Fランク大学/存在意義

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Fランク大学の存在意義

  1. 勘違いしないでほしいのは大学を卒業すれば例え法律上は東京大学卒業と同格であるという事。なおこれらの大学生は中退率が高い。
    • だから「無能こそ(Fランでも良いから)大学に行きなさい」と言われる。あくまで学歴だけ見るならFラン大卒でも高卒や専門学校卒よりは明らかに格上。もっとも、学歴とその人が持つスキルは全くの別物だが…。
      • 例えばその人の進みたい道が完全実力主義かつ学歴不問の世界(大相撲、芸能、政治など)だったら、下手にF欄に行って可能性を潰してしまうよりは、高卒で早めに社会に出て厳しい経験を積んだ方が有利ではあるかもしれないけど、ごく普通のサラリーマン生活を送る上であれば、F大卒であっても高卒よりはマシな人生を送れる可能性が高い。結局はその人次第なのだが、現代の日本では高卒や専卒はハンディキャップがあるのは事実ではある…。
    • Fランの中退率が高いのは「やる気のない学生が多いから」。講義のレベル自体は国公立大学や有名私立大学より低い。
      • ただしFランでも医療系は国家試験の合格率を上げるために、上位大学並みにハイレベルな講義を行っているところも多い。もちろん卒業難易度も非常に高く、入学してからストレートで卒業できる者が半分もいないところすらある。
      • あまりにもカリキュラムのレベルが低すぎて、某雑誌でリアルバカ田大学などと書かれた大学もあった…。
    • 実際に採用されるかどうかは別として、Fラン大卒でも「大卒以上」を応募条件としている企業の採用試験を受けることはできるが、高卒や専卒、短大卒ではそもそも採用試験を受けること自体が許されない。
      • とはいえ学歴不問の企業の場合は、優秀な高卒(ごく一部)であれば並のF大卒よりは採用してもらえる可能性は高いかもしれないが…。
      • なお、「大卒以上」を応募条件として課しているのは大企業が殆どであるという認識が強いが、実際には一部の中小企業でも高卒や専卒の人間を一切採用しないなんてところもあるよ…。
      • ただしそのような企業は学歴フィルターでF大卒の人間を弾くので、必ずしもF大卒が高卒よりも就職活動で有利とは限らない。
        • とはいえ、学歴フィルターの無い企業であっても主に給与や昇進の面に関して言えば、F欄卒であっても高卒や専卒の人たちよりは優遇されるケースが多いのも事実ではあるから、一概に「F欄に行く価値など全く無い」と決めつけるのは正しくは無い。
    • どんなFラン大でも卒業すれば大卒の資格は手に入るので、(実際の頭の良し悪しは別として)学歴としては東大中退の人より上。(大学中退≒高卒)
      • ひとむかしまえの外務省官僚には、東大中退者が多かった(いまの皇后陛下もそのひとり)。
    • 取っても公的なメリットが一切存在しないマイナーな民間資格TOEIC日商簿記検定など一部を除く)と異なり、F欄でも卒業できれば一応大卒資格は手に入る。
  2. よく「Fラン潰してその金で大学無償化すべき」という声が上がる。
    • Fラン大よりも、看護・自動車整備・美容・調理あたりの専門学校に対する支援を強化すべき、という意見もある。
  3. 時々、「何のスキルも身に付かないF大に行くくらいなら、専門学校に行く方がマシ」という意見を主張する者もいる。
    • ただしこれはあくまで特別な国家資格(自動車整備士美容師調理師など)が取れる専門学校に限る。あとF大は卒業できれば一応は大卒扱いになるが、専卒は学歴としてはほぼ高卒扱いである(F大卒はおろか短大卒より格下)。
    • 国家資格はなくとも、名前も聞いたことないFランよりは大原出身のほうが事務処理能力は高そう。
