抵はごく普通の道路を歩かされる。
  5. 英訳はAirportと思いきや、Kukoだったり両方あったりする。
    • 国際線があるかどうかで決まる…のかもしれない。

公園・遊園地

  1. 戦前からあるものも無くはない(ex.大沼公園(函館本線)・清水公園(東武野田線))が、戦後生まれが圧倒的に多い。
    • しかし、戦前からある貴重な例である花月園前(京急)の「花月園」は、遊園地→競輪場→廃止、との経緯をたどり、駅名の存続も怪しくなっている。
  2. 命名元の公園には、遊園地(東武動物公園)やテーマパーク(吉野ケ里公園)から、ありふれた都市公園レベルのものまである。
    • 逆に、流山セントラルパークは小さい公園である。
    • 安部山公園(日豊本線)は都市公園とも呼べないくらい小さい。駅名で期待するととんでもないことになる。
  3. ここ20年ほど、毎年のように兄弟が増えている。現代における駅名の”はやり”と言える。
  4. 京阪の「枚方公園」は公園と言うよりは遊園地「ひらかたパーク」の玄関口。
    • 南海の「みさき公園」も。
  5. シーサイドラインは野島公園、海の公園南口、海の公園柴口と公園の駅名が3連続する。その次は「八景島」だが、これも島全体が公園みたいなものだから4連続と言ってもいい。
  6. ただの「公園駅」もある(山万ユーカリが丘線)。
  7. 遊園地が廃止になったにも関わらず、駅名はその後も存続する場合がある(例:楽々園(広電)、向ヶ丘遊園(小田急)、スペースワールド(JR九州))。

海岸

  • 浜・浦・島・岬・崎・津・海・海岸など
  1. とりあえず海のそばに多い。
    • 昔は海に近かったが、埋め立てで海から遠くなった場合も。京浜急行電鉄の大森海岸がいい例。
  2. ただ中には大海のように海から遠く離れたところにもちらほら・・・。(ここにあります)
    • 地名に付く「海」は単純に「Sea」の事を指すとは限らない。とくに「海」を「み」と読む地名は元々違う意味に対して「海」を当てただけの可能性が高い。
    • 駅どころか、路線自体が海の全く見えない「」もある。
    • 大糸線には「海ノ口」駅もあるがここでいう「海」とは木崎湖のことらしい。
    • 渚駅も、2つもあるのに、どちらもやはり海なし県である。
  3. 駅名のために「○○」に対してこれらを付与したのではなく、元々そういう地名だったというケースのが圧倒的に多い。
  4. 「本家より海沿いにあるから」という理由で「浜」が冠されている駅もある。
    • 「湖」もございます。
    • 元々はそちらが本家だったが、延伸のために駅が移転した場合に元々の駅に「浜」を付けたりする。
      • 貨物駅になる場合もある。

軍事施設

  1. 「兵営」(現・福井鉄道神明駅)や「師団前」(現・京阪電鉄藤森駅)など戦前は日本各地にあったが、戦時下に防諜目的で軒並み改名させられた。
  2. 戦後は自衛隊に由来する駅名がわずかながら誕生。
    • 瀬戸電の「守山自衛隊前」は開業当初「連隊前」で、4回駅名が変わっている。防諜を理由に改名させられて以来、戦後も改名を繰り返した挙句、結局最初に近い名前に落ち着いたことになる。
      • 一度は○○市パターンになっていたが、名古屋市編入で区になると「○○区駅」とするのに抵抗があったのか、元のパターンに戻した形。
  3. 飛行場前駅(天北線)は陸軍浅茅野第一飛行場に由来するが、戦後にできた駅である。旧軍施設を冠した駅として異彩を放ち続けたが、路線自体がなくなってしまった。

公営競技場

  1. 競馬場、競輪場、競艇場はあるが、オートレース場の駅名はない。
  2. 開催日以外は営業しないことも。
    • 西武の競艇場前と名鉄の蒲郡競艇場前は通年営業駅。広電の競艇場前は臨時営業。各地の〇〇競馬場前駅(競馬場駅含む)は概ね通年営業。
    • 「臨時競馬場前駅」という直球な命名の駅も存在した(現・東府中)。
  3. JRでは競輪場前駅(富山港線、現富山ライトレール)が唯一の例か。
    • 鹿島サッカースタジアム駅(臨時駅だけど)がありますよ。
      • 「公営の競技場」じゃなくて「公営競技=公営ギャンブルの会場」のつもりだった。まぎらわしくてすまない。
    • 国鉄時代は東京競馬場前駅が中央線(下河原支線)にあった。

