淡海平和王国
滋賀県が日本国から分離・独立してできた国。
- 国名:淡海平和王国(おうみへいわおうこく)(The Heiwa Kingdom of Ohmi)。略称は淡海(おうみ)または淡(たん)。
- 首都:彦根市(特別行政区域)
- 旧県庁所在地、大津市に首都を移転すべきと主張する勢力がある。近々政党としてまとまる動きもある。
- 民族:淡海人、日本人、ブラジル人、韓国・朝鮮人ほか
- 公用語:淡海語(Ohmish)
- 語彙・文法など日本語に極めて近く、表記も日本語と同様の漢字かなまじり表記。
- 国是:たんかい? ほんな読み方あこかいな。 [日本語訳]たんかい? そんな読み方は駄目ではないか。
- 国歌:平和堂社歌
政治体制
- 夏原家当主が代々世襲する象徴君主制。
政治政党
- 平和党(与党)・・・もちろん平和堂が作った政党である。議席の半数以上を占める第一党。平和を愛するのではなく、平和堂を愛する。本部は彦根市。
- 借力党(野党)・・・借力教の政治部門。政教分離に反しているとの指摘があるが、別に大した実害はなさそうなので政府は黙認している。一応日本国の諸都道府県に支部を持っているらしい。本部は甲賀市。
- 自公民社党(野党)・・・建国に当たり解体された自由民主党、公明党、民主党、社民党の旧滋賀支部の有志達が平和党に対抗するため結成した政党。周囲の予想通り、党内の結束は最悪。よって支持率も悪い。本部は大津市。
- 淡海共産党(野党)・・・自公民社党への合流を拒む日本共産党旧滋賀支部の有志達が結成した政党。王制打倒と社会主義国家建設を標榜している。本部は大津市。
領土
- かつての滋賀県と福井県嶺南地方。
財源
- 日本国京都府・大阪府・兵庫県からの水資源使用料と名神・第二名神・北陸・京滋の各高速道路通行税と若狭湾原発の電力使用料が国家収入の凡そ七割を占める。安定した財源であるため、国家財政は非常に潤沢であり、各種税率も極めて低い。
防衛
- 日本国との安全保障条約に基づき、大津と今津に在淡日本自衛隊基地がある。
- 淡海独自の軍隊は存在しないが、甲賀山中で特殊秘密部隊が活動をしているとの噂がある。
外交
- 淡日特別協定に基づき、日本・淡海両国間はノービザでほぼ無条件に出入国が可能となっている。
- 来賓は大津市の琵琶湖ホテルで開催される晩餐会に招かれるが、そこでは毎度鮒鮓が供されることが名物となっている。
交通
- 高速道路
- 日本国との間にまたがる名神高速道路と第二名神高速道路と北陸自動車道は、無条件・ノービザでの通過が可能。
- 鉄道
- 国内の旧JR西日本・東海線は、政府外郭団体である淡海鉄道公社(淡鉄)がそのまま譲り受けて経営している。日本国のJRとの境界線は、山科・敦賀・米原・柘植。JRと相互直通運転を行っており、独立以前とほぼ変わらぬ運行形態となっている。新幹線は米原・京都間。尚、淡日特別協定に基づき、在来線は無条件に、新幹線は米原にのぞみを停車させることを条件に国内を通過することが可能。
- 経営難の近江鉄道、信楽高原鐵道、大津電鉄(旧京阪電気鉄道石坂線・京津線)を国有化する動きもある。
宗教
- 淡海は新興宗教借力教の一大聖地であるが、伝統的に神道や仏教への信仰が篤い地域であるため、国内での信者数はいまいち伸び悩んでいる。
歴史
- 2006年
- 滋賀県知事選挙において東海道新幹線南びわ湖駅建設凍結を訴える新人候補が当選。
- 2007年
- 南びわ湖駅建設凍結が正式決定。代替地域振興策として、米原駅をのぞみ号停車駅とする案が出される。しかし、JR東海は滋賀県の米原駅のぞみ号停車要請を拒否。有効な手立てが打ち出せない知事に対し、支持率が大きく低下する。
- 2008年
- 任期を一年残して知事が辞意を表明。知事選が実施され、南びわ湖駅建設再開派と米原駅のぞみ号停車推進派が激突。僅差で米原駅のぞみ号停車推進派の候補が当選。
しかし、またしてもJR東海は米原駅へののぞみ号停車について全面否定。記者会見でのJR東海社長の「無意味な話」というコメントに県内各方面から不満が高まる。知事は「停めてくれへんのならこちらにも手はあるぞ」と意味深発言。
- 任期を一年残して知事が辞意を表明。知事選が実施され、南びわ湖駅建設再開派と米原駅のぞみ号停車推進派が激突。僅差で米原駅のぞみ号停車推進派の候補が当選。
- 2009年
- 県、「のぞみ号通過税条例」を制定し、知事が「如何なる手段を以てしてでも納税させる。米原にのぞみを停めてくれたら撤回してもよい」と表明。対してJR東海社長は「ばかばかしい、納税もしないしのぞみも停めない」とコメントし、政府も「いくら法律に基づいて制定された条例といえど、あまりに荒唐無稽」とし条例は無効であると通達。ついに滋賀県は「滋賀共和国」として独立を宣言。宣言と同時に東海道新幹線、名神高速道路、北陸自動車道、京滋バイパスを相次いで封鎖。国の大動脈を握られてしまった政府は独立をしぶしぶ容認。
- 2010年
- 滋賀全土がお祭りモードとなっていた独立一周年記念日に日本政府が関西電力と謀り福井から滋賀への送電を停止。パニックに陥った滋賀に自衛隊が侵攻し、滋賀共和国政府は全面降伏。
…と思われたが、平和堂が中心となって「滋賀の独立を守る会」が彦根市で結成。同時に甲賀忍者部隊が大津に派兵され、自衛隊は滋賀から撤退。翌日、平和堂本部に特設された仮国会議事堂にて淡海平和王国独立が高らかに宣言される。- のちに平和堂本部ビルは王国独立記念塔として永久保存されることとなる。
- 滋賀全土がお祭りモードとなっていた独立一周年記念日に日本政府が関西電力と謀り福井から滋賀への送電を停止。パニックに陥った滋賀に自衛隊が侵攻し、滋賀共和国政府は全面降伏。
- 2011年
- 何者かが淡・福井国境を越えた翌日、福井県知事は何故か嶺南地方を淡海に「自発的に」割譲。若狭湾の原発地帯を手に入れたことで京都府や大阪府は淡海にたてつくことが不可能となり、実質上淡海の植民地となる。以降京都・大阪人はこの年を「府恥年」として長く心に刻むこととなる。
- 2012年
以下編纂中。