      • 大原もF欄もピンキリ。大原でも日商簿記2級はおろか3級にすら受からない者もいるし、逆にF欄でも簿記2級どころか簿記1級や税理士公認会計士の資格を取る逸材もいる。結局は自分次第。
  4. 一定レベル以上の大学の受験に失敗したり、高卒での就職活動が上手くいかなかった人の救済措置としては存在価値はそこそこあると思う。
    • どういうことかと言うと、「F大が無かったら逃げ道が無くなってニートや犯罪者になっていた」かもしれない人の駆け込み寺としてF大の需要がある。F大はある意味、日本最大級の福祉施設なのかもしれない…。
      • なお高卒の犯罪率は大卒の5倍以上、中卒に至っては犯罪率は大卒の30倍以上と言われています…。
  5. こんな大学でも卒業してしまえば、高卒が原則受験できないような資格試験(税理士、社会保険労務士、社会福祉士、保育士、アクチュアリーなど)の受験資格を得ることができる。
    • しかしながら、これらの試験はいずれも高度な専門的知識が必要なものばかりであるため、並のF欄卒の人間じゃ合格はほぼ不可能。
      • F欄卒で難関資格試験に合格する人は、特待生か地元出身者である場合が多い。
  6. 万が一F欄に入学してしまった人に言っておくが、せめて卒業はしてほしい。一応卒業すれば大卒の資格は手に入るからね。
    • 例えば、芸能界を目指すとか起業するなどの大きな夢がある、自分が本当に学びたい分野の専門学校に入り直す、再受験して有名大学に行くなどの理由があれば必ずしも悪い選択肢では無いが、そうでないなら「F欄すら卒業できなかった」と非常に大きなマイナスイメージに繋がってしまう可能性が高い…(勿論、高卒以下)。
  7. インターネットではこれら大学に対する誹謗中傷がなされていたり、色々な大学を挙げては「ここはFラン」などとレッテル貼りをするのが横行しているが、所詮誰が書いたかもわからない便所の落書き。もしそういった記述を見たとしても気を落とさないでいただきたい。
    • 少なくとも大東亜帝国レベル以上の私立大学であれば偏差値50程度以上はあるため、F欄の定義には全く該当しない。
  8. 「F欄でも行かないよりはマシ」派と「F欄に行くくらいなら高卒の方がマシ」派との間でしばしば意見が対立する。
  9. しばしば「F欄に行くくらいなら、高卒で就職した方が親孝行」と言われる。これが絶対正しいと言えるかどうかは別として。
    • なおF欄を専門学校に置き換えることも多い。
  10. 上に学歴フィルターの話があるが、近年は採用試験においてこれを撤廃する企業(大手を含む)も増えてきた。
    • そのような企業を目指す場合、F欄卒でも必死で努力すれば東大卒の人たちとも互角に戦える、ということでもある。
      • あくまで「努力が出来る人」に限定されるが、そのような人でもF欄でもチャンスがある、ということでもある!
        • ただし現実的にはその「努力が出来る人」は難関大学や有名大学に多いことを忘れてはならない。
    • ちなみに学歴フィルターが無い企業であっても、大卒と高卒(専卒を含む)の区別はあるので注意が必要である。あくまで東大卒とF欄卒が同じ大卒扱いであるという意味である。
  11. 地元ではFランク大学は意外と歓迎されている。
    • 地域振興やその地域の大学進学率上昇などを目的としてFランク大学の誘致を目指す自治体も多い。
  12. 何だかんだ言って卒業できれば一応大卒の資格は手に入るから、大半の専門学校よりは行く価値は高いと思う。
    • ただし専門学校でも一部の特別な国家資格(看護師、自動車整備士美容師調理師など)が取れる学校であればこの限りではないが。
      • なお専門学校でも一定の条件(修学年数2年以上、総授業時間1700h以上、定期試験あり)を満たす学校であれば、専門士の称号が貰える。これがあると大学の3年生に編入することが可能になる。

関連項目

外部リンク