学校系

  1. 特に大学の場合、略されて「○大前」となっていることもある。
  2. 学校が移転しても、そもそも計画が頓挫し存在しなくても、駅名がそのままだったりする。
    • 「大泉学園」のように計画が頓挫した後に地名として定着し、後からその名前の学校ができたなんてことも。
    • 都立大学はいい加減駅名変更しろ。大学名そのものまで変わってるんだから。
      • 逆に「もうなくなったんだから、紛らわしくないし変えなくていいだろ」と開き直る向きもある。
        • 2020年から「東京都立大学」に名前が戻る予定。
      • 「柿の木坂」でいいのに。
    • バス停だと、ほぼ間違いなく変わるのだが。
    • そういや「都立家政」はあまりこういう突っ込まれ方されないよな(現・都立鷺宮高校)。
  3. 地名と校名の複合型もある。
    • 元々地名を冠した駅名だった所に学校ができたことでこんな駅名になった場合がほとんど。
    • 駒場東大前は、もともと「駒場」と「東大前」の2駅が合併したもの。
    • 東葉高速鉄道の「船橋日大前」の最寄りの学校は、日本大学習志野キャンパス。だが、船橋市にあるため「船橋日大前」となった。
      • ここは日大とその付属校のために請願でできた駅。元々の計画にはなかった。
    • 地名のみ駅からの変更より、最近出来た駅で地名か学校名かどちらか決められずに両方つけたという駅が多いように思う。
  4. 弘南鉄道の半分ぐらいの駅が当てはまる。
  5. 学校名がつかない「大学前」も3つある。
    • 昔はもっと多かった。
      • かつての越後交通栃尾線では、「大学前」と「高校前」が隣駅で並んでいた。
        • 「高校」とは長岡高校のこと、「大学」は当時近くに新潟大学の工学部と教育学部があったことから(今はその跡地に付属学校と市立図書館・体育館が建っている)。
    • 長崎には「前」すらつかない「大学駅」がある。もとは大学前駅だったのだがわずか3年で改称。
    • 「改称回数日本一」と言われる関大前駅(阪急千里線)も、「大学前」と「花壇町」を統合してできた駅。「花壇町」の方は「女子学院前」だったことがある。ある宗教団体が近くに女子校を作る計画をぶち上げたので駅名を変えたが、予定地を関大が先んじて押さえたので計画はつぶれた。2.のパターンとは違って駅名はあっさり再変更され、「女子学院前駅」は半年余りの命だった。
  6. 単に「学校前」もある。
    • 現存するのは西鉄のみ。かつて名鉄、九十九里鉄道、松本電鉄にもあったが現在は廃駅。
      • 名鉄に関しては、駅前に学校が無くなって(別の場所へ移転した)もなお、廃駅になるまでその駅名を使い続けた。
      • ちなみに西鉄の「学校前」の学校とは宮ノ陣小学校のことらしいです。
    • 「学園前」なら近鉄奈良線にある。特急まで全列車停車の主要駅。
      • 札幌市営地下鉄東豊線にもある。北海学園の最寄り駅。
  7. 1.が極端になってもはやどこの学校か分からなくなっているうえ、2.の状況にもなっているのが「女子大」(山万ユーカリが丘線)。
    • 和洋女子大学が移転してくる予定がおじゃんに。現在はグラウンドしかない。
  8. その名の通り、学校の裏に在る「学校裏」という駅名があった。
    • 現:京浜急行「平和島」
    • なんというか、今だったらサイバーボランティアに監視されてそうだ。
    • 「前」以外の方向がついている駅名としては、「弘高下」(弘南鉄道)、「愛大医学部南口」(伊予鉄)が今もある。
  9. 小学校まで、手を延ばしてしまった。
    • 荒川区立赤土小学校。日暮里舎人ライナーに、赤土小学校前駅が存在する。
