近畿の博物館・美術館

2015年1月15日 (木) 17:16時点における>関口博人による版 (→‎梅小路蒸気機関車館: 自投稿修正)
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滋賀

琵琶湖博物館

所在地:草津市下物町

  1. 長浜か彦根だったかから、古民家を移築して展示している。がテーマのはずなのに……
  2. 何故か知らんが東寺文書の原本の一部が有るらしい。湖がテーマのはずなのに……
  3. どっちかというと、偶にT.M.Revolutionの西川貴教がライブをやる会場がそばにある事のほうが有名な気がする。
  4. 淀川水系域の巨大な航空写真が床一面にはられている。自分の家はどの辺か子どもと探すのに夢中になる親がちらほら……

海洋堂フィギュアミュージアム黒壁

所在地:長浜市元浜町

  1. 名前では「黒壁」と謳っているが正面玄関は洋風。
  2. アーケードがある商店街から入れるので悪天候の影響を受けにくい。
    • 入口前に立っているケンシロウと大魔神もそんなに傷まなくて済んでいる。
  3. 実は1階部分はほとんど販売店として使われている。
  4. 入館するともれなくオリジナルフィギュアがもらえるガチャ用のコインがもらえる。
  5. 飾ってあるジオラマには違うシリーズのフィギュアを共演させたものもある。
    • 中には「イカ類+宇宙関連→異星人の住む未知の惑星」といった遊び心満点のものもある。
    • なお異なる版権作品のキャラクターが共演しているようなものはさすがになかった。
  6. 館内の「海洋堂年表」は博物館が開館した2005年から一度も更新されていない様子。

京都

京都国立博物館

所在地:京都市東山区茶屋町

  1. 日本では東京、京都、奈良、太宰府と4箇所しか無い国立博物館(民族学博物館などを入れると別)の一つ。
    • そのため年間パスポートで、常設展は4ヶ所すべて入れる。
    • ここか奈良博で年間パスポート(3100円)を買えば、6回まで特別展に入れるので、美術ファンはこれを使うのが基本。
      • 同じ特別展に2度入れないので、展示替えも行きたい人は2枚持ち推奨。出来れば買う時期をズラした方が融通がきく。
      • 東博や九博は2回しか特別展を見られないので、関西から東京に展覧会を年数回見に行く、あるいはその逆の人は、千円高いが2回制限がない東博のパスポートを併用すると、組み合わせに幅が広がる。
      • 京都府京都文化博物館など一部の美術館や、春・秋の京都非公開文化財特別拝観が割引になるのでお得度が高い。奈良博や東博、九博のパスポートにはこうした特典は無いし。
  2. 入館料は高いが、特別展が毎度毎度、レベルの高い面白い展示内容であるので、一度行ってみるべし。
    • ちなみに、今(2014年6月)は南山城の古寺巡礼とか言う企画をやっている。貴重な仏像などが数多く展示され見ているだけでも和む。
    • 展覧会図録も、図版、解説、参考文献が充実し、高いレベルで纏まっている本が多い。
    • ちなみに京都の大学に通っている学生なら、学生証を提示するだけで格安になることがあるのでオススメ。
  3. 本館は赤レンガ造りということで建設時には景観論争が発生したらしい。
    • 現在はそんなことを感じさせない風情で周囲と見事に調和している。

京都市美術館

所在地:京都市左京区岡崎円勝寺町

  1. 平安神宮、岡崎公園、動物園と付近一帯で文化テーマパークの様相。道路挟んで反対側には国立近代美術館もある。
  2. 上村松園の日本画もあるが、山本芳翠の木戸孝允像などの油彩画も所蔵している。全体的には京都に関係する作品が多め。
    • 常設展の質が高い。建物がやや老朽化してるのが気になるが。
  3. 公式サイトはあまりやる気がない。
    • 特別展付随の講演会情報をサイトに全く載せなかったりする。今時そりゃないだろう……。
    • 所蔵品の写真も小さすぎる。
  4. 門の銘板には旧名の「大禮記念京都美術館」の痕跡がくっきり残っている。

京都国立近代美術館

所在地:京都市左京区岡崎円勝寺町

  1. 京都市美術館の目の前。
    • 市立と国立の違いはあれど、ぶっちゃけ被りまくっているのは禁句。

泉屋博古館

所在地:京都市左京区鹿ヶ谷

  1. 住友系列の美術館。
  2. メインは中国古代の青銅器。
    • おそらく日本国内では最高クラスで、世界でもなかなか無いレベル。解説も丁寧。
    • その分企画展示室はやや狭い。
  3. 「泉屋」は「いずみや」ではなく「せんおく」と読む。

