ベタな商業高校の法則
ベタな商業高校の法則
- 主に経済やビジネスなどの知識を習得することを目的としている高校の総称。
- 多くは全国商業高等学校協会(全商)の会員校になっている。
- そのため全商主催の検定試験(簿記実務検定など)を受けさせられることが多い。
- 一般的に入学試験の難易度は普通科よりは低く、工業高校よりは高いと言われている。
- しかし名門と言われる一部の商業高校は、並の普通科の高校より偏差値が高くなっていることもある。
- 時々、普通科の進学校に行ける学力がありながら、進学校のハードなカリキュラムを嫌って商業高校に行く人もいる。
- また、普通科に比べて大学の推薦入試に挑戦しやすいからという理由で入学する者もいる。
- 一口に商業高校と言っても、情報処理系や国際関係など様々な学科が存在する。
- 観光地にある高校だと、観光に関する学科を置いている場合も多い。
- 簿記・会計や情報処理に関する授業が多い。
- 情報処理の実習に関しては表計算ソフト(Excel)やワープロなどが多いが、一部の商業高校ではC言語やJava、Pythonなどのプログラミングの実習もある。
- レベルの高い商業高校だと、本来ならば大学で勉強するようなマクロ経済学の授業があることも。
- 多くの商業高校では、英語や数学などの一般教科の授業は卒業に必要な最低限の単位数しか用意されていない。
- 資格取得に力を入れている。
- 就職希望者は工業高校ほど多くは無く、(普通科ほどでは無いが)大学や専門学校などへの進学者も多い。
- 日商簿記2級は簡単に取れる資格だと思われがちだが、実際には一般的な商業高校では卒業までに日商簿記2級に合格できる生徒は半分もいない。
- ちなみに難易度は日商簿記2級>全商簿記1級。
- 工業高校とは対照的に、女の子が多いのが特徴。
- しかし男子生徒もそこそこいるため、ほぼ女子校状態とまでは言えない。
- 何故か不良少女が行くイメージがある。
- そのため(工業高校ほどでは無いが)一部の保護者からは敬遠されがち。
- 近年では工業高校に併設される商業科や、普通科を併設する商業高校も多い。
- 後者の場合、普通科の生徒も簿記や情報処理に関する授業を履修できることも。
- 何故か野球の強豪校が多い。
- 普通科よりは勉強内容が軽いため、部活動に集中しやすいからか?
- 県庁所在地などの主要都市だと、県立ではなく市立の商業高校も存在する。
- 向上心の高い商業高校出身者の中には、将来税理士や公認会計士を目指す者もいる。
- 商業高校出身者と言うと、必ず珠算(そろばん)ができると思われる。
- 普通科高校や工業高校、農業高校と違ってフィクションの題材になることが殆ど無い。
- 簿記が出来ないと致命的。
- 出来れば日商簿記2級や全商1級が欲しいところだが、それらが難しくてもせめて日商簿記3級か全商2級くらいは取れるレベルにしておかないと、就職活動の際に企業から「こいつ大丈夫か?」と思われてしまう危険性が高い。
- パソコン(特にワープロ、表計算)が出来ないのも致命的。
- タッチタイピングはできて当然と思われる。
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