    • 東京メトロ有楽町線・副都心線の小竹向原の駅名標には以前より「小竹小学校前」と併記されている。
      • 小竹向原駅が小竹小学校の敷地のすぐ下を通過しているため。
      • 余談ながら、反対方向には板橋区立向原小学校がある(駅に敷地はかすってない。小竹小は練馬区)。
    • 上記「学校裏」駅も小学校だった。
  10. 2つの大学があるため、両方を付けた「中央大学・明星大学」(多摩都市モノレール)なんていうのもある。
  11. 学部付きの駅も存在する。「市大医学部」(横浜新都市交通シーサイドライン)
    • 学部のみの駅もある。「農学部前」(琴電長尾線)
  12. 「松原団地」(東武伊勢崎線)は「獨協大学前」に改名しようとしたが地元の反対にあい却下されてしまった。
    • どうやら本当に「獨協大学前」に改名するらしい。
  13. 1つの学校では、「箱崎九大前」「馬出九大病院前」「九大学研都市」の3つがある九州大学が最多?
  14. 「○○キャンパス」という新顔も出てきた。TX「柏の葉キャンパス」。千葉大と東大のキャンパスがある(東大は結構遠いが)。
    • 東大の新しいビルが駅のすぐそばに建ったが、名前が「柏の葉キャンパス駅前サテライト」。どことなく「バス停前高校」を思わせる。
  15. 駅名に付いてなくても副駅名として付与されている場合もある。
  16. ○○大学駅の場合、大学の英訳は「Daigaku」であり、決して「University」ではない。
    • Universityだけが大学じゃないということか(単科大学だとCollegeになる)。
  17. 「大」も「学」も「校」もない「本庄早稲田」という変わり種もある。
    • あろうことか、新幹線である。
    • 本庄早稲田は、一応地名(本庄早稲田の杜ニュータウン)由来の駅と解釈できないこともない。(但しニュータウンの整備は駅開業の後)
      • 地名とは関係なく、校名由来だけなのに「高校前」が付かないのが石川県の明峰駅
  18. 青森県の「三農校前」と「五農校前」(三農校前駅は廃線により消滅)はそれぞれ「三本木農業高校」「五所川原農林高校」であって、別に通し番号がついているわけではない。
    • 変形版(?)の「〇〇校前」でいうと熊本市電に「慶徳校前」電停がある。慶徳校とは熊本市立慶徳小学校のこと。
  19. JR学研都市線の「同志社前」駅は「同志社」だけでわかるためか「大学」を省略している。
    • 同志社は系列の女子大と中高一貫校が隣接してるから、まとめて「同志社前」なんだと思う。
  20. 「三育学院大学久我原」(いすみ鉄道)はネーミングライツで学校名がついた珍しい例。大学側は「駅から徒歩15分」を主張しているが、2km以上ありどう考えても無理のある数字。
  21. 福岡県に偏在している。JRだけで8駅ある。
    • うち4駅(九州工大前、教育大前、福工大前、九産大前)が鹿児島本線。これに加え熊本に崇城大学前、鹿児島に神村学園前があり、計6駅は同一路線上では最多ではないかと思われる。割合で最多は4.にもある通り弘南鉄道大鰐線の14駅中4駅……と言いたいところだが、ユーカリが丘線が6駅中2駅で上回る。
      • 崇城大学前は旧称・熊本工大前(新設駅)。大学側の改称に合わせて駅名改称。
  22. 校名が変われば駅名も改名。
    • 都立大学は府立高等→都立高校→都立大学、学芸大学は青山師範駅→第一師範→学芸大学と改名。
    • 例外は鍼灸大学前駅(明治鍼灸大学→明治国際医療大学)ぐらいか。(都立大学は移転後改名なのでノーカン)
      • 西武新宿線は府立家政→都立家政の改名には付き合ったが、都立家政(東京都立中野高等家政女学校)が都立鷺宮高校になっても駅名を変えなかった。地元の要請もあったらしい。