立命館大学国際平和ミュージアム

所在地:京都市北区等持院北町

  1. 近現代の戦争や平和運動などに関する展示がメイン。
  2. 敗戦前に立命館大学が軍国全開の雰囲気だったこともけっこう包み隠さず語っている。
  3. 「そもそも平和とは何か」という点にまで踏み込んでいる辺りが大学立の博物館らしく思える。
  4. 昔は京都市への原爆投下シミュレーションが展示されていたらしい。
    • 2008年時点ですでに見かけなかった。
  5. 立命館関係者は無料で入れる。
    • 学生の場合は地下1階の入口で学生証を見せればいい。
  6. 館内の「国際平和メディア資料室」は戦争や平和運動関連の書籍のほかなぜか手塚マンガも大量に並んでいる。
  7. 時々学生や地域の平和団体が企画したパネル展が行われている。

梅小路蒸気機関車館

日本を代表するSLの博物館

所在地:京都市下京区歓喜寺町

  1. 上りの新幹線に乗っていて京都駅が近づくと見えてくる。
  2. 京都駅近辺でたまに聞こえる汽笛の発生源。
  3. 「SLスチーム号」というSL牽引の列車に乗ることができる。
    • 運転区間にトンネルはないので煙で顔が真っ黒になる心配は無用。
    • D51200号機が本線復帰するらしい。
    • 最近は7100形「義経号」も加わっている。
      • 汽笛の音が「フゥー」という音でウェスタンリバー鉄道でも聞けるまさにアメリカンな音。
        • この音は碓氷の鉄道文化むらのあぷとくんやイギリスのSL等でも耳にする。
  4. 資料展示館として使われているのはかつての二条駅の駅舎。
  5. 実は開館当初と比べて動けるSLがかなり減っている。
  6. 現役の機関庫だった頃原爆投下の目標地点にされたことがある。
  7. 2016年開館予定の京都鉄道博物館に飲み込まれることが決定した。
    • さらにSL検修庫も隣接することも決定されている。
  8. ちなみに近所の梅小路公園には京都市電の車両が合計で8両保存されている。
    • 蒸気機関車館と合わせて見に行くのもいいと思う。
  9. 最近嵯峨野線に新駅を設置してこの博物館へのアクセスを向上させるという話が出てきた。
    • ただ丹波口駅との間隔が短すぎるような…。あるいは壬生付近にも駅を新設して丹波口は廃止とか。
  10. 1972年に「日本の鉄道開業100周年」を記念して開設された。
  11. 今でこそ梅小路公園や京都水族館などの施設が近くにあるがかつては周りにこれと言って観光施設が何もない場所だった。

京都市考古資料館

所在地:京都市上京区今出川通大宮東入る

  1. 京都市内で発掘された膨大な考古遺物のごく一部を展示している。
    • 1階にズラリと並んだ、調査報告書が圧巻。
  2. 一部の遺物には手で触ることができる。
  3. この建物がもともと西陣織会館だった。
    • 昭和初期に建てられた建物なので気のせいかやけに暗い部分がある。

京都国際マンガミュージアム

所在地:京都市中京区烏丸通御池上る

  1. 古今東西の多種多様な漫画が収蔵されている。
    • 館内ではとにかく漫画を読みふける人が多い。
  2. 建物はもともと小学校だった。
  3. 一度入場券を買うとその日の間は何回でも再入場できる。
  4. 少なからぬ量が個人からの寄贈なので一部作品は途中までしか揃っていないことがある。

京都文化博物館

レンガ造りの建物

所在地:京都市中京区高倉通三条上る

  1. 巡回展の京都会場のひとつ。
    • 館の独自展覧会は、京都にまつわるマイナーだが資料的価値が高い展覧会が多い。
  2. 2階の特集展示は毎回マニアックで素敵。
  3. 早く閉まる所が多い京都の博物館のなかで、遅くまで開館してるのは有り難い。
    • 特別展は18時、常設は19時30分まで開いてる。京都の寺社拝観は16時終了が多いので、その後に行くのがオススメ。
  4. 三条通りを歩いていると見えるレンガ造りの建物がそれ。
    • 元々は日本銀行の支店だった。
    • 三条通には近代の洋風建築が多いが、赤レンガなのでここは特によく映える。
      • 河合塾を挟んだ向こうの中京郵便局も外観は当時の赤レンガを残しているので、このあたりは見所の多いエリアだったりする。
  5. たまこまーけっとの初イベント会場になった。

風俗博物館

所在地:京都市下京区新花屋町通堀川東入る

  1. 『源氏物語』の世界を中心に平安時代の風俗・服飾について展示している。
  2. 京都市内の博物館でも影が薄い方に属する。
    • タクシーで行く際には「井筒法衣店」と言わないと分かってもらえないことがある。
      • 博物館はこの法衣店があるビルの5階に入居している。