イロモノ系

  1. 名称が長い。とにかく長い
    • 長さを競ってる感あり。
    • 正式名称で呼ばれることはあまりないような気がする。
      • 地元における通称や時刻表やきっぷには最後の方だけを言われる・書かれる場合が多い(ex.白水高原・はまなす公園前・希望の森公園前)。時刻表の場合「※」「*」などの符号をつけて欄外に正式駅名が書かれる。希望の森公園前とは、阿武隈急行の「やながわ希望の森公園前」のこと。
        • 長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅の最寄りバス停の名前は「はまなす駅入口」である。
  2. イベント名が入っている
  3. ティファニー駅の事を忘れないであげて下さい。
    • 一畑電車は全般的に長い駅名をつけるのが好きに思える。
    • 庭園美術館が閉館し、駅名も改称された。が、松江イングリッシュガーデン前駅とやっぱり長い。
      • 日本最長にするためにつけたような名前なんだから、いっそ「ルイス・C・ティファニー庭園美術館駅」にすればよかった。
    • 一畑には、湖遊館新駅駅という別の意味でのイロモノ系が、まだある。
  4. ハウステンボス・ユニバーサルシティはテーマパークの名前をそのまま使わせてもらえたが、舞浜は…。
  5. 第3セクターには、もはやふざけてるとしか思えない駅名がちらほら。(例:南阿蘇鉄道・南阿蘇水の生まれる里白水高原駅、鹿島臨海鉄道・長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅、いすみ鉄道・デンタルサポート大多喜駅)
    • 長くはないが「恋し浜駅」(三陸鉄道・本来の地名は「小石浜」)、また三セクでもないのに「さくらんぼ東根駅」(奥羽本線)「ほっとゆだ駅」(北上線)もこのパターン。
    • 「ささしまライブ駅」を擁するあおなみ線も第三セクター。
    • いすみ鉄道の例はネーミングライツだからむしろ「斬新」と言った方がいいかもしれない。今後ほかの鉄道会社でもやるかどうかは別にして。
    • TXを忘れないでくれ。
    • 第三セクターじゃない銚子電鉄にも「髪毛黒生駅」というふざけた駅名が誕生してしまった。
      • これもネーミングライツ。
    • 他と重複するほどのありきたりな名前を付けたらどうなるか。ある日乗換検索や時刻表検索で最寄駅に(○○県)と付けなければいけなくなる事に比べれば、遠くの三セクの突飛な駅名を笑い飛ばしていられるというのはかなりマシな事である。
      • 重複はまた別の話。検索で打ち込む文字数が増えるのでイロモノ駅名も不便だよ。
      • 秩父鉄道のあの駅は単に「流通センター」ではなく「ソシオ流通センター」とした事で、「流通センター(埼玉県)」となってしまうよりも字数が短く、東京モノレールの駅にも迷惑をかけずに済んだ。
        • 施設名を素直につけるなら「熊谷流通センター駅」か「ソシオ熊谷駅」となるはずだが、駅設置の資金は熊谷市と行田市の折半だったため、どちらかの地名だけが入るのは避けたかったという、日本的配慮の産物である。
    • 「長者ケ浜潮騒はまなす公園前」は地名+近隣の公園名だからまあわからなくもないけど、「南阿蘇水の生まれる里白水高原」の「生まれる」ってなんだよって思った。動詞を含むのを認めたらいくらでも長い駅名作れちゃう。最早何でもアリの状態。
      • 世界一長い駅名のランヴァイル(中略)ゴゴゴホ駅も「激しい渦巻きの近く」だの「泉のほとりにある」だの無理矢理長くしているので、説明調の文言で引き伸ばすというのは実は長大語競争の世界ではベタな作戦だったりする。
  6. あえて変な名前にして話題を呼ぶという「炎上マーケティング」的な側面もあるのかもしれない。
    • かみのけくろはえ(銚子電鉄)とか
  7. 郷土の偉人の名前を持ってくるというタイプが、なぜか岡山県にだけ2駅もある(智頭急行・宮本武蔵駅、井原鉄道・吉備真備駅)。北条早雲にちなむ早雲の里荏原駅(井原鉄道)を入れると3駅。
    • 方谷駅(伯備線)もそうなので4駅ですね。
    • 『五輪書』には「生国播磨」の記載があるのに…。
  8. 淀屋橋・心斎橋(大阪市営地下鉄)は、豪商の淀屋がかけた橋、岡田心斎という人がかけた橋のため。ある意味人名。
    • 鴻池新田駅も。豪商鴻池家が開発した新田に由来する。
    • 意外な所では河内山本駅も。「山本」という一見ありふれた地名は新田開発をした山中・本山両氏の頭文字を組み合わせたもの。
    • ちゃんと人名由来の地名なりランドマークなりがある場合はイロモノじゃないだろう。

観光地系

  1. 由緒ある駅名を観光客誘致のため改称。そのため批判を受けやすい。
    • 信濃追分を西軽井沢に変える計画もあったらしい。危ない危ない。
    • 比較的東北地方に多い気がする。
    • 最近では業平橋→とうきょうスカイツリーがこの事例。
      • 富士吉田→富士山も。
    • 駅名変えるぐらいで観光客が増えるんだったら苦労しない。
  2. 近年の傾向としては、ただ元となる駅名に「温泉」をつけただけの事例が多い。
    • 時折、元の駅名の部分は平仮名に変える事もある。
    • 陸羽東線は4駅連続で温泉系駅名が続く。さらに堺田を挟んでもう一駅。
    • 加賀温泉のように実在しない温泉名の場合もある。(加賀温泉=加賀市に点在する温泉街を総称したもの)
  3. とにかく「温泉」と「高原」が氾濫する。
    • 「海岸」も。
      • 伊豆急行は「城ヶ崎海岸」の隣が「伊豆高原」でしかも駅の標高は海岸>高原だったりする。
  4. 戦時中に観光地名が取り除かれたケースもある。
    • 同じ戦争絡みでは、国有化で消えたものもある。
  5. 駅名を観光地名に変えさらに自治体名まで追随するケースもある。
    • そして地名研究家からブッ叩かれる。
    • 岩手松尾駅(花輪線)は国鉄民営化直後に松尾八幡平駅になり、その後合併で住所が「岩手県松尾村」から「八幡平市松尾」になったため、結果的に「広域地名が後ろにつく」変わった駅名になってしまった。
  6. JRでは東日本と九州に多い気がする。