大阪

交通科学博物館

52年間ありがとう

所在地:大阪市港区波除

  1. 鉄ちゃん芸人の中川家・礼二もオススメデートスポットに挙げていた。
  2. 2014年春に閉館が決定。京都の新鉄道博物館に機能を移転するらしい。
    • ただ人気の模型ジオラマは老朽化のため移設されなかった。
  3. 交通科学博物館と弁天町駅を結ぶ陸橋の名前は実は「レインボーブリッジ」。完成は1963年らしいので東京のそれよりも30年近くも昔から名乗っていたことになる。
    • こう書かれているからわかるとは思うが、弁天町駅からそのまま入館する事が出来た。
  4. 宮崎リニア実験線の車両が保存されていた。
    • 流石にリニア・鉄道館に移すことは無いんだろうな、多分。
  5. かつては「交通科学館」という名称だった。
    • 国鉄時代は保存車両の車内を自由に見学することができたが、民営化後は保存のためか原則的に内部非公開となった。

大阪科学技術館

所在地:大阪市西区靭本町

  1. 民間各社の協力で運営している。
    • こう書くと協賛金を貰ってやってるんだなと思われることが多いがそうではなく、展示ブースの運営まで各社に委ねている。要は、共同で展示会を開いているような感じ。
  2. 大阪市立科学館と間違いやすい。しかもどっちも最寄り駅は肥後橋。
    • ぶっちゃけ、子供らにはこっちのほうが面白そうな気がする。工作教室とか体験型のが多いし。プラネタリウムとか眠たなるだけやろ(適当)。

大阪歴史博物館

所在地:大阪市中央区大手前4丁目

  1. BK。なのでどっちかというと、Japan Osaka Bamba-cho no Kinjoと言ったほうが場所は分かりやすい。
    • ついでにNHKも見学していくのもおすすめ。
  2. 地味に大阪城が綺麗に見える好位置だったりする。
    • 背後にはOBPの高層ビル群も見える。
  3. 難波長柄豊碕宮跡地の真上で歴史を感じる事ができるというのは新鮮。
  4. 前の高床式倉庫みたいなんはなんの為にあるんやろ?高層ビルと高速の高架の間にそんなん置いても雰囲気もクソもあらへんで。
  5. 近世から近代のマニアックな大阪の画家を取り上げた特別展示を、定期的にやってくれるのは有り難い。
    • 本来なら大阪市立美術館がやらなければいけないはずだが、何故かやってくれないし。
  6. 大阪市立なのであくまで大阪市の歴史に関する展示がメイン。
    • そのため大阪万博などの市外の出来事はほとんど言及されない。
    • 展示方法は、江戸東京博物館をややスケールダウンした感じ。

藤田美術館

所在地:大阪市都島区網島町

  1. 大阪城のすぐ北にある、良くも悪くも年期のある建物の美術館。
    • 建物が夏冬の展示に耐えられないため、春秋の特別展示のみ。
  2. 曜変天目茶碗を全て見ようとすると、ほぼ必ず行かなければいけない。
    • 私立の美術館は、館の代表的な所蔵品をめったなことでは外に貸し出してくれないので。
    • 静嘉堂文庫の曜変天目の方が綺麗な気がするけれど。
    • なお、3つ目の大徳寺龍光院のは更に敷居が高い。

東洋陶磁美術館

所在地:大阪市北区中之島

  1. 中之島の文化施設街の一角にある。建物もシックな感じで周りと調和している。
  2. 実は、東洋の陶磁器に関しては世界最高峰のクラスの所蔵レベル。
    • なのだが、それほどその凄さとか意義が市民に浸透していない。

大阪くらしの今昔館

所在地:大阪市北区天神橋6丁目

  1. 天六のビルの中にある。
    • 地下鉄のコンコースからは直接繋がっている。
  2. 何階だったかは忘れたが江戸時代の街並みを再現したフロアがある。空の色が数分おきに変わる仕掛け付き。
    • 御丁寧に長屋の柱などは築年数の設定を行い、それに応じて汚れをつけるなど、細かくて伝わらない努力を御役所仕事感丸出しにやってらっしゃる。
    • 企画展は結構面白い。鉄道模型で有名な原信太郎氏の展示もやったことがある。

エックスプラザ

所在地:大阪市港区

  1. 阪神高速道路の博物館。
  2. 平日しか空いていないなどと行くには大分不便な博物館だったが、案の定今は閉館しているようである。

なにわ海の時空館

既に閉館…

所在地:大阪市住之江区南港北

  1. 橋下徹にボロクソに叩かれた挙句閉館した。
  2. 1/1菱垣廻船はなかなかリアリティがあったんだが、アレは閉館後どうなったんだろうか。
  3. デザインが何となく葛西臨海水族園と被る。
  4. 入場ゲートから展示室に行くのに海底トンネルをくぐる手のこんだ仕様。途中海中を見上げることもできる。