地名の連称

  1. 地下鉄や新設路線に多い。
    • 新幹線における例:岐阜羽島・燕三条・那須塩原(駅名のほうが市名よりも先発)
    • 戸狩野沢温泉も、実は温泉地の連称である。勝手に推測すると、当初戸狩→野沢温泉と改称しようとして、戸狩温泉の関係者辺りにゴルァされたのではないかと。。
      • 飯山に新幹線が通った今、当の野沢温泉側からも最寄り駅扱いされなくなり、路線バスは廃止され、「野沢温泉駅」は有名無実。
    • だいどう豊里(大桐+大道南+豊里)という変則例も。
  2. 四天王寺前夕陽ヶ丘でもめた谷町線にはやたら多い。
  3. 自治体同士で揉めた結果である事も。
    • 自治体同士での揉め事を避けるため、最初から複合駅名を提案する所もある。
      • 例として東北新幹線の七戸(仮称)。十和田に配慮して複合駅名にする姿勢を見せている。
        • 上越新幹線の燕三条は?新潟県・燕市と三条市が駅設置場所や駅名で揉めに揉めたと聞いたけど。
          • で、結局弥彦線と交差する市境線上に駅が設置され、田中角栄の仲裁で駅長室(登記上の駅の所在地)を三条市に置き、駅名は燕を先にして「燕三条」ということで落ち着き今に至る。(参照)
            • いかにも日本的な解決方法、ありがとうございました。
              • なお、自治体の固定資産税に関わる駅長室の所在地は田中角栄の選挙区である。
    • 廃止された京福越前本線には「下荒井駅⇒六呂師口駅⇒下荒井六呂師口駅」なんていう右往左往したケースも。揉めた事が容易に想像できる。
    • 那須塩原もかなり揉めた。
  4. どちらかというと関西に多い。
    • 意外だが出町柳(京阪)もこれに該当する。
  5. 所在地プラス近隣の観光地名、というケースも。
    • JRだけ見ても、所在地が先に来る例(松尾八幡平、嵯峨嵐山)、観光地が先に来る例(比叡山坂本、知床斜里)両方ある。玄関口感の強さとかが影響するのだろうか。
    • ゆだ錦秋湖駅(北上線)もそれだが、錦秋湖自体が「湯田ダム」なので、同じ名前を2回重ねているようなものである。
  6. 地味に小田急にも多い。
    • 代々木八幡は神社名、世田谷代田は「世田谷区の代田」、和泉多摩川は「多摩川の和泉側」、高座渋谷は「もと高座郡の渋谷」なので並列地名とはちょっと違う。愛甲石田も「もと愛甲郡の石田」とも言えるかな?
      • 愛甲石田は厚木市愛甲と伊勢原市石田の境界上なので、並列地名。ちなみに石田側の伊勢原市は元「中郡」のはず。
    • 代々木上原、千歳船橋、祖師ヶ谷大蔵、片瀬江ノ島は文句なく並列地名。
  7. 他所の人からはその連なった名前で、一続きの地名として呼ばれてしまう。駅名の影響って物凄い。
    • 新潟三条から来ました」「ああ、燕三条ね!」
      • 実際平成の大合併で「燕三条市」が検討されたようだが、長年の確執ゆえか頓挫した。
      • ご当地ラーメンで「燕三条系ラーメン」という言葉もある。
    • イントネーションも名詞の並立ではなく、前の地名が後ろの地名を修飾するようなものになる場合がある。
      • 例:「いけじり↑おおはし↓」…まるで「池尻」という名前の「大きな橋」があるかのように。
      • それに関連する悲劇として、区切り場所が間違えられる場合が出てくる。
        • 森宮野原なんていい例。本来は森|宮野原なのに、森宮|野原と「森宮」にある「野原」だと勘違いされているフシがある。
        • それを予測していたのか、泉北高速鉄道の「栂・美木多」駅はわざわざ「・」を入れている。
          • 栂・美木多の前例になるのが吾妻線の「万座・鹿沢口」。万座温泉と鹿沢温泉の両方の顔をたてた結果。
    • 千歳船橋は「ちとふな」の略称が定着しており、むしろ地元民が積極的に一続きの地名として受け入れてしまった感がある。
      • 千歳船橋の場合、「千歳」も「船橋」も有名な別の場所があったからだと思う。千歳烏山だと「ちとから」なんて言わないし。
    • 駅名は地名から付けられるはずなのに、駅名が地名のようになってしまっている事例。
  8. どちらかと言えば戦後以降に開業した駅が多いが、若江岩田・宇治山田のように戦前からある駅にも例がある。
  9. 元々別々にあった2つの駅を統合した場合にも生じる(雲雀丘花屋敷・岸里玉出など)。
  10. 英語表記が事業者によってバラバラ。明確に分ける小田急(例:Chitose-Funabashi)、完全に繋ぎ合わせるJR東日本(例:Nasushiobara)、その中間の東急(例:Ikejiri-ohashi)。
  11. 最近は殆ど見かけないが、いわゆる「合成地名」的なケースも。栗平(=「栗」木+片「平」:小田急多摩線)とか。

かつての地名

  1. 現在では区画整理や統廃合の末に失われてしまった地名を付ける。
  2. 歴史的な名残を残していてなんとも風情がある。
  3. 都心部を除くとあまり好まれず改称のターゲットにされやすい。
    • そして改称された駅名はことごとく変なものになってしまうため、鉄ヲタから不評に。
      • 中には改称を認めず頑なに旧名で呼び続ける人もいる。
  4. 現在の地名より元の地名をつけた駅名の方が有名という場合もある。(例・原宿)
  5. 昭和・平成の大合併により市町村名が消滅しても、駅名だけ残ることも多い(例:上野市・青山町)。
    • 下のいわき駅の例にもある通り、経費がかかることも大きな理由。

ひらがな・カタカナ

  1. ひらがなのみの駅名やひらがなを多く含む駅名。
    • いわきは合併から30年後に変更された。ちなみに諸経費数億円。
  2. 第3セクター・新規駅の定番。
    • 北越急行で旧自治体名(漢字を含むのを除く)を使用していないのは「しんざ」。
  3. 漢字が難しい駅名を平仮名にするのは分かるが、大して難しくないものも平仮名にしたりする。
    • 漢字駅名の国鉄などと区別する上でひらがなにする。
  4. 地名+ひらがなという駅名。
    • 地名のひらがな化+αのパターンも。
  5. 新興地名や施設名からとったカタカナの駅名やカタカナを多く含む駅名。
    • マキノやニセコは例外的な存在。
    • 行川アイランド。
      • 7年以上も前に閉園してるのに、改称する模様はない。
      • 呉ポートピアも同レベル。こっちは公園になったけど。
  6. ひらがな+カタカナ。
    • さらに漢字が加わった「(臨)池の浦シーサイド」
  7. 正式駅名は漢字表記であっても、分かりやすさを求めて平仮名で案内することもある。
    • 京葉線の千葉港は「港」を「こう」と誤読しないために「千葉みなと」で開業時から案内を続けていたが、遂にそれが正式駅名となった。
    • 京成臼井駅。北総線にも白井駅があるから。青砥・高砂で、並ぶ事がある。その際、誤読する可能性が非常に高いから、京成臼井止まりの列車は、「うすい」と表示する。
      • どちらかというと「白井」の方が誤読しそうなもんだが…(「しい」とか)
    • 特に大阪の地下鉄で目立つ(なんば・あびこ・なかもずがその例)。正式駅名は全て漢字。
  8. 漢字だと紛らわしいのであえてひらがなにした例。
    • なにわ橋(京阪中之島線)の場合漢字にすると「難波橋」となり「難波」と紛らわしい。ちなみに「なにわ橋」駅は難波ではなく京阪本線の北浜駅の近くにある。
    • たびら平戸口(松浦鉄道)の場合漢字にすると「田平平戸口」となって間の抜けた字面になってしまう。
  9. 結論:今後難読駅名が誕生する可能性は極めて低い。
    • 2009年現在のところ、最新の難読駅は、日暮里舎人ライナーの舎人公園(とねりこうえん)駅と舎人(とねり)駅。
    • 阪急が新駅を作るとなれば可能性はある。
      • 因みにその阪急には2015年現在ひらがな・カタカナが入った駅名は存在しない。
    • お役所が強引な読みの瑞祥駅名をつくってしまう可能性は、あるかも。
    • 東葉高速鉄道には、1996年開業の飯山満(はさま)駅が存在する。他の3セク会社なら「はさま駅」にしていたかもしれない。
      • しかし「いいやまみつる」という人名のように読まれやすい。
      • JR東西線(1997年開業)には「御幣島(みてじま)」が存在。建設時の仮称は「歌島橋」で地元でもそう呼ばれていただけによくこんな難読地名を駅名に採用したものだ…。
        • 逆に大和路線の東部市場前駅のある場所の地名は「杭全(くまた)」だが難読地名のためか採用されなかった。
    • なんと、おおさか東線の新駅の名称が「衣摺(きずり)加美北」と限りなく難読に近い駅名となった。
  10. ひらがな+地名。
    • ひらがなの部分には広域地名が使われやすい。
  11. おごと温泉駅(旧・雄琴駅)のように、駅名変更の際にひらがなになった例もある。
  12. 「之」の字を極端に嫌ってカナにしたり、読みに忠実にするためか地名に余計なカナを付け足す。(例 久之浜→久ノ浜、四倉→四ツ倉)
    • 東急は地名がカタカナでもひらがなで統一してしまう。
  13. 「が」の字の表記が複数存在する(例 市ケ谷:JR・メトロ 市ヶ谷:都営 市谷:新宿区の地名)
    • 霞が関・南阿佐ヶ谷などでも「が」の表記が複数確認できます。
  14. 難しい字だけひらがなにした「のの岳駅」もある(「のの」は「篦」)。
    • 常用漢字外の漢字を含むということでひらがな表記にした例も(名古屋市営地下鉄鶴舞線の「いりなか(漢字だったら「杁中」)」駅や大阪ニュートラムの「中ふ頭(中埠頭)」駅など)。
  15. 安曇追分駅(大糸線)は、1915年の開業時「アルプス追分駅」だった(当時は私鉄)。登山口の駅と勘違いする、という苦情があって4年で改称したのだが、アイヌ語由来の駅を除いても、カタカナ駅名には100年以上の歴史があるということになる。
  16. 名鉄河和線の「上ゲ」駅をお忘れなく。どうも駅周辺の小字にあったそうだが。