インスタントラーメン発明記念館

所在地:池田市満寿美町

  1. 日清食品のインスタントラーメンの歴史がわかる博物館。
    • 壁面には第1号のチキンラーメンから現在に至る製品のパッケージがズラリと張られていて壮観。
  2. 予約すれば自分でチキンラーメンを作ることができる。
    • 自分のデザインしたカップに入れたり好きな具材を合わせたりして自分だけのカップヌードルを作ることもできる。
  3. 物販コーナーでは地域限定商品なども買うことができ、関西にいながら東日本のどん兵衛が購入できる。
  4. 似たような施設が横浜にもできた。

キッズプラザ大阪

所在地:大阪市北区扇町

  1. 関西テレビ本社の中にある。
  2. 各階の名前が「どんなもん階」「やってみる階」と全部ダジャレになっている。

大阪企業家ミュージアム

所在地:大阪市中央区本町

  1. 大阪ゆかりの企業家にまつわるエピソードや名言などが紹介されている。
    • 博物館の性質上実物展示よりパネルや説明冊子の方がメインになっている。
    • 「その人物自体はあまり知られていないが創業した企業は誰でも知っている」というような人が多く紹介されている。
  2. 実は大阪商工会議所の直営。
  3. 展示を見る前に大阪の街の成り立ちや企業家精神の背景を紹介したやや古めの映像が上映される。
  4. 特に「チャレンジ」と「イノベーション」を重視している様子。
    • 英語名が"The Entrepreneurial Museum of Challenge and Innovation"になっているところからもそのような傾向が見えてくる。
  5. 企業家が起こした企業が後に深刻な業績不振や倒産といった事態に見舞われていても特に言及はされていない。
    • 「何が言及されていないか」という視点で見てみるのも面白いかもしれない。

兵庫

世界の貯金箱博物館

所在地:尼崎市開明町

  1. 尼信の道楽で集まった数々の貯金箱の展示施設。
  2. 夏場冷房目当てに行くのがよろしい。タダで貯金箱ももらえるし。
  3. 道楽にしては、結構レアな貯金箱も展示されてるとか。タイガース定期以外にもちゃんとやっとんねやんけ。

甲子園歴史館

所在地:西宮市甲子園町

  1. 高校野球と阪神タイガースに関する資料が多数展示されている。
    • それ以外に甲子園開発の歴史に関する展示もある。
  2. 阪神甲子園球場のスタンドの真下にある。
  3. 以前は「阪神タイガース史料館」だったが球場のリニューアルと同時にパワーアップした。
    • タイガース史料館の時は入場無料だったが、リニューアル後は有料化された。
    • タイガース史料館の時は甲子園での野球開催時しか開館していなかったが、リニューアル後は通年開館している。

奈良

奈良国立博物館

所在地:奈良市登大路町

  1. 立地上の必然で、仏教美術がメイン。
    • 職員の正月の日課は、近隣の寺社へ挨拶回りすることだとか……。
  2. 常設のなら仏像館が素晴らしい。
    • 周辺の寺社から寄託された仏像の名品が、東博の大展覧会でも不可能なレベルで大量にある。
    • しかし、雨漏りして仏像を濡らしてしまうという大ポカをやってしまった。
  3. 正倉院展の会場として有名。
    • 日本で一番混む展覧会。
      • オータムレイトを狙うのも手だがそれはそれで混むので、オータムレイトが始まる直前一番マシかもしれない。
  4. 2013年には當麻寺に関する特別展で「當麻曼荼羅」の本物が30年ぶりに公開された。

大和文華館

所在地:奈良市学園南

  1. 近鉄系の美術館。
    • 関東だと東急の五島美術館と展示室が似ている。
  2. 展示室は広いとは言いがたいが、館蔵品を中心に上手く貸出品を組合せて質の高い展示をしていると思う。
  3. ここの友の会はかなり得だと思う。
    • 2000円で企画展無料だから、3、4回行けば元が取れる上に、会報やチケットが送られてくる。
  4. 展覧会記念の講演会が多い上に、他の講演会と被らない日にやてくれるのも有り難い。
    • 美術館の講演会は講師の先生も休みたいのか、日曜より土曜(第二土曜の多さは異常)、月の終わりより初めが多いが、ここは日曜のしかも月末にやってくれることが多い。

奈良県立民俗博物館

所在地:大和郡山市矢田町

  1. 笑い飯の漫才にも登場した。
    • しかし、肝心のアレが…(以下略

天理大学附属天理参考館

所在地:天理市守目堂町

  1. 言うまでもなく天理教が運営する博物館。
    • 建物の形も天理教らしくビルに瓦屋根。
  2. 常設展は考古学がメインだが、企画展では鉄道関係もやったりしている。