地域・路線特有の事情

北海道

  1. アイヌ語にただ字を当てるだけ。
    • 元の意味なんか知ったこと無い。
    • メマン・ペッ(涼しい川)→女満別、オ・トイ・ネプ(河口が汚れた川)→音威子府
  2. 本州の開拓者の郷里地名や姓名を転用。
    • 開拓者が凝ると、変形した駅名になる。
      • 詩歌にちなんだ「八雲」、家紋にちなんだ「万字」など。
    • 「天幕」(石北本線、現在は廃止)に至っては、「鉄道建設のための測量技師が天幕さんという人の家に泊めてもらったから」という冗談みたいな由来である。
  3. 川をあらわす「別」や「内」のつく駅が多い。
    • 直別・尺別・音別や稲士別・幕別・利別(いずれも根室本線)のように3駅連続もある。
  4. アイヌ語の地名がないと安直な名前になることも。
    • 上白滝から下白滝までの4連続もこれが原因だったり。
    • 「○号」「○線」などと土地を直線的に区切ってつけた地名も。
      • そしてこういう名前の駅が連続するような所はその後悉く廃線に。
        • 元々人が少ないからそんな駅名になる。
  5. 開拓時代にはアイヌ語そのまま片仮名表記というような例もあったため、相当珍妙な駅名もあった。
    • ex.ニナルカ・ウノシコイチヤルシペ・ヲンコチャル貨物駅
      • 知らない人が聞いたら東南アジアかどっかの駅としか思わないだろうな。
        • 帯広がもし「オペレペレケプ」のままだったら…。あるいは札幌が「サットポロ」のままだったら…。
      • 明治時代の仮称「ペンケオロロップナイ駅」で、開業せずにそのまま消えてしまった駅もある。
  6. もともとアイヌ語由来の駅名だったのを、日本語読みの駅名に変更させた所もある。
    • アイヌ語地名は保存の要無しと、日本の官吏が軽率に考えていたからだそうな。

鶴見線

  1. やっつけ仕事である。
    • まず地名が無かった。
    • 国道15号があるから国道とか製油所があるから石油とか。
    • 会社名の一部取り込んだ駅名もチラホラ。
  2. 人名ネタのオンパレード。
    • 安善、浅野、武蔵白石etc.
    • 安善は安田財閥の安田善次郎の略。他は苗字。
      • 鶴見小野は元々鶴見区小野町所在だから鶴見小野。で、その小野町の由来は地元の地主が小野さんだったから。
  3. そしてこれらの「やっつけ駅名」がそのまま沿線の地名になっちゃった。
  4. もし平成以降の開業だったら変なキラキラ駅名のオンパレードだったに違いない。

地下鉄

  1. 接続している駅と駅名が異なる場合が多い。
  2. ○○×丁目駅という駅が連続している場合がある。
    • 札幌と京都には×条駅が連続している。
      • 京都はかつて「三条」「四条」「五条」「七条」が並んでいたが、観光客向けの改名の結果「三条」「祇園四条」「清水五条」「七条」といまいちすっきりしない見た目になった。
      • それ京阪のほうやろ。
  3. 公営地下鉄の場合、難読地名を駅名にする場合平仮名にするケースがある(いりなか・あびこ・なかもずなど)。
    • それらよりも難読な駅名が漢字のまま残る。(喜連瓜破・野芥等)
    • 上述の通り、常用漢字外の漢字だと平仮名になりやすい。

九州

  1. 「原」を「はら」や「ばら」と読まない。
    • 「はる」または「ばる」と読みます。
      • ただし舞松原駅など一部例外もある。

新幹線

  1. 既存ターミナルに乗り入れられない場合は、「新○○」になる。
    • 新幹線単独駅である場合も。
  2. 民営化後の新幹線駅(新規開業路線のみならず、既存路線の新駅も)の駅名はとにかく揉めやすい。
    • そのためか「地名の連称」パターンが増加した(但し「燕三条」は国鉄時代の開業)。
    • 「新函館北斗」のようにかなり強引な駅名になってしまった事例も。
    • 七戸十和田の場合クレームではなく七戸市の配慮だったりする。

関連項目